711 / 781
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第834話 シュウゲン 17 マクサルトの大型ダンジョン制覇
翌日、ダンジョンに長く潜る準備をして黒曜に騎乗しマクサルトへ向かった。
スレイプニルを借り王都まで来た時は1週間掛かったが、今回は30分で到着する。
そのままダンジョン前へ移動を続け、儂らを降ろそうとする黒曜に声を掛けた。
「従魔登録をしたから、一緒にダンジョンへ入ろう」
『私も付いて行きたいと思っておりました。ご主人様の、お役に立ってみせます!』
いつもダンジョン前に待機させておったが、黒曜も中に入りたかったようじゃ。
やる気をみせる黒曜の背をぽんぽんと叩き、ダンジョンの入口で入場料を払う。
竜馬を見たギルド職員が制止しようとして、首に付けられた従魔用の首輪に気付き唖然とするのを横目に中へ入っていった。
地下1階~地下10階は迷路状なので、黒曜に次の階層までの階段を指示し進んでいく。
会敵した魔物は黒曜が魔法を使用し即座に倒してくれた。
儂は騎乗したまま倒れた魔物をマジックバッグに収納するだけで済み、かなり楽が出来る。
これまでは全ての魔物を儂1人で倒しておったが、初めてパーティーを組んだ気持ちになった。
黒曜の使用する魔法は雷系なので、皮に傷も付かぬし相性がいいわい。
肉は多少焦げておろうが、皮の方が換金額が高いから収入が減る事もなさそうだ。
問題なく地下11階まで進み広い階層に出ると、魔物を回避するため空を飛び次の階段へ下りる事を繰り返す。
思った以上に攻略速度が上がり、1時間後にはマクサルトの最終攻略階層である地下49階へ辿り着いた。
地下50階以降はダンジョン地図も販売されておらず、常設依頼も出ていない。
儂もLvが100に上がり鍛冶職人になるの優先させたため、この先は進んだ事がなかった。
安全地帯で一度休憩し地下50階へ続く階段を下りると、突然雪が降る階層に変わっておる。
ダンジョン内で雪が降るとは驚きじゃ。
急に寒くなった気温に対応するべく、マジックバッグからマントを取り出し羽織った。
ドワーフの国では雪が降らず、防寒着等必要ないから持っておらんのだが……。
こりゃ、凍死する前に引き返した方がいいかも知れんな。
そう思い降り続ける雪を掌に載せ景色を楽しんでいると、記憶より寒さを感じない。
これは、火の精霊王の加護があるせいだろうか?
バールと黒曜に寒くはないか尋ねると、大丈夫だと言われたのでこのまま攻略を再開する。
地下50階の上空から階段を探し、魔物を倒さず次の階層へ移動した。
それから地下99階まで同様に進み、地下100階へ下りる階段の前に陣取る大きな魔物の姿を発見。
ふむ、この魔物を倒さん事には次の階層へ行けぬようじゃ。
頭に2本角を生やしたサイのような魔物は儂が倒そう。
黒曜に手出し無用と伝え、ひらりと飛び降り魔物の背中に着地して、角をがっしり両手で掴み両足を首に回し締め殺す。
邪魔な魔物を片付け階段を下りようと前方に視線を向けた瞬間、突然小屋が出現した。
なんじゃ、この胡散臭い小屋は……。
ダンジョンに似つかわしくないその小屋を見て、罠だろうかと思案する。
そんな現象が起きるとは聞いた事がない。
気になったが、小屋は無視して先に進もうと決めた。
地下100階は、ソレイユの町のダンジョン地下10階と同じような狭い空間で何もない。
どうやら、このダンジョンは地下100階が最終階層らしい。
ダンジョンボスはおらんのかの?
気落ちして地下99階へ上がり、先程無視した小屋が消えずにいるのを見て少し興味が湧いた。
まぁ、罠だとしても何とかなるじゃろ。
せっかくここまで来たのだから、何の収穫もなく帰るのは惜しい。
「バール、小屋の中に入るぞ」
「シュウゲン様の、お好きなようになさって下さい」
特に警戒した様子もない彼に、儂の考えすぎかと首を捻りながら小屋の扉を開けた。
開けた途端、魔物が出て来るかと身構えておったが小屋内は何もなく拍子抜けする。
唯一目に止まったのは床に描かれた魔法陣だけ。
以前、精霊召喚する時に見たものとは文字が違っている気がするが……。
用途の分からぬ魔法陣を調べようと、小屋内に足を踏み入れる。
魔法陣の中央に進んだら突如、半透明な画面が現れ文字が浮かび上がった。
『ホーンバッファロー討伐おめでとうございます! この画面に触れた時点で登録者となります。この移転陣で地下101階~地下150階まで移動可能になるので、引き続きダンジョン攻略をお楽しみ下さい』
おおっ、これは移転陣であったのか!
