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第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第807話 迷宮都市 魔王との契約 2&Lv100になった報告
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【いいね】は1話につき10回送ることが出来るらしく、ポチポチして貰えたら執筆の励みになりますのでどうかよろしくお願い致します(´▽`*)
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ルシファーの父親は直ぐに戻ると言っていたし、私達も場所を移動せず待っていよう。
同じ領内の公爵なら、魔王相手に揉める事なく簡単に解決出来そうだ。
お茶を飲むくらいは時間があると思い、庭にテーブルと椅子を出し3人分のコーヒーを淹れようとしたところ、父からお酒の方がいいと言われ兄のマンションにあったビールサーバーを出してあげた。
以前、セイさんに渡したら喜んでいたからね。
樹おじさんは嬉々として缶ビールを嵌め、早速ビールサーバーからグラスに注ぎ飲み始める。
「おっ、旨いな! 響、お前も飲んでみろ!」
そう言うと、父のグラスにビールを注ぎ手渡していた。
私に味の違いは分からないけど、直接缶から飲むより美味しいのかな?
ビールだけじゃ味気ないだろうから、つまみ用に冷凍枝豆、だし巻き卵、串カツを出すと、
「娘は、いい奥さんになりそうだ」
樹おじさんが串カツを食べながら、父に視線を向け笑っている。
「嫁に行くのは、まだ早い」
父は、もう酔っているのか56歳の私に対し兄のような台詞を言う。
リーシャの体は20歳だから早い気もするけど、もうガーグ老と私の身代わりで樹おじさんが偽装結婚したあとだよ……。
まぁ今の見た目からして、両親が結婚をせっつく事は暫くないだろう。
そもそも秘密が多い私の相手が、異世界で早々に見付かるとは思えないしね。
そう考えるとホーム内で生活している雫ちゃんと、セイさんの結婚も難しいかも知れない。
Lvが上がって寿命が延びた私達の相手は、気長に探せばいいか……。
「当り前だ、もう100年くらい先でいい!」
そんな風に思っていると、樹おじさんが飲んでいたビールグラスをテーブルの上に叩き付け大声を上げた。
いや、それは幾らなんでも遅すぎるよ! 100年経ったら、お婆ちゃんになってる。
私の心配より、娘の結婚を考えてあげて!
「好きな人が見つかれば結婚するから!」
「好きな相手がいるのか!?」
勢いよく身を乗り出した樹おじさんに、両手を握られビックリしてしまう。
「今は、いませんけど……」
「樹、落ち着いて席に座れ」
父がおじさんの肩に手を置き、強引に座らせた。
どうしてそれほど私の結婚が気になるのか分からないけど、同じ娘を持つ父親として敏感になっているんだろうか?
ここは話題を変えよう。
「さっきは祝福のキスが、とんだ事になっちゃってごめんなさい。私がすれば良かったです」
「あっ、あれは……沙良ちゃんがするよりいい」
「でも、場所が唇に……」
「だっ、大丈夫だ! 一瞬だけだったからな」
そう言う割には顔色が悪く、変える話題を間違えたかもと気になっていた件を振った。
「魅惑魔法のLvは、どうやって上げたんですか?」
樹おじさんに魅惑魔法Lv7を掛けられたルシファーは、ずっと好きになった状態のままでいる。
どうして攻撃魔法じゃない魅惑魔法を上げたのか、ずっと不思議に思っていたのだ。
「それは……響を相手に練習した」
父に魅惑魔法を掛けたの!?
「えっ? じゃあ、お父さんもおじさんが好きになったりした?」
「……そういう魔法だからな」
うわぁ~、樹おじさんは親友相手に酷い真似をするな。
今は普通に見えるから、父は魅惑魔法の耐性があり解除された状態なんだろう。
でも、魔法で好きにさせられた気持ちは覚えているんだよね?
「その時は樹おじさんが、どう見えていたの?」
「美しい……女性に見えた」
うん? 魅惑魔法に掛けられると、相手の姿が違って見えるのかしら? じゃあ女性化から戻っても、ルシファーには同じ姿として映るのかな?
「へえ~、そうなんだ。間違いが起きなくて良かったね!」
父に魅惑耐性がなければ、樹おじさんを襲っていたかも知れない。
そうなるとキスどころじゃない悲劇だ。
「まっ、間違いなんて起こるわけないだろ!」
顔を真っ赤にした樹おじさんが、父から顔を逸らせ必死に言い訳するのは何故なのか……。
ええっと、本当に何もなかったんですよね?
「あっ、魔王が戻ってきたみたいだぞ」
父が魔法陣が光り戻ってきたルシファーの父親を、焦ったように知らせてくる。
2人とも、なんだか挙動不審で怪しいんだけど……下手に突っ込まない方がいいかも。
「青龍の巫女は、エンハルト王国へ送り届けました。これで契約完了です。それでは対価を頂きましょう」
30分程で戻ってきた魔王は、にこやかにそう告げると対価の魔力1,000を受け取った。
私の魔力は多いから引かれても何ともないけど、普通は昏倒する数値だろう。
「はい、ありがとうございます」
「それでは魔界へ帰りますので、今後も息子をよろしくお願いします」
私にしっかりと視線を合わせ一礼したあと、ルシファーの父親は青い光と共に召喚陣から帰っていった。
毎回、光魔法を使用する必要はあるのかしら? 魔王の登場時は、これが定番なの?
