ドリフトシンドローム~魔法少女は世界をはみ出す~【第二部】

音無やんぐ

文字の大きさ
31 / 261
第一部 魔法少女は、ふたつの世界を天翔る

第10話 水着で勝負 その三

しおりを挟む
 白音たち『魔法少女隊』と『エレメントスケイプ』の歌勝負は、白音たちの勝利に終わった。
 だが審査を努めた子供たちは、両者に割れんばかりの拍手を送ってくれた。

 何がどう足りない、どうすれば良かった、などと具体的な理由が分かるわけでもないのに、勝敗だけははっきりとつく。
 エンタテイメントの世界もなかなかに厳しいものだなと白音は実感した。
 ちらりと詩緒の方を見ると、悔しさと満足が同居しているような、そんな複雑な表情をしていた。

「別にこの業界、いちいち負けたくらいで落ち込んでたら話になんないのよ。悔しいけどね」

 拡声の魔法をオフにして、詩緒が白音にそんな風に言った。

「そんなことよりHitoe様、サイン下さいね☆」

 千咲、紗那、いつきたち三人もやり切った顔をしていた。
 真夏の炎天下に汗だくで、心地のよい充足感に浸る。
 憧れのHitoe様と一緒にステージを作れたことが夢のようだった。

「みんな!! ありがとー☆ 今日の勝負は魔法少女隊の勝利!! わたしたち☆エレスケは残念ながら負けちゃった☆ でも良かったら応援してね☆ 動画配信やってるよっ☆」

 詩緒が締めのコメントを言うのに合わせて、全員で審査してくれた子供たちに手を振る。


「うん。楽しかった」

 白音もそう認める。
 実際のところ白音たちにとっては、勝ち負けにさしたる意味は無い。
 負けたとしても、せいぜいがエレスケに大きな顔をされるくらいのことだろう。
 またやりたいかと問われれば微妙なところだが、けれど楽しかった。
 こんな世界もあるのだな、と思う。


「おい、エレスケ。そっちから吹っかけた勝負で二連敗。当然罰ゲームだよなぁ?」

 歌勝負が終わって佳奈が元気を取り戻したらしい。
 可憐なアイドル少女たちに絡んでいった。
 詩緒と無理矢理肩を組む。

「もちろん、いいわよ。何すればいい?」

 しかし詩緒は潔かった。
 素直に佳奈の要求を受け容れるつもりらしい。

 この様子を見た年少のいつきが、「えっ?!」という顔をして固まってしまった。
 彼女はきっと、何か酷いことを要求されると勝手に想像していそうだった。
 佳奈の態度を見ていれば無理からぬ事ではある。

「エレスケたち、交代でプールの監視員な」

 しかし思ったよりも普通の罰ゲームだった。
 佳奈は、審査員を務めてくれた子供たちにプールを開放したかったらしい。
 手を借りるだけ借りておいて、そのまま帰すのはだめだろうと思ったのだ。

 佳奈はひとりっ子なのだが、よく若葉学園で白音と一緒に弟妹たちの世話をしてくれている。
 そういうところに目が届くのだ。
 白音もこのまま放っておくと、勝手にプールを使われそうで危ないなと思っていたところだ。

「審判してくれたお礼に日没まで好きに使っていいよ。その後は水抜いちゃうから、ごめんね」

 白音がそう言った途端、子供たちは服を脱ぎ始めた。
 学校帰りで水着を持っている子がかなりいるみたいだった。
 持っていない子は急いで取りに帰る。
 一応着替える場所も隣の棟に提供しておくと伝える。

 ものの十分もすると、魔法で作られた一日限りのプールは子供たちの声でいっぱいになった。
 詩緒が念のため、魔法でご近所騒音対策を施しておいてくれる。



 アジトの中は冷房が故障したままで暑かったが、みんな遊び疲れて水着タイプの魔法少女コスチュームのままでくつろいでいた。
 どこからか知らないが、一恵が取ってきてくれた巨大な氷が部屋の真ん中にでん、と置かれている。
 綺麗な立方体の形をしている。

