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2章魔術師学院(閑話)
24話模擬戦
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魔術模擬戦当日。
魔甲のメンテナンスのためコロシアムの中を彷徨っていると、奥の方で女の子の叫び声がした。
一目散にそちらに走って行くと、
「こんな学校なんかやめて、僕と一緒になろうよ」
「私は魔術師になるために、この学校に来たの……無理だわ……ごめんなさい」
「っ……くそぉ……ふざけんなよ……てめぇのせいで、僕は退学になったんだぞ? 責任取れよ糞女!」
「申し訳なかったわ……あなたにも辛い思いをさせてしまって」
「そんな言葉で許すと思ってんのかよ!」
「出来る限り償いはしようと思ってるわ」
話しているのはクロテアと白騎士事件でクロテアの指示を受け細工をし退学になった黒髪のトケル。
「くっくっ……だったら、償いをしてもらう」
「何……こ……こないで」
トケルはクロテアを押し倒し、馬乗りになって口を塞ぐ。
胸元のワイシャツは乱れながらも、必死で露わになった脚でもがこうとするが、右胸を鷲掴みにされ抵抗の意志を失う。
「くっくっくっ……」
「んんん……や……やめて……」
「騒ぐんじゃねぇーよ」
瞬間、俺は【重力制御】レベルEX100でケトルの全身を痙攣させ、宙に浮かせ、右の壁に吹き飛ばした。
そして、放心状態で涙を滲ませるクロテアに手を差し伸べた。
「クロテア……大丈夫か?」
「……ゼルフォード君……私は……」
「立てるのか?」
クロテアは涙をこらえながら掴み、手を強く引いてしまう。
俺は勢い余ってクロテアに覆い被さる形になってしまう。
「おおお……悪い。今すぐ離れるから」
「……ねぇ、ゼルフォード君の相手は私じゃ駄目かしら?」
「え……何を言ってるんだ」
「……」
クロテアは涙をひたひたと流しながら、俺の身体を離さなかった。
余程辛かったのだろう。
彼女を犯した罪は許せないが、このような美少女が涙を流している姿を見るのは辛いな。
*
晴天の空、日差し照りつける魔術闘技場。
観客は超満員だった。街中の市民や他国からたくさん来ている。
VIP席ブースにいるのは、デイトナ王、エルグランド王、ウゼルゲート王、校長の四人だろう。
すると、ガロロが、闘志漲らせ、雄叫びを上げていた。
「昨日、夜も寝れなかったぜ! ワクワクしてよぉ……力が漲る……もう、個人戦も、団体戦も優勝するしかねぇよ!」
二つの種目で優勝はさすがに無理があり過ぎる。
それにしても、ガロロに対する他クラスのや観客の声援がすげぇな。
「ガロロ頑張れよ!」
「さすが、英雄」
「ガロロ君!」
対して俺に対するクラス声援は全くなし。
いや、そんなことはなかった。
「ゼルフォード君……ファイトっ」
フレスだけがささやかな声援をくれた。
俺の味方はフレスだけだ。
*
それから、観客席から見守る中、俺は団体戦に出場する場所へと案内された。
そして、肝心なのは、団体戦において俺と一緒に戦うメンバーについてだ。
「ゼル! 前線は任せろ! 最強である俺の見せ所だ!」
と豪語するガロロ。
自信過剰な奴に限って失敗する。
もう一人は頬を赤らまし、あまり目を合わせようとはしないクロテア。
「ゼルフォード君……さっきは……ありがとう」
「お……お」
「団体戦頑張りましょう」
しおらしいクロテアはそれはそれで良いがなんかしっくりこないな……。
とにかく、団体戦はチームプレイが重要だ。
一回戦の相手はCクラス。
紫色のおさげで眼鏡を掛けた美少女。
真面目そうな印象を受け、猫のような大きな眼のレーク=ユウラ。
隣には、薄い青髪のロングの美少女。
なぜだか暗い雰囲気が辺りから漂っている男爵家ステルヴィア=アリア
その隣は茶髪のショートカット、小麦色の肌、活発な子を想起させる。
リチャード=マリカ。
ユウラが開口一番に自信満々な顔をする。
「我々三人は強いでやんす。Aクラスの代表者の方々直ちに降伏してくれでやんす」
「ユウラちゃんの言う通りです!」
「黙れ!」
アリアはびくっと怯え、ユウラの後ろに隠れる。
「ユウラちゃんあの犬の人怖いよ~」
「大丈夫だよん」
「弱そうな奴らだぜ」
「まだ戦闘は始まってないでやんす。威嚇するのやめるでやんす」
「つべこべ言ってないで、早く戦いをやろうぜ!」
「まずは落ち着け」
「何だと!」
そして、ブザー音が鳴ると、会場内は盛り上がり、熱気が最高潮に。
審判員が「これから団体戦1回戦第1試合Aクラス3軍VSCクラスの試合を行います。
試合内容に関しては2つのチームには指輪を1つずつ与えます。
その指輪を相手から奪えば勝利となります。
尚ライフは各1人1人に設定され、ゼロになったら戦闘不能となります。
戦場ステージは急遽火山ステージとなりましたので、悪しからず」
火山ステージ?
