719 / 781
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第842話 シュウゲン 25 家族との再会 1
★2024年9月19日に2巻が発売されました。お手に取って頂ければ幸いです!
また、更新をお待たせし済みませんでした。
続きを待って下さった方、ありがとうございます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それからというもの気力が湧かず、あれだけ再会を切望していた小夜の事も探すのを諦め、店に飾っておった薙刀も倉庫にしまった。
カルドサリ王国に居を構え300年以上も経つのだ。
きっと小夜は、異世界に転生などしていないのだろう。
心根の優しかった彼女は、天国で幸せに暮らしている筈じゃ。
そんな風に自分を慰め無為な時を過ごす。
移動手段であった黒曜を亡くしてダンジョンにも行かなくなり、このままではボケ老人になりそうだと思っていた矢先。
バールに、儂がヒルダちゃんから依頼され鍛えた剣を持った客が訪れたと聞かされた。
はて、あれは第二王妃であった彼女の夫用に作製したものだから、今頃は王宮の宝物庫に眠っているのが当然じゃ。
カルドサリ国王は鬼籍に入って久しいが、まさか妻から贈られた剣を臣下に下賜したりはしておらんだろう。
亡き夫の形見として、ヒルダちゃんが持っているならいざ知らず……。
儂はその男が少し気になり、注文した商品を受け取りに来たら呼んでほしいとバールに伝えた。
客がいつ来てもいいよう、店の奥で待機すること数週間。
遂に、例の男が現れたとバールが呼びに来る。
しかも、連れの老婦人が薙刀を探していると聞き胸が騒いだ。
師匠のような日本人の転生者である可能性が高い。
話を聞き急いで店内へ入ると、そこに見知った顔を見付けて大声を上げた。
「ヒルダちゃん!」
数百年経とうとも、美人を忘れはせん。
律義に約束を果しに来てくれたと思い、嬉しさで笑みが浮かぶ。
「特別なお礼をずっと楽しみに待っておったのに、遅いではないか! 幾ら長命なドワーフでも、100年以上も待たせるとは命が尽きてしまうわ! それより約束のお礼は、今からしてもらえるんじゃろうか?」
期待で胸が一杯になり、つい両手を広げ動かしてしまった。
しかしヒルダちゃんは、儂を見ても不思議そうな顔をするばかりじゃ。
「あのぉ、初めまして私はサラと申します」
そして、知らない名を名乗った。
「うん? ヒルダちゃんではないのかの? そう言えば、少し背が低いような……? それに胸が大きくなっておる?」
よくよく見れば、儂の記憶にあるヒルダちゃんより幼い。
しかし、胸だけは彼女の方が大きいような……。
もしかしてヒルダちゃんの娘かの?
「親父。悪いが呼んだのは薙刀の件だ。そこの老婦人が薙刀を探しているそうだぞ」
母親の所在を聞こうか悩んでいるとバールに肩を叩かれ、用件を告げられる。
「いや、それよりお礼の方が気になるんじゃが……。薙刀とは、また珍しい物を知っておるな。儂が鍛えた物が1本だけあるが、それは売り物ではない。同じ物でよければ、見本に持ってこよう」
そうであった。
ヒルダちゃんにそっくりな彼女を見て、薙刀の件を忘れておったわ。
ここで日本人の転生者に会えるかもしれん。
儂は、倉庫から薙刀を出し店内に戻った。
「少し調整する必要があるじゃろう。店内では狭いだろうから、裏庭で振ってみてくれんかの」
武器は手にする者の体格に合せ、長さや重さを調整する必要がある。
特に、この薙刀は生前の小夜に合せ鍛えたものだからな。
そう思いながら裏庭へ案内して、薙刀を老婦人に手渡した。
「懐かしいわね」
薙刀を手にした彼女が、思わず零した一言に日本人で間違いないと確信する。
それから薙刀を構え型稽古を始めた姿を見て既視感を覚え、ドクリと心臓が大きく鼓動した。
まさか――、小夜なのか?
