728 / 781
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第851話 シュウゲン 34 美佐子の緑魔法(成長)&摩天楼ダンジョン30階の洞窟 石化された竜の卵
休憩後、再び摩天楼のダンジョン30階で採掘を続けたが、ヒヒイロカネは見付からんかった。
奏に、どの階層で発見したか聞いた方がいいかも知れんな。
再びシルバーに服を引っ張られ安全地帯へ戻ってくると、儂だけ美佐子の家に置いていかれる。
沙良達のパーティーは、夕食をダンジョンで食べるそうだ。
ダンジョン攻略中は、朝と昼をテント内で済ませているように見せかけているため、夕食くらい安全地帯で食べないと不審に思われるのだろう。
妊娠してから皆がダンジョン攻略中の夜は一人で食べていた娘が、儂のために張り切り料理を作ってくれた。
鯛の塩焼き、海老フライ、豚の生姜焼き、法蓮草の胡麻和え、茄子の煮びたし、豆腐とワカメの味噌汁。
テーブルに並んだ料理の数々に目を瞠り、ダンジョンで夕食を食べる沙良達に申し訳なく思った。
冒険者の食事は質素だからの……。儂だけ、こんなに美味い物を食べてすまん。
「お父さんがいてくれて良かったわ。私だけだと、簡単に済ませちゃうから」
「それはいかん。子供のためにも、栄養のあるものを沢山食べんとな」
「そうね、これからは気をつけるから大丈夫よ」
急に娘の家で世話になるのを心配しておったが、儂がいることで娘が食事に気を使うようになるなら一緒に住むのも悪くない。
食事中、美佐子が孫達の就いた職業を教えてくれた。
賢也は外科医、沙良は経理事務、茜は刑事、双子の雅人と遥斗はシステムエンジニアだそうだ。
見事にバラバラだが、賢也が外科医なのは頼もしい。
異世界で出産するのは何があるか分からん。光魔法も使用出来るなら、最悪の事態は起こらんじゃろう。
そう思い頷いていると、子供を取り上げるのは尚人君にお願いすると言うではないか!
「賢也に見られるのが恥ずかしいのであれば、小夜に頼んだ方が良い」
この世界で出産を経験している妻の方が役に立ちそうだ。
「あら、尚人君も外科医なのよ。心臓が悪かった妹の雫ちゃんのために、賢也と医者になったの」
「なんとっ! そうであったのか、曾孫も優秀なのだな」
儂が感心する様子を、美佐子がふふっと笑いながら見ておる。
まぁ、それならば尚人君で問題なかろう。
楽しい夕食を過ごしたあとで風呂に入り、娘の前では遠慮していた生ビールを一杯飲んで就寝した。
翌日、火曜日。
朝食後、畑仕事をすると言う美佐子が心配で儂も一緒に付いていった。
まだお腹は大きくなっておらんが、重い物を持ったりして何かあれば取り返しがつかん。
肉体労働は儂の得意じゃ、任せよ!
「それじゃあ、鍬で畑を耕してね」と笑顔の娘から鍬を渡される。
趣味で畑をしていると思っておったが、100坪もある広さを見て驚いた。
沙良から召喚されて授かった能力が緑魔法だったのは、これが理由か?
儂が指定された場所を耕している間、美佐子は水魔法を使用して水を撒いていた。
そして、畑に植えられた野菜の苗に緑魔法の成長を掛ける。
何の苗かは分からんが、それが見る見る内に育ち収穫可能になる様子を目の当たりにして、唖然となった。
艶々としたトマトやナスやキュウリが生っておる。
しかも時期外れに……。
「美佐子、その成長魔法のLvはいくつなんじゃ?」
「今はLv10よ。これ以上、上がらないのかしら?」
不思議そうな顔で聞かれても、直ぐには答えられんかった。
娘の魔法を利用すれば、食料問題が解決出来そうだ。
知られれば、どの国も欲しがる人材となろう。
ホーム内で使用するのは構わんが、異世界ではその魔法を禁止せねばなるまい。
冒険者として復帰するのはまだ先だろうから、そこまで気にする必要はないか?
やれやれ、家族の能力が特殊過ぎて響君が頭を痛めておりそうじゃな。
「魔法Lvは、基本Lvが50を超えると20まで上げられるようになる」
「それなら、沙良にLv上げを頼んでみようかしら?」
いやいや、妊婦が何を言っておる。
ダンジョンへ魔物を倒しに行くのは承知せんぞ!
