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第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第454話 迷宮都市 地下14階 秘密のLv上げ 3(地下30階~地下28階)&カエルの魔物
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月曜日。
今日から5日間またダンジョン攻略。
階段まで一直線に、地下1階から地下11階まで駆け抜ける。
兄とフォレストを置いて、私と旭は再び地下11階から地下14階まで駆け抜けた。
安全地帯に着いてマジックテントを設置後、休憩したら攻略開始。
アマンダさん・ダンクさんと挨拶を交わしながら、子供達の話を合わせて伝えていく。
そういえば、ダンクさんの両親がそろそろ地上に帰還する頃だよね。
「ダンクさん。ご両親のパーティーは、今週ダンジョンから帰還しますか?」
「サラちゃん、よく覚えてたな。金曜日にダンジョン攻略を終了すると言っていたぞ」
「それなら日曜日、都合が合えばご両親のパーティーも是非参加して下さい」
以前、『ピザ』パーティを一緒に出来ず残念がっていた筈だ。
クリスマス会の料理には『ピザ』もある。
「おっ、いいのか? 親父が食べたがっていたからなぁ、きっと喜んで参加すると思う」
「じゃあ伝えて下さいね」
20年振りに再会したダンクさんの両親は、子供だった息子が大人になってしまい、かなり戸惑った事だろう。
一緒に過ごす時間もなく攻略しにダンジョンへと潜ってしまったので、クリスマス会で30人の子供達を支援している姿を見せてあげたい。
自分達が知らない間に、息子が責任ある大人になった事を感じられるだろう。
その後、午前中はいつものルーティンを熟し午後からは秘密のLv上げをする。
地下30階~地下29階の魔物を、シルバー&ハニーと共に全滅させた。
そして見ているだけで涎が出そうな蟹を、2人には内緒で食べてみる事に……。
よく考えたら一緒には食べられないけど、私独りが食べる分には問題ないよね?
アイテムBOXに収納した蟹を1匹出し、ウィンドボールをトレント資材を切ったように使用して蟹爪を本体から切り離した。
爪の部分だけでも、かなりの大きさがある。
更に半分にし、ファイヤーボールで焼き蟹にする。
蟹身が焼ける香ばしい匂いがしてきたよ!
これは期待出来そうね。
良い具合に焼けた身を箸で取り出し口に入れると、蟹の甘みが感じられ非常に美味しい。
もう食べられる魔物は大歓迎です!
あまり沢山食べると夕食が入らなくなってしまうので蟹爪は半分だけ食べ、残りはアイテムBOXに収納しておいた。
また単独行動中に、こっそり食べよう。
3時間後。
2人をホームの自宅に連れ帰りトイレ休憩を済ませると、私は編みかけのセーターの続きをする。
まだ半分以上残っているので、毎日せっせと編まないとクリスマスに間に合わなくなってしまう。
更に3時間後。
再び2人を回収し、テントから出て夕食の準備を始める。
今日のメニューは、『サーモンのクリームパスタ』・『ナン』・『ポトフ』。
ポトフはキャベツ・人参・玉ねぎ・じゃが芋・コカトリスキングの肉を大きめサイズに切り、コンソメで味を調えながら煮込む。
玉ねぎをスライスし迷宮サーモンを一口大に切ったら、フライパンで身が崩れないよう塩・胡椒して焼いておく。
パスタを茹で始め、その間に2人の『ナン』を焼いた。
私は、パスタとナンを同時に食べる事は出来ないので2枚だけだ。
茹で上がりのタイミングを計り、牛乳の上澄み部分を使用してクリームソース作り。
茹で上がったら、パスタをフライパンに投入し絡ませる。
上から、すりおろしたチーズを掛けたら完成だ。
今日食べた蟹を使用して、蟹のトマトクリームパスタも良さそう。
解した状態なら兄にもバレないだろうし、今度作ってみようかな?
ダンクさんのパーティーとアマンダさんのパーティーは、『焼うどん』とスープのようね。
『ソース』の味が気に入ったみたいで、また追加を購入して頂きました。
パンの代わりに『うどん』も、迷宮都市では主食として普通に食べられるようになってきている。
『製麺店』の従業員達は、毎日売り切れるので嬉しいだろうなぁ~。
食事をしていると、話題が日曜のクリスマス会の話になった。
ダンクさんとアマンダさんのパーティーには、演舞を披露してもらう予定だけど……。
私が子供達にプレゼントを用意してほしいとお願いしたので、何が良いか迷っているらしい。
「何でもいいと言われると、悩んじまうよ」
「私の方も、まだ決まってないね~」
「あのぅ、そんな大した物じゃなくて大丈夫ですよ? 子供達の人数も多いですし……。ただ、あまり高価な物はちょっと……」
なにせ160人に配るプレゼントだ。
1人当たりの単価が高いと、負担する方も大変だろう。
2人はそれでも、どうしようかと相談している。
当日、何を渡すんだろう?
