591 / 781
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第714話 旭 樹 再召喚 8 ガーグ老との再会 3
3人で密談した後、ガーグ老から家族を紹介される。
長男のゼンは俺も知っているが、次男から五男は誰だ?
しかも全然似ていないし、見た目年齢が逆のようだが……。
五男が一番年上に見えるぞ?
四男と五男の嫁に至っては、もう何と言っていいか分からない。
辛うじて、口から大きくはみ出た口紅だけが女性らしい所だろうか?
いや、いや、絶対男だろ!
俺がじっと見つめると、長男以外が視線を逸らす。
「ごほんっ。こやつらは、御子の料理が食べたかったようでな。まぁ、その許してやって下され。他の者は、木の妖精に扮し御子から料理を分けてもらっておる」
姿を見せているガーグ老達とは違い、50人の『万象』達は隠形しているから家族や妖精という事にして料理を食べているのか……。
この世界の残念な料理を思い出し、なるほどなと理由を察した。
ただ、もう少しなんとかならなかったんだろうか。
似てない兄弟は仕方ないにしても年齢順にするとか、妻役は小柄な男性がするとか……。
どうやって役柄を決めたのか聞くと、総当たり戦で勝った順番らしい。
そんなに娘の料理が食べたかったのか?
しかし、この家族を紹介された皆は、かなり不審に思っているだろうな。
大丈夫か、これ……。
工房から出ると昼食の準備が済んでいたのか、三男役が慌てて配膳に向かった。
妻役の2人が動かないのは、『万象』内での序列が上だからだろう。
妻役は自分達の演技を放棄してないか?
沙良ちゃんが出来上がった料理を、妻と一緒に木の下へ運んでいる。
可哀想に結花の料理も食べるのか……。
妖精役をしている『万象』達は、天国と地獄を同時に味わいそうだ。
「お待たせしました。皆さん、今日もありがとうございます。お昼のメニューは、『五目あんかけうどん』と『カツ煮』です。『五目あんかけうどん』は非常に熱いので、取り皿に入れ食べて下さいね。それでは頂きましょう」
「頂きます!」
娘の挨拶が終ると、皆が一斉に食事を始める。
稽古の後は、毎回お礼に料理を振る舞っているんだろう。
「これは期間限定の『うどん』だな。あれは50食しかないで、まだ一度も食べた事がないのだ」
異世界にはない『うどん』をガーグ老が知っていた。
不思議に思っていると、響から娘が『肉うどん店』を経営していると教えてもらう。
異世界人には受けがいいだろうから、店は繁盛していそうだな。
子供達の支援だけじゃなく、飲食店も経営しているとは驚いた。
俺の娘は遣り手らしい。
「おおっ、なんだかほっとする味だわ。どれ『カツ煮』とやらも食べてみよう。これはっ! 甘辛くて『うどん』によう合うわい」
ガーグ老が感想を言いながら、次々と口に入れる。
他の影衆達は無言で黙々と食べていた。
その表情を見れば料理が美味しいと分かる。
「姫様の食べたがっておった料理を、サラ……ちゃんが沢山作ってくれての。『ハンバーガー』や『ピザ』や『フライドポテト』は、確かに太る食べ物であった。『うなぎの蒲焼』は、本当に美味しかったですぞ! 少しばかり効果があり過ぎて、些か困り申したが……」
ヒルダ時代、俺が食べたいと言っていた料理名を覚えていたのか……。
それにしても効果がある『うなぎの蒲焼』に、嫌な予感がするのは何故だ?
もしかして精力剤の効能がある、ダンジョン産の魔物じゃないか?
