418 / 781
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第544話 椎名 響 22 突然のプロポーズ&ハニービーのコロニー
沙良が俺を家へ送り、その夜は至って大人しく眠りに就いた。
妻に毎晩迷惑を掛けずに済み、ほっとする。
異世界にきてから毎日激しい衝動に襲われていたが、そろそろ体が若くなった状態に馴染んだのだろうか?
翌日、火曜日。
美佐子へは、沙良がアシュカナ帝国の王から9番目の妻として狙われている件を話しておく。
心配させないよう、その対策として偽装結婚させると言ったら、本当に結婚してほしいわと零していた。
今回の結婚相手は王族を護衛する影衆当主だから、そのまま結婚とはいかないだろう。
沙良の体がハイエルフの王族である限り、身分差はいかんともしがたい。
それに樹が召喚されれば、いずれエルフの国へ里帰りする必要もある。
娘はエルフの守護神たる存在だ。
ガーグ老達影衆が護衛している時点で、エルフの国に伝わっている筈。
隠しておく事は出来ないよな……。
話が済んだ後、妻が作った朝食を食べ今日もこれからダンジョン攻略だ。
沙良が全員を地下15階へ設置したテント内に移転させる。
テントから出ると、娘がアマンダ嬢へ直ぐに声を掛けていた。
「アマンダさん、おはようございます。少し相談したいんですが、お時間頂けませんか?」
沙良が身長差のある彼女へ上目遣いに両手を組み、お願いする様子を見て既視感を覚える。
なんだか仕草が、ヒルダだった頃の樹にそっくりだ。
いやまぁ、相手は女性だから効果はないだろうが……。
「サラちゃん、おはよう。頼みとあれば、時間ならどれだけでも作るよ。どうしたんだい?」
「実は私、アシュカナ帝国の王に9番目の妻として狙われているみたいで……。ダンジョンに呪具を設置するような国の王へ嫁ぐのは絶対嫌なんです! それで偽装結婚をするんですけど、出来れば相手に結婚した事実を分からせる方法を考えてくれませんか?」
娘は目を潤ませて、アマンダ嬢に言い募る。
それを聞いた彼女は表情を変え、目を吊り上げて激怒した。
お願いの効果は、あったようだ……。
「ダンク! 話は聞こえただろう? ダンジョンに呪具を設置した国の王がサラちゃんを狙っているらしい。この事をクラン内に周知徹底させておくれ。不審人物には近付かず、噂をバラまくんだよ!」
そして対応が早い!
「サラちゃん、心配は要らないよ。私らには恨みがあるからね。冒険者達は協力してくれるだろう。9番目の妻にしようとするなんて、何考えてるんだい! 絶対に、そうはさせないから安心おし」
「ありがとうございます。私も不安なので助かります」
娘は感激したようにアマンダ嬢を見つめていた。
「結婚式は盛大に挙げるので、お祝いにきて下さいね~」
「せいぜい派手に祝ってやるよ!」
ニヤリと笑った彼女が男前過ぎる。
すると沙良が、アマンダ嬢に近付き両手をしっかり握りしめた。
嫌な予感がし様子を見ていると、
「アマンダさん。私と結婚して下さい!」
娘が突然、彼女にプロポーズするではないか!?
「おや? サラちゃん、相手は私でいいのかい? なんなら本当に、お嫁にきてくれてもいいんだよ?」
アマンダ嬢の真剣味を帯びた声を聞き、これは拙いと口を挟んだ。
「あ~沙良? 相手はもう決まっているだろう? 少し年上だが、偽装結婚の相手に不足はない人だ」
「それは残念だね。私はいつでもOKだよ! 是非、本気で考えておくれ」
俺からの言葉に、彼女はあっさりと引き下がってくれたが……。
最後に不穏な台詞を残し、攻略へと向かっていった。
沙良? アマンダ嬢は、そっちのお人らしいぞ?
お前は女性でも大丈夫なのか?
同性だからといって反対はしないが、お父さんは男性の方が助かる。
尚人君は2人の遣り取りを見て、一瞬喜んでいたな……。
賢也は少し考えているようだった。
妹の偽装結婚の相手として、再考の余地があると思ったのだろうか。
何にせよ、相手は影衆当主に決まりだろう。
「沙良、そろそろ俺は地下11階にいく。くれぐれも無茶な攻略はしない事。旭、後は頼んだぞ」
「了解! いってらっしゃ~い」
賢也は1人で別行動するのか、行先を告げフォレストに乗りさっさと安全地帯を出ていった。
今日は6人パーティーで攻略するのかと思っていたら、沙良が地下13階に俺を連れていくと言う。
地下13階に移動した途端、上空からハニービーが沙良の下へ降りてきた。
この魔物は沙良の従魔だろう。
その後、暫くして突然ブンっという大きな音がすると、キラービーの集団が上空に現れた!