「危険な真似はするな。出産するまで、大人しくしておれ」
「大丈夫よ、ドレインで昏倒させれば簡単に倒せるから」
ドレインが、どんな魔法か知らんが駄目だ。
儂が腕を組み首を横に振ると、苦笑した美佐子が肩を竦めて見せる。
「お父さんは心配性ね。一度、沙良がするLv上げを見てから判断してちょうだい」
「……分かった」
あまり反対しては強硬になるかも知れん。ここは一旦譲り、了解しておこう。
かなり量がある収穫を2人で済ませ、自宅に戻った。
お昼を食べに沙良達が戻ってくると、美佐子は今日採れた野菜を沙良と結花さんに渡しておる。
2人はアイテムBOXの能力があるから、沢山あっても保管に困らんのだな。
お昼はミートパスタ・コーンスープ・トマトサラダで、ミートパスタの上には焼きナスがある。
トマトは記憶にあるより甘く、青臭くないので食べ易かった。
食後は摩天楼のダンジョン地下30階で採掘作業だ。
奏にヒヒイロカネの発見場所を聞いたら宝箱だった。
あれは完全に運だから、儂が当てるのは難しいな。
採掘の様子が見たいと言う沙良と奏が洞窟まで付いてくる。
シルバーの首に下げてあるのは、昨日沙良が作ったポシェットかの?
非常に珍しい、兎のような耳をした太った鼠の魔物の絵が刺繍されておる。
色んなダンジョンを攻略した儂でも、見た事がない不気味な魔物だ。
この刺繍をした沙良の趣味は、正直良く理解出来ん。
昨日は洞窟内で待機していたシルバーが、積極的に魔物を狩っていく。
こりゃ楽でいいな! 沙良のために、周囲の安全を確保しているんだろう。
500m程進んだ場所で立ち止まる。
「この辺で探そうかの」
そう言って、勘が示す先にツルハシを振り下ろした。
キーンと甲高い音が洞窟内に響き渡る。
「おっ、これは当たりじゃな!」
手応えを感じた儂は、次にハンマーで周囲の壁を崩していった。
すると緑色の鉱物がポロリと落ちる。
孫が見ている手前、失敗するわけにもいかんので、ちゃんと発見出来た事に胸を撫で降ろす。
「シュウゲンさん。どうやって鉱物のある場所を見付けるんですか?」
「あぁ、それは勘じゃな!」
沙良に質問されて採掘方法を答えたが、
「勘って……」
儂の返事は期待していたものではなかったらしく、興味を失ったように奏の方へ行ってしまった。
いや、それ以外に答えようがないんじゃよ。
儂は、なんとなく鉱物がある場所が分かるのだからな。
奏の採掘方法が気になり視線を向けると、音を聞きながら壁をピックで慎重に叩いておった。
ふむ、地味な作業で効率が悪そうだ。
沙良は奏と言葉を交わした後、少し考え込んだ様子で壁を凝視している。
儂のように勘を働かせておるのかの?
3時間経過後。沙良が、発見した3つの鉱物を鑑定してほしいと持ってきた。
はて? 採掘道具もないのに、どうやって見つけたのだ?
「3つ共、武器の材料にはならんが、宝石として高く売れるぞ」
「ちょっと待て、沙良ちゃんは何もしてなかっただろう? この鉱物は、どこから出したんだ?」
儂と同じ疑問を奏が尋ねる。
「マッピングで壁を透視して見つけました。そのままアイテムBOXに入れたので、道具は必要ないんですよ」
「そりゃ、採掘じゃないね」
奏は苦笑していたが、儂はその能力の高さを知り驚愕した。
壁の中を透視出来るだとっ!? マッピングは移転するだけじゃなかったのか!
