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第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第782話 迷宮都市 地下16階&地下17階の果物
周囲のソルジャーアントから魔石を抜き、襲撃がなくなったので早崎さんに魔石取りをお願いする。
B級冒険者のスキップ制度では、魔石取りが必要な魔物が多い。
一応、出来るように練習してもらおう。
最初に収納したソルジャーアントを8匹出し、解体ナイフを手渡した。
旭が手本を見せたあと、早崎さんが真似る。
胸部を切り裂いた途端、何か変な汁が出てきたよ……。
中に手を突っ込み魔石を取り出している。
特に嫌がりもせず行っているから、問題なさそうだ。
一応、哺乳類も出しておこう。
ゴブリンを2体出し、旭に手本を見せてもらい早崎さんへお願いした。
昆虫と違い、こちらはしっかりと内臓があるし出血もする。
難易度は高めだ。
私は未だに苦手だけど、事件の凄惨な現場や司法解剖に立ち会った経験がある彼は、顔色も変えず魔石を取り出していた。
魔物はアイテムBOXに入っていたから、腐敗してないだけマシなんだろう。
雫ちゃんとお母さんがバナナの採取を終えた頃、兄が戻ってきた。
ランダムに生るスナックパインを発見し、全て採り終えたと満足そうに笑っている。
迷宮アリゲーターを倒しに川へ向かおう。
旭が嬉々としてサンダーボールを水面へ打ち込むと、体長4mの魔物が浮かび上がる。
兄が眉間にライトボールを撃ち絶命させた。
ワニを見た雫ちゃんは、爬虫類が苦手なのか旭の背中に隠れている。
長い口には鋭い牙が沢山生えているから、恐怖を感じても仕方ない。
私も日本で一緒の檻に入れられたらパニックになりそうだ。
皮は貴族に人気があるらしく、高級鞄の素材として使用される。
肉も食べるんだろうなぁ……。
まだクインアントを発見していないけど、出現率が低そうだから私と茜は別行動しハニー達の下へ移動した。
薬草を回収して地下17階の安全地帯でテントを設置後、果物をマッピングで探す。
木に赤い実が付いているのを確認して、拡大すると苺だった。
視界に映る範囲全てを収穫する。
アイテムBOXから取り出すと掌サイズの大きさがある。
これは、またデカイな~。
1個食べただけで満足出来そう。
ランダムに生る果物は何かしら? 目を凝らして、広い階層内をくまなく調べる。
30分後、発見したのはメロンだった! 編み目模様が美しい、マスクメロンかな?
大きさはスイカサイズで大興奮だ。
これは半分に切り、スプーンで食べる夢のような食べ方をしたい。
メロンは兄も好きなので喜ぶだろう。
昼食を実家で食べ、樹おじさんを連れ摩天楼ダンジョン32階へ移転。
こちらも、31階から32階へ移動する。
私が安全地帯から出ずテント内で魔物を倒すので、兄が攻略進度を変更してくれたのだ。
ポチを肩に乗せた樹おじさんは、父と泰雅に2人乗りし嬉しそうに駆け出していく。
午前中、ダンジョンを攻略出来ず暇だったのだろう。
シュウゲンさんは玄武の甲羅を武器にするため、暫くダンジョンへ行かないらしい。
父が戻ってきたので、階層は移動せず大人しくテント内にいる。
今日が初日の早崎さんは、旭家と一緒にいるから心配ない。
奏伯父さんが、危険だと思ったら何とかしてくれる筈。
早崎さんのLv上げ用に生きたまま魔物を収納し、空いた時間で料理する。
茜はDVDプレイヤーで、13年の間レンタルになった映画を見ていた。
2回の攻略後、樹おじさんをホームに帰して迷宮都市ダンジョン地下16階の安全地帯へ戻る。
2パーティーとの夕食時、知らない冒険者がやって来た。
地下16階を拠点にしている人だろうか?