俺は響との初夜に盛られた媚薬を思い出し、絶対食べないと決めた。
強制的に発情させられるのは一度で充分だ。
今は若くなった妻の誘惑を躱すので精一杯だからな。
恐ろしい食材に震えていたら、娘が誤魔化していた件を聞いてくる。
「ガーグ老は、樹おじさんをどうして姫様と勘違いしたの?」
おっと、それを正面切って質問されると困ってしまう。
「あぁ、それは……。俺の魔力が姫様に似ていたから、姿変えの魔道具で変装していると思ったみたいだ」
姿は別人になっているから、ここは個人が識別出来る魔力と言って乗り切ろう。
同じ種族は大抵魔力で判断出来る。
エルフは見た目が特徴的な種族だが、武の出身の者は人間じゃ分からないだろうな。
俺の近衛だった女性騎士達は綺麗な容姿をしていたけど、ガーグ老達はエルフには見えない。
「ポチとタマが懐いているのも、その所為?」
「元は姫様の従魔だから……そうだろう」
「ふ~ん。じゃあ、樹おじさんの言葉を理解出来るのかな?」
「今はガーグ老の従魔だから、いくら魔力が似ていても俺の言葉は分からないだろう」
本当は言葉が伝わっているが黙っておいた。
主人以外の指示で動く従魔はいない。
今も俺の両肩に止まって離れない2匹の白梟は、俺と娘の顔を交互に見て何度も同じ仕草をした後、頭を一度だけ上下に動かした。
何だ? ポチとタマは俺の言葉を分かっているが、現在はガーグ老の従魔なので念話は出来ない。
2匹が何を考えているのか分からず、その行動の意味は不明だった。
食事を済ませた後、沙良ちゃん達はこれから俺の騎獣をテイムしに行くらしい。
直ぐに済むから待っていてねと言われ、どんな風にテイムするのか気になった。
響曰く、かなり特殊な方法のようだから違う種族の魔物でも大丈夫みたいだ。
女性陣と息子達が工房を出ていき、義祖父と義父、俺と響が残る。
するとガーグ老が、いそいそと将棋盤を持ち出し義祖父に対局を申し込んでいた。
王族の護衛に役立つからと将棋を教え、勝ってよく王宮を抜け出したのを思い出す。
槍の仕合では手加減していたが、将棋なら本気で相手が出来ると踏んだんだろう。
だが、日本人の義祖父には勝てないと思うぞ? そもそも、響の父親に将棋を教えたのは彼だ。
言わば俺達の師匠に当たる。
多分、この4人の中で一番強いに違いない。
案の定、ガーグ老は短時間で負け悔しそうな顔で唸っている。
義祖父は「儂の相手にはならんな」と言い、ニヤリと笑っていた。
この2人は仲良くなれそうにないな……。
良い機会だから、俺はガーグ老の長男を相手に将棋を指しながら娘の事を尋ねよう。
「ゼン、貫禄が付きましたね」
300年前に会った時とは違い年齢を重ねた長男は、より逞しくなっていた。
「はっ、姫様は随分とお姿が違い戸惑っております」
まぁヒルダと樹の俺じゃ、性別自体が違うから違和感が凄いんだろう。
それには苦笑するしかない。
「娘の護衛は問題ありませんか?」
「ティーナ様の身は、私共『万象』50名が常に気を配っております。ですが時空魔法で移転されるのが問題かと……」
「本人は護衛されていると知らないのです。王にも注意するよう伝えますが、これからもお願いしますね」
「はっ! 世界樹の精霊王にかけて誓約しております」
おっと、それはまた重い忠誠心だな。
でもそれなら娘の安全は守られるだろう。
「私は、ゼンが娘の偽装結婚の相手だと思っておりました。ガーグ老が相手役になったのは、何故かしら?」
「申し訳ありません。父には勝てませんでした」
あ~、どうやら夫役は対戦で勝った者なのか。
武の出身者は力が全てな所があり、何かを決める時は大抵対戦して勝敗を決める事が多い。
影衆当主の座を降りても、まだガーグ老が一番強いようだ。
将棋は当然俺が勝ち、長男は「姫様に勝てるよう、精進致します」と言って席を立つ。
娘達が帰ってくる前に、世界樹の精霊王に挨拶でもするか。
庭にある一番大きな木の下へ行き、両手を幹に触れ意識を精霊の森へ飛ばした。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
長男のゼンは俺も知っているが、次男から五男は誰だ?
しかも全然似ていないし、見た目年齢が逆のようだが……。
五男が一番年上に見えるぞ?
四男と五男の嫁に至っては、もう何と言っていいか分からない。
辛うじて、口から大きくはみ出た口紅だけが女性らしい所だろうか?
いや、いや、絶対男だろ!
俺がじっと見つめると、長男以外が視線を逸らす。
「ごほんっ。こやつらは、御子の料理が食べたかったようでな。まぁ、その許してやって下され。他の者は、木の妖精に扮し御子から料理を分けてもらっておる」
姿を見せているガーグ老達とは違い、50人の『万象』達は隠形しているから家族や妖精という事にして料理を食べているのか……。
この世界の残念な料理を思い出し、なるほどなと理由を察した。
ただ、もう少しなんとかならなかったんだろうか。
似てない兄弟は仕方ないにしても年齢順にするとか、妻役は小柄な男性がするとか……。
どうやって役柄を決めたのか聞くと、総当たり戦で勝った順番らしい。
そんなに娘の料理が食べたかったのか?
