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第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第724話 旭 樹 再召喚 18 王都の冒険者ギルドマスター 2&魔道具にした腕輪
ギルドマスターを名乗るランドルという人物が、俺と沙良ちゃんを交互に見ていた。
これは、娘の存在も知っているな……。
思わぬ展開で大いに焦りつつ平静を装い返答する。
「いや、俺はその……第二王妃じゃない。勘違いされると困る」
「さようでございますか。ならば、そういう事に致しましょう。サラちゃんには、一族招集の笛をお渡ししてあります。ご心配には及びません。当方の次代もいずれ合流するでしょう」
違うと否定したのに、口調が変わっていないんだが?
一族招集の笛って何!? そんな重要アイテムを娘に渡しているのか……。
どうやら白頭鷲の一族は、次代が娘の護衛とし一緒に転生しているようだ。
「あ~、よく分からないけど……。大事な笛を沙良ちゃんに渡してくれてありがとう」
ここは他人の振りをする必要がある。
義父と娘の前で心臓に悪いな。
「爺。俺の婿が女に見えるとは、相当耄碌してるな」
「煩いわ。儂は耄碌なんぞしておらん。ソウには分からん事があるだけだ」
「ふん、どうだかな。そろそろギルマスの座を降りた方がいいんじゃないか?」
義父とギルドマスターは知己のようで、軽い応酬をした後に冒険者ギルドを出た。
「樹君の魔力は、そんなに第二王妃だったヒルダ様に似ているのか……。父は沙良ちゃんと勘違いしていたようだが、伯爵家には数百年前の王族の肖像画はないんだよなぁ~。王宮には、まだ飾られているかも知れん。一度、行ってみる必要がありそうだ」
ギルドを出て直ぐ義父がそんな事を言う。
ヒルダの肖像画を見られるのは拙い!
「お義父さん、王宮に参内するのは理由がないと難しいのでは?」
これから王宮に行かれるのは困ると思い、やんわり引き留めてみた。
「王に会う訳じゃないから問題ない」
「そっ、そうですか……」
やばいな第二王妃の肖像画は、王宮の何処に飾られているんだ?
場所が分からないんだが……。
再び店に戻り雪ウサギの皮を渡し注文している間中、俺は気が気じゃない。
「樹おじさん。後1時間くらいなら王都の観光が出来るけど、行きたい場所はある?」
娘にそう聞かれ、観光どころじゃない俺は今直ぐホームへ戻りたかった。
「いや……。もう何か、お腹一杯って感じだから帰ってもいいよ」
「俺は王宮に行きたいが、1時間じゃ厳しいな……。また時間がある時にしよう」
幸い義父が今日向かうのは止めてくれたようだ。
しかし、この先もそうとは限らない。
いつか第二王妃の肖像画を見に行くだろう。
その前に響と相談して何とかする必要があるな。
ホームに戻ると、義祖母と美佐子さんが夕食を作ってくれていた。
今夜は美味しい料理を食べられると知り、王都で精神的に疲れた俺はほっとした。
出てきた蓮根の肉詰めフライを雫が気に入り、作り方を教わっている。
おっ、料理に興味が出てきたのか? それはとてもいい傾向だ。
雫が料理出来るようになれば、食事の質が上がるだろう。
是非これから作れるメニューを増やしてくれ!
食後に沙良ちゃんから10個のポシェットを渡され、空間魔法を掛けて返す。
Lvが35に上がったと報告しているから、容量は35㎥だと思っているだろう。
70㎥との差異は20㎥より少なくなったが、それでも倍は違うな……。
ハニー達が、どれだけ採取可能か分からない。
薬草を保管する場所はあるだろうか?
翌日、日曜日。
子供達の炊き出しを終え、ガーグ老の工房へ向かう。
沙良ちゃんが、魔法を習得する良い方法を思いついたと言っていた。
ガーグ老にお願いし騎乗させてもらう時、ガルム達が浮くために魔法を掛けるから俺達も覚えられるだろうと言う事だ。
魔物から魔法を受ければ習得出来る移転組は、確かにその方法なら覚えられそうか?
工房に入るとポチとタマが飛んできて両肩に止まり、ご機嫌な様子で揺れる。
庭でガーグ老達が直立不動で待機している姿に嘆息した。
もっと普通にしてくれた方が助かるんだがなぁ。
ガルム達は娘を見て尻尾を振っている。
どうして、こんなに懐いてるんだ?