そして手も触れず、アイテムBOXに収納可能とは……。
う~む。アシュカナ帝国の王は沙良の利用価値を知り、狙っておるのではないかと勘繰ってしまう。
もしや、それでガーグ老達が厳重な警護態勢を敷いているのかも知れんな。
休憩後、再び洞窟内で採掘作業を始めると、沙良が大きな卵を持ってきた。
これは……鑑定するまでもなく竜の卵だと確信する。
「こりゃ、竜の卵が石化された物じゃな。儂も初めて見る」
何故、これ程までに胸が痛むのか……。
儂には関係のない竜の卵が気になって仕方ない。
じっと見ていると、何かの記憶が揺さぶられる感じがする。
「両親に魔力をもらえなかったのか……」
そうぽつりと呟く奏の言葉で、我に返った。
どうしてか、奏は愛おしそうに石化された竜の卵に触れておる。
その様子を見て、大事な者を失ったかのような感情を覚えた。
儂と小夜の子供達は、皆健在であるというのに……。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、いいねやエールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
奏に、どの階層で発見したか聞いた方がいいかも知れんな。
再びシルバーに服を引っ張られ安全地帯へ戻ってくると、儂だけ美佐子の家に置いていかれる。
沙良達のパーティーは、夕食をダンジョンで食べるそうだ。
ダンジョン攻略中は、朝と昼をテント内で済ませているように見せかけているため、夕食くらい安全地帯で食べないと不審に思われるのだろう。
妊娠してから皆がダンジョン攻略中の夜は一人で食べていた娘が、儂のために張り切り料理を作ってくれた。
鯛の塩焼き、海老フライ、豚の生姜焼き、法蓮草の胡麻和え、茄子の煮びたし、豆腐とワカメの味噌汁。
テーブルに並んだ料理の数々に目を瞠り、ダンジョンで夕食を食べる沙良達に申し訳なく思った。
冒険者の食事は質素だからの……。儂だけ、こんなに美味い物を食べてすまん。
「お父さんがいてくれて良かったわ。私だけだと、簡単に済ませちゃうから」
「それはいかん。子供のためにも、栄養のあるものを沢山食べんとな」
「そうね、これからは気をつけるから大丈夫よ」
急に娘の家で世話になるのを心配しておったが、儂がいることで娘が食事に気を使うようになるなら一緒に住むのも悪くない。
食事中、美佐子が孫達の就いた職業を教えてくれた。
賢也は外科医、沙良は経理事務、茜は刑事、双子の雅人と遥斗はシステムエンジニアだそうだ。
見事にバラバラだが、賢也が外科医なのは頼もしい。
異世界で出産するのは何があるか分からん。光魔法も使用出来るなら、最悪の事態は起こらんじゃろう。
そう思い頷いていると、子供を取り上げるのは尚人君にお願いすると言うではないか!
「賢也に見られるのが恥ずかしいのであれば、小夜に頼んだ方が良い」
この世界で出産を経験している妻の方が役に立ちそうだ。
「あら、尚人君も外科医なのよ。心臓が悪かった妹の雫ちゃんのために、賢也と医者になったの」
「なんとっ! そうであったのか、曾孫も優秀なのだな」
儂が感心する様子を、美佐子がふふっと笑いながら見ておる。
まぁ、それならば尚人君で問題なかろう。
楽しい夕食を過ごしたあとで風呂に入り、娘の前では遠慮していた生ビールを一杯飲んで就寝した。
翌日、火曜日。
朝食後、畑仕事をすると言う美佐子が心配で儂も一緒に付いていった。
まだお腹は大きくなっておらんが、重い物を持ったりして何かあれば取り返しがつかん。
肉体労働は儂の得意じゃ、任せよ!
「それじゃあ、鍬で畑を耕してね」と笑顔の娘から鍬を渡される。
趣味で畑をしていると思っておったが、100坪もある広さを見て驚いた。
沙良から召喚されて授かった能力が緑魔法だったのは、これが理由か?
儂が指定された場所を耕している間、美佐子は水魔法を使用して水を撒いていた。
そして、畑に植えられた野菜の苗に緑魔法の成長を掛ける。
何の苗かは分からんが、それが見る見る内に育ち収穫可能になる様子を目の当たりにして、唖然となった。
艶々としたトマトやナスやキュウリが生っておる。
しかも時期外れに……。
「美佐子、その成長魔法のLvはいくつなんじゃ?」
「今はLv10よ。これ以上、上がらないのかしら?」
不思議そうな顔で聞かれても、直ぐには答えられんかった。
娘の魔法を利用すれば、食料問題が解決出来そうだ。
知られれば、どの国も欲しがる人材となろう。
ホーム内で使用するのは構わんが、異世界ではその魔法を禁止せねばなるまい。
冒険者として復帰するのはまだ先だろうから、そこまで気にする必要はないか?
やれやれ、家族の能力が特殊過ぎて響君が頭を痛めておりそうじゃな。
「魔法Lvは、基本Lvが50を超えると20まで上げられるようになる」
「それなら、沙良にLv上げを頼んでみようかしら?」
いやいや、妊婦が何を言っておる。
ダンジョンへ魔物を倒しに行くのは承知せんぞ!
