624 / 781
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第747話 旭 樹 再召喚 41 人魚姫の衣装を着た息子&王宮への潜入
娘が迎えに来るまでガーグ老達と将棋を指し、ホームの自宅へ戻る。
夕食後、結花が少し胸が大きくなったと嬉しそうに報告してきた。
そりゃ良かった。
効果があれば、毎日ちゃんと美容ポーションを飲んでくれるだろう。
それに、いつか俺が楽しむ時は大きい方がいい。
月曜日。
迷宮都市ダンジョン地下15階の安全地帯に到着すると、一度帰還したダンクさんのパーティーがいた。
犯人が捕まったので攻略を再開したらしい。
娘の結婚式まで2週間あるし、例の新しい政策が施行され市内の治安も心配する必要がなくなったからだろう。
とはいえ何があるか分からないため、義父は暫く一緒に行動してくれるみたいだ。
1日の攻略を終え、夕食に娘が串カツと豚汁を作っている。
串カツにはビールが欲しいが、冒険者は攻略中禁酒なんだよなぁ。
揚げたての串カツを一口食べ、キャベツを串に刺しソースを付ける。
串カツとキャベツの組み合わせがいい。
珍しく味噌を使った豚汁に、ダンクさんが興味を示した。
「サラちゃん。変わった色のスープだな。それは『シチュー』とは違うのか?」
「えぇ、これは『豚汁』です。飲んでみます?」
娘が豚汁をよそい、ダンクさんへ手渡している。
「おお! これは、なんだかほっとする味がする。どうせまた秘伝だろ?」
「はい、秘伝ですね~」
異世界で使用出来る調味料を、秘伝と言い増やしているのか……。
ダンクさんは苦笑して、それ以上の追及はしない。
娘が披露する料理は秘伝だらけになりそうだ。
劇の稽古が始まると、ダンクさんが息子に人魚姫の衣装を着て見せてほしいとお願いしている。
尚人は嫌がり首を横に振っていたが、妻と雫に押し切られ渋々着替えにいく。
人魚姫の衣装は下半身が魚になっているから歩けないと思い、俺も一緒にテント内へ入った。
「何で俺が、こんな衣装を……」
尚人は文句を言いながら着替え始める。
悪いな、女顔に生まれた者の宿命だ。
学生時代、散々女装した経験があるから気持ちは理解できるぞ。
俺の場合は、本当に女性だった時期もあるけどな!
人魚姫の衣装を着て金髪の鬘を付けた息子は、女性にしか見えない。
歩けない息子を抱き上げテントから出ると、
「お兄ちゃん、可愛い~!」
「やっぱり、似合うと思ったのよ!」
雫と妻が更に追い打ちをかける。
似合うと言われても尚人は嬉しくないだろう。
見られて恥ずかしいのか、顔を赤くし俯いている。
俺は腕に当たる感触の方が気になった。
「それにしても、お前。胸へ何をこんなに詰め込んだんだ?」
Dカップぐらいありそうな偽乳を揉むと、マシュマロのような弾力がある。
布とかじゃなさそうだ。
本物の胸に似せるのに、えらく拘ってるな。
これはシリコンか? ふにふにと感触を確認していたら、焦った響に止められる。
あ~、家族設定を完全に忘れていた。
義兄の偽乳を揉む、年上の義弟じゃないか。
俺が息子に対し行った行為は、傍から見れば変に映るだろう。
ダンクさんとアマンダさん達に驚かれ、やってしまったと反省した……。
稽古の途中、寒そうな人魚姫の衣装を着たままの兄に雫がマントを着せている。
異世界で転生し健康になった雫が兄の世話を甲斐甲斐しく焼く姿は微笑ましいが、少しだけ違和感を覚えた。
今は年齢差が、それ程ないからか?