どこにそんなステージあるんだ。
突然、眩い光が現れ、目を瞑り、開けると視界はマグマや黒い地面が一面にあった。
それにしても熱い、焼けるような暑さだ。尋常ない汗が垂れる。
俺はすかさず体から水の魔力を放出させ、暑さを低下させる。
同様に連れて来られたガロロは暑い表情。
「なんか燃えるようだ」
実際、ガロロの制服が若干焦げている。
俺はガロロの肩に手を触れ、水の魔力を与え、暑さを低下させる。
「やっぱ……ゼルは役立つ相棒だぜ」
「……はは」
「それにしても、魔術闘技場にこんな場所あったのか」
「少し違うわね。魔術闘技場の戦闘用ゲーム。本物の火山地帯に似せて作られたゲーム。私達はゲーム世界にいるのよ」
あれ……そういえば、この世界って、ゼロ・オンラインゲーム世界の一部は残してあるんだったな。
そういえば……俺……転生前にゲームでここに来たことがある気がする。
魔甲のメンテナンスのためコロシアムの中を彷徨っていると、奥の方で女の子の叫び声がした。
一目散にそちらに走って行くと、
「こんな学校なんかやめて、僕と一緒になろうよ」
「私は魔術師になるために、この学校に来たの……無理だわ……ごめんなさい」
「っ……くそぉ……ふざけんなよ……てめぇのせいで、僕は退学になったんだぞ? 責任取れよ糞女!」
「申し訳なかったわ……あなたにも辛い思いをさせてしまって」
「そんな言葉で許すと思ってんのかよ!」
「出来る限り償いはしようと思ってるわ」
話しているのはクロテアと白騎士事件でクロテアの指示を受け細工をし退学になった黒髪のトケル。
「くっくっ……だったら、償いをしてもらう」
「何……こ……こないで」
トケルはクロテアを押し倒し、馬乗りになって口を塞ぐ。
胸元のワイシャツは乱れながらも、必死で露わになった脚でもがこうとするが、右胸を鷲掴みにされ抵抗の意志を失う。
「くっくっくっ……」
「んんん……や……やめて……」
「騒ぐんじゃねぇーよ」
瞬間、俺は【重力制御】レベルEX100でケトルの全身を痙攣させ、宙に浮かせ、右の壁に吹き飛ばした。
そして、放心状態で涙を滲ませるクロテアに手を差し伸べた。
「クロテア……大丈夫か?」
「……ゼルフォード君……私は……」
「立てるのか?」
クロテアは涙をこらえながら掴み、手を強く引いてしまう。
俺は勢い余ってクロテアに覆い被さる形になってしまう。
「おおお……悪い。今すぐ離れるから」
「……ねぇ、ゼルフォード君の相手は私じゃ駄目かしら?」
「え……何を言ってるんだ」
「……」
クロテアは涙をひたひたと流しながら、俺の身体を離さなかった。
余程辛かったのだろう。
彼女を犯した罪は許せないが、このような美少女が涙を流している姿を見るのは辛いな。
*
晴天の空、日差し照りつける魔術闘技場。
観客は超満員だった。街中の市民や他国からたくさん来ている。
VIP席ブースにいるのは、デイトナ王、エルグランド王、ウゼルゲート王、校長の四人だろう。
すると、ガロロが、闘志漲らせ、雄叫びを上げていた。
「昨日、夜も寝れなかったぜ! ワクワクしてよぉ……力が漲る……もう、個人戦も、団体戦も優勝するしかねぇよ!」
二つの種目で優勝はさすがに無理があり過ぎる。
