560 / 781
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第683話 迷宮都市 地下15階・地下28階&狙われた雫ちゃん
ダンジョン攻略最終日の金曜。
魔力不足で寝た後は、魔力を回復するためか眠りが深いようで夢も見ない。
ぐっすり寝て気分良く目覚めた私は、身支度を済ませ部屋から出る。
リビングでは既に起きていた兄がソファーへ座りTVを見ていた。
その手には、コンビニで購入した新聞がある。
毎日まめに日本の情報をチェックするのは、残してきた家族が心配だからだろう。
年の離れた双子達は48歳になっているけど、小さな頃から面倒を見ていたので兄というより父親代わりだった。
特に遥斗は見た目が男性に見えないからなぁ~。
母に似て童顔だから30代でも充分通じるし……。
2卵性なので兄の雅人とは全然違う。
「お兄ちゃん、おはよう。最近、早いね~」
私の家へ泊まるようになり、兄は起こす前からTVを見ている。
「あぁ、おはよう。ちょっと、寝る場所が狭くてな……」
普段は旭と一緒にダブルベッドで寝ているので、1人用の布団は狭く感じるんだろうか?
兄のコーヒーを淹れ5人分の朝食が完成した頃、全員が揃って席に着く。
「頂きます!」
純和風のメニューに、朝から茜がご飯をお代わりする。
年齢が若くなり食事量が増えたらしい。
兄達と同じく、茶碗から丼へ変更した方が良さそうだ。
5合炊いたご飯は綺麗になくなった。
冒険者の恰好に着替えたら、メンバーを連れ迷宮都市ダンジョン15階のテント内へ移転。
テントから出て、ダンクさん・アマンダさんパーティーと挨拶を交わす。
「サラちゃん。新しい従魔達の首に掛かっている、この袋も作ったのか?」
ダンクさんが目敏く、キャラクター刺繍の付いたポシェットを見ていた。
「えぇ、私が作りました。刺繍もお揃いにしたんですよ」
「そっ、そうか……。サラちゃんのセンスは独特だなぁ」
苦笑している所を見ると、ダンクさんには猫のキャラクターの可愛さが伝わらないようだ。
「俺達は、これから地上へ帰還するよ。そのままサラちゃんの結婚式に出るから、暫くダンジョン攻略は中止する。家に1人でいる母さんも心配だしな」
現在妊娠中の母親のルイスさんは1人で家にいる。
他領から冒険者が来ているなら、迷宮都市の治安も悪くなるかも知れない。
実際、自分達が襲われたばかりなのでダンクさんも不安だろう。
「久し振りに、ゆっくりしてきて下さい。これ、ルイスさんにどうぞ」
妊娠中はさっぱりした物が食べたいだろうと、2色のキウイフルーツを幾つか渡す。
「おっ、ありがとな!」
そう言って、ダンクさんパーティーはテントを回収し地上へ帰還していった。
その姿を見送った後、私達も午前中の攻略開始。
地下16階で果物採取をし、今日は地下28階へ移動する。
茜とセイさんが、ターンラカネリの槍を見付けようと張り切っていた。
父と奏伯父さんは槍に興味がないのか、安全地帯から出ず私の傍に残っている。
午前中は兄が単独で果物採取をし旭は家族と一緒に地下15階を攻略しているので、今この階層にいるのは私と父、奏伯父さんとセイさんに茜の5人だ。
地下28階の魔物ではLvが上がらないから、2人は攻略する気がないんだろう。
テーブルと椅子を出し3人分のコーヒーを淹れ、私は減ってしまったチーズバーガーセットを作り始めた。
周囲にハンバーグが焼ける匂いが漂い始めると、父が食べたそうにしている。
意外とファーストフ-ドが好きなんだよね。
母の作る料理は和食中心だから、偶には違う物も食べたいのかしら?
でも今この大きなチーズバーガーを食べてしまったら、母の作った昼食が食べられなくなってしまう。
私が妖精さんのお供え分だから我慢してねと言うと、がっかりしていた。
それを隣で聞いていた奏伯父さんまで、えっ! とショックを受けた顔をするから笑いを堪えるのが大変だった。
料理をしながら2人の討伐の様子をマッピングで確認しよう。
セイさんと茜は、それぞれ別方向で魔物を倒しているようだ。
Lvの高い2人は地下28階の魔物を連携して倒す必要がない。
茜はダイアンに騎乗し、リザードマン系の魔物を優先的に探しては手にした剣で首を刎ねる。
父もそうだけど、武闘派は首狩り族みたいだなぁ。
魔物だから私も見ていられるけど、人間だったらと想像するとかなり怖い。
セイさんは、あの大槍を使用せず魔物の頭部を魔法で消し炭にし倒していた。
全く問題なさそうな2人から視線を外し、引き続きポテトとナゲットを揚げていく。
3時間後、戻ってきた2人は対象的だった。
笑顔満面な茜と意気消沈しているセイさん。
茜の手には、リザードマンが使用していた黄金に輝く槍があった。
早速、父に鑑定をお願いしている。
偽物の方が多いから期待通りとはならないと思うよ?
