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2章魔術師学院(閑話)
27話模擬戦
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杖から一直線に伝わる高温のマグマ。大気を上昇させる。
次第にマグマは巨大になり、波のようなマグマとなる。
溶岩の塊に飲み込まれる刃は黒こげになり、スピードと威力が減少し、刃はガチャガチャと落下。
マグマの高温の湯気が周りを包む。
「無駄よ!!」
「これならどうでやんすか!!」
ユウラが勢い良く魔力を送り込み、
「氷回転鎖《バスターレジスト》!!!!」
ランク B
威力 火属性魔力+100
氷属性魔力+100
ユウラは次に回転しながら円心力を使い氷の刃で熱気を一瞬で凍らせ、そのまま高速のスピードで襲ってくる。
クロテアは杖で間一髪受け止める
刃攻撃は思ったよりも円心力効果は大きく、かなりの威力で弾き返せない。
次の瞬間、更なる鎖がクロテアの身体に巻きつき、身動きを取れなくする。
「観念するでやんす」
鎖から氷が無限に吹き出し、一瞬でクロテアの身体を凍りつかせ、顔だけが残った。
「どうしよう」
額に汗を流し、苦渋の表情のクロテア。
だが、攻撃は止まらない。
突然、刃鎖から炎が燃え上がり、氷を次第に溶かしていき、クロテアの魔甲を燃やしていく。
火に耐性があるとはいえ、これが高温と低温の乱高下が長時間続けば、魔甲の耐久性が低くなり、壊れてしまう。
「防御障壁《ミラーフォレスト》!!!!」
ランク C
威力 防御力+200
全魔耐性+200
寸前でクロテアから青いシールドが発動し、炎の鎖の刃を防御する。
ユウラはあらかじめ分かっていたかのように再び刃をカーブの軌跡を描き、背後から襲う。
クロテアはくるりと回り、杖で刃を受け止める。
前後を取られ、絶望絶命。
更に杖にはひびが入り、耐えきれるのも残り僅かの時間。
また、【装備強化】レベル4スキルは既に効果が切れている。
*
さらにさらに、アリアが水龍で俺達三人に襲いかかる最悪な状況となっていた。
「ギャャャャャヤ!!」
「ドドドドドド!!!」
俺はすかさず、土流壁で防御し、ついでにクロテアに襲いかかる刃を絶対零度で、凍らせる。
「た……助かったわ」
「気を抜くな」
次の瞬間、壁に亀裂ができ、穴が開く。
ユウラが別の刃でぶち破り、襲ってきたのだ。
遅れながらガロロが刃をあらぬ方向に弾き、反撃とばかりにユウラに向かって跳び、大剣を振り下ろす。
ユウラは一旦後退する。
「おらぁぁぁ!! ズドン! ちっ……」
戦局は今尚不利だ。
俺達三人のライフゲージがかなり減り、持久戦に持ち込められれば負けるだろう。
なら、先にアリアの指輪を取った方が時間的にも短くて済む。
「クロテア! ガロロ!」
隣に立つ両名。
「分かっているわ」
「ああ」
「クロテアはユウラを、カバーニは……」
「俺はアリアだな!」
「違う。お前はマリカだ」
「分かってるぜ」
本当に分かっているのか。
とにかく、遠距離タイプのアリアの相手はどちらでもできる俺しかいない。
先に飛び出していくのはガロロ、大剣でマリカへと向かって行く。
マリカはいきなりの直進突破に驚き、後退を余儀無なくされる。
【暗刻者《アンコクシャ》】
ランク D
旧型エルグランド製。量産型。
性能
攻撃力+10
魔力+60
敏捷力+60
防御力+60
全魔耐性+20
魔術構築力+50
魔術放出力+60
リチャード=マリカ
戦闘レベル100 HP150/150MP100/100
「行くぜ!!」
ガロロは間合いを詰め、ワン、ツーと連続で交互に大剣を繰り出す。
対してマリカも直剣で応戦する。
二人の間で金属音が激しく鳴り響く。
両者で揺れ動く勝敗。
一歩隙を突かれれば、一気にやられる。
「スキルの種類も少なく、直線的過ぎて攻撃は読みやすいわ」
「まあ、俺のストロングポイントだからな!」
「褒めたと受け取らないでくれる!?」
マリカはガロロの右左の攻撃軽く躱わし、一気に胴体へ横一閃を打ち込む。
【一撃強化】レベル5
ランク B
威力 攻撃力+100
「そこよっ!!」
ガロロは胴体へ直撃し、吹っ飛ばされ、黒い地面に何度も転がる。
「うわぁぁぁぁぁ!」
痛みを腹に感じ、苦痛の表情を浮かべ、ライフゲージが一気に下がる。
「終わりよ」
