621 / 781
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第744話 旭 樹 再召喚 38 犯人の目的&ドレイン魔法の付与魔石
デザートのマンゴープリンを食べ終わる頃、沙良ちゃんが話し出す。
「今日、雫ちゃんを狙った犯人達を冒険者ギルドに引き渡してきたよ。その前に、茜が犯人達から話を聞き出した内容を伝えるね」
「あぁ、金曜日に引き渡す予定だったのを忘れていたな。オリビアさんから注意されなかったか?」
そういや、妻のアイテムBOXに俺達を襲ってきた冒険者を入れたままだった。
あっさり事件が解決したから、そんな事があったと俺も忘れていたな。
賢也君は、犯人の引き渡しに時間が掛かったのが気になるのか心配している。
「うん、特に何も言われなかったよ。それで犯人達なんだけど、レバンダリニア皇国の冒険者だった。冒険者カードを剥奪されて、カルドサリ王国に来たみたい。この国は冒険者ギルドが甘いという噂が流れているんだって。迷宮都市で雫ちゃんを狙ったのは、情報屋からどこかの国の王が冒険者の少女と引き換えに大金をくれると聞いたかららしい」
「何だ、その胡散臭い噂は……。こりゃアシュカナ帝国が一枚噛んでそうな話だな。ダンジョンに呪具を設置するだけじゃなく、犯罪者まで利用しようとしてるのか」
義父が話を聞いて、アシュカナ帝国との関連性を疑う。
俺は、それより冒険者の少女という単語が気になった。
もしかして娘の事じゃないか?
「その少女の名前や特徴は伝わっているのか?」
同じように考えた賢也君の表情が険しいものに変化する。
「名前は知らないみたい。20代で綺麗な容姿というだけで、雫ちゃんを狙ったらしいわ」
「20代……。じゃあ、お前は対象外だな」
娘の正確な情報は伝わっていないのか……。
20代がターゲットなら10代に見える娘の狙われる可能性は低い。
「帝国は必要最小限の動きでカルドサリ王国に罠を仕掛けてるな。絡め手でくるのは嫌な方法だ。労せず戦力を削ぎ落す心算か……」
響は帝国の意図を知り、自国を攻められるには嫌な方法だと言う。
「鬱陶しい国だな。さっさと滅ぼすか……」
俺は、心の声をつい口に出してしまった。
「取り敢えず、私達のパーティーで少女の外見に一致するメンバーは雫ちゃんと茜ね。茜は心配いらないけど、雫ちゃんは今後も狙われる可能性があるから皆で守りましょう。ただダンクさん達を襲った冒険者はまた別みたいで、こちらも注意が必要だと思う」
「12人の冒険者か……。マジックバッグを盗んだのなら、単純に金目当ての犯行かもな。それにしてはリスクに見合わない行動だが、目先の利益に目が眩むような人間の心理は理解出来ん。なんにせよ、他領の冒険者が増えているのは確かだろう。俺達も出来るだけ単独行動は控えよう」
賢也君が話を纏めると雫が不安そうな表情になる。
自分が狙われるかも知れないと思えば怖いよな。
俺と息子は雫の肩に手を置き、大丈夫だと言い安心させる。
家族を守るのは父親の役目だ。
雫に指一本触れさせるものか!
