11 / 53
2章魔術師学院(閑話)
11話ボール
しおりを挟む
そして、俺とフレスは一年間暮らすことになる寮へ向かった。
高等科、中等科、初等科の施設や寮がこの広大な土地にある。
なせだか、フレスは俺の腕を抱き寄せながら、歩いていた。
ムニュと彼女の柔かい胸の感触がする。
「フレス……これは一体何をやってるんだ」
「カップルごっこだよ……だって、今から同棲するだもんね」
「え? 何を言ってるんだ?」
「あっ」
フレスは何かに躓いてしまい、咄嗟に俺は彼女を支えようとするが、なぜだか、二人一緒に地面に転んでしまう。
気づくと、俺の顔には白色のパンツが押し付けられた。
なんか幸せ……。
「あっ、ごめん! ゼルフォード君! 苦しいよね」
これは……ラッキースケベという奴か。
起き上がると、フレスは四つん這いになった態勢で、丸み帯びたお尻を魅せつけ、人差し指を唇に咥え、恋慕の表情を見せた。
「ゼルフォード君……私のパンツ」
「いや……フ……フレス」
「べつにいいんだよ」
「え」
ずいぶん、雌の顔になっている。
彼女は綺麗な、細長い手で、俺の身体を撫でながら、ロリ顔を近づけてくる。
「ねぇ、私、ゼルフォード君もっと仲良くなりたいんだ?」
「いや、その……どういう意味なんだ?」
彼女は俺の胸へふっと飛び込み、細い腕で俺の身をホールドをして、柔らかい胸をムニュと押し付けてくる。
ちょっと、待ってくれ。
真の俺は20歳の大人。
こんな小娘に欲情するはずがない。
「あっ……」
「……ゼルフォード君の身体温かい……」
何だこの状況は……。
彼女の柔らかい太ももが絡みつき、腰がざわざわと小刻み動いている。
この小娘はどこでこのテクニックを覚えたんだ……。
どんどん俺のクールさが失われていくような。
こ……これは……俺が欲情して抱きついた訳じゃなく、勝手にフレスが抱きついてきたんだ。
……なんで俺言い訳なんかしてるんだ。
次にフレスは俺の右手を自らの膨らみのある胸を揉ませるという謎が行為をしていた。
「ゼルフォード君って、案外エッチなんだね」
えっ……一体何をやっているんだこの子は……。
それにしても、柔らかい。
なんか女の子の特有の匂いがしてくる。
一般の男子高校生である身体には刺激が強いんじゃないか。
「フレス……こんな所じゃ……まずいだろ」
「えー続きはしないのっ?」
その時、俺の顔面に硬化強化されたボールがビューンと勢い良く飛んできて、気絶した。
どうやら、初等科の子供が遊んでいたボールに当たったしい。
「すいませーん!」
*
目が覚めると、俺は大きなベットの上にいた。
フレスが心配そうな表情で立ち上がる。
「ゼルフォード君!ここは……寮だよ。分かる?」
「城みたいな広さだ……」
「元は伯爵が住んでいたお城らしいよ」
「ゼルフォード君……頭痛くない?」
「ああ……大丈夫」
すると、フレスが腫れ薬を俺の額に塗ってくれた。
「一応、治療魔術を施したら、脳に異常はなかったよ」
「いたたっ……それより、フレスは治療魔術が使えるのか?」
「少しだけだよ」
「治療魔術を使える人は少ないから、将来に役立つじゃないか」
「だと、いいけど。あいにく、その魔術を制御できる力はないんだ。あの小試験の様子見れば分かるでしょ?」
「もったいないな……」
治療魔術は【ゲーム学習能力MAX】では覚えられなかった。もちろん、俺にも適正はないだろう。
治癒魔術は神域の力とされている。
外道なスキルは進入することが出来ない領域だ。
「レモンスカッシュティー……飲んで」
「あっ、ありがとう」
レモンなのに、甘い匂いがする。
初めて飲むな。
「すっきりするから……」
「本当だ! 目をぱっちりするし、しかも甘くて飲みやすい」
「ねぇ? ゼルフォード君はこの学校に来たのはやっぱり魔術師になるためっ?」
「まあそんなところかな」
「そっか。私はね、何も決まっていなくて、実家の手伝いができればって感じかな」
フレスは王族だったな。
高等科、中等科、初等科の施設や寮がこの広大な土地にある。
