最強の魔王による転生令嬢を巻き込んだ異世界チート無双計画

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1章女神の願い

1章17話一人の男

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「優秀? なぜ私が優秀だと分かったんですか? あなたには私のこと何も話していませんよね」

「だって、経った二年で、グランドマスターリーグ(GM)入りを果たした新人じゃないか? 知らないはずはないよ。僕はね、こう見えて逸材には常に目を光らせているんだ。まさか、うちのギルドに入団するとは思わなかったけどね」

「正確にはGMの100位……下の方ですが」

「その若さで、凄いよ君は。じゃ早速の依頼だが、恐怖の樹海の森で、蜥蜴の卵を三個を取ってきて欲しいんだ」

「何ですか……その平凡な依頼は……私はこれでもGM」

「まあまあ、お試しだから」

 その時、ガサコソと右奥の扉が音を立てる。
 不気味な音に静まり返る二人。
 ライトハイザーは口を震わせ、固まったまま、じっとその奥を見る。

「確か……僕一人だったはずなんだけどね」

 その瞬間、扉が開き、黒装束を纏った長身の坊主男が現れた。
 不敵な青眼、企みのある笑み、黒影の人。
 どこかで見たような。

「……」

「おっ。びっくりした……クリムト君……君か……いたんだね」

「……」

 坊主男はただ頷き、不敵に笑うだけ。
 ライトハイザーは一瞬、顔を強張るも、その男を無視するかのように、唖然と怪訝のアカリに告げる。

「じゃ、依頼宜しく」

「あの……あの人は?」

 どこかで見たような気がする。
 ライトハイザーは目線を逸らし、頭を掻き、何かを隠しているようだったが、決意が決まったのか。

「うちの団員の……クリムト君だ。クリムト君……こちらは今日からうちに入ることにった新人のアカリちゃんだ」

 坊主男は視線をアカリに向け、鼻で笑うだけ。

「……」

「何がおかしいんです?」

「……」

 アカリはこの坊主男に眩しい物を感じたのか、あるいは、顔見知りのような親近感を感じる。
 やっぱり、どこか会ってる気がする。

「団長、私、あの人と一緒に依頼をやってもかまいませんか?」

 すると、ライトハイザーは首を振り、制止するような顔で、耳元と囁く。
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