その後、遅くまで稽古に付き合わされた息子は、半分寝落ちし賢也君に抱き抱えられていた。
それから4日間、特に問題も起こらずダンジョン攻略を終える。
土曜日。
娘が義父と茜ちゃんを連れ王宮へ行くと聞き、響と一緒に便乗させてもらう。
俺達は別行動して、見られる前に肖像画を盗む必要がある。
ガーグ老に連絡し今日が決行日だと言い、王都の隠れ家へ至急合流してほしいと伝えた。
影衆10人と娘の護衛をする万象10人が、風竜に変態したポチとタマの背に乗りやってくる。
王宮はガルムに騎乗しても空からの侵入対策用に張られた結界で中へ入れないから、隠れ家の地下通路を利用し娘の護衛に就くらしい。
「姫様は、この場に待機ですぞ」
「ええ、分かっています。皆さん、バレないよう注意して下さいね」
自分だけ家に残り留守番かと思うと貧乏くじを引いた気分になる。
こんな時は王女の身分が邪魔で仕方ない。
部屋の扉から隠し通路へ全員が進んでいくのを見送ると暇になった。
見張り用に残してくれたポチに、ゼリア様への手紙を運んでもらうか。
魅惑魔法を使う度、響に美容ポーションを飲ませていたら胸が大きくなり困るかも知れないからな。
最初に依頼した美容効果のない物を注文しておこう。
その旨を書いた羊皮紙をポチの足輪に収納してもらい、お使いを頼んだ。
家でじっと待つのも時間の無駄だし、久し振りに王都観光でもしよう。
留守番役を放棄し隠れ家を出ようとしたら、突然腕を掴まれた。
「姫様。何処に行かれる心算かの」
げっ! 迷彩で爺が隠形していたのか!
さっき隠し通路に入っていったのを確認したのに、内緒で戻っていたらしい。
「やれやれ、そんな事だと思っておったわい。大人しくせんのは少しも変わらぬのう」
「い、いやね~。ちょっと庭に出て気分転換をしようと思っただけよ」
「まっすぐ、家の門へ向かっておったようだがの」
「それは、気のせいね!」
ちぇっ、行動を把握されていたのか。
仕方なく俺はガーグ老と留守番する事になった。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
夕食後、結花が少し胸が大きくなったと嬉しそうに報告してきた。
そりゃ良かった。
効果があれば、毎日ちゃんと美容ポーションを飲んでくれるだろう。
それに、いつか俺が楽しむ時は大きい方がいい。
月曜日。
迷宮都市ダンジョン地下15階の安全地帯に到着すると、一度帰還したダンクさんのパーティーがいた。
犯人が捕まったので攻略を再開したらしい。
娘の結婚式まで2週間あるし、例の新しい政策が施行され市内の治安も心配する必要がなくなったからだろう。
とはいえ何があるか分からないため、義父は暫く一緒に行動してくれるみたいだ。
1日の攻略を終え、夕食に娘が串カツと豚汁を作っている。
串カツにはビールが欲しいが、冒険者は攻略中禁酒なんだよなぁ。
揚げたての串カツを一口食べ、キャベツを串に刺しソースを付ける。
串カツとキャベツの組み合わせがいい。
珍しく味噌を使った豚汁に、ダンクさんが興味を示した。
「サラちゃん。変わった色のスープだな。それは『シチュー』とは違うのか?」
「えぇ、これは『豚汁』です。飲んでみます?」
娘が豚汁をよそい、ダンクさんへ手渡している。
「おお! これは、なんだかほっとする味がする。どうせまた秘伝だろ?」
「はい、秘伝ですね~」
異世界で使用出来る調味料を、秘伝と言い増やしているのか……。
ダンクさんは苦笑して、それ以上の追及はしない。
娘が披露する料理は秘伝だらけになりそうだ。
劇の稽古が始まると、ダンクさんが息子に人魚姫の衣装を着て見せてほしいとお願いしている。
尚人は嫌がり首を横に振っていたが、妻と雫に押し切られ渋々着替えにいく。
人魚姫の衣装は下半身が魚になっているから歩けないと思い、俺も一緒にテント内へ入った。
「何で俺が、こんな衣装を……」
尚人は文句を言いながら着替え始める。
悪いな、女顔に生まれた者の宿命だ。
学生時代、散々女装した経験があるから気持ちは理解できるぞ。
俺の場合は、本当に女性だった時期もあるけどな!
