学習能力スキルを使ってチートスキルを覚える魔術の商人

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2章魔術師学院(閑話)

28話模擬戦

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【強風波動《ラスターバースト》】レベル6
 ランク    A
 威力 風属性魔力+300↑
 効能 魔力に高風圧を加え、威力とスピードを数段階跳ね上げ、前へ進む毎に風圧は倍増する。


 青い光芒のエネルギーが一直線に放射され、円形の爆風を纏う波動が迫る。
 風圧の勢い良いは増していくばかり。
 ガロロは上半身を辛うじて起こすが、豪速球の竜巻の球体は既に目の前にいた。
 逃げる術はない。ならば、相殺するしかない。
 ありたっけの馬鹿力で全身から、炎が放つ。

【炎の属性強化】レベル5
 ランク C
    威力 火属性魔力+60
 効能 火属性の魔力をアップする。

【炎犬の加護】レベル1を獲得しました。
 ランク B
   威力  攻撃力+300 火属性魔力+300 水魔力耐性+100    風魔力耐性+100
  効能  攻撃力、火属性魔力、水魔力耐性をアップする。

「負けてたまるかぁぁぁぁぁぁぁ!! 火炎放射《インフェルス》!!!!」

「馬鹿な……そんな力どこに……」

 闘牛の形をした炎が風の波動を寸前で呑み込む。
 巨大な焔の柱となり、上空へ轟々と燃え上がり、強風波動は火炎放射によって相殺された。
 煌めく炎の柱を瞳に浮かべながら安堵をするカバーニ。
 そして、マリカの炎の衝撃を食らい、ライフゲージがゼロになった。

        ・
 
 一方、クロテアはライフも少なく、圧倒的不利。
 ユウラはライフは充分あり、有利、余裕の表情だ。

「ずいぶん防御ばっかりで拍子抜けでやんすね。これじゃ、負けますよ?」

「私が負けてもゼルフォード君なら指輪を取ってくれるわ」

「ずいぶんあの少年を買ってるでやんすね」


          ・


 アリアは水龍で守られていて、指輪を取ることは難しい状況。
 俺はどう攻撃をするか考えるため間合いを取る。

「私から指輪を奪えると思うのですか?」

「無駄口を叩いている暇はない」

 俺は左手に火花のような雷を纏らせ、走る。


「バチバチバチバチバチバチ!!!」

【雷神《ボルトゴット》】レベルMAX
 ランク A
  威力  雷属性魔力+900   
     土魔力耐性+900
 効能 雷を自由自在に操る攻撃。全身、部分的にの手足に電気を纏う。

 アリアの表情が曇る、目の瞬きが多くなる。

「あなたはどれだけかね属性の魔力を有しているというのですか……信じられない」

「……」

 一瞬で雷の閃光が、アリアの背後に回り、雷鳴が十字に轟く。

「ゴォォォォォォ!!!」

 アリアは目を開いたまま、汗が出て、固まり、硬直した。
 あまりの速さに反応が出来なかった。

【魔力圧縮】レベルMAX
 レベル S 
 効能 一時的または長期的に魔力を圧縮する。
 解放時に圧縮以前の魔力のまま放つことができる。

 俺は雷を圧縮し、指先をアリアの後頭部すれすれの所に留める

「水は雷にとって天敵。このまま戦えば、雷の餌食」

「ここまで……力の差を見せつけられるとは……負けました」

 アリアのポケットから指輪が出ていき、浮遊して、俺の手元にきた。
 

「試合終了です! Aクラスの勝利!」

 と審判の声。

 突然の敗北に崩れ落ちるユウラとマリカ。
 ガロロは満面の笑みを見せた。
 一安心といった表情のクロテア。

「勝利だ」

「ふぅ」
 
              *

 魔術闘技場の観客席では。
 どよめきが起きていた。

「おおおお!!!! 」

「さすがAクラスだな」

        ・

 皆、形態変化を解き、ゲームから離脱しようとするが、一向にできない。
    何が起こっているんだ。
 その時、火山地帯が揺れ、至る所でマグマが活発に動く。

「何かがおかしい。みんな気つけろ」

 見上げると大きな岩がだんだんと大きくなっていく。

「なんだあれ」

「岩だね。あれ」

「早く逃げろ!」

「私魔力を失って動けないよ。死にたくないよ! 死にたくないよ!」

 泣き叫ぶアリア。
 俺は走り出し、彼女を庇うような状態で、岩から回避した。

「間一髪だった……」

「あなた……そんなに私を抱きしめないで」

「あっ、悪い」

 アリアを俺は地面に押し倒すような状態だった。
 すぐ、離れようにも、次々に降ってくる岩で、抱き抱える状態で回避しなければならない。

「死にたくないです。死にたくないです。死にたくないです!!」

「ちょっと……頼むから黙っててくれ」

 一旦、落ちついた後。

「怖いよ」

「もう大丈夫みたいだぞ」

「あっ、ユウラちゃんだ!!」

 駆けつけるガロロ、クロテア、ユウラ、マリカ。
 皆心配の表情をしている。

「アリア! 怪我はないでやんすか?」

「怖かったよ」

 それにしても、もう既に、勝敗決着したなのに、先生達は何やってる。

「何かゲームの中でバグが起こったんじゃない」

「自らログアウトできないわね」

 ホログラムを指で動かし、探すが溜め息つくマリカ。

「どうやらログアウトの選択肢はないようね」

「アリアは魔力遣い過ぎで、くたくたでやんすよ」

 まずいな。
 ゲームの中で死亡なんてことは絶対に駄目だ。
 突然、メールが届く。
 こんな時に誰だ?

「あ。俺だ」

「誰ですか?」

「分からねーか。シルバラード=イルガだよ」

「イルガ先生!」

「積もる話はあとだ。そっちに、全員分の緊急ログアウトIDを送る」

「はい」

  そして5分後。
 全員、ゲームからログアウトすることができた。
 結局、ログアウトできない原因は分からず、ゲーム世界の一時的なバグとされた。

 
 

 
 
 
 


 
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