なせだか、フレスは俺の腕を抱き寄せながら、歩いていた。
ムニュと彼女の柔かい胸の感触がする。
「フレス……これは一体何をやってるんだ」
「カップルごっこだよ……だって、今から同棲するだもんね」
「え? 何を言ってるんだ?」
「あっ」
フレスは何かに躓いてしまい、咄嗟に俺は彼女を支えようとするが、なぜだか、二人一緒に地面に転んでしまう。
気づくと、俺の顔には白色のパンツが押し付けられた。
なんか幸せ……。
「あっ、ごめん! ゼルフォード君! 苦しいよね」
これは……ラッキースケベという奴か。
起き上がると、フレスは四つん這いになった態勢で、丸み帯びたお尻を魅せつけ、人差し指を唇に咥え、恋慕の表情を見せた。
「ゼルフォード君……私のパンツ」
「いや……フ……フレス」
「べつにいいんだよ」
「え」
ずいぶん、雌の顔になっている。
彼女は綺麗な、細長い手で、俺の身体を撫でながら、ロリ顔を近づけてくる。
「ねぇ、私、ゼルフォード君もっと仲良くなりたいんだ?」
「いや、その……どういう意味なんだ?」
彼女は俺の胸へふっと飛び込み、細い腕で俺の身をホールドをして、柔らかい胸をムニュと押し付けてくる。
ちょっと、待ってくれ。
真の俺は20歳の大人。
こんな小娘に欲情するはずがない。
「あっ……」
「……ゼルフォード君の身体温かい……」
何だこの状況は……。
彼女の柔らかい太ももが絡みつき、腰がざわざわと小刻み動いている。
この小娘はどこでこのテクニックを覚えたんだ……。
どんどん俺のクールさが失われていくような。
こ……これは……俺が欲情して抱きついた訳じゃなく、勝手にフレスが抱きついてきたんだ。
……なんで俺言い訳なんかしてるんだ。
次にフレスは俺の右手を自らの膨らみのある胸を揉ませるという謎が行為をしていた。
「ゼルフォード君って、案外エッチなんだね」
えっ……一体何をやっているんだこの子は……。
それにしても、柔らかい。
なんか女の子の特有の匂いがしてくる。
一般の男子高校生である身体には刺激が強いんじゃないか。
「フレス……こんな所じゃ……まずいだろ」
「えー続きはしないのっ?」
その時、俺の顔面に硬化強化されたボールがビューンと勢い良く飛んできて、気絶した。
どうやら、初等科の子供が遊んでいたボールに当たったしい。
「すいませーん!」
*
目が覚めると、俺は大きなベットの上にいた。
フレスが心配そうな表情で立ち上がる。
「ゼルフォード君!ここは……寮だよ。分かる?」
「城みたいな広さだ……」
「元は伯爵が住んでいたお城らしいよ」
「ゼルフォード君……頭痛くない?」
「ああ……大丈夫」
すると、フレスが腫れ薬を俺の額に塗ってくれた。
「一応、治療魔術を施したら、脳に異常はなかったよ」
「いたたっ……それより、フレスは治療魔術が使えるのか?」
「少しだけだよ」
「治療魔術を使える人は少ないから、将来に役立つじゃないか」
「だと、いいけど。あいにく、その魔術を制御できる力はないんだ。あの小試験の様子見れば分かるでしょ?」
「もったいないな……」
治療魔術は【ゲーム学習能力MAX】では覚えられなかった。もちろん、俺にも適正はないだろう。
治癒魔術は神域の力とされている。
外道なスキルは進入することが出来ない領域だ。
「レモンスカッシュティー……飲んで」
「あっ、ありがとう」
レモンなのに、甘い匂いがする。
初めて飲むな。
「すっきりするから……」
「本当だ! 目をぱっちりするし、しかも甘くて飲みやすい」
「ねぇ? ゼルフォード君はこの学校に来たのはやっぱり魔術師になるためっ?」
「まあそんなところかな」
「そっか。私はね、何も決まっていなくて、実家の手伝いができればって感じかな」
フレスは王族だったな。
0
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
異世界召喚された俺の料理が美味すぎて魔王軍が侵略やめた件
さかーん
ファンタジー
魔王様、世界征服より晩ご飯ですよ!
