567 / 781
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第690話 迷宮都市 地下15階&摩天楼のダンジョン(31階・99階) ちょっとした実験&新しい政策
どうしてこうなった!?
劇の発表まで時間がないのに急遽、白雪姫役をする羽目になった私はアマンダさんに連行され稽古に強制参加させられた。
前回リリーさんと扇舞をした時とは違い、今回は台詞を覚える必要がある。
しかも主役で、ほぼ出ずっぱりの私は台詞の量が多い。
そして、その覚えた台詞も当日言えるかどうか……。
人魚姫の衣装を着るよりはマシかも知れないけど、旭同様アドリブが待っていそうだ。
兄に却下されたキスシーンがなくても、毒に倒れた白雪姫が生き返る内容を考えないと……。
月曜日から遅くまで稽古に付き合わされ、寝不足の状態で翌日の朝を迎えた。
火曜日、朝9時。
テントから出てアマンダさんと挨拶を交わす。
ケンさんがフォレストウサギの首に掛かっているポシェットに気付き、〇ーターラビットの刺繍を見て新種の魔物かと聞いてきた。
この世界のウサギの魔物は狂暴なので、可愛らしい刺繍のウサギとは全く似ていない。
想像上の生き物だと答えると、食べる部分が少なそうだと言われてしまった。
異世界では食肉扱いだから仕方ないとはいえ、〇ーターラビットが可哀想……。
地下16階の果物を収穫後、今日は地下9階の魔物でLv上げをする。
地下8階? アンデッド階層は、旭と兄がいないと臭いがキツイから攻略しません。
早速、突進してきたユニコーンへシルバーに騎乗したまま槍を繰り出す。
乙女に向かってくる魔物は瞬殺だ!
そして襲ってこないバイコーンは、こちらから攻撃を仕掛ける。
あれ? 茜に対し、ユニコーンが襲ってこない。
私との違いは何?
逆にバイコーンからは敵意を露わにされていた。
う~ん、魔物の生態が謎すぎる。
ケンタウロスにターンラカネリの槍を投擲しても躱され、肉薄する前に茜が遮り剣を振るう。
一振りで首を落とされた魔物は、横倒しになって倒れた。
相変わらず妹の剣の腕は冴え渡っているなぁ。
どうして私の槍は当たらないんだろうか……。
索敵したバジリスクが蜷局を巻いている。
兄がいない今がチャンスだと思い、前から確認したかった事を試してみた。
バジリスクが石化の魔法を使用する瞬間に合わせ姿見を出す。
魔法が鏡で跳ね返るのか知りたかったんだけど、結果は姿見が石化されただけだった。
お話のような効果は、ないらしい。
魔物に対し攻撃もせず姿見を出しただけで動かない私に気付いたシルバーが、アイスボールを撃ちバジリスクを絶命させる。
それを見ていた父に呆れた表情で怒られた。
「沙良。好奇心旺盛なのは分かるが、魔物相手に危険な真似はするな」
「ちょっと興味があって……。石化の魔法は厄介だから、新しい討伐方法になるかも知れないでしょ?」
ダンクさんの両親のパーティーが20年も石化状態でいたのを考え、安全に倒せればいいと思ったんだよね。
「これで鏡は意味がないと分かっただろう? あんまり心配させないでくれ」
やれやれと首を振る父に、大人しくコクコクと頷いておく。
そんな私を妹が胡乱げに見ていたので、暫く実験するのは止めた方がいいか。
いや、気になったら確かめたいと思うのは人間心理だと思うよ?
その後は至って普通に槍のLv上げをし、3時間後に地下15階の安全地帯へ戻る。
ホームの実家で昼食を食べてから、シュウゲンさんを連れ摩天楼のダンジョン31階へ移転。
私と茜は99階を内緒で攻略する。
シルバーがまた地面に何かを書き、伝えようとしているみたいだ。
横に線が引かれ、その上に↑が描かれている。
これは……全然意味が分からない。
念話が通じないと意思の疎通は難しいなぁ。
私に伝わらないと焦れたシルバーが体を低くし、騎乗を促してきた。
どうやら背中に乗ってほしいらしい。
私がシルバーの願い通り背に乗ると、浮遊魔法を発動させ高く浮き上がった。
おおっ! またLvが上がったようだ。
今の高さは10mくらいあるだろうか?
