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第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第667話 迷宮都市 地下15階&摩天楼のダンジョン(30階) 発見した隠し部屋
母の作った昼食を食べ、午後からはシュウゲンさんと一緒に摩天楼のダンジョン30階へ移動。
飛んできたポチを右肩に乗せ、父達4人が安全地帯から出て攻略へ向かう。
シュウゲンさんは洞窟へ採掘に行き、私と奏伯父さんはテント内で待機だ。
マッピングを展開し、冒険者のいない場所にいる魔物をLv上げ用に次々と収納する。
Lv50になれば恩恵があるかも知れない転移組は、さっさとLv50まで上げた方がいい。
その作業と並行しガーグ老のお礼と妖精さんのお供え用にショートブレッドを焼き、子供達のおやつはプリンを作った。
3時間後、迷宮都市ダンジョン地下15階の安全地帯に戻りテントからホームへ移動し休憩する。
新しくヒールを覚えたメンバーに伝え忘れていたため、薬草へヒールを掛けてのLv上げをお願いし、再び摩天楼のダンジョンへ移動。
残りの3時間は久し振りに鉱物採取をしようかな。
テントからシュウゲンさんが採掘している洞窟へ直接移転し、シルバーに周囲の魔物を狩ってもらう。
活躍の場が少ないシルバーは、張り切り魔物に向かっていった。
前回は竜の卵を発見して驚いたけど、鉱物以外もあるんだろうか?
洞窟の壁をマッピングで透視し鉱物を探していく。
この鉱物も薬草や果物と同じように毎日出現するのかなぁ。
本当にダンジョンは不思議だ。
入口から900mと結構奧へ進んだ場所に陣取り、注意深く天井を見つめる。
黄緑色をした鉱物発見し、そのままアイテムBOXに収納して次を探す。
2時間程は何も見付からず、残り1時間となった所で洞窟の行き止まりに不自然な空間があるのに気付いた。
一見すると同じような壁が続いているように見える。
けれど私のマッピングでは、その壁の後ろに空間があるのだ。
これはもしや隠し部屋? 中には、お宝があるのかしら?
30階には宝箱が出現するし、ダンジョンマスターがいるなら隠し部屋があってもおかしくない。
私は2人と合流し確かめてみる事にした。
この壁の後ろに広い空間があると伝え、崩してほしいとお願いする。
シュウゲンさんが大きなツルハシを振り上げ壁に向かって打ち付けると、壁には当たらず空振りした状態になった。
うん? この壁は幻覚なの?
見えている壁に手を触れようとすると、何の手応えもない。
「奏伯父さん。この壁には目くらましのようなものが掛かっているみたい。何だか嫌な予感がするから、お父さん達を呼んでくるね」
私はアシュカナ帝国が次の目標にしているダンジョンだと思い出し、真っ先に犯人達の拠点になっている可能性を考えた。
人目を忍ぶには絶好の場所だ。
攻略中の4人は別々に行動していたけど、それぞれの前に移転し洞窟内へ連れてくる。
事情を話すと、兄が勝手な行動をせず報告した件を褒めてくれた。
皆の前で頭をヨシヨシとされ、かなり恥ずかしい。
これじゃ普段は、どんな行動を取っているのかと思われちゃうよ~。
Lvの高いシュウゲンさんと奏伯父さんを先頭にセイさんと父が続き、その後ろを私と兄と旭が付いて中へ進んでいく。
そこは何もない10畳くらいの広い空間だった。
でも態々見えないようにするなんて変だよね?
絶対人には見られたくない物があるに違いないと、私は更にその空間の壁を透視した。
案の定、右側の壁の奥に箱を発見する。
入口同様、こちらも見ただけでは分からないよう隠されていた。
その事を皆に伝えると、シュウゲンさんが壁に手を入れ箱を引きずり出す。
一辺が50cmくらいの正方形をした箱の表面は黒く、見るからに怪しい文様が刻まれている。
シュウゲンさんが箱を鑑定し結果を教えてくれた。
「これは呪具を入れるための箱だ。恐らく中に入っているのは禁制品の呪具だろう」
あぁやっぱり……。
アシュカナ帝国は、摩天楼のダンジョンに呪具を設置する準備をしていたんだ。
「使用されると困るから回収しよう。他にも何かないか調べてみる」
見付けた箱をアイテムBOXに収納し、再び周囲を注意深く透視する。
天井と3方の壁には見付からず、念のため地面を探ると一か所穴が開いている。
こちらにはマジックバッグがあった。
けれど使用者権限が付いている物だったから、中身が何か分からない。
それでも利用されないよう、こちらも回収しておいた。
最後に、この空間をアースボールで埋めておこう。
他の階層に拠点を作っているかも知れないけど、高価な呪具がそうそうあるとは思えない。
30階層は宝箱狙いの冒険者が多くいる場所だ。
呪具を設置されれば被害は甚大になる。
隠れ家がなくなったと知れば、こちらが気付いていると分かるだろうし、少なくとも時間稼ぎにはなる。
本当は、摩天楼のギルドマスターに報告するのが一番いいんだけど……。
でも入場料を払わず違法に攻略しているから、それは出来ないんだよね。
そもそも私達4人はA級冒険者じゃないから、入場資格そのものがない。
そう考えて、特級冒険者のシュウゲンさんを見る。
祖父だけは迷宮都市のダンジョンを攻略していないから、辻褄が合うだろうか?