セイさんは、自分で鑑定して結果を把握済みなのかな。
「茜、この槍は残念だが(偽)ターンラカネリだ」
父の鑑定結果に唖然とした妹は、3時間で収集した槍をアイテムBOXから全て出し再び鑑定をお願いしている。
結果は予想通り全部が(偽)ターンラカネリだった。
「ダンジョンマスターに文句を言ってやる!」
考える事は同じらしい。
「残念だけど、このダンジョンにはダンジョンマスターがいないの。最終階層の30階には、リッチの上位種がいるだけよ」
「それなら仕方ないか……」
出した槍をアイテムBOXへ収納した茜は不機嫌そうに腕を組む。
(偽)ターンラカネリには私もやられたから、怒る気持ちが良く分かる。
ダンジョンは冒険者に都合よく出来てはいないのだ。
地下15階の安全地帯へ移動し、テントからホームの実家に戻る。
昼食を食べながら、雫ちゃんが話題にした内容を聞き思わずお茶を吹き出してしまった。
「私を狙う冒険者が襲ってきたから、サンダーボルトで撃退したの!」
いやいや、そんな魔法はないよ!
どうやら樹おじさんが付与した魔石の雷を落としたらしい。
犯人達が感電し気絶した後、妖精さんが現れ縄で簀巻きにしてくれたと言う。
昨日の今日で、収穫がなかった犯人達が3人パーティーの雫ちゃんに目を付けたのか……。
人数は6人だったと聞き、ダンクさんを襲った冒険者とは別の可能性があると考える。
今は邪魔だからと簀巻きにされた犯人達は、雫ちゃんのお母さんのアイテムBOXに収納されているようだ。
地上へ戻った後で、ダンクさんに犯人の顔を確認してもらおう。
懸念していた事が現実になり、私は今後の対策をどうしようか悩み始めたのだった。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
魔力不足で寝た後は、魔力を回復するためか眠りが深いようで夢も見ない。
ぐっすり寝て気分良く目覚めた私は、身支度を済ませ部屋から出る。
リビングでは既に起きていた兄がソファーへ座りTVを見ていた。
その手には、コンビニで購入した新聞がある。
毎日まめに日本の情報をチェックするのは、残してきた家族が心配だからだろう。
年の離れた双子達は48歳になっているけど、小さな頃から面倒を見ていたので兄というより父親代わりだった。
特に遥斗は見た目が男性に見えないからなぁ~。
母に似て童顔だから30代でも充分通じるし……。
2卵性なので兄の雅人とは全然違う。
「お兄ちゃん、おはよう。最近、早いね~」
私の家へ泊まるようになり、兄は起こす前からTVを見ている。
「あぁ、おはよう。ちょっと、寝る場所が狭くてな……」
普段は旭と一緒にダブルベッドで寝ているので、1人用の布団は狭く感じるんだろうか?
兄のコーヒーを淹れ5人分の朝食が完成した頃、全員が揃って席に着く。
「頂きます!」
純和風のメニューに、朝から茜がご飯をお代わりする。
年齢が若くなり食事量が増えたらしい。
兄達と同じく、茶碗から丼へ変更した方が良さそうだ。
5合炊いたご飯は綺麗になくなった。
冒険者の恰好に着替えたら、メンバーを連れ迷宮都市ダンジョン15階のテント内へ移転。
テントから出て、ダンクさん・アマンダさんパーティーと挨拶を交わす。
「サラちゃん。新しい従魔達の首に掛かっている、この袋も作ったのか?」
ダンクさんが目敏く、キャラクター刺繍の付いたポシェットを見ていた。
「えぇ、私が作りました。刺繍もお揃いにしたんですよ」
「そっ、そうか……。サラちゃんのセンスは独特だなぁ」
苦笑している所を見ると、ダンクさんには猫のキャラクターの可愛さが伝わらないようだ。
「俺達は、これから地上へ帰還するよ。そのままサラちゃんの結婚式に出るから、暫くダンジョン攻略は中止する。家に1人でいる母さんも心配だしな」
現在妊娠中の母親のルイスさんは1人で家にいる。
他領から冒険者が来ているなら、迷宮都市の治安も悪くなるかも知れない。
実際、自分達が襲われたばかりなのでダンクさんも不安だろう。
「久し振りに、ゆっくりしてきて下さい。これ、ルイスさんにどうぞ」
妊娠中はさっぱりした物が食べたいだろうと、2色のキウイフルーツを幾つか渡す。
「おっ、ありがとな!」
そう言って、ダンクさんパーティーはテントを回収し地上へ帰還していった。
その姿を見送った後、私達も午前中の攻略開始。
地下16階で果物採取をし、今日は地下28階へ移動する。
茜とセイさんが、ターンラカネリの槍を見付けようと張り切っていた。
父と奏伯父さんは槍に興味がないのか、安全地帯から出ず私の傍に残っている。
午前中は兄が単独で果物採取をし旭は家族と一緒に地下15階を攻略しているので、今この階層にいるのは私と父、奏伯父さんとセイさんに茜の5人だ。
地下28階の魔物ではLvが上がらないから、2人は攻略する気がないんだろう。
テーブルと椅子を出し3人分のコーヒーを淹れ、私は減ってしまったチーズバーガーセットを作り始めた。
周囲にハンバーグが焼ける匂いが漂い始めると、父が食べたそうにしている。
意外とファーストフ-ドが好きなんだよね。
母の作る料理は和食中心だから、偶には違う物も食べたいのかしら?