アマンダさんから依頼はされていないけど、青龍の巫女が戻った件は明日伝えよう。
翌日もダンジョン攻略なので早々にホームの自宅へ戻ると、兄達が寝ずに待っていた。
「お帰り沙良。青龍の巫女は無事だったのか?」
私の顔を見るなり兄が口を開き聞いてくる。
「ただいま~。うん、ルシファーの父親が連れ戻してくれたよ」
「そうか、ならアマンダさんも安心するだろう。異世界は物騒だから、俺達もLvを早く100まで上げた方がいいな」
「突然、どうしたの?」
今までは安全第一の攻略をしてきた兄が、そんな事を言うから驚いてしまった。
「お前は安全地帯で魔物が倒せるから心配せずに済む。摩天楼のダンジョンに関しては、茜がいれば安心だ。攻略階層を上げよう」
「分かった、明日お父さん達にも言っておくね」
兄の気が変わらない内に了解しておこう。
「それで茜はダンジョンマスターの時、何の魔物を召喚したんだ?」
「ベヒモスだよ」
「ベヒモス!? そんな魔物よく召喚出来たね!」
話を聞いていた旭が、自分の召喚した魔物との違いに驚き目を丸くしていた。
「確か召喚枠は30あったと思うが、他に召喚しなかったのか?」
記憶力のいい兄が手紙の内容を覚えていたのか、茜に質問を続ける。
あまりベヒモスには触れてほしくないんだけど……。
「ベヒモス1体で、残りの召喚枠を消費したから他の魔物は呼び出せなかった」
「それは残念だな。でもベヒモスを倒せば一気にLvを上げられそうだ」
「おおぉお兄ちゃん! 言い忘れてたんだけど、昨日99階でファイト・カンガルーをテイムした時、珍しい魔物が見えて倒しちゃったんだよ! 茜に聞いたらベヒモスだったみたい」
「なら、相当Lvが上がったんじゃないか?」
「そっ、そうかも? ちょっとステータスを確認するよ。あっ、Lv100になってる!」
ここは演技力を発揮して、今知ったばかりだと強調しなければ!
幸い兄は昨日99階で魔物をテイムしたと知っており、疑問に思わなかったようだ。
「1匹倒しただけでLvが100に上がったの!? じゃあ、俺達も簡単にLv上げ出来るね~」
呑気な旭がベヒモスを倒せばLvが上がると喜んでいたけど、もう出現しないとは言いにくい。
「旭、いきなり99階に行くのは危険だ。まずは50階までにしよう」
「階層を上がる度に魔物は強くなるから、初見で99階は止めた方がいい」
兄と茜の言葉に旭は納得したのか、じゃあ楽しみにしてると大人しく言う事を聞いた。
あぁベヒモスは、何処かのダンジョンにいないものか……。
99階を攻略するまでに見つけて、アイテムBOXに収納しておかなければ……。
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読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
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以前、セイさんに渡したら喜んでいたからね。
樹おじさんは嬉々として缶ビールを嵌め、早速ビールサーバーからグラスに注ぎ飲み始める。
「おっ、旨いな! 響、お前も飲んでみろ!」
そう言うと、父のグラスにビールを注ぎ手渡していた。
私に味の違いは分からないけど、直接缶から飲むより美味しいのかな?
ビールだけじゃ味気ないだろうから、つまみ用に冷凍枝豆、だし巻き卵、串カツを出すと、
「娘は、いい奥さんになりそうだ」
樹おじさんが串カツを食べながら、父に視線を向け笑っている。
「嫁に行くのは、まだ早い」
父は、もう酔っているのか56歳の私に対し兄のような台詞を言う。
リーシャの体は20歳だから早い気もするけど、もうガーグ老と私の身代わりで樹おじさんが偽装結婚したあとだよ……。
まぁ今の見た目からして、両親が結婚をせっつく事は暫くないだろう。
そもそも秘密が多い私の相手が、異世界で早々に見付かるとは思えないしね。
そう考えるとホーム内で生活している雫ちゃんと、セイさんの結婚も難しいかも知れない。
Lvが上がって寿命が延びた私達の相手は、気長に探せばいいか……。
「当り前だ、もう100年くらい先でいい!」
そんな風に思っていると、樹おじさんが飲んでいたビールグラスをテーブルの上に叩き付け大声を上げた。
いや、それは幾らなんでも遅すぎるよ! 100年経ったら、お婆ちゃんになってる。
私の心配より、娘の結婚を考えてあげて!
「好きな人が見つかれば結婚するから!」
「好きな相手がいるのか!?」
勢いよく身を乗り出した樹おじさんに、両手を握られビックリしてしまう。
「今は、いませんけど……」
「樹、落ち着いて席に座れ」
父がおじさんの肩に手を置き、強引に座らせた。
どうしてそれほど私の結婚が気になるのか分からないけど、同じ娘を持つ父親として敏感になっているんだろうか?