「ガーグ老。空を飛ばなくてもいいから、少しだけ皆をガルム達に乗せてくれませんか?」
挨拶をしたあと、娘が早速ガーグ老へお願いしていた。
「ガルムに? まぁ、良いだろう。危ないから飛ぶ事はさせんがな」
「ありがとうございます!」
許可が出たので、全員がガルムに騎乗する。
ガーグ老が笛を吹き、指示を受けたガルムがゆっくりと走り出した。
あぁ、飛び跳ねない騎獣は乗り心地がいい。
「ガーグ老。ほんの少しだけ飛んでいる気分を味わいたいから、ガルム達を浮かせてくれませんか?」
「じゃあ、少しだけな」
娘の可愛らしいお願いに、ガーグ老がガルム達を浮かせた。
落ちても問題ない高さにしたのか、本当に少し浮いただけだったが……。
まぁ、30cmくらいなら怪我もしないだろう。
それでも地面を走る時とは違い、浮遊した状態を感じられる。
ステータスを確認すると、飛翔魔法という新しい魔法を習得していた。
これは便利そうな魔法だな。
空を飛ぶ騎獣がいなくても自分で飛べるなら移動が楽になる。
稽古が始まるとガーグ老が義祖父の相手をしだしたので、俺は娘と2人きりだ。
槍術がLv8になったと嬉しそうに報告され、よしよしと頭を撫でる。
見た感じ武術の素質はなさそうだけど、高いステータス値があれば何とかなるだろう。
そもそも巫女姫に戦う力は求められていない。
本来なら精霊殿で大切に守られている存在だ。
周囲を常に『万象』達が護衛し、世界樹の精霊王と契約を交わした獣人達が守護するんだろう。
今はまだ、人族の国で一緒に転生した護衛達が合流するまで冒険者をする必要があるだろうが、全員が揃えばエルフのナージャ王国に帰るんだからな。
槍の稽古が終り、沙良ちゃんと雫が昼食の準備を始め出す。
俺は響を連れてガーグ老と工房内に入った。
「姫様。御子が、ガルム達をテイムされました」
「はっ? いつの間に……」
やけに懐いていると思ったら、やっぱりテイムしてたのか!
「それなら、ガーグ老が吹く笛の指示に従わないのでは?」
「御子は笛の指示に従うようガルム達に言っておられるようでの、ちゃんと指示通り動いておるよ。一度に10匹をテイムなさるとは、いやはや驚き申した」
「……参考までに、娘がテイムした方法を教えて下さい」
「名前を呼んだだけだと言っていた」
娘からテイムしたと報告を受けていたのか、これには響が答えた。
名前って……ガルちゃんか? そんな方法でテイム出来るとは聞いた事がない。
巫女姫は、かなり特殊な存在らしい。
「それは狙われるのも分かりますね。ティーナには、他にも特別な能力があるかも知れません。色呆けのアシュカナ帝国の王には、早々にご退場願わなくては……」
「姫様! 帝国に乗り込むのは反対ですぞ! するなら、しっかり戦力を整えてからになされよ」
「えぇ、そうする心算でいます」
そんな事は少しも思っていないが、俺はにっこりと笑いガーグ老を安心させた。
「本当に分かっておられるのかの?」
ヒルダの性格をよく知るガーグ老は、懐疑的な表情で俺を見て溜息を吐く。
「それと、王妃様に通じる念話の魔道具に姫様の愛剣です」
森の家から必要な物を取ってきてくれたようだ。
俺は娘が移転しないと異世界にこられないから助かる。
「まぁ、ありがとう」
義祖父の弟子であるバール氏が鍛えた愛剣と念話の魔道具を受け取り、腕に着けた腕輪に入れた。
「姫様! どこに仕舞われた?」
マジックバッグを持っていないのに、渡した物が消えた事へ驚いたガーグ老が声を上げる。
よく考えたら鞄に空間魔法を掛ける必要はないと気付き、腕輪をマジックバッグにしたのだ。
これなら鞄を持ち歩かずに済むし、容量が70㎥あれば身に付けるのは1個でいい。
「私が作った魔道具です。ガーグ老にも、渡しておきますね」
幾つか作った内の一つをガーグ老へ渡す。
それを見ていた響が無言で右手を出したから、同じ物を掌の上に置いてやった。
マジックバッグは高いんだろう? 感謝するなら何かお礼をくれてもいいぞ?