食品メーカー勤務の平凡な社会人・橘陽人(たちばな はると)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。剣も魔法もない陽人が頼れるのは唯一の特技――料理の腕だけ。
侵略の真っ最中だった魔王ゼファーとその部下たちに、試しに料理を振る舞ったところ、まさかの大絶賛。
「なにこれ美味い!」「もう戦争どころじゃない!」
気づけば魔王軍は侵略作戦を完全放棄。陽人の料理に夢中になり、次々と餌付けされてしまった。
いつの間にか『魔王専属料理人』として雇われてしまった陽人は、料理の腕一本で人間世界と魔族の架け橋となってしまう――。
料理と異世界が織りなす、ほのぼのグルメ・ファンタジー開幕!
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
『追放された底辺付与術師、実は【全自動化】のチートスキル持ちでした〜ブラックギルドを追い出されたので、辺境で商会を立ち上げたら勝手に世界規
NagiKurou
ファンタジー
「お前のような、一日中デスクに座って何もしない無能はクビだ!」
国内最大のギルド『栄光の剣』で、底辺の付与術師として働いていたアルスは、ある日突然、強欲なギルドマスターから追放を言い渡される。
しかし、彼らは知らなかった。ギルドの武器の自動修復、物流の最適化、資金管理に至るまで、すべてアルスの固有スキル【全自動化(ワークフロー構築)】によって完璧にシステム化され、回っていたことを。
「俺がいなくなったら、あの自動化システム、全部止まるけど……まあいいか」
管理権限を解除し、辺境へと旅立ったアルス。彼は自身のスキルを使って、圧倒的な耐久力を誇る銀色の四輪型重装ゴーレムを作り出し、気ままな行商を始める。
一度構築すれば無限に富を生み出す「全自動」のチートスキルで、アルスの商会は瞬く間に世界規模へとスケールしていく!
一方、すべてを失ったギルドは、生産ラインが崩壊し、絶望のどん底へと突き落とされていくのだった……。
異世界で大往生した私、現代日本に帰還して中学生からやり直す。~最強の補助魔法で、冴えないおっさんと最強美女を操って大金持ちになります~
タカノ
ファンタジー
異世界へ転移し、聖女として崇められ、愛する家族に囲まれて88歳で大往生した……はずだった。 目が覚めると、そこは現代日本。 孤児の中学2年生、小金沢ヒナ(14)に戻っていた。
時間は1秒も進んでおらず、待っていたのは明日のご飯にも困る極貧生活。 けれど、ヒナの中身は酸いも甘いも噛み分けたおばあちゃん(88歳)のまま!
「もう一度、あの豊かで安らかな老後(スローライフ)を手に入れてみせる!」
ヒナは決意する。異世界で極めた国宝級の【補助魔法】と【回復魔法】をフル活用して、現代社会で大金を稼ぐことを。 ただし、魔法は自分自身には使えないし、中学生が目立つと色々面倒くさい。 そこでヒナがビジネスパートナー(手駒)に選んだのは――
公園で絶望していた「リストラされた冴えないおっさん」と、 借金取りに追われる「ワケあり最強美女」!?
おっさんを裏から魔法で強化して『カリスマ社長』に仕立て上げ、 美女をフルバフで『人間兵器』に変えてトラブルを物理的に粉砕。 表向きはニコニコ笑う美少女中学生、裏では彼らを操るフィクサー。
「さあ善さん、リオちゃん。稼ぎますよ。すべては私の平穏な老後のために!」
精神年齢おばあちゃんの少女が、金と魔法と年の功で無双する、痛快マネー・コメディ開幕!
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
魔物に嫌われる「レベル0」の魔物使い。命懸けで仔犬を助けたら―実は神域クラスしかテイムできない規格外でした
たつき
ファンタジー
魔物使いでありながらスライム一匹従えられないカイルは、3年間尽くしたギルドを「無能」として追放される。 同世代のエリートたちに「魔物避けの道具」として危険な遺跡に連れ出され、最後は森の主(ヌシ)を前に囮として見捨てられた。
死を覚悟したカイルが崩落した壁の先で見つけたのは、今にも息絶えそうな一匹の白い仔犬。 「自分と同じように、理不尽に見捨てられたこの子だけは助けたい」 自分の命を顧みず、カイルが全魔力を込めて「テイム」を試みた瞬間、眠っていた真の才能が目覚める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる