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第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第646話 王都 『金の鈴』へ雪ウサギのマントを注文 1
Lv上げ終了後、ホームへ戻った。
奏伯父さんに、雪ウサギのマントを注文出来るお店を紹介してもらおう。
「伯父さん。これから雪ウサギのマントを注文したいんだけど、時間は大丈夫?」
「あぁ、いいぞ。店を教える約束だったな。じゃあ、王都にいこう」
「王都? それなら俺もいきたい!」
私達の会話を聞いていた樹おじさんが横から声を上げる。
異世界に召喚して2週間。
迷宮都市以外の場所にも興味があるんだろうと、一緒に王都へ行く事になった。
夕食は実家で食べる予定なので、王都に滞在出来るのは2時間程度だから、あまり観光する時間はないけどね。
従魔を連れ異世界に移転し、マッピングで王都へ移動する。
王都に到着後は、奏伯父さんの先導で『金の鈴』という店へ向かった。
華蘭のような店に到着すると店内へ入っていく。
そこで思わぬ人物と再会し、彼も気付いたようで表情を変える。
「いらっしゃいませ。本日は、どのようなご用件でしょうか?」
店の店員なのか、顔を引き攣らせながら接客してくれた。
もう忘れかけていたけど、この人は以前迷宮都市で冒険者をしていた『白銀の剣』のクランリーダーだった人だ。
オリビアさんがシルバーウルフの皮をオークションで売った所為か、高値が付いたシルバーウルフを狩ろうと王都からきたんだよね~。
でも結局、冒険者から情報を得る事が出来ず迷宮都市から撤退したのだ。
冒険者を引退して、高級服店の従業員とは驚きの転職先である。
「店主を呼んでくれ」
「かしこまりました」
奏伯父さんに言われ、エンダさんは店の奥へ店主を呼びにいった。
程なくして年老いた店主が顔を出す。
「これはフィンレイ伯爵。ご無沙汰しております。今はリザルト公爵領にいるのではなかったですか?」
「あぁ、久し振り。今日は、雪ウサギのマントを注文しにきたんだ。迷宮都市では加工出来ないからな」
「冒険者の防寒用マントでございますね。伯爵は、また冒険者に戻られるのですか?」
「少しの間だけな。娘が冒険者になったから心配で付いているんだよ」
「そうでございましたか。では在庫があるか調べましょう」
「いや、それには及ばん。雪ウサギは狩ってきた。皮を渡すから、それで作ってくれ」
「かしこまりました」
奏伯父さんは、店主と知り合いなのか気安く話をしている。
私は雪ウサギの皮を取り出そうとし、まだ換金していないのを思い出した。
摩天楼のダンジョンは、A級冒険者以上じゃないと攻略出来ないから換金出来なかったのだ。
私は小声で、伯父さんに雪ウサギが皮の状態じゃない事を伝える。
「あ~、店主。悪いが、雪ウサギの皮を宿に置き忘れてきたようだ。一度取りに帰るよ」
「はい、お待ちしております」
奏伯父さんが機転を利かせ、一度店を出る。
「伯父さん、雪ウサギは何処で換金しよう?」
「王都の冒険者ギルドで問題ないだろう」
そう言われたので、たいして疑問に思わず冒険者ギルドへ移動した。
シルバーと黄金とマリーをギルドの外へ待機させて中に入り、解体場へ直行。
人数分の雪ウサギを取り出し換金をお願いすると、解体場の人が慌てて少しお待ちくださいと言い出ていってしまった。
どうしたんだろう?