少し心配になってきた……。
あぁ、忘れずにカエルの魔物がダンジョンにいるか聞いておかないと!
「迷宮都市のダンジョンに、カエルの魔物はいますか?」
突然話題を変えられた2人が、一瞬きょとんとした顔になる。
「カエル? それはどんな生き物だい?」
アマンダさんは、カエルを知らないらしい。
それともフロッグとかトードとか名前が違っているのかも?
私は少し恥ずかしいけど、体でカエルの動きを表現してみせた。
すると2人が納得したように頷く。
「そりゃトードだな。長い舌で攻撃してくるし、一度の跳躍でかなりの距離を詰められる事もあるらしい。なにより集団で行動する魔物の上、鳴き出したら眠らされる厄介な魔物だ」
「迷宮都市のダンジョンだと、攻略されている階層までにはいないね~。王都のダンジョンには出現するらしいよ。味は結構美味しいと聞いた事がある」
カエルは異世界でトードと呼ばれているようだ。
そして、当然のように食肉扱いなのか……。
鳴き声で睡眠状態になるのなら『カエルの歌』は、発表するのを止めた方がいいかも知れない。
輪唱で鳴き声を繰り返す歌だからね~。
冒険者には恐怖の歌になるかも?
翌日火曜日。
午前中はいつも通り果物&薬草採取を楽しみ、午後からは同じ魔物に飽きてきたので地下28階へと移動する。
この階層にも砂漠と湖があった。
どんな魔物が出現するのかしら?
階段を上がって直ぐに安全地帯へと移動。
そして上空から俯瞰し、魔物の姿を探していく。
どうやら地下28階の魔物は、砂の中に埋まっておらず地表に出現しているみたいだ。
シマウマ発見!
本当の名前は分からないけど、ユニコーン・バイコーン・ケンタウロスに続いて4種類目の馬系魔物だ。
ただ頭に角が生えているし、鬣の長さが地表まで届いている。
とても不思議な生物ね。
目視で魔石を抜き取り、アイテムBOX内に収納した後で取り出してみた。
体長4mと、これまた大型の魔物らしい。
気になっていた鬣は、綺麗な黒色で艶々している。
触ってみると思いの他細く、鬘の材料に出来そう。
これは頭皮が寂しい人に需要があるかも?
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お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
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今日から5日間またダンジョン攻略。
階段まで一直線に、地下1階から地下11階まで駆け抜ける。
兄とフォレストを置いて、私と旭は再び地下11階から地下14階まで駆け抜けた。
安全地帯に着いてマジックテントを設置後、休憩したら攻略開始。
アマンダさん・ダンクさんと挨拶を交わしながら、子供達の話を合わせて伝えていく。
そういえば、ダンクさんの両親がそろそろ地上に帰還する頃だよね。
「ダンクさん。ご両親のパーティーは、今週ダンジョンから帰還しますか?」
「サラちゃん、よく覚えてたな。金曜日にダンジョン攻略を終了すると言っていたぞ」
「それなら日曜日、都合が合えばご両親のパーティーも是非参加して下さい」
以前、『ピザ』パーティを一緒に出来ず残念がっていた筈だ。
クリスマス会の料理には『ピザ』もある。
「おっ、いいのか? 親父が食べたがっていたからなぁ、きっと喜んで参加すると思う」
「じゃあ伝えて下さいね」
20年振りに再会したダンクさんの両親は、子供だった息子が大人になってしまい、かなり戸惑った事だろう。
一緒に過ごす時間もなく攻略しにダンジョンへと潜ってしまったので、クリスマス会で30人の子供達を支援している姿を見せてあげたい。
自分達が知らない間に、息子が責任ある大人になった事を感じられるだろう。
その後、午前中はいつものルーティンを熟し午後からは秘密のLv上げをする。
地下30階~地下29階の魔物を、シルバー&ハニーと共に全滅させた。
そして見ているだけで涎が出そうな蟹を、2人には内緒で食べてみる事に……。
よく考えたら一緒には食べられないけど、私独りが食べる分には問題ないよね?
アイテムBOXに収納した蟹を1匹出し、ウィンドボールをトレント資材を切ったように使用して蟹爪を本体から切り離した。
爪の部分だけでも、かなりの大きさがある。
更に半分にし、ファイヤーボールで焼き蟹にする。
蟹身が焼ける香ばしい匂いがしてきたよ!
これは期待出来そうね。
良い具合に焼けた身を箸で取り出し口に入れると、蟹の甘みが感じられ非常に美味しい。
もう食べられる魔物は大歓迎です!