従魔のステータスを確認すると、浮遊魔法Lv7になっている。
私が飛翔魔法の練習をするのが不安で、同じくらいの高さまでLv上げを頑張ったのかしら?
従魔に心配される主人って……、考えると少し悲しい。
10分程シルバーは安全地帯の上を飛び地面に降りた。
尻尾をフリフリさせて、自分に乗ってほしいとアピールしているみたい。
これはあれだな、1人で飛ばないでと言っているようだ。
私がドラゴンに進化したら背中に乗せてね~と伝えると、シルバーがこてんと寝転がる。
昏倒している状態を示し、魔力が足りないと訴えているのかな?
魔力といえば、MP値を上げる玉を従魔に舐めさせたらどうなるんだろう?
気になった事は直ぐに確認しよう!
これは危険な実験じゃないから問題ない。
私はハイエーテルが固まった丸い紫の玉を、シルバーの口に入れてみた。
シルバーは口に入れられた玉を、そのまま飲み込んでしまう。
まぁ飴みたいに舐める習慣はないから、それでも効果があればいい。
食事が不要な魔物に消化器官があるのか不明だけど……。
5分後、シルバーのステータスを調べるとMP値が100増えている! 丸い玉は従魔にも効果があった。
『MAXポーション』が変化した赤い玉もHP値が50増えるか確認すると、こちらも同様に増えていた。
現在、迷宮都市には素行不良の冒険者達が多く集まっている。
従魔自身も狙われる可能性があるため、シルバー達のHP/MPを増やせるなら上げておいた方がいい。
それに、魔力不足で進化出来ないのも解消されるだろう。
MPが10,000くらいになったらドラゴンになれるかも?
私が考えていた内容を知り、シルバーが激しく首を横に振っている。
10,000じゃ足りないのかな?
毎日与えれば、1年後には36,500増えるから大丈夫だよ!
そう伝えるとシルバーは、再びこてんと寝転がりそのまま動かなくなってしまった。
ドラゴンに進化するのは、相当MPが必要なようだ。
100,000なら3年掛かりそうね。
2回の攻略後、31階のテント内に戻り、帰ってきた兄達と迷宮都市ダンジョン地下15階の安全地帯へ移動。
アマンダさんが、地下10階の冒険者を襲った10人の犯人が捕まったと教えてくれた。
夕食時に冒険者ギルドで新しい通達があった話を聞く。
迷宮都市でクランに入っていない冒険者が罪を犯した場合、斬首刑になるのを承諾した誓約書へ署名しないと、ダンジョン攻略は出来ないそうだ。
その署名と引き換えに魔道具の腕輪を渡され、それがないと『MAXポーション』の購入も不可となる。
この大胆な政策を行えるのは、独立採算制の都市ならではだろう。
犯行目的の冒険者は、処罰が重い事を知り躊躇するに違いない。
普通は鉱山送りの罪が重罪犯に課せられる斬首となれば、命を天秤にかけリスクを背負うようなものだ。
オリビアさんはダンジョン内での犯罪が増えるのを危惧し、適格な判断を下したと思う。
今回捕まった28人の犯人達の刑が実際に実行されれば、簡単に罪を犯そうとする人間は確実に減る。
ダンジョン内と都市内の治安回復は早急に改善されるかな?
他領から来た冒険者も、旨味がないと分かれば都市を離れるかも知れない。
死刑執行の書類に署名してまで、悪事を働こうとをする馬鹿はいない筈。
この新しい政策が執行されるのを、冒険者や都市の人々は賛成するだろう。
クランに入っていない私達も署名する必要があるわよね?
