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2章英雄闘拳地区予選
2章23話ゴブリン女王との対面
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投げつけれたゴブリンの亡骸は魔王の身体からずり落ちる。
魔王は、嘘の悲しみの青眼で、しゃがみこんで、痛ましい姿になったゴブリンの亡骸を抱きしめる。
「可哀想に……あーなんて……可哀想なんだ!」
涙を押さえるようにして、ゴブリンの悲劇を嘆く魔王。
そして、魔王は亡骸をそっと、床に整え、最後に見開かれた黄色の両眼をそっと閉じさせた。
その様子にゴブリン女王は大きな鼻穴をフガフガとさせ、少し困惑していた。
魔王は嘘の怒りの両眼で、ゴブリン女王に問い質す。
「なんて恐ろしい蛮行だ!……貴様はゴブリンを何だと思ってるんだ!」
「なな……なんじゃと!? 妾に向かってその言い草は……」
「そうではないか……ゴブリンを一生叶えられない目標によって縛り、死ぬまで働かせ、そして、死んで尚、このようなゴブリンの尊厳を傷つける……悪しき所業……許せる訳がない!」
魔王の知ったような風の主張はゴブリン女王の怒りを増幅させる。
「黙れ! 黙れ! 黙るのじゃぁぁぁぁぁ!」
そして、魔王は衝撃の言葉を口にする。
「貴様は新たな文明の場所を知っているんじゃないか?」
ゴブリン女王は図星を突かれたように、たじろぎ、誤魔化そうとする。
「何をそのような戯れ言を!!」
顔を真っ赤にし、歯を震わせるゴブリン女王。
動揺し過ぎだ。
これだから、馬鹿だの、低級だの蔑みを向けられるのだ。
「貴様の居場所を捜索している時に、一カ所だけ発掘作業が中断している場所があった。近くのゴブリンに聞いて見ると、作業途中で女王が掘るなと怒られたそうだと」
「だから、なんじゃ」
「その先には何がある?」
笑みを浮かべる青眼。
汗を大量に垂らし、動揺するピンクの両眼。
「何も無いと言ってるのじゃ!」
「その周辺には七色の水が流れていた。明らかに何かあるはずだ。だが、なぜ貴様は発掘を中止にしようとしてるのか疑問だ」
「何もないと言ってるダロウガァァァァァァァ!」
「騒ぎ立てるな……化け物」
魔王は、嘘の悲しみの青眼で、しゃがみこんで、痛ましい姿になったゴブリンの亡骸を抱きしめる。
「可哀想に……あーなんて……可哀想なんだ!」
涙を押さえるようにして、ゴブリンの悲劇を嘆く魔王。
そして、魔王は亡骸をそっと、床に整え、最後に見開かれた黄色の両眼をそっと閉じさせた。
その様子にゴブリン女王は大きな鼻穴をフガフガとさせ、少し困惑していた。
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そして、魔王は衝撃の言葉を口にする。
「貴様は新たな文明の場所を知っているんじゃないか?」
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「何をそのような戯れ言を!!」
顔を真っ赤にし、歯を震わせるゴブリン女王。
動揺し過ぎだ。
これだから、馬鹿だの、低級だの蔑みを向けられるのだ。
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「だから、なんじゃ」
「その先には何がある?」
笑みを浮かべる青眼。
汗を大量に垂らし、動揺するピンクの両眼。
「何も無いと言ってるのじゃ!」
「その周辺には七色の水が流れていた。明らかに何かあるはずだ。だが、なぜ貴様は発掘を中止にしようとしてるのか疑問だ」
「何もないと言ってるダロウガァァァァァァァ!」
「騒ぎ立てるな……化け物」
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