「うっひゃあああああ!!」

 莉美が叫びながらその氷に抱きついていた。

「おなか冷やすよ?」

 白音は莉美を見ていると、いろいろと心配になる。


 一恵は、氷の他にもこの暑さを凌ぐ仕掛けをしてくれている。
 天井近くに転移ゲートがいくつか開けられていた。
 そこへ空気が吸い込まれるので、部屋の中には常に風が吹いているのだ。
 低いところに開けると予期せぬものの出入りがあって危ないので、向こう側はかなり上空と繋がっているのだそうだ。
 それで気圧に差があるから吸うことしかできないらしい。
「本当は南極の風でも吹き込ませられればいいんだけど」などとやばそうなことを笑いながら言っていた。
 彼女には本当に感謝だと思う。
 一恵がいなければ、今日のこの集まりは開始早々、エアコンが壊れた時点で解散になっていたはずだ。

 魔法少女たちは、暑さ寒さといった環境の変化にもかなりの抵抗力がある。
 だから実のところ、変身していればこの程度の暑さでダメージを受けたり、体力を消耗することはない。
 ただ、暑いと感じないわけではない。
 むしろ感覚は鋭くなっているから、より夏の猛威を身近に感じることになる。
 つまり、暑くて気が滅入ったり、だらだらしているのは性格による、と言えるだろう。
 白音としては、一恵が用意してくれた氷のブロックと、風を起こす転移ゲートがあれば十分に快適だった。
 ちょっと莉美を落ち着かせて、氷から引っぺがそうと思う。
 氷に長時間抱きつくような行為も本来、常人ならば命に関わっているはずである。

 白音が冷やしておいた麦茶を入れていると、そらといつきがぱっと立ち上がって手伝いに来てくれた。

「はあ、年下、かわいいわぁ……」

 白音は思わず気持ちが声に出てしまった。
 他の奴らのだらだらした姿を見ていると余計にそう感じる。
 しかし白音がお茶を入れ始めたのを察知して、一恵がひとりテーブルの上を片付けて綺麗に拭いてくれていた。

「ああっ、もちろん、もちろん。神さんもっ!!」

 呼ばれた一恵が白音の方を見てにこっと笑ってくれた。彼女は是非嫁に欲しい。

 子供たちの楽しそうな喧噪を外に聞きながら、みんなで持ち寄ったお菓子を食べる。
 プールの監視員は、詩緒が一番手を買って出ていた。
 よく晴れて、外は強烈な日差しなのだが、詩緒によれぱ魔法少女はほとんど日焼けすることはなく、焼けたとしてもすぐに元に戻るのだそうだ。
 怪我と同じだった。シミになる心配も一切ないらしい。
 回復力の高さのなせる技だろう。
 それは、白音たちにとって今日一番嬉しかった情報かもしれない。

 総勢九名の魔法少女の中には結構料理が得意な者も多く、つまむものがなくなると適当に冷蔵庫から食材を出していろいろなものを作ってくる。
 もうライバルとかではなく、完全に女子会の様相を呈していた。
 聞けばエレスケも動画の撮影用に倉庫を借りていて、いつも似たような感じで集まっているらしい。
 もしかしたら魔法少女は、アジトがあるとモチベーションが上がる生き物なのかもしれない。

 エレスケの面々は、口々に莉美の歌唱力を褒めてくれた。
 特に詩緒は、

「Hitoe様がメインボーカルじゃないから絶対勝ったと思ったのに、莉美さんの実力にしてやられたわ」

と、かなり莉美を買っているらしく、エレスケに入らないかとさえ言った。

「わたし☆が白、千咲さんが緑、紗那さんが青、いつきが橙色だから、丁度黄色枠が空いて……」

 しかし白音と佳奈がものすごい顔で睨んだので、詩緒はそれ以上言葉を続けられなかった。

(怖っ! S級怖っ!!)