金曜日、オリビアさんの所に行こう。
食後、アマンダさんに確保され劇の稽古に参加。
必死に台詞を覚えているけど、役に立つのか甚だ疑問だ……。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
劇の発表まで時間がないのに急遽、白雪姫役をする羽目になった私はアマンダさんに連行され稽古に強制参加させられた。
前回リリーさんと扇舞をした時とは違い、今回は台詞を覚える必要がある。
しかも主役で、ほぼ出ずっぱりの私は台詞の量が多い。
そして、その覚えた台詞も当日言えるかどうか……。
人魚姫の衣装を着るよりはマシかも知れないけど、旭同様アドリブが待っていそうだ。
兄に却下されたキスシーンがなくても、毒に倒れた白雪姫が生き返る内容を考えないと……。
月曜日から遅くまで稽古に付き合わされ、寝不足の状態で翌日の朝を迎えた。
火曜日、朝9時。
テントから出てアマンダさんと挨拶を交わす。
ケンさんがフォレストウサギの首に掛かっているポシェットに気付き、〇ーターラビットの刺繍を見て新種の魔物かと聞いてきた。
この世界のウサギの魔物は狂暴なので、可愛らしい刺繍のウサギとは全く似ていない。
想像上の生き物だと答えると、食べる部分が少なそうだと言われてしまった。
異世界では食肉扱いだから仕方ないとはいえ、〇ーターラビットが可哀想……。
地下16階の果物を収穫後、今日は地下9階の魔物でLv上げをする。
地下8階? アンデッド階層は、旭と兄がいないと臭いがキツイから攻略しません。
早速、突進してきたユニコーンへシルバーに騎乗したまま槍を繰り出す。
乙女に向かってくる魔物は瞬殺だ!
そして襲ってこないバイコーンは、こちらから攻撃を仕掛ける。
あれ? 茜に対し、ユニコーンが襲ってこない。
私との違いは何?
逆にバイコーンからは敵意を露わにされていた。
う~ん、魔物の生態が謎すぎる。
ケンタウロスにターンラカネリの槍を投擲しても躱され、肉薄する前に茜が遮り剣を振るう。
一振りで首を落とされた魔物は、横倒しになって倒れた。
相変わらず妹の剣の腕は冴え渡っているなぁ。
どうして私の槍は当たらないんだろうか……。
索敵したバジリスクが蜷局を巻いている。
兄がいない今がチャンスだと思い、前から確認したかった事を試してみた。
バジリスクが石化の魔法を使用する瞬間に合わせ姿見を出す。
魔法が鏡で跳ね返るのか知りたかったんだけど、結果は姿見が石化されただけだった。
お話のような効果は、ないらしい。
魔物に対し攻撃もせず姿見を出しただけで動かない私に気付いたシルバーが、アイスボールを撃ちバジリスクを絶命させる。
それを見ていた父に呆れた表情で怒られた。
「沙良。好奇心旺盛なのは分かるが、魔物相手に危険な真似はするな」
「ちょっと興味があって……。石化の魔法は厄介だから、新しい討伐方法になるかも知れないでしょ?」
ダンクさんの両親のパーティーが20年も石化状態でいたのを考え、安全に倒せればいいと思ったんだよね。
「これで鏡は意味がないと分かっただろう? あんまり心配させないでくれ」
やれやれと首を振る父に、大人しくコクコクと頷いておく。
そんな私を妹が胡乱げに見ていたので、暫く実験するのは止めた方がいいか。
いや、気になったら確かめたいと思うのは人間心理だと思うよ?
その後は至って普通に槍のLv上げをし、3時間後に地下15階の安全地帯へ戻る。
ホームの実家で昼食を食べてから、シュウゲンさんを連れ摩天楼のダンジョン31階へ移転。
私と茜は99階を内緒で攻略する。
シルバーがまた地面に何かを書き、伝えようとしているみたいだ。
横に線が引かれ、その上に↑が描かれている。
これは……全然意味が分からない。
念話が通じないと意思の疎通は難しいなぁ。
私に伝わらないと焦れたシルバーが体を低くし、騎乗を促してきた。
どうやら背中に乗ってほしいらしい。
私がシルバーの願い通り背に乗ると、浮遊魔法を発動させ高く浮き上がった。
おおっ! またLvが上がったようだ。
今の高さは10mくらいあるだろうか?
従魔のステータスを確認すると、浮遊魔法Lv7になっている。
私が飛翔魔法の練習をするのが不安で、同じくらいの高さまでLv上げを頑張ったのかしら?
従魔に心配される主人って……、考えると少し悲しい。
10分程シルバーは安全地帯の上を飛び地面に降りた。
尻尾をフリフリさせて、自分に乗ってほしいとアピールしているみたい。
これはあれだな、1人で飛ばないでと言っているようだ。
私がドラゴンに進化したら背中に乗せてね~と伝えると、シルバーがこてんと寝転がる。
昏倒している状態を示し、魔力が足りないと訴えているのかな?
魔力といえば、MP値を上げる玉を従魔に舐めさせたらどうなるんだろう?
気になった事は直ぐに確認しよう!
これは危険な実験じゃないから問題ない。
私はハイエーテルが固まった丸い紫の玉を、シルバーの口に入れてみた。
シルバーは口に入れられた玉を、そのまま飲み込んでしまう。
まぁ飴みたいに舐める習慣はないから、それでも効果があればいい。
食事が不要な魔物に消化器官があるのか不明だけど……。
5分後、シルバーのステータスを調べるとMP値が100増えている! 丸い玉は従魔にも効果があった。
『MAXポーション』が変化した赤い玉もHP値が50増えるか確認すると、こちらも同様に増えていた。
現在、迷宮都市には素行不良の冒険者達が多く集まっている。
従魔自身も狙われる可能性があるため、シルバー達のHP/MPを増やせるなら上げておいた方がいい。
それに、魔力不足で進化出来ないのも解消されるだろう。
MPが10,000くらいになったらドラゴンになれるかも?
私が考えていた内容を知り、シルバーが激しく首を横に振っている。
10,000じゃ足りないのかな?
毎日与えれば、1年後には36,500増えるから大丈夫だよ!
そう伝えるとシルバーは、再びこてんと寝転がりそのまま動かなくなってしまった。
ドラゴンに進化するのは、相当MPが必要なようだ。
100,000なら3年掛かりそうね。
2回の攻略後、31階のテント内に戻り、帰ってきた兄達と迷宮都市ダンジョン地下15階の安全地帯へ移動。
アマンダさんが、地下10階の冒険者を襲った10人の犯人が捕まったと教えてくれた。
夕食時に冒険者ギルドで新しい通達があった話を聞く。
迷宮都市でクランに入っていない冒険者が罪を犯した場合、斬首刑になるのを承諾した誓約書へ署名しないと、ダンジョン攻略は出来ないそうだ。
その署名と引き換えに魔道具の腕輪を渡され、それがないと『MAXポーション』の購入も不可となる。
この大胆な政策を行えるのは、独立採算制の都市ならではだろう。
犯行目的の冒険者は、処罰が重い事を知り躊躇するに違いない。
普通は鉱山送りの罪が重罪犯に課せられる斬首となれば、命を天秤にかけリスクを背負うようなものだ。
オリビアさんはダンジョン内での犯罪が増えるのを危惧し、適格な判断を下したと思う。
今回捕まった28人の犯人達の刑が実際に実行されれば、簡単に罪を犯そうとする人間は確実に減る。
ダンジョン内と都市内の治安回復は早急に改善されるかな?
他領から来た冒険者も、旨味がないと分かれば都市を離れるかも知れない。
死刑執行の書類に署名してまで、悪事を働こうとをする馬鹿はいない筈。
この新しい政策が執行されるのを、冒険者や都市の人々は賛成するだろう。
クランに入っていない私達も署名する必要があるわよね?
金曜日、オリビアさんの所に行こう。
食後、アマンダさんに確保され劇の稽古に参加。
必死に台詞を覚えているけど、役に立つのか甚だ疑問だ……。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!
akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。
そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。
※コメディ寄りです。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
家ごと異世界ライフ
もちもちほっぺ
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
2024年5月 書籍一巻発売
2025年7月 書籍二巻発売
2025年10月 コミカライズ連載開始
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろうでも同時連載中です◇