では儂が倒した魔物は、ダンジョンボスだったようだ。
何故、地下100階ではなく地下99階にいたのか疑問だが、討伐成功者への報酬らしい。
罠じゃなかった事に安堵し画面へ触れると、
『移動したい階を押して下さい』
文字が変化し、地下101階~地下150階までの数字が表示される。
ここは地下150階一択じゃ!
地下150階を押すと、ブンっと音が鳴り現在の階層表示に切り替わった。
今の一瞬で地下150階に着いたのかの? エレベーターのような仕組みじゃな。
半信半疑で変化のない小屋の扉を開け外に出る。
そこから見えた景色は、地下99階の雪が降るダンジョン内とは全く違っていた。
というより、ダンジョン内ではないのかも知れん。
太陽がある空の下だと思わせるくらいの明るさに、思わず上を見上げ固まった。
儂の目がおかしくなったのか? 太陽がある……。
「黒曜、上空を飛んでくれ」
『承知しました、ご主人様!』
居場所を特定しようと黒曜に頼み、上空から調べたが見知らぬ地形だった。
やがて都市のような建物に一際大きな塔が見えてくると、バールが驚いたような声を上げる。
「あれは摩天楼のダンジョン!? シュウゲン様、ここは西大陸にあるカルドサリ王国のようです」
「西大陸だと!!」
ドワーフの国がある北大陸ではなく、別の大陸に移転したと知り驚愕した。
これは冒険者ギルドへ報告する義務があるな……。
移転陣を使用して他国ばかりか別大陸へ行けるのは、かなり重要な問題じゃ。
もし他のダンジョンにも同じような移転陣があるなら、入国審査を得ず密入国が可能になる。
犯罪者が知れば逃亡先には困らぬであろう。
地下101階から全ての移転先を確認する必要がありそうだ。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、いいねやエールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
スレイプニルを借り王都まで来た時は1週間掛かったが、今回は30分で到着する。
そのままダンジョン前へ移動を続け、儂らを降ろそうとする黒曜に声を掛けた。
「従魔登録をしたから、一緒にダンジョンへ入ろう」
『私も付いて行きたいと思っておりました。ご主人様の、お役に立ってみせます!』
いつもダンジョン前に待機させておったが、黒曜も中に入りたかったようじゃ。
やる気をみせる黒曜の背をぽんぽんと叩き、ダンジョンの入口で入場料を払う。
竜馬を見たギルド職員が制止しようとして、首に付けられた従魔用の首輪に気付き唖然とするのを横目に中へ入っていった。
地下1階~地下10階は迷路状なので、黒曜に次の階層までの階段を指示し進んでいく。
会敵した魔物は黒曜が魔法を使用し即座に倒してくれた。
儂は騎乗したまま倒れた魔物をマジックバッグに収納するだけで済み、かなり楽が出来る。
これまでは全ての魔物を儂1人で倒しておったが、初めてパーティーを組んだ気持ちになった。
黒曜の使用する魔法は雷系なので、皮に傷も付かぬし相性がいいわい。
肉は多少焦げておろうが、皮の方が換金額が高いから収入が減る事もなさそうだ。
問題なく地下11階まで進み広い階層に出ると、魔物を回避するため空を飛び次の階段へ下りる事を繰り返す。
思った以上に攻略速度が上がり、1時間後にはマクサルトの最終攻略階層である地下49階へ辿り着いた。
地下50階以降はダンジョン地図も販売されておらず、常設依頼も出ていない。
儂もLvが100に上がり鍛冶職人になるの優先させたため、この先は進んだ事がなかった。
安全地帯で一度休憩し地下50階へ続く階段を下りると、突然雪が降る階層に変わっておる。
ダンジョン内で雪が降るとは驚きじゃ。
急に寒くなった気温に対応するべく、マジックバッグからマントを取り出し羽織った。
ドワーフの国では雪が降らず、防寒着等必要ないから持っておらんのだが……。
こりゃ、凍死する前に引き返した方がいいかも知れんな。
そう思い降り続ける雪を掌に載せ景色を楽しんでいると、記憶より寒さを感じない。
これは、火の精霊王の加護があるせいだろうか?