ここは話題を変えよう。
「さっきは祝福のキスが、とんだ事になっちゃってごめんなさい。私がすれば良かったです」
「あっ、あれは……沙良ちゃんがするよりいい」
「でも、場所が唇に……」
「だっ、大丈夫だ! 一瞬だけだったからな」
そう言う割には顔色が悪く、変える話題を間違えたかもと気になっていた件を振った。
「魅惑魔法のLvは、どうやって上げたんですか?」
樹おじさんに魅惑魔法Lv7を掛けられたルシファーは、ずっと好きになった状態のままでいる。
どうして攻撃魔法じゃない魅惑魔法を上げたのか、ずっと不思議に思っていたのだ。
「それは……響を相手に練習した」
父に魅惑魔法を掛けたの!?
「えっ? じゃあ、お父さんもおじさんが好きになったりした?」
「……そういう魔法だからな」
うわぁ~、樹おじさんは親友相手に酷い真似をするな。
今は普通に見えるから、父は魅惑魔法の耐性があり解除された状態なんだろう。
でも、魔法で好きにさせられた気持ちは覚えているんだよね?
「その時は樹おじさんが、どう見えていたの?」
「美しい……女性に見えた」
うん? 魅惑魔法に掛けられると、相手の姿が違って見えるのかしら? じゃあ女性化から戻っても、ルシファーには同じ姿として映るのかな?
「へえ~、そうなんだ。間違いが起きなくて良かったね!」
父に魅惑耐性がなければ、樹おじさんを襲っていたかも知れない。
そうなるとキスどころじゃない悲劇だ。
「まっ、間違いなんて起こるわけないだろ!」
顔を真っ赤にした樹おじさんが、父から顔を逸らせ必死に言い訳するのは何故なのか……。
ええっと、本当に何もなかったんですよね?
「あっ、魔王が戻ってきたみたいだぞ」
父が魔法陣が光り戻ってきたルシファーの父親を、焦ったように知らせてくる。
2人とも、なんだか挙動不審で怪しいんだけど……下手に突っ込まない方がいいかも。
「青龍の巫女は、エンハルト王国へ送り届けました。これで契約完了です。それでは対価を頂きましょう」
30分程で戻ってきた魔王は、にこやかにそう告げると対価の魔力1,000を受け取った。
私の魔力は多いから引かれても何ともないけど、普通は昏倒する数値だろう。
「はい、ありがとうございます」
「それでは魔界へ帰りますので、今後も息子をよろしくお願いします」
私にしっかりと視線を合わせ一礼したあと、ルシファーの父親は青い光と共に召喚陣から帰っていった。
毎回、光魔法を使用する必要はあるのかしら? 魔王の登場時は、これが定番なの?
アマンダさんから依頼はされていないけど、青龍の巫女が戻った件は明日伝えよう。
翌日もダンジョン攻略なので早々にホームの自宅へ戻ると、兄達が寝ずに待っていた。
「お帰り沙良。青龍の巫女は無事だったのか?」
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「ただいま~。うん、ルシファーの父親が連れ戻してくれたよ」
「そうか、ならアマンダさんも安心するだろう。異世界は物騒だから、俺達もLvを早く100まで上げた方がいいな」
「突然、どうしたの?」
今までは安全第一の攻略をしてきた兄が、そんな事を言うから驚いてしまった。
「お前は安全地帯で魔物が倒せるから心配せずに済む。摩天楼のダンジョンに関しては、茜がいれば安心だ。攻略階層を上げよう」
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「ベヒモスだよ」
「ベヒモス!? そんな魔物よく召喚出来たね!」
話を聞いていた旭が、自分の召喚した魔物との違いに驚き目を丸くしていた。
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あまりベヒモスには触れてほしくないんだけど……。
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「それは残念だな。でもベヒモスを倒せば一気にLvを上げられそうだ」
「おおぉお兄ちゃん! 言い忘れてたんだけど、昨日99階でファイト・カンガルーをテイムした時、珍しい魔物が見えて倒しちゃったんだよ! 茜に聞いたらベヒモスだったみたい」
「なら、相当Lvが上がったんじゃないか?」
「そっ、そうかも? ちょっとステータスを確認するよ。あっ、Lv100になってる!」
ここは演技力を発揮して、今知ったばかりだと強調しなければ!
幸い兄は昨日99階で魔物をテイムしたと知っており、疑問に思わなかったようだ。
「1匹倒しただけでLvが100に上がったの!? じゃあ、俺達も簡単にLv上げ出来るね~」
呑気な旭がベヒモスを倒せばLvが上がると喜んでいたけど、もう出現しないとは言いにくい。
「旭、いきなり99階に行くのは危険だ。まずは50階までにしよう」
「階層を上がる度に魔物は強くなるから、初見で99階は止めた方がいい」
兄と茜の言葉に旭は納得したのか、じゃあ楽しみにしてると大人しく言う事を聞いた。
あぁベヒモスは、何処かのダンジョンにいないものか……。
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◇小説家になろうでも同時連載中です◇