話が済んだあと沙良ちゃんから子供達へ持たせるお守り用に、魔石へドレインの魔法を付与してほしいと頼まれる。
同時に従魔用のマジックバッグだと言われ、〇ーターラビットと人参の刺繍が入ったポシェットを渡された。
フォレストウサギだから分かり易い刺繍にしたんだろう。
「沙良お姉ちゃん。従魔用のポシェット作ってくれたんだ。お父さんのLvが45になったから、沢山入るね。この刺繍も可愛い~。ありがとう!」
それを見た雫が感激し喜んでいる。
まぁ、容量は45㎥じゃなく70㎥だけどな。
月曜日。
ダンジョン攻略の前に、ドレイン魔法の付与魔石を沙良ちゃんが子供達へ渡しに行く。
「悪い人がいたら、このお守りを持って眠るようにお願いするといいよ。1人ずつ用意したから、兄妹に渡してあげて」
「お守り? よく分からないけど、魔石を握ってお願いすればいいの?」
「ええ、きっと守ってくれるわ」
お守りと言っても子供達には理解出来ないと思うが、付与魔石は念じれば発動するから呪文を唱える必要がない。
子供達でも魔法を使用するのは簡単だし、防犯ブザーより確実に役立つだろう。
用事を済ませダンジョン攻略を始める。
娘から渡されたポシェットをマジックバッグにして従魔達の首に掛けたら、マリーが張り切り過ぎ大変だった。
飛び跳ねる魔物は、やはり騎獣に向いてない。
胃がひっくり返りそうになったじゃないか……。
そんな俺を見て、暫く一緒に行動する義父が黄金に乗り笑っていた。
午前中は何事もなく終了し、ホーム内で昼食を食べ午後の攻略へ向かう。
3時間後、安全地帯に戻ると冒険者達がざわついていた。
娘がアマンダ嬢へ何があったか尋ねる。
「12人の冒険者に襲われたパーティーが出たらしいけど、待機していたギルド職員に捕まったようだよ」
「良かったですね。襲われた冒険者に怪我はありませんか?」
「あぁ、『MAXポーション』で治療したから問題ない。だけど、この階層以外でも冒険者達が襲われる事態が起きているそうだ。荷物を運ぶクランメンバーから話を聞いた限りじゃ、地下10階だったようだね」
「怪我人が出たんでしょうか?」
「詳しい事は分からなくて何とも言えない。地下10階の冒険者を襲った犯人は、逃げたそうだよ」
「そうですか……。他領から来た冒険者は質が悪い人が多そうで心配です」
「人が増えると、どうしても問題が多くなる。だからと言って犯罪者を野放しにするわけにはいかないから、今後は領内の衛兵も動き出すだろう」
ふむ。
12人の犯人が捕まったのはいいが、地下10階でも犯罪者が出たのか……。
優しい娘は様子を見に行くかも知れない。
摩天楼のダンジョンには戻らない可能性を考え連絡しておこう。
『ガーグ老。地下10階で冒険者が襲われました。娘が階層を移動するかも知れないので、迷宮都市ダンジョンを担当している『万象』達に伝えて下さい』
『承知した。先回りするよう儂が指示しておこう。御子の守りは万全だから安心してよいぞ』
『あの子は移転で場所を変えるから護衛も大変でしょうが、よろしくお願いしますね』
『姫様と違い、大人しいもんだわ』
『……』
それは、どういう意味だろう?
俺がヒルダ時代、何度も王宮を抜け出した件を言っているのか?
300年も王女の振りをしたんだから、逆に自分を褒めたいくらいだ。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
「今日、雫ちゃんを狙った犯人達を冒険者ギルドに引き渡してきたよ。その前に、茜が犯人達から話を聞き出した内容を伝えるね」
「あぁ、金曜日に引き渡す予定だったのを忘れていたな。オリビアさんから注意されなかったか?」
そういや、妻のアイテムBOXに俺達を襲ってきた冒険者を入れたままだった。
あっさり事件が解決したから、そんな事があったと俺も忘れていたな。
賢也君は、犯人の引き渡しに時間が掛かったのが気になるのか心配している。
「うん、特に何も言われなかったよ。それで犯人達なんだけど、レバンダリニア皇国の冒険者だった。冒険者カードを剥奪されて、カルドサリ王国に来たみたい。この国は冒険者ギルドが甘いという噂が流れているんだって。迷宮都市で雫ちゃんを狙ったのは、情報屋からどこかの国の王が冒険者の少女と引き換えに大金をくれると聞いたかららしい」
「何だ、その胡散臭い噂は……。こりゃアシュカナ帝国が一枚噛んでそうな話だな。ダンジョンに呪具を設置するだけじゃなく、犯罪者まで利用しようとしてるのか」
義父が話を聞いて、アシュカナ帝国との関連性を疑う。
俺は、それより冒険者の少女という単語が気になった。
もしかして娘の事じゃないか?
「その少女の名前や特徴は伝わっているのか?」
同じように考えた賢也君の表情が険しいものに変化する。
「名前は知らないみたい。20代で綺麗な容姿というだけで、雫ちゃんを狙ったらしいわ」
「20代……。じゃあ、お前は対象外だな」
娘の正確な情報は伝わっていないのか……。
20代がターゲットなら10代に見える娘の狙われる可能性は低い。
「帝国は必要最小限の動きでカルドサリ王国に罠を仕掛けてるな。絡め手でくるのは嫌な方法だ。労せず戦力を削ぎ落す心算か……」
響は帝国の意図を知り、自国を攻められるには嫌な方法だと言う。
「鬱陶しい国だな。さっさと滅ぼすか……」
俺は、心の声をつい口に出してしまった。
「取り敢えず、私達のパーティーで少女の外見に一致するメンバーは雫ちゃんと茜ね。茜は心配いらないけど、雫ちゃんは今後も狙われる可能性があるから皆で守りましょう。ただダンクさん達を襲った冒険者はまた別みたいで、こちらも注意が必要だと思う」
「12人の冒険者か……。マジックバッグを盗んだのなら、単純に金目当ての犯行かもな。それにしてはリスクに見合わない行動だが、目先の利益に目が眩むような人間の心理は理解出来ん。なんにせよ、他領の冒険者が増えているのは確かだろう。俺達も出来るだけ単独行動は控えよう」
賢也君が話を纏めると雫が不安そうな表情になる。
自分が狙われるかも知れないと思えば怖いよな。
俺と息子は雫の肩に手を置き、大丈夫だと言い安心させる。
家族を守るのは父親の役目だ。
雫に指一本触れさせるものか!