「危険な真似はするな。出産するまで、大人しくしておれ」
「大丈夫よ、ドレインで昏倒させれば簡単に倒せるから」
ドレインが、どんな魔法か知らんが駄目だ。
儂が腕を組み首を横に振ると、苦笑した美佐子が肩を竦めて見せる。
「お父さんは心配性ね。一度、沙良がするLv上げを見てから判断してちょうだい」
「……分かった」
あまり反対しては強硬になるかも知れん。ここは一旦譲り、了解しておこう。
かなり量がある収穫を2人で済ませ、自宅に戻った。
お昼を食べに沙良達が戻ってくると、美佐子は今日採れた野菜を沙良と結花さんに渡しておる。
2人はアイテムBOXの能力があるから、沢山あっても保管に困らんのだな。
お昼はミートパスタ・コーンスープ・トマトサラダで、ミートパスタの上には焼きナスがある。
トマトは記憶にあるより甘く、青臭くないので食べ易かった。
食後は摩天楼のダンジョン地下30階で採掘作業だ。
奏にヒヒイロカネの発見場所を聞いたら宝箱だった。
あれは完全に運だから、儂が当てるのは難しいな。
採掘の様子が見たいと言う沙良と奏が洞窟まで付いてくる。
シルバーの首に下げてあるのは、昨日沙良が作ったポシェットかの?
非常に珍しい、兎のような耳をした太った鼠の魔物の絵が刺繍されておる。
色んなダンジョンを攻略した儂でも、見た事がない不気味な魔物だ。
この刺繍をした沙良の趣味は、正直良く理解出来ん。
昨日は洞窟内で待機していたシルバーが、積極的に魔物を狩っていく。
こりゃ楽でいいな! 沙良のために、周囲の安全を確保しているんだろう。
500m程進んだ場所で立ち止まる。
「この辺で探そうかの」
そう言って、勘が示す先にツルハシを振り下ろした。
キーンと甲高い音が洞窟内に響き渡る。
「おっ、これは当たりじゃな!」
手応えを感じた儂は、次にハンマーで周囲の壁を崩していった。
すると緑色の鉱物がポロリと落ちる。
孫が見ている手前、失敗するわけにもいかんので、ちゃんと発見出来た事に胸を撫で降ろす。
「シュウゲンさん。どうやって鉱物のある場所を見付けるんですか?」
「あぁ、それは勘じゃな!」
沙良に質問されて採掘方法を答えたが、
「勘って……」
儂の返事は期待していたものではなかったらしく、興味を失ったように奏の方へ行ってしまった。
いや、それ以外に答えようがないんじゃよ。
儂は、なんとなく鉱物がある場所が分かるのだからな。
奏の採掘方法が気になり視線を向けると、音を聞きながら壁をピックで慎重に叩いておった。
ふむ、地味な作業で効率が悪そうだ。
沙良は奏と言葉を交わした後、少し考え込んだ様子で壁を凝視している。
儂のように勘を働かせておるのかの?
3時間経過後。沙良が、発見した3つの鉱物を鑑定してほしいと持ってきた。
はて? 採掘道具もないのに、どうやって見つけたのだ?
「3つ共、武器の材料にはならんが、宝石として高く売れるぞ」
「ちょっと待て、沙良ちゃんは何もしてなかっただろう? この鉱物は、どこから出したんだ?」
儂と同じ疑問を奏が尋ねる。
「マッピングで壁を透視して見つけました。そのままアイテムBOXに入れたので、道具は必要ないんですよ」
「そりゃ、採掘じゃないね」
奏は苦笑していたが、儂はその能力の高さを知り驚愕した。
壁の中を透視出来るだとっ!? マッピングは移転するだけじゃなかったのか!
そして手も触れず、アイテムBOXに収納可能とは……。
う~む。アシュカナ帝国の王は沙良の利用価値を知り、狙っておるのではないかと勘繰ってしまう。
もしや、それでガーグ老達が厳重な警護態勢を敷いているのかも知れんな。
休憩後、再び洞窟内で採掘作業を始めると、沙良が大きな卵を持ってきた。
これは……鑑定するまでもなく竜の卵だと確信する。
「こりゃ、竜の卵が石化された物じゃな。儂も初めて見る」
何故、これ程までに胸が痛むのか……。
儂には関係のない竜の卵が気になって仕方ない。
じっと見ていると、何かの記憶が揺さぶられる感じがする。
「両親に魔力をもらえなかったのか……」
そうぽつりと呟く奏の言葉で、我に返った。
どうしてか、奏は愛おしそうに石化された竜の卵に触れておる。
その様子を見て、大事な者を失ったかのような感情を覚えた。
儂と小夜の子供達は、皆健在であるというのに……。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、いいねやエールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!
akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。
そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。
※コメディ寄りです。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
家ごと異世界ライフ
もちもちほっぺ
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
2024年5月 書籍一巻発売
2025年7月 書籍二巻発売
2025年10月 コミカライズ連載開始
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろうでも同時連載中です◇