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お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
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飛んできたポチを右肩に乗せ、父達4人が安全地帯から出て攻略へ向かう。
シュウゲンさんは洞窟へ採掘に行き、私と奏伯父さんはテント内で待機だ。
マッピングを展開し、冒険者のいない場所にいる魔物をLv上げ用に次々と収納する。
Lv50になれば恩恵があるかも知れない転移組は、さっさとLv50まで上げた方がいい。
その作業と並行しガーグ老のお礼と妖精さんのお供え用にショートブレッドを焼き、子供達のおやつはプリンを作った。
3時間後、迷宮都市ダンジョン地下15階の安全地帯に戻りテントからホームへ移動し休憩する。
新しくヒールを覚えたメンバーに伝え忘れていたため、薬草へヒールを掛けてのLv上げをお願いし、再び摩天楼のダンジョンへ移動。
残りの3時間は久し振りに鉱物採取をしようかな。
テントからシュウゲンさんが採掘している洞窟へ直接移転し、シルバーに周囲の魔物を狩ってもらう。
活躍の場が少ないシルバーは、張り切り魔物に向かっていった。
前回は竜の卵を発見して驚いたけど、鉱物以外もあるんだろうか?
洞窟の壁をマッピングで透視し鉱物を探していく。
この鉱物も薬草や果物と同じように毎日出現するのかなぁ。
本当にダンジョンは不思議だ。
入口から900mと結構奧へ進んだ場所に陣取り、注意深く天井を見つめる。
黄緑色をした鉱物発見し、そのままアイテムBOXに収納して次を探す。
2時間程は何も見付からず、残り1時間となった所で洞窟の行き止まりに不自然な空間があるのに気付いた。
一見すると同じような壁が続いているように見える。
けれど私のマッピングでは、その壁の後ろに空間があるのだ。
これはもしや隠し部屋? 中には、お宝があるのかしら?
30階には宝箱が出現するし、ダンジョンマスターがいるなら隠し部屋があってもおかしくない。
私は2人と合流し確かめてみる事にした。
この壁の後ろに広い空間があると伝え、崩してほしいとお願いする。
シュウゲンさんが大きなツルハシを振り上げ壁に向かって打ち付けると、壁には当たらず空振りした状態になった。
うん? この壁は幻覚なの?
見えている壁に手を触れようとすると、何の手応えもない。
「奏伯父さん。この壁には目くらましのようなものが掛かっているみたい。何だか嫌な予感がするから、お父さん達を呼んでくるね」
私はアシュカナ帝国が次の目標にしているダンジョンだと思い出し、真っ先に犯人達の拠点になっている可能性を考えた。
人目を忍ぶには絶好の場所だ。
攻略中の4人は別々に行動していたけど、それぞれの前に移転し洞窟内へ連れてくる。
事情を話すと、兄が勝手な行動をせず報告した件を褒めてくれた。
皆の前で頭をヨシヨシとされ、かなり恥ずかしい。
これじゃ普段は、どんな行動を取っているのかと思われちゃうよ~。
Lvの高いシュウゲンさんと奏伯父さんを先頭にセイさんと父が続き、その後ろを私と兄と旭が付いて中へ進んでいく。
そこは何もない10畳くらいの広い空間だった。
でも態々見えないようにするなんて変だよね?
絶対人には見られたくない物があるに違いないと、私は更にその空間の壁を透視した。
案の定、右側の壁の奥に箱を発見する。
入口同様、こちらも見ただけでは分からないよう隠されていた。
その事を皆に伝えると、シュウゲンさんが壁に手を入れ箱を引きずり出す。
一辺が50cmくらいの正方形をした箱の表面は黒く、見るからに怪しい文様が刻まれている。
シュウゲンさんが箱を鑑定し結果を教えてくれた。
「これは呪具を入れるための箱だ。恐らく中に入っているのは禁制品の呪具だろう」
あぁやっぱり……。
アシュカナ帝国は、摩天楼のダンジョンに呪具を設置する準備をしていたんだ。
「使用されると困るから回収しよう。他にも何かないか調べてみる」
見付けた箱をアイテムBOXに収納し、再び周囲を注意深く透視する。
天井と3方の壁には見付からず、念のため地面を探ると一か所穴が開いている。
こちらにはマジックバッグがあった。
けれど使用者権限が付いている物だったから、中身が何か分からない。
それでも利用されないよう、こちらも回収しておいた。
最後に、この空間をアースボールで埋めておこう。
他の階層に拠点を作っているかも知れないけど、高価な呪具がそうそうあるとは思えない。
30階層は宝箱狙いの冒険者が多くいる場所だ。
呪具を設置されれば被害は甚大になる。
隠れ家がなくなったと知れば、こちらが気付いていると分かるだろうし、少なくとも時間稼ぎにはなる。
本当は、摩天楼のギルドマスターに報告するのが一番いいんだけど……。
でも入場料を払わず違法に攻略しているから、それは出来ないんだよね。
そもそも私達4人はA級冒険者じゃないから、入場資格そのものがない。
そう考えて、特級冒険者のシュウゲンさんを見る。
祖父だけは迷宮都市のダンジョンを攻略していないから、辻褄が合うだろうか?
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