気持ちを綴った詩たち

あらのい

文字の大きさ
上 下
18 / 35

椎名林檎さんをきいて

しおりを挟む
人は3層に分かれている。
表層の仮面、なりたい自分の為の自分
裏の自分、表を認めない自分
深層の自分、真の自分、子供のころの自分

人はみな、無垢のまま生まれる
そこから手に入れていくもの次第で変わっていく。

殼から抜け出すはずが、殻に自分を包んでいく作業を繰り返している。

常に手に入れているのに、なぜ、手に入れられていない気がするのか

深層の自分に届いていないから。
深層の自分とはなんなのだろう
人は深層の自分を受け入れてもらいたい
そのために仮面をつけて生きている。

別に仮面をつけることは悪い事じゃない。

なりたい自分になる為の努力は別にいやなことじゃないし
馬鹿にされる必要なんてない、努力しているんだ、たとえどんな人間だろうと
演技だろうと、その演技に拍手を送らない理由なんてない。

(演技をしているんだ、だれだってきっと、そうさ、当事者を回避している)

椎名さんが書いた詩をふと思い出す。

(今日今が最高値なら、万事快調よ、明日には全く覚えていなくたっていいの)

(切り取ってよ、一瞬の光を、またとないいのちを使い切っていくから)

僕らは常に消費しているんだ、空気と同じように生命と、時を

平等じゃないよ、でもね、覚悟ならば、後天的にもできる

やりたいこと、できてるかな

いま、ここにいるのは、まちがってない、いつだって間違いじゃない

いつだって、僕らは間違いなんて、していない

必要あるか、ないかじゃない、今必要か、あとで必要になるかだ

必要じゃないなんてない、今、どんな自分でも、無駄じゃない
しおりを挟む

処理中です...