そして次々に地上へ降り立ち整然と並び出す。
その光景に唖然となる。
確かに54匹のコロニーを形成していると聞いてはいたが、ここまで統率されている従魔を見るのは初めてだ。
首にマジックバッグを掛けている1匹のキラービーが、沙良に頭を下げ受け取るよう促す。
娘はそれを受け取ると、中身をアイテムBOXへ移し再びキラービーの首に掛けてやる。
「お父さん、ハニーとそのコロニーだよ!」
「斥候が、こんなに沢山……」
俺はまだ、娘のテイム魔法の能力を見誤っていたらしい。
この従魔達を戦場で使えば戦況が一変するだろう。
情報は何よりの武器になる。
しかもこれ程多くいれば、最早死角は存在しないと言っていい。
「このコロニー全体に、お前の指示は伝わるのか?」
俺は恐る恐る娘に尋ねる。
「ハニーの眷属扱いだから、皆言う事を聞いてくれるよ! 右に一回転して~」
沙良の能天気な指示に、54匹のキラービーが従い回転してみせた。
「お前のテイム魔法は、どうなっているんだ……」
また知られてはならない秘密が増えた事態に頭を抱える。
あぁ、もうひとつ気になっていた件を聞いておこう。
「それに、ハニーの縞模様の色が変わっているみたいだが……」
摩天楼のダンジョンにいたハニービーは黒と黄色だった。
何故か、沙良の従魔はピンクと黒になっている。
「クインビーに進化中なの。進化したら、コロニーがキングビーに変化するかもね~」
「そんな話は聞いた事がない……」
統率する魔物に合わせて、コロニー全体が進化するなど常識外れもいい所だ!
おかしい、樹はここまで異常な能力はなかったのに……。
エルフの守護神と呼ばれる存在は、何もかも規格外の能力を持っているんだろうか?
「じゃあ皆、薬草採取を頑張ってね~」
どうやら娘は、優秀な斥候に成り得る魔物へ薬草採取をお願いしているらしい。
使役の仕方を間違えているんじゃないだろうか……。
平和な今はそれでもいいが、戦争になった暁には斥候として役立つ事を願おう。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
妻に毎晩迷惑を掛けずに済み、ほっとする。
異世界にきてから毎日激しい衝動に襲われていたが、そろそろ体が若くなった状態に馴染んだのだろうか?
翌日、火曜日。
美佐子へは、沙良がアシュカナ帝国の王から9番目の妻として狙われている件を話しておく。
心配させないよう、その対策として偽装結婚させると言ったら、本当に結婚してほしいわと零していた。
今回の結婚相手は王族を護衛する影衆当主だから、そのまま結婚とはいかないだろう。
沙良の体がハイエルフの王族である限り、身分差はいかんともしがたい。
それに樹が召喚されれば、いずれエルフの国へ里帰りする必要もある。
娘はエルフの守護神たる存在だ。
ガーグ老達影衆が護衛している時点で、エルフの国に伝わっている筈。
隠しておく事は出来ないよな……。
話が済んだ後、妻が作った朝食を食べ今日もこれからダンジョン攻略だ。
沙良が全員を地下15階へ設置したテント内に移転させる。
テントから出ると、娘がアマンダ嬢へ直ぐに声を掛けていた。
「アマンダさん、おはようございます。少し相談したいんですが、お時間頂けませんか?」
沙良が身長差のある彼女へ上目遣いに両手を組み、お願いする様子を見て既視感を覚える。
なんだか仕草が、ヒルダだった頃の樹にそっくりだ。
いやまぁ、相手は女性だから効果はないだろうが……。
「サラちゃん、おはよう。頼みとあれば、時間ならどれだけでも作るよ。どうしたんだい?」
「実は私、アシュカナ帝国の王に9番目の妻として狙われているみたいで……。ダンジョンに呪具を設置するような国の王へ嫁ぐのは絶対嫌なんです! それで偽装結婚をするんですけど、出来れば相手に結婚した事実を分からせる方法を考えてくれませんか?」
娘は目を潤ませて、アマンダ嬢に言い募る。
それを聞いた彼女は表情を変え、目を吊り上げて激怒した。
お願いの効果は、あったようだ……。
「ダンク! 話は聞こえただろう? ダンジョンに呪具を設置した国の王がサラちゃんを狙っているらしい。この事をクラン内に周知徹底させておくれ。不審人物には近付かず、噂をバラまくんだよ!」
そして対応が早い!
