455 / 781
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第581話 迷宮都市 地下15階 秘密のLv上げ15(摩天楼のダンジョン21階~27階)&『MAXポーション』の販売
月曜日。
今日から5日間またダンジョン攻略。
階段へ一直線に、地下1階から地下11階まで駆け抜ける。
兄とフォレストを置いて、私達は再び地下11階から地下15階まで駆け抜けた。
安全地帯にマジックテントを設置後、休憩したら攻略開始。
アマンダさん・ダンクさんと挨拶を交わしながら、子供達の話を併せ伝えていく。
午前中は、いつもの薬草採取と地下16階の果物採取。
午後からは、セイさんと一緒に摩天楼のダンジョン21階を攻略する。
2人へLv50になったボーナス特典を教えると、口を大きく開け固まってしまった。
私はホーム内の移動範囲がアパート・実家・マンションから各半径550kmになった事を伝え、くれぐれも兄達へバレないよう半径30km以上は移動しないでねと注意する。
「マッピングの移動距離は2,150kmに増えたの。迷宮都市から摩天楼のダンジョンまで、一瞬でいけるから便利になったよ。120の数字が出れば、6,050kmだったのになぁ~。Lv100のボーナス特典は何だろうね?」
「Lv50やLv100に、そんな特典はなかったです……」
セイさんが私の話を聞き、少しがっかりしている。
「俺もな……何か特典があるんだろうか?」
父はまだLv40なので、Lv50時に特典があるのか気になったようだ。
でも与えられた3つの能力(換金・交易・鑑定)を考えると、どうかしら?
換金と交易に関しては無理そうな気がする。
鑑定は物だけじゃなく、人物鑑定も出来るようになるかな?
「『手紙の人』にお願いすると、結構融通を利かせてくれるみたい。懐石料理を注文した時、全部一度に出て食べるのが大変だと言うと次回から料理が出るタイミングを選べるようになったし。貯めてたポイントが勿体ないと言ったら、ポイントカードを通す器械を設置してくれたしね。その割には、未だにコーヒーチケットが使えないんだけど……」
そして当然、お得なコーヒーチケットも売ってない。
使えるようになるのは、いつだろう?
「『手紙の人』は謎過ぎますね。私と沙良さんを、この世界へ転移させたのには何か理由があるんでしょうか?」
セイさんに言われ、少し考えてみたけど……。
最初に転生したのはサヨさんだ。
次に香織ちゃん、雫ちゃん、旭、お母さんの順。
私の身内や知り合いが多いのは確かだ。
「どうかな? 手紙に、何か使命があるとは書いてなかったよ?」
乙女ゲーム的には、主人公や悪役令嬢でもない。
ゲームが始まる前に亡くなってしまうキャラだし……。
「あ~、いつか理由が分かるかも知れないぞ?」
父は、そんな事を言いながらテントから出ていく。
出ていった瞬間、外の寒さに震え戻ってきたけど。
直接、安全地帯のテント内へ移転したから、雪が降る階層だと忘れていたんだろう。
私が無言でシルバーウルフのマントを渡すと、気まずそうに羽織っていた。
先週セイさんから宝箱の情報を聞いたので、私は早く30階にいきたい。
21階~29階は、階段まで通り抜けるだけでいいかな。
一応、隠し部屋がないかチェックはするけどね!
シルバーと泰雅に騎乗し、22階へ上がる階段を探し先導する。
魔物は道を塞ぐ物だけ倒していく。
30分程で階段に到着し23階へ。
この階層も雪が降っている。
セイさんに確認したら、30階までは雪が降る階層が続くらしい。
その後も、各階層を30分で移動する。
3時間後。
27階の安全地帯へテントを設置しセイさんと別れ、私と父は迷宮都市のダンジョン地下15階に戻った。
安全地帯のテント前には、怪我人の治療をしている旭とお母さんの姿がある。
そういえば、今日から『MAXポーション』が販売開始になった筈だ。
ダンクさんへ、知っているか確認しよう。
「ダンクさん。魔道具屋で『MAXポーション』が販売されたと思うんですけど、知ってますか?」
「あぁ、今日一番の話題になってるよ。『毒消しポーション』の時もかなり冒険者達が騒いでいたが、今回程じゃない。効能がエリクサーに近いっていうんだからな。数が限定され、1パーティー3個しか購入出来なかったらしい。……もしかして、あれはサラちゃん達が関わっている商品か?」
最後は小声になり、そう尋ねてきた。
私は言葉にせず頷く事で肯定する。
それだけで、ダンクさんには分かるだろう。
「やっぱりなぁ~。ダンジョンにいる俺達は購入出来なかったから、後で売ってくれないか?」
「はい、用意しておきますね」
『MAXポーション』は、ちゃんと今日発売になったようで安心した。
これで、助かる命が増えるだろう。
兄達の治療する機会も少なくなるといいな。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
今日から5日間またダンジョン攻略。
階段へ一直線に、地下1階から地下11階まで駆け抜ける。
兄とフォレストを置いて、私達は再び地下11階から地下15階まで駆け抜けた。
安全地帯にマジックテントを設置後、休憩したら攻略開始。
アマンダさん・ダンクさんと挨拶を交わしながら、子供達の話を併せ伝えていく。
午前中は、いつもの薬草採取と地下16階の果物採取。
午後からは、セイさんと一緒に摩天楼のダンジョン21階を攻略する。
2人へLv50になったボーナス特典を教えると、口を大きく開け固まってしまった。
私はホーム内の移動範囲がアパート・実家・マンションから各半径550kmになった事を伝え、くれぐれも兄達へバレないよう半径30km以上は移動しないでねと注意する。
「マッピングの移動距離は2,150kmに増えたの。迷宮都市から摩天楼のダンジョンまで、一瞬でいけるから便利になったよ。120の数字が出れば、6,050kmだったのになぁ~。Lv100のボーナス特典は何だろうね?」
「Lv50やLv100に、そんな特典はなかったです……」
セイさんが私の話を聞き、少しがっかりしている。
「俺もな……何か特典があるんだろうか?」
父はまだLv40なので、Lv50時に特典があるのか気になったようだ。
でも与えられた3つの能力(換金・交易・鑑定)を考えると、どうかしら?
換金と交易に関しては無理そうな気がする。
鑑定は物だけじゃなく、人物鑑定も出来るようになるかな?
「『手紙の人』にお願いすると、結構融通を利かせてくれるみたい。懐石料理を注文した時、全部一度に出て食べるのが大変だと言うと次回から料理が出るタイミングを選べるようになったし。貯めてたポイントが勿体ないと言ったら、ポイントカードを通す器械を設置してくれたしね。その割には、未だにコーヒーチケットが使えないんだけど……」
そして当然、お得なコーヒーチケットも売ってない。
使えるようになるのは、いつだろう?
「『手紙の人』は謎過ぎますね。私と沙良さんを、この世界へ転移させたのには何か理由があるんでしょうか?」
セイさんに言われ、少し考えてみたけど……。
最初に転生したのはサヨさんだ。
次に香織ちゃん、雫ちゃん、旭、お母さんの順。
私の身内や知り合いが多いのは確かだ。
「どうかな? 手紙に、何か使命があるとは書いてなかったよ?」
乙女ゲーム的には、主人公や悪役令嬢でもない。
ゲームが始まる前に亡くなってしまうキャラだし……。
「あ~、いつか理由が分かるかも知れないぞ?」
父は、そんな事を言いながらテントから出ていく。
出ていった瞬間、外の寒さに震え戻ってきたけど。
直接、安全地帯のテント内へ移転したから、雪が降る階層だと忘れていたんだろう。
私が無言でシルバーウルフのマントを渡すと、気まずそうに羽織っていた。
先週セイさんから宝箱の情報を聞いたので、私は早く30階にいきたい。
21階~29階は、階段まで通り抜けるだけでいいかな。
一応、隠し部屋がないかチェックはするけどね!
シルバーと泰雅に騎乗し、22階へ上がる階段を探し先導する。
魔物は道を塞ぐ物だけ倒していく。
30分程で階段に到着し23階へ。
この階層も雪が降っている。
セイさんに確認したら、30階までは雪が降る階層が続くらしい。
その後も、各階層を30分で移動する。
3時間後。
27階の安全地帯へテントを設置しセイさんと別れ、私と父は迷宮都市のダンジョン地下15階に戻った。
安全地帯のテント前には、怪我人の治療をしている旭とお母さんの姿がある。
そういえば、今日から『MAXポーション』が販売開始になった筈だ。
ダンクさんへ、知っているか確認しよう。
「ダンクさん。魔道具屋で『MAXポーション』が販売されたと思うんですけど、知ってますか?」
「あぁ、今日一番の話題になってるよ。『毒消しポーション』の時もかなり冒険者達が騒いでいたが、今回程じゃない。効能がエリクサーに近いっていうんだからな。数が限定され、1パーティー3個しか購入出来なかったらしい。……もしかして、あれはサラちゃん達が関わっている商品か?」
最後は小声になり、そう尋ねてきた。
私は言葉にせず頷く事で肯定する。
それだけで、ダンクさんには分かるだろう。
「やっぱりなぁ~。ダンジョンにいる俺達は購入出来なかったから、後で売ってくれないか?」
「はい、用意しておきますね」
『MAXポーション』は、ちゃんと今日発売になったようで安心した。
これで、助かる命が増えるだろう。
兄達の治療する機会も少なくなるといいな。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!
akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。
そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。
※コメディ寄りです。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
家ごと異世界ライフ
もちもちほっぺ
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
2024年5月 書籍一巻発売
2025年7月 書籍二巻発売
2025年10月 コミカライズ連載開始
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろうでも同時連載中です◇