あまり沢山食べると夕食が入らなくなってしまうので蟹爪は半分だけ食べ、残りはアイテムBOXに収納しておいた。
また単独行動中に、こっそり食べよう。
3時間後。
2人をホームの自宅に連れ帰りトイレ休憩を済ませると、私は編みかけのセーターの続きをする。
まだ半分以上残っているので、毎日せっせと編まないとクリスマスに間に合わなくなってしまう。
更に3時間後。
再び2人を回収し、テントから出て夕食の準備を始める。
今日のメニューは、『サーモンのクリームパスタ』・『ナン』・『ポトフ』。
ポトフはキャベツ・人参・玉ねぎ・じゃが芋・コカトリスキングの肉を大きめサイズに切り、コンソメで味を調えながら煮込む。
玉ねぎをスライスし迷宮サーモンを一口大に切ったら、フライパンで身が崩れないよう塩・胡椒して焼いておく。
パスタを茹で始め、その間に2人の『ナン』を焼いた。
私は、パスタとナンを同時に食べる事は出来ないので2枚だけだ。
茹で上がりのタイミングを計り、牛乳の上澄み部分を使用してクリームソース作り。
茹で上がったら、パスタをフライパンに投入し絡ませる。
上から、すりおろしたチーズを掛けたら完成だ。
今日食べた蟹を使用して、蟹のトマトクリームパスタも良さそう。
解した状態なら兄にもバレないだろうし、今度作ってみようかな?
ダンクさんのパーティーとアマンダさんのパーティーは、『焼うどん』とスープのようね。
『ソース』の味が気に入ったみたいで、また追加を購入して頂きました。
パンの代わりに『うどん』も、迷宮都市では主食として普通に食べられるようになってきている。
『製麺店』の従業員達は、毎日売り切れるので嬉しいだろうなぁ~。
食事をしていると、話題が日曜のクリスマス会の話になった。
ダンクさんとアマンダさんのパーティーには、演舞を披露してもらう予定だけど……。
私が子供達にプレゼントを用意してほしいとお願いしたので、何が良いか迷っているらしい。
「何でもいいと言われると、悩んじまうよ」
「私の方も、まだ決まってないね~」
「あのぅ、そんな大した物じゃなくて大丈夫ですよ? 子供達の人数も多いですし……。ただ、あまり高価な物はちょっと……」
なにせ160人に配るプレゼントだ。
1人当たりの単価が高いと、負担する方も大変だろう。
2人はそれでも、どうしようかと相談している。
当日、何を渡すんだろう?
少し心配になってきた……。
あぁ、忘れずにカエルの魔物がダンジョンにいるか聞いておかないと!
「迷宮都市のダンジョンに、カエルの魔物はいますか?」
突然話題を変えられた2人が、一瞬きょとんとした顔になる。
「カエル? それはどんな生き物だい?」
アマンダさんは、カエルを知らないらしい。
それともフロッグとかトードとか名前が違っているのかも?
私は少し恥ずかしいけど、体でカエルの動きを表現してみせた。
すると2人が納得したように頷く。
「そりゃトードだな。長い舌で攻撃してくるし、一度の跳躍でかなりの距離を詰められる事もあるらしい。なにより集団で行動する魔物の上、鳴き出したら眠らされる厄介な魔物だ」
「迷宮都市のダンジョンだと、攻略されている階層までにはいないね~。王都のダンジョンには出現するらしいよ。味は結構美味しいと聞いた事がある」
カエルは異世界でトードと呼ばれているようだ。
そして、当然のように食肉扱いなのか……。
鳴き声で睡眠状態になるのなら『カエルの歌』は、発表するのを止めた方がいいかも知れない。
輪唱で鳴き声を繰り返す歌だからね~。
冒険者には恐怖の歌になるかも?
翌日火曜日。
午前中はいつも通り果物&薬草採取を楽しみ、午後からは同じ魔物に飽きてきたので地下28階へと移動する。
この階層にも砂漠と湖があった。
どんな魔物が出現するのかしら?
階段を上がって直ぐに安全地帯へと移動。
そして上空から俯瞰し、魔物の姿を探していく。
どうやら地下28階の魔物は、砂の中に埋まっておらず地表に出現しているみたいだ。
シマウマ発見!
本当の名前は分からないけど、ユニコーン・バイコーン・ケンタウロスに続いて4種類目の馬系魔物だ。
ただ頭に角が生えているし、鬣の長さが地表まで届いている。
とても不思議な生物ね。
目視で魔石を抜き取り、アイテムBOX内に収納した後で取り出してみた。
体長4mと、これまた大型の魔物らしい。
気になっていた鬣は、綺麗な黒色で艶々している。
触ってみると思いの他細く、鬘の材料に出来そう。
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