「サラちゃん、心配は要らないよ。私らには恨みがあるからね。冒険者達は協力してくれるだろう。9番目の妻にしようとするなんて、何考えてるんだい! 絶対に、そうはさせないから安心おし」
「ありがとうございます。私も不安なので助かります」
娘は感激したようにアマンダ嬢を見つめていた。
「結婚式は盛大に挙げるので、お祝いにきて下さいね~」
「せいぜい派手に祝ってやるよ!」
ニヤリと笑った彼女が男前過ぎる。
すると沙良が、アマンダ嬢に近付き両手をしっかり握りしめた。
嫌な予感がし様子を見ていると、
「アマンダさん。私と結婚して下さい!」
娘が突然、彼女にプロポーズするではないか!?
「おや? サラちゃん、相手は私でいいのかい? なんなら本当に、お嫁にきてくれてもいいんだよ?」
アマンダ嬢の真剣味を帯びた声を聞き、これは拙いと口を挟んだ。
「あ~沙良? 相手はもう決まっているだろう? 少し年上だが、偽装結婚の相手に不足はない人だ」
「それは残念だね。私はいつでもOKだよ! 是非、本気で考えておくれ」
俺からの言葉に、彼女はあっさりと引き下がってくれたが……。
最後に不穏な台詞を残し、攻略へと向かっていった。
沙良? アマンダ嬢は、そっちのお人らしいぞ?
お前は女性でも大丈夫なのか?
同性だからといって反対はしないが、お父さんは男性の方が助かる。
尚人君は2人の遣り取りを見て、一瞬喜んでいたな……。
賢也は少し考えているようだった。
妹の偽装結婚の相手として、再考の余地があると思ったのだろうか。
何にせよ、相手は影衆当主に決まりだろう。
「沙良、そろそろ俺は地下11階にいく。くれぐれも無茶な攻略はしない事。旭、後は頼んだぞ」
「了解! いってらっしゃ~い」
賢也は1人で別行動するのか、行先を告げフォレストに乗りさっさと安全地帯を出ていった。
今日は6人パーティーで攻略するのかと思っていたら、沙良が地下13階に俺を連れていくと言う。
地下13階に移動した途端、上空からハニービーが沙良の下へ降りてきた。
この魔物は沙良の従魔だろう。
その後、暫くして突然ブンっという大きな音がすると、キラービーの集団が上空に現れた!
そして次々に地上へ降り立ち整然と並び出す。
その光景に唖然となる。
確かに54匹のコロニーを形成していると聞いてはいたが、ここまで統率されている従魔を見るのは初めてだ。
首にマジックバッグを掛けている1匹のキラービーが、沙良に頭を下げ受け取るよう促す。
娘はそれを受け取ると、中身をアイテムBOXへ移し再びキラービーの首に掛けてやる。
「お父さん、ハニーとそのコロニーだよ!」
「斥候が、こんなに沢山……」
俺はまだ、娘のテイム魔法の能力を見誤っていたらしい。
この従魔達を戦場で使えば戦況が一変するだろう。
情報は何よりの武器になる。
しかもこれ程多くいれば、最早死角は存在しないと言っていい。
「このコロニー全体に、お前の指示は伝わるのか?」
俺は恐る恐る娘に尋ねる。
「ハニーの眷属扱いだから、皆言う事を聞いてくれるよ! 右に一回転して~」
沙良の能天気な指示に、54匹のキラービーが従い回転してみせた。
「お前のテイム魔法は、どうなっているんだ……」
また知られてはならない秘密が増えた事態に頭を抱える。
あぁ、もうひとつ気になっていた件を聞いておこう。
「それに、ハニーの縞模様の色が変わっているみたいだが……」
摩天楼のダンジョンにいたハニービーは黒と黄色だった。
何故か、沙良の従魔はピンクと黒になっている。
「クインビーに進化中なの。進化したら、コロニーがキングビーに変化するかもね~」
「そんな話は聞いた事がない……」
統率する魔物に合わせて、コロニー全体が進化するなど常識外れもいい所だ!
おかしい、樹はここまで異常な能力はなかったのに……。
エルフの守護神と呼ばれる存在は、何もかも規格外の能力を持っているんだろうか?
「じゃあ皆、薬草採取を頑張ってね~」
どうやら娘は、優秀な斥候に成り得る魔物へ薬草採取をお願いしているらしい。
使役の仕方を間違えているんじゃないだろうか……。
平和な今はそれでもいいが、戦争になった暁には斥候として役立つ事を願おう。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!
akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。
そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。
※コメディ寄りです。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
家ごと異世界ライフ
もちもちほっぺ
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
2024年5月 書籍一巻発売
2025年7月 書籍二巻発売
2025年10月 コミカライズ連載開始
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろうでも同時連載中です◇