アマンダさんのクランメンバーらしく、彼女に耳打ちしている。
それを聞いたアマンダさんは、ちょっと席を外すよと言い離れていった。
何かあったのかな? 夕食を食べ終えても、アマンダさんは戻らず心配になる。
彼女のメンバーはリーダーが不在で、どこか落ち着かない様子だった。
翌日、火曜日。
アマンダさんの姿を見てほっとする。
何があったか分からないけど、ダンジョン攻略を中止する程ではなかったらしい。
挨拶を交わし攻略に向かった。
ガーグ老に地下15階までの魔物を倒していいと許可を貰ったから、私は地下12階で槍のLv上げを行う。
兄は単独で地下11階から果物採取に行った。
どんどん階層が増えるので大変だな。
地下12階のリザードマンソルジャー相手に槍を突き出す。
Lvが100を超えたお陰か、私の方が魔物より速い。
HPが増えたので、付随する各種能力も上がったんだろう。
槍無双出来る気がしてきたよ! シルバーに騎乗しながらだけど……。
従魔から降りて戦う必要はないからいいのだ。
シルバーとは一心同体。
私の意識を読み取り行動してくれるので、呼吸もピッタリ。
リザードマンソルジャーを倒し、ドヤ顔している私に皆が微笑ましい視線を送る。
何だろう、強くなった気がしない。
3時間後、地下16階の安全地帯へ戻るとテント前に怪我人がいる。
ソルジャーアントに腕を噛み付かれた男性冒険者だ。
死んでも口を離さないため、首を落とした状態で腕に着けたまま来たのか……。
普段は噛みつかれた部分の肉を削ぎ落し、切り離すらしい。
旭が治療に当たり、魔物の口へ両手を入れ上下に引っ張る。
Lv50ある旭は、この世界の冒険者より力が強い。
見た目が小柄で童顔な旭が、魔物の口を開けたのに怪我人が驚いていた。
素早く水を掛け治療すると、傷跡も残らず肌は元に戻った。
「ありがとう。その……、お礼を受け取ってくれないか?」
若干、頬を染める冒険者からのお礼は例のアレか……。
「要りません!」
狼狽える旭に代わり、速攻で雫ちゃんが断っていた。
もう、いつになったら自分で断れるようになるの?
妹に助けられるなんて情けないわよ!
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お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
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B級冒険者のスキップ制度では、魔石取りが必要な魔物が多い。
一応、出来るように練習してもらおう。
最初に収納したソルジャーアントを8匹出し、解体ナイフを手渡した。
旭が手本を見せたあと、早崎さんが真似る。
胸部を切り裂いた途端、何か変な汁が出てきたよ……。
中に手を突っ込み魔石を取り出している。
特に嫌がりもせず行っているから、問題なさそうだ。
一応、哺乳類も出しておこう。
ゴブリンを2体出し、旭に手本を見せてもらい早崎さんへお願いした。
昆虫と違い、こちらはしっかりと内臓があるし出血もする。
難易度は高めだ。
私は未だに苦手だけど、事件の凄惨な現場や司法解剖に立ち会った経験がある彼は、顔色も変えず魔石を取り出していた。
魔物はアイテムBOXに入っていたから、腐敗してないだけマシなんだろう。
雫ちゃんとお母さんがバナナの採取を終えた頃、兄が戻ってきた。
ランダムに生るスナックパインを発見し、全て採り終えたと満足そうに笑っている。
迷宮アリゲーターを倒しに川へ向かおう。
旭が嬉々としてサンダーボールを水面へ打ち込むと、体長4mの魔物が浮かび上がる。
兄が眉間にライトボールを撃ち絶命させた。
ワニを見た雫ちゃんは、爬虫類が苦手なのか旭の背中に隠れている。
長い口には鋭い牙が沢山生えているから、恐怖を感じても仕方ない。
私も日本で一緒の檻に入れられたらパニックになりそうだ。
皮は貴族に人気があるらしく、高級鞄の素材として使用される。
肉も食べるんだろうなぁ……。
まだクインアントを発見していないけど、出現率が低そうだから私と茜は別行動しハニー達の下へ移動した。
薬草を回収して地下17階の安全地帯でテントを設置後、果物をマッピングで探す。
木に赤い実が付いているのを確認して、拡大すると苺だった。
視界に映る範囲全てを収穫する。
アイテムBOXから取り出すと掌サイズの大きさがある。
これは、またデカイな~。
1個食べただけで満足出来そう。
ランダムに生る果物は何かしら? 目を凝らして、広い階層内をくまなく調べる。
30分後、発見したのはメロンだった! 編み目模様が美しい、マスクメロンかな?