 夏の遅い夕闇が迫ってきた頃、魔法少女プールの営業は終了した。
 子供たちを帰し、少女たちも身支度を調える。

「これで勝ったと思うなよーー!!」

 帰り際、思い出したように詩緒がびしっと指を突きつけて言った。
 突き付けられたのは白音だったが、思わずふふっと笑ってしまった。

「またいつでもどうぞ」
「あ、その前にHitoe様サイン下さい」

 ちょっと締まらなかった。

 一恵はサインを頼まれても滅多に書かないのだそうだ。
 それが分かっていて詩緒は何度か頼んでいたのだが、最後にそうやってお願いした時には喜んで書いてくれた。
 エレスケたちが、めいめいのハンカチやシャツを一恵に差し出す。

「ああ、これ!!」

 いつきが貰ったサインを見て驚喜している。
 どうやらほとんど存在しない一恵のサインの中でも、特に機嫌のいい時にしか書かないことで有名な、似顔絵自画像付きのサインだったらしい。
 いわゆる激レアという奴だ。
 十四歳の少女がハンカチを胸にきゅっと抱いているのを見て、一恵がその頭を撫でた。
 白音は自分のことのようにとても嬉しかった。

 一恵がエレスケたちを転移ゲートで最寄り駅まで送り届けた。
 そして日が落ち、辺りが暗くなるのを待ってからプールを片付ける。
 海水を転移させ、一恵の空間魔法を解除すると、何事もなかったかのようにただのアスファルトの地面になった。
 本当に魔法のような時間だったと思う。
 白音が祭りの後の一抹の寂しさのようなものを感じてしんみりしていると、佳奈がどんと肩を叩いた。

「いやいや、夏休みはこれから始まるんだろ?」

 佳奈が、莉美が、そらが、一恵が、期待に満ちた目で白音の方を見ている。
 確かに白音も、気持ちはみんなと同じだった。
 今年の夏はいったいどんなことが待っているのだろうか。


「神さん」
「はい」
「今日は本当にありがとうございました。お世話になりっぱなしですみません」

 白音が深々と頭を下げた。
 一恵の魔法は本当にすごいと思う。
 そらの予言したとおり、工夫次第でなんでもできそうな便利なものだ。
 ただ、便利だからといって便利に使っていいわけではないと白音は思う。
 仮にもひとつ年上の先輩、そしてエレスケの態度を見れば分かるとおり、多くの少女たちが憧れるHitoeなのだ。節度を…………、

「ねぇ、ねぇ、名字川さん」
「はい?」
「どうしてわたしにだけ、敬語なんです? わたしのこと嫌いですか…………」

 おずおずと、本当におずおずといった感じで一恵がそう尋ねた。
 白音は内心(えー…………)と思ったが、消え入りそうな声でしゅんとしている一恵を見ると、

(あれ、ちょっと待って、視点を変えるとそう見えるのかな?)
(お互いが遠慮していただけなのかな?)
(勝手な思い込みで壁を作っていただけなのかな?)

と、いろいろ考えがぐるぐる回り出してまとまらなくなった。
 こういう時は莉美から学んだコミュニケーション法を実践するに限る。
 つまり、余計なことは考えずに言いたい事だけを真っ直ぐに言う。


「一恵ちゃん。わたしも白音って呼んでくれると嬉しいな」

 その言葉を聞いて一恵は、瞳にじわっと涙を浮かべた。
 白音は慌てたが、一恵はすぐに笑顔になる。

「ありがとう。白音っちゃん」
「や、ソレチガウ」
「じゃあ、キスしていい?」

 白音はそんな一恵がとても可愛く思えて、一瞬抱きしめようかと思ったのだがちょっと躊躇した。
 外国人がよくやる挨拶のようなキスかもしれないが、何となく違う気がする。
 だいたい、何が「じゃあ」なのかよく分からない。

「待って、待って……」

 急に距離感がマイナスになった。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』

チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。 気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。 「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」 「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」 最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク! 本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった! 「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」 そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく! 神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ! ◆ガチャ転生×最強×スローライフ! 無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!

【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】 【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】 ~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~  ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。  学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。  何か実力を隠す特別な理由があるのか。  いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。  そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。  貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。  オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。    世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな! ※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。

処理中です...