薙刀を振るう姿勢は儂の知る妻にそっくりじゃ。
あぁ、すっかり小夜と再会するのは諦めておったというのに……。
今でも流れるような動きを見て、知らず何度も頷いていた。
「調整の必要はないようです」
型稽古を済ませた彼女が、手に馴染む薙刀に満足そうに笑う。
「……これは薙刀をする妻の威勢の良さに惚れた儂が、どうしても作りたかったものだ」
相手が小夜だとわかり、儂に気付いてくれるだろうかと鎌をかけた。
「あら? 私は、おしとやかだったと思うわ。……雅美さん」
女のようで、あまり好きではなかった生前の名を呼ばれて胸が熱くなる。
姿は違えど、一目見てお互いに気付くのは夫婦であった繋がりが強い所為か……。
「下の名前は呼ばないでほしい……小夜」
異世界に転生しても、夫の儂を忘れずにいてくれた事が嬉しく目が潤む。
そうして小夜と暫し見つめ合い、口に出せない想いを分かちあった。
「親父。知り合いだったのか?」
儂らの様子を見ていたバールが尋ねてきたが前世の妻だとは言えず、この場で伝えても問題ない事を話す。
「あぁ、懐かしい人に会えた。どうか、この薙刀は貰って下され」
「……はい、ありがたく頂きますね」
魔物が生息する危険な異世界で、役に立つだろうと小夜に鍛えた薙刀だ。
代金を払ってもらうわけにはいかない。
儂の気持ちを汲み、小夜も無償で受け取ってくれた。
せっかくこうして小夜に会えたというに、今度どうやって連絡を取ればいいものか。
出来れば現在の状況を知り、お互い独身であれば一緒に住みたいが……。
「あ~、シュウゲンさん。今度、将棋の対局をお願いします。334回目の勝ちは譲りませんよ」
すると小夜の隣にいた男性が、将棋の対局を持ち掛けてきた。
その回数を聞いて、長男の奏を思い出す。
小夜以外にも息子が転生していたのか!? 流石に、こちらは気付けんかったな。
「お主が勝つのは当分先だろう」
内心で驚きつつ、息子に合せ返事を返す。
「出来れば、私と100回目の対局もお願いします。確か最後は私の勝ちでしたね。あぁ、それと妻が妊娠したんです。生まれたら、顔を見に来て下さい」
更に別の男から言われた内容で、末っ子の旦那に思い当たり目を丸くした。
娘夫婦も異世界に転生していたのか!?
よく見てみれば、年を重ねた娘婿の面影がある。
「なんと、そうであったか! それは是非、会いに行かねばならんの」
しかも、美佐子は妊娠しているらしい。
異世界で孫を抱けるとは思ってもみなかった。
嬉しい知らせに、ヒルダちゃんだと思った少女がサラと名乗った事は偶然ではないかも知れぬと考える。
「お父さん、お兄ちゃんの槍もお願いしよう?」
それが証拠に響君を、お父さんと呼ぶなら孫の沙良であろう。
「あぁ、シュウゲンさん。俺の槍も注文したい。出来れば、アダマンタイトで」
お兄ちゃんと呼ばれた子供だった賢也は、父親によく似た青年に育っていた。
小夜も息子の奏も異世界に転生して別人になっておるのに、この2人だけは日本人姿のままのようだった。
沙良だけがヒルダちゃんにそっくりなのは、何か事情がありそうだな。
とはいえ、小夜が娘夫婦と孫や息子といるなら寂しい思いをせず済んだであろう。
「そうかそうか、儂が作ってやろう。2人は、どんな得物を持っているのじゃ」
ついでに響君と奏にも武器を作ってやろうと声を掛けると、
「既に、シュウゲンさんが鍛えた物を持っております」
響君が見覚えのある剣を見せる。
「これは、ヒルダちゃんの親友へ誂えた『飛翔』ではないか! 何故、お主が持っておるのだ?」
「知り合いから譲り受けました」
儂が鍛えた剣を持っていたのは、響君であったのか……。
「私の槍はこれです」
長男が自慢げに見せたのは、ドワーフにとって垂涎ものの鉱物で作られた槍だった。
「ぐぬっ、これは……。幻の鉱物と言われるヒヒイロカネではないか!」
「摩天楼のダンジョンで見付けた物です。これでも一応SS級冒険者なんですよ」
「そりゃ大出世じゃな。武術を極めただけある」
息子がSS級冒険者と知り感心する。
儂が幼い頃からあらゆる武術を教え込んだのだ。
異世界に転生しても、鍛錬に励んでいたのは褒めてやらねばな。