人魚姫の衣装を着て金髪の鬘を付けた息子は、女性にしか見えない。
歩けない息子を抱き上げテントから出ると、
「お兄ちゃん、可愛い~!」
「やっぱり、似合うと思ったのよ!」
雫と妻が更に追い打ちをかける。
似合うと言われても尚人は嬉しくないだろう。
見られて恥ずかしいのか、顔を赤くし俯いている。
俺は腕に当たる感触の方が気になった。
「それにしても、お前。胸へ何をこんなに詰め込んだんだ?」
Dカップぐらいありそうな偽乳を揉むと、マシュマロのような弾力がある。
布とかじゃなさそうだ。
本物の胸に似せるのに、えらく拘ってるな。
これはシリコンか? ふにふにと感触を確認していたら、焦った響に止められる。
あ~、家族設定を完全に忘れていた。
義兄の偽乳を揉む、年上の義弟じゃないか。
俺が息子に対し行った行為は、傍から見れば変に映るだろう。
ダンクさんとアマンダさん達に驚かれ、やってしまったと反省した……。
稽古の途中、寒そうな人魚姫の衣装を着たままの兄に雫がマントを着せている。
異世界で転生し健康になった雫が兄の世話を甲斐甲斐しく焼く姿は微笑ましいが、少しだけ違和感を覚えた。
今は年齢差が、それ程ないからか?
その後、遅くまで稽古に付き合わされた息子は、半分寝落ちし賢也君に抱き抱えられていた。
それから4日間、特に問題も起こらずダンジョン攻略を終える。
土曜日。
娘が義父と茜ちゃんを連れ王宮へ行くと聞き、響と一緒に便乗させてもらう。
俺達は別行動して、見られる前に肖像画を盗む必要がある。
ガーグ老に連絡し今日が決行日だと言い、王都の隠れ家へ至急合流してほしいと伝えた。
影衆10人と娘の護衛をする万象10人が、風竜に変態したポチとタマの背に乗りやってくる。
王宮はガルムに騎乗しても空からの侵入対策用に張られた結界で中へ入れないから、隠れ家の地下通路を利用し娘の護衛に就くらしい。
「姫様は、この場に待機ですぞ」
「ええ、分かっています。皆さん、バレないよう注意して下さいね」
自分だけ家に残り留守番かと思うと貧乏くじを引いた気分になる。
こんな時は王女の身分が邪魔で仕方ない。
部屋の扉から隠し通路へ全員が進んでいくのを見送ると暇になった。
見張り用に残してくれたポチに、ゼリア様への手紙を運んでもらうか。
魅惑魔法を使う度、響に美容ポーションを飲ませていたら胸が大きくなり困るかも知れないからな。
最初に依頼した美容効果のない物を注文しておこう。
その旨を書いた羊皮紙をポチの足輪に収納してもらい、お使いを頼んだ。
家でじっと待つのも時間の無駄だし、久し振りに王都観光でもしよう。
留守番役を放棄し隠れ家を出ようとしたら、突然腕を掴まれた。
「姫様。何処に行かれる心算かの」
げっ! 迷彩で爺が隠形していたのか!
さっき隠し通路に入っていったのを確認したのに、内緒で戻っていたらしい。
「やれやれ、そんな事だと思っておったわい。大人しくせんのは少しも変わらぬのう」
「い、いやね~。ちょっと庭に出て気分転換をしようと思っただけよ」
「まっすぐ、家の門へ向かっておったようだがの」
「それは、気のせいね!」
ちぇっ、行動を把握されていたのか。
仕方なく俺はガーグ老と留守番する事になった。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!
akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。
そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。
※コメディ寄りです。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
家ごと異世界ライフ
もちもちほっぺ
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
2024年5月 書籍一巻発売
2025年7月 書籍二巻発売
2025年10月 コミカライズ連載開始
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろうでも同時連載中です◇