しかし、この家族を紹介された皆は、かなり不審に思っているだろうな。
大丈夫か、これ……。
工房から出ると昼食の準備が済んでいたのか、三男役が慌てて配膳に向かった。
妻役の2人が動かないのは、『万象』内での序列が上だからだろう。
妻役は自分達の演技を放棄してないか?
沙良ちゃんが出来上がった料理を、妻と一緒に木の下へ運んでいる。
可哀想に結花の料理も食べるのか……。
妖精役をしている『万象』達は、天国と地獄を同時に味わいそうだ。
「お待たせしました。皆さん、今日もありがとうございます。お昼のメニューは、『五目あんかけうどん』と『カツ煮』です。『五目あんかけうどん』は非常に熱いので、取り皿に入れ食べて下さいね。それでは頂きましょう」
「頂きます!」
娘の挨拶が終ると、皆が一斉に食事を始める。
稽古の後は、毎回お礼に料理を振る舞っているんだろう。
「これは期間限定の『うどん』だな。あれは50食しかないで、まだ一度も食べた事がないのだ」
異世界にはない『うどん』をガーグ老が知っていた。
不思議に思っていると、響から娘が『肉うどん店』を経営していると教えてもらう。
異世界人には受けがいいだろうから、店は繁盛していそうだな。
子供達の支援だけじゃなく、飲食店も経営しているとは驚いた。
俺の娘は遣り手らしい。
「おおっ、なんだかほっとする味だわ。どれ『カツ煮』とやらも食べてみよう。これはっ! 甘辛くて『うどん』によう合うわい」
ガーグ老が感想を言いながら、次々と口に入れる。
他の影衆達は無言で黙々と食べていた。
その表情を見れば料理が美味しいと分かる。
「姫様の食べたがっておった料理を、サラ……ちゃんが沢山作ってくれての。『ハンバーガー』や『ピザ』や『フライドポテト』は、確かに太る食べ物であった。『うなぎの蒲焼』は、本当に美味しかったですぞ! 少しばかり効果があり過ぎて、些か困り申したが……」
ヒルダ時代、俺が食べたいと言っていた料理名を覚えていたのか……。
それにしても効果がある『うなぎの蒲焼』に、嫌な予感がするのは何故だ?
もしかして精力剤の効能がある、ダンジョン産の魔物じゃないか?
俺は響との初夜に盛られた媚薬を思い出し、絶対食べないと決めた。
強制的に発情させられるのは一度で充分だ。
今は若くなった妻の誘惑を躱すので精一杯だからな。
恐ろしい食材に震えていたら、娘が誤魔化していた件を聞いてくる。
「ガーグ老は、樹おじさんをどうして姫様と勘違いしたの?」
おっと、それを正面切って質問されると困ってしまう。
「あぁ、それは……。俺の魔力が姫様に似ていたから、姿変えの魔道具で変装していると思ったみたいだ」
姿は別人になっているから、ここは個人が識別出来る魔力と言って乗り切ろう。
同じ種族は大抵魔力で判断出来る。
エルフは見た目が特徴的な種族だが、武の出身の者は人間じゃ分からないだろうな。
俺の近衛だった女性騎士達は綺麗な容姿をしていたけど、ガーグ老達はエルフには見えない。
「ポチとタマが懐いているのも、その所為?」
「元は姫様の従魔だから……そうだろう」
「ふ~ん。じゃあ、樹おじさんの言葉を理解出来るのかな?」
「今はガーグ老の従魔だから、いくら魔力が似ていても俺の言葉は分からないだろう」
本当は言葉が伝わっているが黙っておいた。
主人以外の指示で動く従魔はいない。
今も俺の両肩に止まって離れない2匹の白梟は、俺と娘の顔を交互に見て何度も同じ仕草をした後、頭を一度だけ上下に動かした。
何だ? ポチとタマは俺の言葉を分かっているが、現在はガーグ老の従魔なので念話は出来ない。
2匹が何を考えているのか分からず、その行動の意味は不明だった。
食事を済ませた後、沙良ちゃん達はこれから俺の騎獣をテイムしに行くらしい。
直ぐに済むから待っていてねと言われ、どんな風にテイムするのか気になった。
響曰く、かなり特殊な方法のようだから違う種族の魔物でも大丈夫みたいだ。
女性陣と息子達が工房を出ていき、義祖父と義父、俺と響が残る。
するとガーグ老が、いそいそと将棋盤を持ち出し義祖父に対局を申し込んでいた。
王族の護衛に役立つからと将棋を教え、勝ってよく王宮を抜け出したのを思い出す。