いずれ儂と同じ特級冒険者になれるだろう。
「ヒルダちゃんでは、なかったのか……」
思いがけず家族に再会出来た事は喜ばしいが……。
しかし数百年も、お礼を待っていたヒルダちゃんでなかったのだけは非常に残念だの。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、いいねやエールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
また、更新をお待たせし済みませんでした。
続きを待って下さった方、ありがとうございます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それからというもの気力が湧かず、あれだけ再会を切望していた小夜の事も探すのを諦め、店に飾っておった薙刀も倉庫にしまった。
カルドサリ王国に居を構え300年以上も経つのだ。
きっと小夜は、異世界に転生などしていないのだろう。
心根の優しかった彼女は、天国で幸せに暮らしている筈じゃ。
そんな風に自分を慰め無為な時を過ごす。
移動手段であった黒曜を亡くしてダンジョンにも行かなくなり、このままではボケ老人になりそうだと思っていた矢先。
バールに、儂がヒルダちゃんから依頼され鍛えた剣を持った客が訪れたと聞かされた。
はて、あれは第二王妃であった彼女の夫用に作製したものだから、今頃は王宮の宝物庫に眠っているのが当然じゃ。
カルドサリ国王は鬼籍に入って久しいが、まさか妻から贈られた剣を臣下に下賜したりはしておらんだろう。
亡き夫の形見として、ヒルダちゃんが持っているならいざ知らず……。
儂はその男が少し気になり、注文した商品を受け取りに来たら呼んでほしいとバールに伝えた。
客がいつ来てもいいよう、店の奥で待機すること数週間。
遂に、例の男が現れたとバールが呼びに来る。
しかも、連れの老婦人が薙刀を探していると聞き胸が騒いだ。
師匠のような日本人の転生者である可能性が高い。
話を聞き急いで店内へ入ると、そこに見知った顔を見付けて大声を上げた。
「ヒルダちゃん!」
数百年経とうとも、美人を忘れはせん。
律義に約束を果しに来てくれたと思い、嬉しさで笑みが浮かぶ。
「特別なお礼をずっと楽しみに待っておったのに、遅いではないか! 幾ら長命なドワーフでも、100年以上も待たせるとは命が尽きてしまうわ! それより約束のお礼は、今からしてもらえるんじゃろうか?」
期待で胸が一杯になり、つい両手を広げ動かしてしまった。
しかしヒルダちゃんは、儂を見ても不思議そうな顔をするばかりじゃ。
「あのぉ、初めまして私はサラと申します」
そして、知らない名を名乗った。
「うん? ヒルダちゃんではないのかの? そう言えば、少し背が低いような……? それに胸が大きくなっておる?」
よくよく見れば、儂の記憶にあるヒルダちゃんより幼い。
しかし、胸だけは彼女の方が大きいような……。
もしかしてヒルダちゃんの娘かの?
「親父。悪いが呼んだのは薙刀の件だ。そこの老婦人が薙刀を探しているそうだぞ」
母親の所在を聞こうか悩んでいるとバールに肩を叩かれ、用件を告げられる。
「いや、それよりお礼の方が気になるんじゃが……。薙刀とは、また珍しい物を知っておるな。儂が鍛えた物が1本だけあるが、それは売り物ではない。同じ物でよければ、見本に持ってこよう」
そうであった。
ヒルダちゃんにそっくりな彼女を見て、薙刀の件を忘れておったわ。
ここで日本人の転生者に会えるかもしれん。
儂は、倉庫から薙刀を出し店内に戻った。
「少し調整する必要があるじゃろう。店内では狭いだろうから、裏庭で振ってみてくれんかの」
武器は手にする者の体格に合せ、長さや重さを調整する必要がある。
特に、この薙刀は生前の小夜に合せ鍛えたものだからな。
そう思いながら裏庭へ案内して、薙刀を老婦人に手渡した。
「懐かしいわね」
薙刀を手にした彼女が、思わず零した一言に日本人で間違いないと確信する。
それから薙刀を構え型稽古を始めた姿を見て既視感を覚え、ドクリと心臓が大きく鼓動した。
まさか――、小夜なのか?