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お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
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これは、娘の存在も知っているな……。
思わぬ展開で大いに焦りつつ平静を装い返答する。
「いや、俺はその……第二王妃じゃない。勘違いされると困る」
「さようでございますか。ならば、そういう事に致しましょう。サラちゃんには、一族招集の笛をお渡ししてあります。ご心配には及びません。当方の次代もいずれ合流するでしょう」
違うと否定したのに、口調が変わっていないんだが?
一族招集の笛って何!? そんな重要アイテムを娘に渡しているのか……。
どうやら白頭鷲の一族は、次代が娘の護衛とし一緒に転生しているようだ。
「あ~、よく分からないけど……。大事な笛を沙良ちゃんに渡してくれてありがとう」
ここは他人の振りをする必要がある。
義父と娘の前で心臓に悪いな。
「爺。俺の婿が女に見えるとは、相当耄碌してるな」
「煩いわ。儂は耄碌なんぞしておらん。ソウには分からん事があるだけだ」
「ふん、どうだかな。そろそろギルマスの座を降りた方がいいんじゃないか?」
義父とギルドマスターは知己のようで、軽い応酬をした後に冒険者ギルドを出た。
「樹君の魔力は、そんなに第二王妃だったヒルダ様に似ているのか……。父は沙良ちゃんと勘違いしていたようだが、伯爵家には数百年前の王族の肖像画はないんだよなぁ~。王宮には、まだ飾られているかも知れん。一度、行ってみる必要がありそうだ」
ギルドを出て直ぐ義父がそんな事を言う。
ヒルダの肖像画を見られるのは拙い!
「お義父さん、王宮に参内するのは理由がないと難しいのでは?」
これから王宮に行かれるのは困ると思い、やんわり引き留めてみた。
「王に会う訳じゃないから問題ない」
「そっ、そうですか……」
やばいな第二王妃の肖像画は、王宮の何処に飾られているんだ?
場所が分からないんだが……。
再び店に戻り雪ウサギの皮を渡し注文している間中、俺は気が気じゃない。
「樹おじさん。後1時間くらいなら王都の観光が出来るけど、行きたい場所はある?」
娘にそう聞かれ、観光どころじゃない俺は今直ぐホームへ戻りたかった。
「いや……。もう何か、お腹一杯って感じだから帰ってもいいよ」
「俺は王宮に行きたいが、1時間じゃ厳しいな……。また時間がある時にしよう」
幸い義父が今日向かうのは止めてくれたようだ。
しかし、この先もそうとは限らない。
いつか第二王妃の肖像画を見に行くだろう。
その前に響と相談して何とかする必要があるな。
ホームに戻ると、義祖母と美佐子さんが夕食を作ってくれていた。
今夜は美味しい料理を食べられると知り、王都で精神的に疲れた俺はほっとした。
出てきた蓮根の肉詰めフライを雫が気に入り、作り方を教わっている。
おっ、料理に興味が出てきたのか? それはとてもいい傾向だ。
雫が料理出来るようになれば、食事の質が上がるだろう。
是非これから作れるメニューを増やしてくれ!
食後に沙良ちゃんから10個のポシェットを渡され、空間魔法を掛けて返す。
Lvが35に上がったと報告しているから、容量は35㎥だと思っているだろう。
70㎥との差異は20㎥より少なくなったが、それでも倍は違うな……。
ハニー達が、どれだけ採取可能か分からない。
薬草を保管する場所はあるだろうか?
翌日、日曜日。
子供達の炊き出しを終え、ガーグ老の工房へ向かう。
沙良ちゃんが、魔法を習得する良い方法を思いついたと言っていた。
ガーグ老にお願いし騎乗させてもらう時、ガルム達が浮くために魔法を掛けるから俺達も覚えられるだろうと言う事だ。
魔物から魔法を受ければ習得出来る移転組は、確かにその方法なら覚えられそうか?
工房に入るとポチとタマが飛んできて両肩に止まり、ご機嫌な様子で揺れる。
庭でガーグ老達が直立不動で待機している姿に嘆息した。
もっと普通にしてくれた方が助かるんだがなぁ。
ガルム達は娘を見て尻尾を振っている。
どうして、こんなに懐いてるんだ?