槍の仕合では手加減していたが、将棋なら本気で相手が出来ると踏んだんだろう。
だが、日本人の義祖父には勝てないと思うぞ? そもそも、響の父親に将棋を教えたのは彼だ。
言わば俺達の師匠に当たる。
多分、この4人の中で一番強いに違いない。
案の定、ガーグ老は短時間で負け悔しそうな顔で唸っている。
義祖父は「儂の相手にはならんな」と言い、ニヤリと笑っていた。
この2人は仲良くなれそうにないな……。
良い機会だから、俺はガーグ老の長男を相手に将棋を指しながら娘の事を尋ねよう。
「ゼン、貫禄が付きましたね」
300年前に会った時とは違い年齢を重ねた長男は、より逞しくなっていた。
「はっ、姫様は随分とお姿が違い戸惑っております」
まぁヒルダと樹の俺じゃ、性別自体が違うから違和感が凄いんだろう。
それには苦笑するしかない。
「娘の護衛は問題ありませんか?」
「ティーナ様の身は、私共『万象』50名が常に気を配っております。ですが時空魔法で移転されるのが問題かと……」
「本人は護衛されていると知らないのです。王にも注意するよう伝えますが、これからもお願いしますね」
「はっ! 世界樹の精霊王にかけて誓約しております」
おっと、それはまた重い忠誠心だな。
でもそれなら娘の安全は守られるだろう。
「私は、ゼンが娘の偽装結婚の相手だと思っておりました。ガーグ老が相手役になったのは、何故かしら?」
「申し訳ありません。父には勝てませんでした」
あ~、どうやら夫役は対戦で勝った者なのか。
武の出身者は力が全てな所があり、何かを決める時は大抵対戦して勝敗を決める事が多い。
影衆当主の座を降りても、まだガーグ老が一番強いようだ。
将棋は当然俺が勝ち、長男は「姫様に勝てるよう、精進致します」と言って席を立つ。
娘達が帰ってくる前に、世界樹の精霊王に挨拶でもするか。
庭にある一番大きな木の下へ行き、両手を幹に触れ意識を精霊の森へ飛ばした。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
あなたにおすすめの小説
家ごと異世界ライフ
もちもちほっぺ
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
『お前の針仕事など誰でもできる』——なら社交界のドレスの裏地を、めくってごらんなさい
歩人
ファンタジー
「地味な針仕事しかできない令嬢は要らない」——公爵家の嫡男にそう言い渡された伯爵令嬢ティナは、
裁縫道具だけを持って屋敷を出た。その翌週、社交界が凍りつく。王妃の夜会服も、公爵令嬢の舞踏会
ドレスも、第一王女の外交用ローブも——仕立てた職人が消えたのだ。しかもティナが十年かけて縫った
全てのドレスの裏地には、二重縫いで隠された署名が残されていて——。
辺境の小さな仕立て屋で穏やかに暮らすティナの元に、王都から使者がやってくる。
追放されたお茶係の令嬢ですが、辺境で開いた茶館が『本音で話せる唯一の場所』として大繁盛しています
歩人
ファンタジー
「お茶を淹れるだけの令嬢に、婚約者の資格はない」——宮廷お茶会の筆頭給仕だった伯爵令嬢ユーフィリア
は追放された。翌月から宮廷は混乱する。約束は破られ、密約は露見し、外交は紛糾する。
実はユーフィリアのお茶には「真実の一煎」の加護が宿っていた。一煎目で本音がこぼれ、二煎目で嘘が
苦しくなり、三煎目で心の底が溢れ出す。辺境で開いた茶館「一煎堂」は「ここで話すと夫婦喧嘩が
解決する」と評判に。そして最後のお茶会で、三煎目が全てを暴く——。
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
召喚失敗!?いや、私聖女みたいなんですけど・・・まぁいっか。
SaToo
ファンタジー
聖女を召喚しておいてお前は聖女じゃないって、それはなくない?
その魔道具、私の力量りきれてないよ?まぁ聖女じゃないっていうならそれでもいいけど。
ってなんで地下牢に閉じ込められてるんだろ…。
せっかく異世界に来たんだから、世界中を旅したいよ。
こんなところさっさと抜け出して、旅に出ますか。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…