待っていると、ギルドマスターのランドルさんと一緒に戻ってくる。
「新しい階層を攻略した冒険者が来たというから期待したのに、お主か……。何で摩天楼のダンジョンで狩った魔物を持ち込むのだ、紛らわしい!」
「悪いな、マントにしたかったんだ。皮だけ引き取りたいんだよ」
「雪ウサギの皮を持っていかれたら、利益が出んじゃろ。儂への嫌がらせか?」
どうやら、雪ウサギは王都のダンジョンに出現しないらしい。
見た事もない魔物を出したので、解体場の人が新しい階層を攻略したと勘違いしたのか……。
そして、換金額の殆どは皮のようだ。
「あの……。他にも沢山あるので良ければ換金します」
「おぉ、サラちゃん。そうしてくれると助かるわい」
私が追加で10匹出すと、ランドルさんがにこにこ笑顔になる。
「傷のない上物だな。摩天楼の常設依頼より3枚金額を高くしてやれ」
額にしか傷がない雪ウサギを見て、ランドルさんが解体場の人へ指示を出す。
やはり、傷のない皮は貴重なんだろう。
「オークションに出したら、幾らで売れるかのぅ」
と言葉通り皮算用を始めている。
樹おじさんは解体場に来るのが初めてだったからか、興味津々といった様子で周囲を見渡していた。
王都のダンジョンでは出現しない魔物の換金に、ホクホクしていたランドルさんが漸く樹おじさんに気付いたらしく顔を向ける。
「おや、新顔が1人増えておるではないか。ソウ、紹介くらいせんか」
「あぁ、娘の旦那だ」
「どっ、どっちの娘の方じゃ!?」
「ア……結花の方だよ」
「むぅ、些か年が離れ過ぎている気がせんでもないが……。儂は、ギルドマスターのランドルという」
「夫の樹です」
「夫……」
雫ちゃんのお母さんを、ユカちゃんと言い可愛がっていたランドルさんはショックを受けたらしい。
しげしげと樹おじさんを見つめたかと思うと、急に顔色を変え驚愕の表情になった。
「まさか……。第二王妃は生きておられたのか?」
第二王妃と呟くランドルさんは獣人なので、ヒルダさんと魔力を混同したのだろう。
そして、樹おじさんと私を交互に見る。
「いや、俺はその……第二王妃じゃない。勘違いされると困る」
これからもヒルダさんを知る人に勘違いされ、樹おじさんは訂正する必要がありそうだ。
「さようでございますか。ならば、そういう事に致しましょう。サラちゃんには、一族招集の笛をお渡してあります。ご心配には及びません。当方の次代もいずれ合流するでしょう」
「あ~、良く分からないけど……。大事な笛を沙良ちゃんに渡してくれてありがとう」
態度が変わったランドルさんに、奏伯父さんは訝し気だ。
「爺。俺の婿が女に見えるとは、相当耄碌してるな」
「煩いわ。儂は耄碌なんぞしておらん。ソウには分からん事があるだけだ」
「ふん、どうだかな。そろそろギルマスの座を降りた方がいいんじゃないか?」
なんだかんだと言い合いながら、ランドルさんと奏伯父さんは仲がいい。
冒険者時代は、王都で活躍していたのかしらね。
2人が遣り合っている間に、7匹分の解体作業が終了した。
皮を引き取らない10匹分の雪ウサギと合わせ、換金額を受け取る。
1匹金貨13枚(1千3百万)で皮の値段は、その内金貨12枚銀貨90枚(1千2百90万円)。
3mある肉と魔石で10万円だったのか……、そりゃ利益がないと怒るのも無理はない。
7匹分の皮を引き取り冒険者ギルドを後にした。
「樹君の魔力は、そんなに第二王妃だったヒルダ様に似ているのか……。父は沙良ちゃんと勘違いしていたようだが、伯爵家には数百年前の王族の肖像画はないんだよなぁ~。王宮には、まだ飾られているかも知れん。一度、行ってみる必要がありそうだ」
「お義父さん、王宮に参内するのは理由がないと難しいのでは?」
「王に会う訳じゃないから問題ない」
「そっ、そうですか……」
樹おじさんは、王宮へ行くと言う奏伯父さんを心配そうに見やる。
用事もないのに王宮は簡単に入れるんだろうか?