話が済んだあと沙良ちゃんから子供達へ持たせるお守り用に、魔石へドレインの魔法を付与してほしいと頼まれる。
同時に従魔用のマジックバッグだと言われ、〇ーターラビットと人参の刺繍が入ったポシェットを渡された。
フォレストウサギだから分かり易い刺繍にしたんだろう。
「沙良お姉ちゃん。従魔用のポシェット作ってくれたんだ。お父さんのLvが45になったから、沢山入るね。この刺繍も可愛い~。ありがとう!」
それを見た雫が感激し喜んでいる。
まぁ、容量は45㎥じゃなく70㎥だけどな。
月曜日。
ダンジョン攻略の前に、ドレイン魔法の付与魔石を沙良ちゃんが子供達へ渡しに行く。
「悪い人がいたら、このお守りを持って眠るようにお願いするといいよ。1人ずつ用意したから、兄妹に渡してあげて」
「お守り? よく分からないけど、魔石を握ってお願いすればいいの?」
「ええ、きっと守ってくれるわ」
お守りと言っても子供達には理解出来ないと思うが、付与魔石は念じれば発動するから呪文を唱える必要がない。
子供達でも魔法を使用するのは簡単だし、防犯ブザーより確実に役立つだろう。
用事を済ませダンジョン攻略を始める。
娘から渡されたポシェットをマジックバッグにして従魔達の首に掛けたら、マリーが張り切り過ぎ大変だった。
飛び跳ねる魔物は、やはり騎獣に向いてない。
胃がひっくり返りそうになったじゃないか……。
そんな俺を見て、暫く一緒に行動する義父が黄金に乗り笑っていた。
午前中は何事もなく終了し、ホーム内で昼食を食べ午後の攻略へ向かう。
3時間後、安全地帯に戻ると冒険者達がざわついていた。
娘がアマンダ嬢へ何があったか尋ねる。
「12人の冒険者に襲われたパーティーが出たらしいけど、待機していたギルド職員に捕まったようだよ」
「良かったですね。襲われた冒険者に怪我はありませんか?」
「あぁ、『MAXポーション』で治療したから問題ない。だけど、この階層以外でも冒険者達が襲われる事態が起きているそうだ。荷物を運ぶクランメンバーから話を聞いた限りじゃ、地下10階だったようだね」
「怪我人が出たんでしょうか?」
「詳しい事は分からなくて何とも言えない。地下10階の冒険者を襲った犯人は、逃げたそうだよ」
「そうですか……。他領から来た冒険者は質が悪い人が多そうで心配です」
「人が増えると、どうしても問題が多くなる。だからと言って犯罪者を野放しにするわけにはいかないから、今後は領内の衛兵も動き出すだろう」
ふむ。
12人の犯人が捕まったのはいいが、地下10階でも犯罪者が出たのか……。
優しい娘は様子を見に行くかも知れない。
摩天楼のダンジョンには戻らない可能性を考え連絡しておこう。
『ガーグ老。地下10階で冒険者が襲われました。娘が階層を移動するかも知れないので、迷宮都市ダンジョンを担当している『万象』達に伝えて下さい』
『承知した。先回りするよう儂が指示しておこう。御子の守りは万全だから安心してよいぞ』
『あの子は移転で場所を変えるから護衛も大変でしょうが、よろしくお願いしますね』
『姫様と違い、大人しいもんだわ』
『……』
それは、どういう意味だろう?
俺がヒルダ時代、何度も王宮を抜け出した件を言っているのか?
300年も王女の振りをしたんだから、逆に自分を褒めたいくらいだ。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!
akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。
そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。
※コメディ寄りです。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
家ごと異世界ライフ
もちもちほっぺ
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
2024年5月 書籍一巻発売
2025年7月 書籍二巻発売
2025年10月 コミカライズ連載開始
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろうでも同時連載中です◇