「ガーグ老。空を飛ばなくてもいいから、少しだけ皆をガルム達に乗せてくれませんか?」
挨拶をしたあと、娘が早速ガーグ老へお願いしていた。
「ガルムに? まぁ、良いだろう。危ないから飛ぶ事はさせんがな」
「ありがとうございます!」
許可が出たので、全員がガルムに騎乗する。
ガーグ老が笛を吹き、指示を受けたガルムがゆっくりと走り出した。
あぁ、飛び跳ねない騎獣は乗り心地がいい。
「ガーグ老。ほんの少しだけ飛んでいる気分を味わいたいから、ガルム達を浮かせてくれませんか?」
「じゃあ、少しだけな」
娘の可愛らしいお願いに、ガーグ老がガルム達を浮かせた。
落ちても問題ない高さにしたのか、本当に少し浮いただけだったが……。
まぁ、30cmくらいなら怪我もしないだろう。
それでも地面を走る時とは違い、浮遊した状態を感じられる。
ステータスを確認すると、飛翔魔法という新しい魔法を習得していた。
これは便利そうな魔法だな。
空を飛ぶ騎獣がいなくても自分で飛べるなら移動が楽になる。
稽古が始まるとガーグ老が義祖父の相手をしだしたので、俺は娘と2人きりだ。
槍術がLv8になったと嬉しそうに報告され、よしよしと頭を撫でる。
見た感じ武術の素質はなさそうだけど、高いステータス値があれば何とかなるだろう。
そもそも巫女姫に戦う力は求められていない。
本来なら精霊殿で大切に守られている存在だ。
周囲を常に『万象』達が護衛し、世界樹の精霊王と契約を交わした獣人達が守護するんだろう。
今はまだ、人族の国で一緒に転生した護衛達が合流するまで冒険者をする必要があるだろうが、全員が揃えばエルフのナージャ王国に帰るんだからな。
槍の稽古が終り、沙良ちゃんと雫が昼食の準備を始め出す。
俺は響を連れてガーグ老と工房内に入った。
「姫様。御子が、ガルム達をテイムされました」
「はっ? いつの間に……」
やけに懐いていると思ったら、やっぱりテイムしてたのか!
「それなら、ガーグ老が吹く笛の指示に従わないのでは?」
「御子は笛の指示に従うようガルム達に言っておられるようでの、ちゃんと指示通り動いておるよ。一度に10匹をテイムなさるとは、いやはや驚き申した」
「……参考までに、娘がテイムした方法を教えて下さい」
「名前を呼んだだけだと言っていた」
娘からテイムしたと報告を受けていたのか、これには響が答えた。
名前って……ガルちゃんか? そんな方法でテイム出来るとは聞いた事がない。
巫女姫は、かなり特殊な存在らしい。
「それは狙われるのも分かりますね。ティーナには、他にも特別な能力があるかも知れません。色呆けのアシュカナ帝国の王には、早々にご退場願わなくては……」
「姫様! 帝国に乗り込むのは反対ですぞ! するなら、しっかり戦力を整えてからになされよ」
「えぇ、そうする心算でいます」
そんな事は少しも思っていないが、俺はにっこりと笑いガーグ老を安心させた。
「本当に分かっておられるのかの?」
ヒルダの性格をよく知るガーグ老は、懐疑的な表情で俺を見て溜息を吐く。
「それと、王妃様に通じる念話の魔道具に姫様の愛剣です」
森の家から必要な物を取ってきてくれたようだ。
俺は娘が移転しないと異世界にこられないから助かる。
「まぁ、ありがとう」
義祖父の弟子であるバール氏が鍛えた愛剣と念話の魔道具を受け取り、腕に着けた腕輪に入れた。
「姫様! どこに仕舞われた?」
マジックバッグを持っていないのに、渡した物が消えた事へ驚いたガーグ老が声を上げる。
よく考えたら鞄に空間魔法を掛ける必要はないと気付き、腕輪をマジックバッグにしたのだ。
これなら鞄を持ち歩かずに済むし、容量が70㎥あれば身に付けるのは1個でいい。
「私が作った魔道具です。ガーグ老にも、渡しておきますね」
幾つか作った内の一つをガーグ老へ渡す。
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◇小説家になろうでも同時連載中です◇