リーシャは公爵令嬢だけど、貴族の生活を全く知らない私は首を傾げつつ、再び『金の鈴』へ向かった。
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お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
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奏伯父さんに、雪ウサギのマントを注文出来るお店を紹介してもらおう。
「伯父さん。これから雪ウサギのマントを注文したいんだけど、時間は大丈夫?」
「あぁ、いいぞ。店を教える約束だったな。じゃあ、王都にいこう」
「王都? それなら俺もいきたい!」
私達の会話を聞いていた樹おじさんが横から声を上げる。
異世界に召喚して2週間。
迷宮都市以外の場所にも興味があるんだろうと、一緒に王都へ行く事になった。
夕食は実家で食べる予定なので、王都に滞在出来るのは2時間程度だから、あまり観光する時間はないけどね。
従魔を連れ異世界に移転し、マッピングで王都へ移動する。
王都に到着後は、奏伯父さんの先導で『金の鈴』という店へ向かった。
華蘭のような店に到着すると店内へ入っていく。
そこで思わぬ人物と再会し、彼も気付いたようで表情を変える。
「いらっしゃいませ。本日は、どのようなご用件でしょうか?」
店の店員なのか、顔を引き攣らせながら接客してくれた。
もう忘れかけていたけど、この人は以前迷宮都市で冒険者をしていた『白銀の剣』のクランリーダーだった人だ。
オリビアさんがシルバーウルフの皮をオークションで売った所為か、高値が付いたシルバーウルフを狩ろうと王都からきたんだよね~。
でも結局、冒険者から情報を得る事が出来ず迷宮都市から撤退したのだ。
冒険者を引退して、高級服店の従業員とは驚きの転職先である。
「店主を呼んでくれ」
「かしこまりました」
奏伯父さんに言われ、エンダさんは店の奥へ店主を呼びにいった。
程なくして年老いた店主が顔を出す。
「これはフィンレイ伯爵。ご無沙汰しております。今はリザルト公爵領にいるのではなかったですか?」
「あぁ、久し振り。今日は、雪ウサギのマントを注文しにきたんだ。迷宮都市では加工出来ないからな」
「冒険者の防寒用マントでございますね。伯爵は、また冒険者に戻られるのですか?」
「少しの間だけな。娘が冒険者になったから心配で付いているんだよ」
「そうでございましたか。では在庫があるか調べましょう」
「いや、それには及ばん。雪ウサギは狩ってきた。皮を渡すから、それで作ってくれ」
「かしこまりました」
奏伯父さんは、店主と知り合いなのか気安く話をしている。
私は雪ウサギの皮を取り出そうとし、まだ換金していないのを思い出した。
摩天楼のダンジョンは、A級冒険者以上じゃないと攻略出来ないから換金出来なかったのだ。
私は小声で、伯父さんに雪ウサギが皮の状態じゃない事を伝える。
「あ~、店主。悪いが、雪ウサギの皮を宿に置き忘れてきたようだ。一度取りに帰るよ」
「はい、お待ちしております」
奏伯父さんが機転を利かせ、一度店を出る。
「伯父さん、雪ウサギは何処で換金しよう?」
「王都の冒険者ギルドで問題ないだろう」
そう言われたので、たいして疑問に思わず冒険者ギルドへ移動した。
シルバーと黄金とマリーをギルドの外へ待機させて中に入り、解体場へ直行。
人数分の雪ウサギを取り出し換金をお願いすると、解体場の人が慌てて少しお待ちくださいと言い出ていってしまった。
どうしたんだろう?
待っていると、ギルドマスターのランドルさんと一緒に戻ってくる。
「新しい階層を攻略した冒険者が来たというから期待したのに、お主か……。何で摩天楼のダンジョンで狩った魔物を持ち込むのだ、紛らわしい!」
「悪いな、マントにしたかったんだ。皮だけ引き取りたいんだよ」
「雪ウサギの皮を持っていかれたら、利益が出んじゃろ。儂への嫌がらせか?」
どうやら、雪ウサギは王都のダンジョンに出現しないらしい。
見た事もない魔物を出したので、解体場の人が新しい階層を攻略したと勘違いしたのか……。
そして、換金額の殆どは皮のようだ。
「あの……。他にも沢山あるので良ければ換金します」
「おぉ、サラちゃん。そうしてくれると助かるわい」
私が追加で10匹出すと、ランドルさんがにこにこ笑顔になる。
「傷のない上物だな。摩天楼の常設依頼より3枚金額を高くしてやれ」
額にしか傷がない雪ウサギを見て、ランドルさんが解体場の人へ指示を出す。
やはり、傷のない皮は貴重なんだろう。
「オークションに出したら、幾らで売れるかのぅ」
と言葉通り皮算用を始めている。
樹おじさんは解体場に来るのが初めてだったからか、興味津々といった様子で周囲を見渡していた。
王都のダンジョンでは出現しない魔物の換金に、ホクホクしていたランドルさんが漸く樹おじさんに気付いたらしく顔を向ける。
「おや、新顔が1人増えておるではないか。ソウ、紹介くらいせんか」
「あぁ、娘の旦那だ」
「どっ、どっちの娘の方じゃ!?」
「ア……結花の方だよ」
「むぅ、些か年が離れ過ぎている気がせんでもないが……。儂は、ギルドマスターのランドルという」
「夫の樹です」
「夫……」
雫ちゃんのお母さんを、ユカちゃんと言い可愛がっていたランドルさんはショックを受けたらしい。
しげしげと樹おじさんを見つめたかと思うと、急に顔色を変え驚愕の表情になった。
「まさか……。第二王妃は生きておられたのか?」
第二王妃と呟くランドルさんは獣人なので、ヒルダさんと魔力を混同したのだろう。
そして、樹おじさんと私を交互に見る。
「いや、俺はその……第二王妃じゃない。勘違いされると困る」
これからもヒルダさんを知る人に勘違いされ、樹おじさんは訂正する必要がありそうだ。
「さようでございますか。ならば、そういう事に致しましょう。サラちゃんには、一族招集の笛をお渡してあります。ご心配には及びません。当方の次代もいずれ合流するでしょう」
「あ~、良く分からないけど……。大事な笛を沙良ちゃんに渡してくれてありがとう」
態度が変わったランドルさんに、奏伯父さんは訝し気だ。
「爺。俺の婿が女に見えるとは、相当耄碌してるな」
「煩いわ。儂は耄碌なんぞしておらん。ソウには分からん事があるだけだ」
「ふん、どうだかな。そろそろギルマスの座を降りた方がいいんじゃないか?」
なんだかんだと言い合いながら、ランドルさんと奏伯父さんは仲がいい。
冒険者時代は、王都で活躍していたのかしらね。
2人が遣り合っている間に、7匹分の解体作業が終了した。
皮を引き取らない10匹分の雪ウサギと合わせ、換金額を受け取る。
1匹金貨13枚(1千3百万)で皮の値段は、その内金貨12枚銀貨90枚(1千2百90万円)。
3mある肉と魔石で10万円だったのか……、そりゃ利益がないと怒るのも無理はない。
7匹分の皮を引き取り冒険者ギルドを後にした。
「樹君の魔力は、そんなに第二王妃だったヒルダ様に似ているのか……。父は沙良ちゃんと勘違いしていたようだが、伯爵家には数百年前の王族の肖像画はないんだよなぁ~。王宮には、まだ飾られているかも知れん。一度、行ってみる必要がありそうだ」
「お義父さん、王宮に参内するのは理由がないと難しいのでは?」
「王に会う訳じゃないから問題ない」
「そっ、そうですか……」
樹おじさんは、王宮へ行くと言う奏伯父さんを心配そうに見やる。
用事もないのに王宮は簡単に入れるんだろうか?
リーシャは公爵令嬢だけど、貴族の生活を全く知らない私は首を傾げつつ、再び『金の鈴』へ向かった。
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