薙刀を振るう姿勢は儂の知る妻にそっくりじゃ。
あぁ、すっかり小夜と再会するのは諦めておったというのに……。
今でも流れるような動きを見て、知らず何度も頷いていた。
「調整の必要はないようです」
型稽古を済ませた彼女が、手に馴染む薙刀に満足そうに笑う。
「……これは薙刀をする妻の威勢の良さに惚れた儂が、どうしても作りたかったものだ」
相手が小夜だとわかり、儂に気付いてくれるだろうかと鎌をかけた。
「あら? 私は、おしとやかだったと思うわ。……雅美さん」
女のようで、あまり好きではなかった生前の名を呼ばれて胸が熱くなる。
姿は違えど、一目見てお互いに気付くのは夫婦であった繋がりが強い所為か……。
「下の名前は呼ばないでほしい……小夜」
異世界に転生しても、夫の儂を忘れずにいてくれた事が嬉しく目が潤む。
そうして小夜と暫し見つめ合い、口に出せない想いを分かちあった。
「親父。知り合いだったのか?」
儂らの様子を見ていたバールが尋ねてきたが前世の妻だとは言えず、この場で伝えても問題ない事を話す。
「あぁ、懐かしい人に会えた。どうか、この薙刀は貰って下され」
「……はい、ありがたく頂きますね」
魔物が生息する危険な異世界で、役に立つだろうと小夜に鍛えた薙刀だ。
代金を払ってもらうわけにはいかない。
儂の気持ちを汲み、小夜も無償で受け取ってくれた。
せっかくこうして小夜に会えたというに、今度どうやって連絡を取ればいいものか。
出来れば現在の状況を知り、お互い独身であれば一緒に住みたいが……。
「あ~、シュウゲンさん。今度、将棋の対局をお願いします。334回目の勝ちは譲りませんよ」
すると小夜の隣にいた男性が、将棋の対局を持ち掛けてきた。
その回数を聞いて、長男の奏を思い出す。
小夜以外にも息子が転生していたのか!? 流石に、こちらは気付けんかったな。
「お主が勝つのは当分先だろう」
内心で驚きつつ、息子に合せ返事を返す。
「出来れば、私と100回目の対局もお願いします。確か最後は私の勝ちでしたね。あぁ、それと妻が妊娠したんです。生まれたら、顔を見に来て下さい」
更に別の男から言われた内容で、末っ子の旦那に思い当たり目を丸くした。
娘夫婦も異世界に転生していたのか!?
よく見てみれば、年を重ねた娘婿の面影がある。
「なんと、そうであったか! それは是非、会いに行かねばならんの」
しかも、美佐子は妊娠しているらしい。
異世界で孫を抱けるとは思ってもみなかった。
嬉しい知らせに、ヒルダちゃんだと思った少女がサラと名乗った事は偶然ではないかも知れぬと考える。
「お父さん、お兄ちゃんの槍もお願いしよう?」
それが証拠に響君を、お父さんと呼ぶなら孫の沙良であろう。
「あぁ、シュウゲンさん。俺の槍も注文したい。出来れば、アダマンタイトで」
お兄ちゃんと呼ばれた子供だった賢也は、父親によく似た青年に育っていた。
小夜も息子の奏も異世界に転生して別人になっておるのに、この2人だけは日本人姿のままのようだった。
沙良だけがヒルダちゃんにそっくりなのは、何か事情がありそうだな。
とはいえ、小夜が娘夫婦と孫や息子といるなら寂しい思いをせず済んだであろう。
「そうかそうか、儂が作ってやろう。2人は、どんな得物を持っているのじゃ」
ついでに響君と奏にも武器を作ってやろうと声を掛けると、
「既に、シュウゲンさんが鍛えた物を持っております」
響君が見覚えのある剣を見せる。
「これは、ヒルダちゃんの親友へ誂えた『飛翔』ではないか! 何故、お主が持っておるのだ?」
「知り合いから譲り受けました」
儂が鍛えた剣を持っていたのは、響君であったのか……。
「私の槍はこれです」
長男が自慢げに見せたのは、ドワーフにとって垂涎ものの鉱物で作られた槍だった。
「ぐぬっ、これは……。幻の鉱物と言われるヒヒイロカネではないか!」
「摩天楼のダンジョンで見付けた物です。これでも一応SS級冒険者なんですよ」
「そりゃ大出世じゃな。武術を極めただけある」
息子がSS級冒険者と知り感心する。
儂が幼い頃からあらゆる武術を教え込んだのだ。
異世界に転生しても、鍛錬に励んでいたのは褒めてやらねばな。
いずれ儂と同じ特級冒険者になれるだろう。
「ヒルダちゃんでは、なかったのか……」
思いがけず家族に再会出来た事は喜ばしいが……。
しかし数百年も、お礼を待っていたヒルダちゃんでなかったのだけは非常に残念だの。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、いいねやエールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!
akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。
そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。
※コメディ寄りです。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
家ごと異世界ライフ
もちもちほっぺ
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
2024年5月 書籍一巻発売
2025年7月 書籍二巻発売
2025年10月 コミカライズ連載開始
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろうでも同時連載中です◇