バールと黒曜に寒くはないか尋ねると、大丈夫だと言われたのでこのまま攻略を再開する。
地下50階の上空から階段を探し、魔物を倒さず次の階層へ移動した。
それから地下99階まで同様に進み、地下100階へ下りる階段の前に陣取る大きな魔物の姿を発見。
ふむ、この魔物を倒さん事には次の階層へ行けぬようじゃ。
頭に2本角を生やしたサイのような魔物は儂が倒そう。
黒曜に手出し無用と伝え、ひらりと飛び降り魔物の背中に着地して、角をがっしり両手で掴み両足を首に回し締め殺す。
邪魔な魔物を片付け階段を下りようと前方に視線を向けた瞬間、突然小屋が出現した。
なんじゃ、この胡散臭い小屋は……。
ダンジョンに似つかわしくないその小屋を見て、罠だろうかと思案する。
そんな現象が起きるとは聞いた事がない。
気になったが、小屋は無視して先に進もうと決めた。
地下100階は、ソレイユの町のダンジョン地下10階と同じような狭い空間で何もない。
どうやら、このダンジョンは地下100階が最終階層らしい。
ダンジョンボスはおらんのかの?
気落ちして地下99階へ上がり、先程無視した小屋が消えずにいるのを見て少し興味が湧いた。
まぁ、罠だとしても何とかなるじゃろ。
せっかくここまで来たのだから、何の収穫もなく帰るのは惜しい。
「バール、小屋の中に入るぞ」
「シュウゲン様の、お好きなようになさって下さい」
特に警戒した様子もない彼に、儂の考えすぎかと首を捻りながら小屋の扉を開けた。
開けた途端、魔物が出て来るかと身構えておったが小屋内は何もなく拍子抜けする。
唯一目に止まったのは床に描かれた魔法陣だけ。
以前、精霊召喚する時に見たものとは文字が違っている気がするが……。
用途の分からぬ魔法陣を調べようと、小屋内に足を踏み入れる。
魔法陣の中央に進んだら突如、半透明な画面が現れ文字が浮かび上がった。
『ホーンバッファロー討伐おめでとうございます! この画面に触れた時点で登録者となります。この移転陣で地下101階~地下150階まで移動可能になるので、引き続きダンジョン攻略をお楽しみ下さい』
おおっ、これは移転陣であったのか!
では儂が倒した魔物は、ダンジョンボスだったようだ。
何故、地下100階ではなく地下99階にいたのか疑問だが、討伐成功者への報酬らしい。
罠じゃなかった事に安堵し画面へ触れると、
『移動したい階を押して下さい』
文字が変化し、地下101階~地下150階までの数字が表示される。
ここは地下150階一択じゃ!
地下150階を押すと、ブンっと音が鳴り現在の階層表示に切り替わった。
今の一瞬で地下150階に着いたのかの? エレベーターのような仕組みじゃな。
半信半疑で変化のない小屋の扉を開け外に出る。
そこから見えた景色は、地下99階の雪が降るダンジョン内とは全く違っていた。
というより、ダンジョン内ではないのかも知れん。
太陽がある空の下だと思わせるくらいの明るさに、思わず上を見上げ固まった。
儂の目がおかしくなったのか? 太陽がある……。
「黒曜、上空を飛んでくれ」
『承知しました、ご主人様!』
居場所を特定しようと黒曜に頼み、上空から調べたが見知らぬ地形だった。
やがて都市のような建物に一際大きな塔が見えてくると、バールが驚いたような声を上げる。
「あれは摩天楼のダンジョン!? シュウゲン様、ここは西大陸にあるカルドサリ王国のようです」
「西大陸だと!!」
ドワーフの国がある北大陸ではなく、別の大陸に移転したと知り驚愕した。
これは冒険者ギルドへ報告する義務があるな……。
移転陣を使用して他国ばかりか別大陸へ行けるのは、かなり重要な問題じゃ。
もし他のダンジョンにも同じような移転陣があるなら、入国審査を得ず密入国が可能になる。
犯罪者が知れば逃亡先には困らぬであろう。
地下101階から全ての移転先を確認する必要がありそうだ。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、いいねやエールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!
akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。
そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。
※コメディ寄りです。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
家ごと異世界ライフ
もちもちほっぺ
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
2024年5月 書籍一巻発売
2025年7月 書籍二巻発売
2025年10月 コミカライズ連載開始
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろうでも同時連載中です◇