でも今この大きなチーズバーガーを食べてしまったら、母の作った昼食が食べられなくなってしまう。
私が妖精さんのお供え分だから我慢してねと言うと、がっかりしていた。
それを隣で聞いていた奏伯父さんまで、えっ! とショックを受けた顔をするから笑いを堪えるのが大変だった。
料理をしながら2人の討伐の様子をマッピングで確認しよう。
セイさんと茜は、それぞれ別方向で魔物を倒しているようだ。
Lvの高い2人は地下28階の魔物を連携して倒す必要がない。
茜はダイアンに騎乗し、リザードマン系の魔物を優先的に探しては手にした剣で首を刎ねる。
父もそうだけど、武闘派は首狩り族みたいだなぁ。
魔物だから私も見ていられるけど、人間だったらと想像するとかなり怖い。
セイさんは、あの大槍を使用せず魔物の頭部を魔法で消し炭にし倒していた。
全く問題なさそうな2人から視線を外し、引き続きポテトとナゲットを揚げていく。
3時間後、戻ってきた2人は対象的だった。
笑顔満面な茜と意気消沈しているセイさん。
茜の手には、リザードマンが使用していた黄金に輝く槍があった。
早速、父に鑑定をお願いしている。
偽物の方が多いから期待通りとはならないと思うよ?
セイさんは、自分で鑑定して結果を把握済みなのかな。
「茜、この槍は残念だが(偽)ターンラカネリだ」
父の鑑定結果に唖然とした妹は、3時間で収集した槍をアイテムBOXから全て出し再び鑑定をお願いしている。
結果は予想通り全部が(偽)ターンラカネリだった。
「ダンジョンマスターに文句を言ってやる!」
考える事は同じらしい。
「残念だけど、このダンジョンにはダンジョンマスターがいないの。最終階層の30階には、リッチの上位種がいるだけよ」
「それなら仕方ないか……」
出した槍をアイテムBOXへ収納した茜は不機嫌そうに腕を組む。
(偽)ターンラカネリには私もやられたから、怒る気持ちが良く分かる。
ダンジョンは冒険者に都合よく出来てはいないのだ。
地下15階の安全地帯へ移動し、テントからホームの実家に戻る。
昼食を食べながら、雫ちゃんが話題にした内容を聞き思わずお茶を吹き出してしまった。
「私を狙う冒険者が襲ってきたから、サンダーボルトで撃退したの!」
いやいや、そんな魔法はないよ!
どうやら樹おじさんが付与した魔石の雷を落としたらしい。
犯人達が感電し気絶した後、妖精さんが現れ縄で簀巻きにしてくれたと言う。
昨日の今日で、収穫がなかった犯人達が3人パーティーの雫ちゃんに目を付けたのか……。
人数は6人だったと聞き、ダンクさんを襲った冒険者とは別の可能性があると考える。
今は邪魔だからと簀巻きにされた犯人達は、雫ちゃんのお母さんのアイテムBOXに収納されているようだ。
地上へ戻った後で、ダンクさんに犯人の顔を確認してもらおう。
懸念していた事が現実になり、私は今後の対策をどうしようか悩み始めたのだった。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!
akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。
そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。
※コメディ寄りです。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
家ごと異世界ライフ
もちもちほっぺ
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
2024年5月 書籍一巻発売
2025年7月 書籍二巻発売
2025年10月 コミカライズ連載開始
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろうでも同時連載中です◇