即座にマリカは仕留めに掛かろうと中型の銀色の銃から風属性の魔力を放つ。
【風属性弾丸強化】レベル5
ランク C
威力 風属性魔力+50
「強風波動《ラスターバースト》!!!!」
次第にマグマは巨大になり、波のようなマグマとなる。
溶岩の塊に飲み込まれる刃は黒こげになり、スピードと威力が減少し、刃はガチャガチャと落下。
マグマの高温の湯気が周りを包む。
「無駄よ!!」
「これならどうでやんすか!!」
ユウラが勢い良く魔力を送り込み、
「氷回転鎖《バスターレジスト》!!!!」
ランク B
威力 火属性魔力+100
氷属性魔力+100
ユウラは次に回転しながら円心力を使い氷の刃で熱気を一瞬で凍らせ、そのまま高速のスピードで襲ってくる。
クロテアは杖で間一髪受け止める
刃攻撃は思ったよりも円心力効果は大きく、かなりの威力で弾き返せない。
次の瞬間、更なる鎖がクロテアの身体に巻きつき、身動きを取れなくする。
「観念するでやんす」
鎖から氷が無限に吹き出し、一瞬でクロテアの身体を凍りつかせ、顔だけが残った。
「どうしよう」
額に汗を流し、苦渋の表情のクロテア。
だが、攻撃は止まらない。
突然、刃鎖から炎が燃え上がり、氷を次第に溶かしていき、クロテアの魔甲を燃やしていく。
火に耐性があるとはいえ、これが高温と低温の乱高下が長時間続けば、魔甲の耐久性が低くなり、壊れてしまう。
「防御障壁《ミラーフォレスト》!!!!」
ランク C
威力 防御力+200
全魔耐性+200
寸前でクロテアから青いシールドが発動し、炎の鎖の刃を防御する。
ユウラはあらかじめ分かっていたかのように再び刃をカーブの軌跡を描き、背後から襲う。
クロテアはくるりと回り、杖で刃を受け止める。
前後を取られ、絶望絶命。
更に杖にはひびが入り、耐えきれるのも残り僅かの時間。
また、【装備強化】レベル4スキルは既に効果が切れている。
*
さらにさらに、アリアが水龍で俺達三人に襲いかかる最悪な状況となっていた。
「ギャャャャャヤ!!」
「ドドドドドド!!!」
俺はすかさず、土流壁で防御し、ついでにクロテアに襲いかかる刃を絶対零度で、凍らせる。
「た……助かったわ」
「気を抜くな」
次の瞬間、壁に亀裂ができ、穴が開く。
ユウラが別の刃でぶち破り、襲ってきたのだ。
遅れながらガロロが刃をあらぬ方向に弾き、反撃とばかりにユウラに向かって跳び、大剣を振り下ろす。
ユウラは一旦後退する。
「おらぁぁぁ!! ズドン! ちっ……」
戦局は今尚不利だ。
俺達三人のライフゲージがかなり減り、持久戦に持ち込められれば負けるだろう。
なら、先にアリアの指輪を取った方が時間的にも短くて済む。
「クロテア! ガロロ!」
隣に立つ両名。
「分かっているわ」
「ああ」
「クロテアはユウラを、カバーニは……」
「俺はアリアだな!」
「違う。お前はマリカだ」
「分かってるぜ」
本当に分かっているのか。
とにかく、遠距離タイプのアリアの相手はどちらでもできる俺しかいない。
先に飛び出していくのはガロロ、大剣でマリカへと向かって行く。
マリカはいきなりの直進突破に驚き、後退を余儀無なくされる。
【暗刻者《アンコクシャ》】
ランク D
旧型エルグランド製。量産型。
性能
攻撃力+10
魔力+60
敏捷力+60
防御力+60
全魔耐性+20
魔術構築力+50
魔術放出力+60
リチャード=マリカ
戦闘レベル100 HP150/150MP100/100
「行くぜ!!」
ガロロは間合いを詰め、ワン、ツーと連続で交互に大剣を繰り出す。
対してマリカも直剣で応戦する。
二人の間で金属音が激しく鳴り響く。
両者で揺れ動く勝敗。
一歩隙を突かれれば、一気にやられる。
「スキルの種類も少なく、直線的過ぎて攻撃は読みやすいわ」
「まあ、俺のストロングポイントだからな!」
「褒めたと受け取らないでくれる!?」
マリカはガロロの右左の攻撃軽く躱わし、一気に胴体へ横一閃を打ち込む。
【一撃強化】レベル5
ランク B
威力 攻撃力+100
「そこよっ!!」
ガロロは胴体へ直撃し、吹っ飛ばされ、黒い地面に何度も転がる。
「うわぁぁぁぁぁ!」
痛みを腹に感じ、苦痛の表情を浮かべ、ライフゲージが一気に下がる。
「終わりよ」
即座にマリカは仕留めに掛かろうと中型の銀色の銃から風属性の魔力を放つ。
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