それにしても、ガロロに対する他クラスのや観客の声援がすげぇな。
「ガロロ頑張れよ!」
「さすが、英雄」
「ガロロ君!」
対して俺に対するクラス声援は全くなし。
いや、そんなことはなかった。
「ゼルフォード君……ファイトっ」
フレスだけがささやかな声援をくれた。
俺の味方はフレスだけだ。
*
それから、観客席から見守る中、俺は団体戦に出場する場所へと案内された。
そして、肝心なのは、団体戦において俺と一緒に戦うメンバーについてだ。
「ゼル! 前線は任せろ! 最強である俺の見せ所だ!」
と豪語するガロロ。
自信過剰な奴に限って失敗する。
もう一人は頬を赤らまし、あまり目を合わせようとはしないクロテア。
「ゼルフォード君……さっきは……ありがとう」
「お……お」
「団体戦頑張りましょう」
しおらしいクロテアはそれはそれで良いがなんかしっくりこないな……。
とにかく、団体戦はチームプレイが重要だ。
一回戦の相手はCクラス。
紫色のおさげで眼鏡を掛けた美少女。
真面目そうな印象を受け、猫のような大きな眼のレーク=ユウラ。
隣には、薄い青髪のロングの美少女。
なぜだか暗い雰囲気が辺りから漂っている男爵家ステルヴィア=アリア
その隣は茶髪のショートカット、小麦色の肌、活発な子を想起させる。
リチャード=マリカ。
ユウラが開口一番に自信満々な顔をする。
「我々三人は強いでやんす。Aクラスの代表者の方々直ちに降伏してくれでやんす」
「ユウラちゃんの言う通りです!」
「黙れ!」
アリアはびくっと怯え、ユウラの後ろに隠れる。
「ユウラちゃんあの犬の人怖いよ~」
「大丈夫だよん」
「弱そうな奴らだぜ」
「まだ戦闘は始まってないでやんす。威嚇するのやめるでやんす」
「つべこべ言ってないで、早く戦いをやろうぜ!」
「まずは落ち着け」
「何だと!」
そして、ブザー音が鳴ると、会場内は盛り上がり、熱気が最高潮に。
審判員が「これから団体戦1回戦第1試合Aクラス3軍VSCクラスの試合を行います。
試合内容に関しては2つのチームには指輪を1つずつ与えます。
その指輪を相手から奪えば勝利となります。
尚ライフは各1人1人に設定され、ゼロになったら戦闘不能となります。
戦場ステージは急遽火山ステージとなりましたので、悪しからず」
火山ステージ?
どこにそんなステージあるんだ。
突然、眩い光が現れ、目を瞑り、開けると視界はマグマや黒い地面が一面にあった。
それにしても熱い、焼けるような暑さだ。尋常ない汗が垂れる。
俺はすかさず体から水の魔力を放出させ、暑さを低下させる。
同様に連れて来られたガロロは暑い表情。
「なんか燃えるようだ」
実際、ガロロの制服が若干焦げている。
俺はガロロの肩に手を触れ、水の魔力を与え、暑さを低下させる。
「やっぱ……ゼルは役立つ相棒だぜ」
「……はは」
「それにしても、魔術闘技場にこんな場所あったのか」
「少し違うわね。魔術闘技場の戦闘用ゲーム。本物の火山地帯に似せて作られたゲーム。私達はゲーム世界にいるのよ」
あれ……そういえば、この世界って、ゼロ・オンラインゲーム世界の一部は残してあるんだったな。
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