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第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第624話 迷宮都市 地下15階&摩天楼のダンジョン(21階~30階) Lv40になった兄
翌日、火曜日。
午前中は地下16階の果物採取&地下5階で槍のLv上げをし、午後からは摩天楼のダンジョンへ。
今日は20階から30階まで移動する予定だ。
雪が降る階層に備えシルバーウルフのマントを羽織り、従魔に騎乗し21階の階段まで駆け抜ける。
21階に到着した途端、ダンジョン内の気温がぐんと下がった。
目の前の雪景色に兄がほうっと溜息を吐く。
吐く息も白く、かなり寒い。
兄は30階までの移動を優先させると言い、魔物と交戦するのは避ける方針のようだ。
宝箱の出現には30日間の攻略が必要になるから、早く30階へいきたいのだろう。
私も21階~30階の魔物ではLvが上がらないため同意する。
3時間後、30階の安全地帯に到着しテントを設置。
迷宮都市の地下15階へ戻りホームで休憩後、再び摩天楼のダンジョンに移動。
安全地帯から出て、兄と父は魔物の討伐に向かった。
既にLv30の兄より高Lvの父が一緒なら、2人でも問題ない。
接近戦タイプの父と遠距離から魔法を撃つ兄は、お互いをカバーしながら上手く連携が取れると思う。
私は奏伯父さんと一緒にテント内で過ごす。
また30日間、30階を攻略する事になったのでLv上げはお預けだ。
妖精さんとガーグ老達が大好きな『ショートブレッド』を作っておこう。
お菓子を作りながらマッピングを展開し、冒険者がいない場所にいる魔物を倒しアイテムBOXへ収納していく。
同時にダンジョン内へ設置された呪具がないかも確認していた。
アシュカナ帝国の次の目標は、今いる摩天楼のダンジョンだと聞いている。
早期発見出来れば被害も少なくなるからね。
その後3日間、摩天楼のダンジョン30階を攻略。
Lv30だった兄は、一気にLvが上がったと嬉しそうに報告してくれた。
「やはり魔物のLvが高いんだろうな。Lvが40になったぞ?」
うんん?
父とLvの上がり方が違うような気がするんだけど……。
「私もLv40になったよ。これで樹おじさんを召喚出来るね!」
兄のLvが40になり、私も同じLvになったと言っても問題がなくなった。
本当はLv55だけど、そこは黙っておく。
父が早く樹おじさんを召喚したいと言うから、1日早く切り上げ木曜日に帰還した。
冒険者ギルドで換金後、『お菓子の店』へ寄り売り上げを確認すると先週より増えていた。
アマンダさんが教えてくれた通り、冒険者の間で人気になっているらしい。
ホームへ戻り、まずは旭家をホームに設定する。
ずっとマンション暮らしより、自分の家で生活したいだろう。
原状回復が行われ、新築同様になった家の中へ雫ちゃんとお母さんが入っていく。
2人は自分達の家を懐かしそうに見ていた。
実家とは1kmも離れていないため、マッピングの移動距離が増えないのが残念。
旭は駐車場に停まっていた愛車に抱き着いてたよ……。
唯一、車だけは売却せず父親が乗っていたから残っていたのだ。
何の車かと思えば、兄と一緒の〇ルシェだった。
性格が穏やかな旭が運転するには意外な車だなぁ。
スポーツカーだけど、速度を出さずに走っていそう。
しかし、この車を70代の樹おじさんが乗っていたのか……。
引っ越しは明日するらしく、今日はマンションで寝ると言うので樹おじさんの召喚は明日になった。
金曜日。
奏屋に果物を卸した後、薬師ギルドへ兄達と向かう。
2人が浄化とヒールをポーションへ掛け終わった頃、ゼリアさんが部屋に入ってきた。
「ゼリアさん。次は摩天楼のダンジョンに呪具が設置されるそうです。少し『毒消しポーション』の数を増やし、対策をした方がいいと思うんですけど……」
私は早速、提案を口にする。
「あぁ、聞いているよ。お二方は、魔力量に問題ないかね?」
Lv40になった兄は、MPが2,050になったから大丈夫だろう。
「はい、浄化が出来る人数を1人増やす心算なので問題ありません。早速ですが、明日また伺いますね」
雫ちゃんのお母さんにも協力をお願いしたのだ。
Lv30なので、MPは2,263と兄より多くなっている。
『毒消しポーション』の数を増量するなら、早めにした方がいい。
「何と、浄化可能な冒険者がまだいたのかい? それは会うのが楽しみだわ。じゃあ、今日の所は半分を追加しようかね」
そう言って、ゼリアさんは追加のポーションを取りに部屋を出た。
その間に兄達はハイエーテルを飲んでいる。
「賢也だけLvが上がっていいなぁ~。俺も摩天楼のダンジョンを攻略したいのに……」
旭がLv差を気にして、兄を羨ましそうに見る。
「樹おじさんを召喚したら、雫ちゃん達と一緒に攻略してもらおう。来週から、お前も摩天楼のダンジョンにくればいい」
「本当!? やった~」
兄から許可が下りた途端、旭は満面な笑みを浮かべる。
一緒にいられて嬉しいのかな?
「あ~じゃあ、従魔もそろそろ増やそうか?」
旭は兄とフォレストに乗っているけど、Lvが40になったと言ったからMPは充分ある。
「そうだな、2人一緒より別の方が機動力も上がるだろう」
「あっ、俺はシルバーウルフがいい!」
犬好きの旭は、迷宮タイガーよりシルバーウルフの方が好きみたいだ。
シルバーには懐かれてないけどね~。
「この後で、テイムしにいこう!」
樹おじさんを召喚するのは夕方だから、それまで時間がある。
今頃、雫ちゃんとお母さんがマンションから引っ越しの準備をしているだろう。
アイテムBOXがあるので力仕事は必要ない。
ゼリアさんが持ってきた追加のポーションへ兄達が浄化を掛け、薬師ギルドを後にした。
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お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
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午前中は地下16階の果物採取&地下5階で槍のLv上げをし、午後からは摩天楼のダンジョンへ。
今日は20階から30階まで移動する予定だ。
雪が降る階層に備えシルバーウルフのマントを羽織り、従魔に騎乗し21階の階段まで駆け抜ける。
21階に到着した途端、ダンジョン内の気温がぐんと下がった。
目の前の雪景色に兄がほうっと溜息を吐く。
吐く息も白く、かなり寒い。
兄は30階までの移動を優先させると言い、魔物と交戦するのは避ける方針のようだ。
宝箱の出現には30日間の攻略が必要になるから、早く30階へいきたいのだろう。
私も21階~30階の魔物ではLvが上がらないため同意する。
3時間後、30階の安全地帯に到着しテントを設置。
迷宮都市の地下15階へ戻りホームで休憩後、再び摩天楼のダンジョンに移動。
安全地帯から出て、兄と父は魔物の討伐に向かった。
既にLv30の兄より高Lvの父が一緒なら、2人でも問題ない。
接近戦タイプの父と遠距離から魔法を撃つ兄は、お互いをカバーしながら上手く連携が取れると思う。
私は奏伯父さんと一緒にテント内で過ごす。
また30日間、30階を攻略する事になったのでLv上げはお預けだ。
妖精さんとガーグ老達が大好きな『ショートブレッド』を作っておこう。
お菓子を作りながらマッピングを展開し、冒険者がいない場所にいる魔物を倒しアイテムBOXへ収納していく。
同時にダンジョン内へ設置された呪具がないかも確認していた。
アシュカナ帝国の次の目標は、今いる摩天楼のダンジョンだと聞いている。
早期発見出来れば被害も少なくなるからね。
その後3日間、摩天楼のダンジョン30階を攻略。
Lv30だった兄は、一気にLvが上がったと嬉しそうに報告してくれた。
「やはり魔物のLvが高いんだろうな。Lvが40になったぞ?」
うんん?
父とLvの上がり方が違うような気がするんだけど……。
「私もLv40になったよ。これで樹おじさんを召喚出来るね!」
兄のLvが40になり、私も同じLvになったと言っても問題がなくなった。
本当はLv55だけど、そこは黙っておく。
父が早く樹おじさんを召喚したいと言うから、1日早く切り上げ木曜日に帰還した。
冒険者ギルドで換金後、『お菓子の店』へ寄り売り上げを確認すると先週より増えていた。
アマンダさんが教えてくれた通り、冒険者の間で人気になっているらしい。
ホームへ戻り、まずは旭家をホームに設定する。
ずっとマンション暮らしより、自分の家で生活したいだろう。
原状回復が行われ、新築同様になった家の中へ雫ちゃんとお母さんが入っていく。
2人は自分達の家を懐かしそうに見ていた。
実家とは1kmも離れていないため、マッピングの移動距離が増えないのが残念。
旭は駐車場に停まっていた愛車に抱き着いてたよ……。
唯一、車だけは売却せず父親が乗っていたから残っていたのだ。
何の車かと思えば、兄と一緒の〇ルシェだった。
性格が穏やかな旭が運転するには意外な車だなぁ。
スポーツカーだけど、速度を出さずに走っていそう。
しかし、この車を70代の樹おじさんが乗っていたのか……。
引っ越しは明日するらしく、今日はマンションで寝ると言うので樹おじさんの召喚は明日になった。
金曜日。
奏屋に果物を卸した後、薬師ギルドへ兄達と向かう。
2人が浄化とヒールをポーションへ掛け終わった頃、ゼリアさんが部屋に入ってきた。
「ゼリアさん。次は摩天楼のダンジョンに呪具が設置されるそうです。少し『毒消しポーション』の数を増やし、対策をした方がいいと思うんですけど……」
私は早速、提案を口にする。
「あぁ、聞いているよ。お二方は、魔力量に問題ないかね?」
Lv40になった兄は、MPが2,050になったから大丈夫だろう。
「はい、浄化が出来る人数を1人増やす心算なので問題ありません。早速ですが、明日また伺いますね」
雫ちゃんのお母さんにも協力をお願いしたのだ。
Lv30なので、MPは2,263と兄より多くなっている。
『毒消しポーション』の数を増量するなら、早めにした方がいい。
「何と、浄化可能な冒険者がまだいたのかい? それは会うのが楽しみだわ。じゃあ、今日の所は半分を追加しようかね」
そう言って、ゼリアさんは追加のポーションを取りに部屋を出た。
その間に兄達はハイエーテルを飲んでいる。
「賢也だけLvが上がっていいなぁ~。俺も摩天楼のダンジョンを攻略したいのに……」
旭がLv差を気にして、兄を羨ましそうに見る。
「樹おじさんを召喚したら、雫ちゃん達と一緒に攻略してもらおう。来週から、お前も摩天楼のダンジョンにくればいい」
「本当!? やった~」
兄から許可が下りた途端、旭は満面な笑みを浮かべる。
一緒にいられて嬉しいのかな?
「あ~じゃあ、従魔もそろそろ増やそうか?」
旭は兄とフォレストに乗っているけど、Lvが40になったと言ったからMPは充分ある。
「そうだな、2人一緒より別の方が機動力も上がるだろう」
「あっ、俺はシルバーウルフがいい!」
犬好きの旭は、迷宮タイガーよりシルバーウルフの方が好きみたいだ。
シルバーには懐かれてないけどね~。
「この後で、テイムしにいこう!」
樹おじさんを召喚するのは夕方だから、それまで時間がある。
今頃、雫ちゃんとお母さんがマンションから引っ越しの準備をしているだろう。
アイテムBOXがあるので力仕事は必要ない。
ゼリアさんが持ってきた追加のポーションへ兄達が浄化を掛け、薬師ギルドを後にした。
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世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろうでも同時連載中です◇