大きさはスイカサイズで大興奮だ。
これは半分に切り、スプーンで食べる夢のような食べ方をしたい。
メロンは兄も好きなので喜ぶだろう。
昼食を実家で食べ、樹おじさんを連れ摩天楼ダンジョン32階へ移転。
こちらも、31階から32階へ移動する。
私が安全地帯から出ずテント内で魔物を倒すので、兄が攻略進度を変更してくれたのだ。
ポチを肩に乗せた樹おじさんは、父と泰雅に2人乗りし嬉しそうに駆け出していく。
午前中、ダンジョンを攻略出来ず暇だったのだろう。
シュウゲンさんは玄武の甲羅を武器にするため、暫くダンジョンへ行かないらしい。
父が戻ってきたので、階層は移動せず大人しくテント内にいる。
今日が初日の早崎さんは、旭家と一緒にいるから心配ない。
奏伯父さんが、危険だと思ったら何とかしてくれる筈。
早崎さんのLv上げ用に生きたまま魔物を収納し、空いた時間で料理する。
茜はDVDプレイヤーで、13年の間レンタルになった映画を見ていた。
2回の攻略後、樹おじさんをホームに帰して迷宮都市ダンジョン地下16階の安全地帯へ戻る。
2パーティーとの夕食時、知らない冒険者がやって来た。
地下16階を拠点にしている人だろうか?
アマンダさんのクランメンバーらしく、彼女に耳打ちしている。
それを聞いたアマンダさんは、ちょっと席を外すよと言い離れていった。
何かあったのかな? 夕食を食べ終えても、アマンダさんは戻らず心配になる。
彼女のメンバーはリーダーが不在で、どこか落ち着かない様子だった。
翌日、火曜日。
アマンダさんの姿を見てほっとする。
何があったか分からないけど、ダンジョン攻略を中止する程ではなかったらしい。
挨拶を交わし攻略に向かった。
ガーグ老に地下15階までの魔物を倒していいと許可を貰ったから、私は地下12階で槍のLv上げを行う。
兄は単独で地下11階から果物採取に行った。
どんどん階層が増えるので大変だな。
地下12階のリザードマンソルジャー相手に槍を突き出す。
Lvが100を超えたお陰か、私の方が魔物より速い。
HPが増えたので、付随する各種能力も上がったんだろう。
槍無双出来る気がしてきたよ! シルバーに騎乗しながらだけど……。
従魔から降りて戦う必要はないからいいのだ。
シルバーとは一心同体。
私の意識を読み取り行動してくれるので、呼吸もピッタリ。
リザードマンソルジャーを倒し、ドヤ顔している私に皆が微笑ましい視線を送る。
何だろう、強くなった気がしない。
3時間後、地下16階の安全地帯へ戻るとテント前に怪我人がいる。
ソルジャーアントに腕を噛み付かれた男性冒険者だ。
死んでも口を離さないため、首を落とした状態で腕に着けたまま来たのか……。
普段は噛みつかれた部分の肉を削ぎ落し、切り離すらしい。
旭が治療に当たり、魔物の口へ両手を入れ上下に引っ張る。
Lv50ある旭は、この世界の冒険者より力が強い。
見た目が小柄で童顔な旭が、魔物の口を開けたのに怪我人が驚いていた。
素早く水を掛け治療すると、傷跡も残らず肌は元に戻った。
「ありがとう。その……、お礼を受け取ってくれないか?」
若干、頬を染める冒険者からのお礼は例のアレか……。
「要りません!」
狼狽える旭に代わり、速攻で雫ちゃんが断っていた。
もう、いつになったら自分で断れるようになるの?
妹に助けられるなんて情けないわよ!
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◇小説家になろうでも同時連載中です◇