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2章ダンジョンへ向かおう
18話海閑話3
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俺とマシュが戻った頃には空は真っ暗闇だった。
気温はだいぶ下がり、海風が余計に身体を冷やす。
そしてメラメラと燃える炎の辺りでは寒さを凌ぐようにリオラとアイリスが待っていた。
防寒着を纏い縮こまった可愛い少女の二人。
その横には寝床となる簡素なテントが三つ揃っていた。
俺達はようやく二人の元へ。
地面に大量の魚や赤蟹を置く。
「遅くなってごめんな」
「あっ! アル君! マシュ!」
「収穫はありましたか?」
「大量だ……採集クエストも余裕クリアだな」
「さっそく調理するわ」
マシュは目の下に隈ができて、紫瞳がかなり暗い。
鮫《サメ》の襲撃でかなり疲労しているようだ。
「顔色悪いぞ大丈夫か?」
「平気よ」
マシュは一瞬立ち眩みし、頭を抑える。
やはり、深刻な青白い顔。
「マシュは座っとけ」
「でも……」
アイリスは、「休んでください……私達で調理しますから!」と丸太に座るように促す。
リオラも火に木材をくべながら、「マシュ明日もあるんだよっ……休める時は休んだほうがいいよっ」
「ごめんなさいね」
マシュは静かに丸太に座った。
そして、リオラ、アイリス、俺での魚介調理が始まった。
リオラは鍋に水と赤蟹を入れ、火でぐつぐつと煮込み、味付けと称して蜂蜜やら生クリームをアイテムボックスから取り出し、鍋に入れようとする。
俺はすかさず、リオラの手首を掴み止めに入る。
「何してんだリオラ!」
「おいしくなるかなと思って!!」
「お菓子作ってるんじゃないぞ!」
「そっか!」
「こういう時は塩だけで良い」
後は魚は串刺しにして、火で丸焼きにする。
このようにして簡単な調理を終えたのであった。
そして、食事の時間を迎えた。
火の周りを丸太で囲い、そこにそれぞれ座っていく。
魚の表面は適度な焦げ付き始め、魚の旨味そうな匂いがし始める。
魚の柔らかそうな腹にガブリとかぶりつく、白身のぷりっとした食感、骨はなく喉奥へとろけるように吸い込まれていく。
べっとり手に付いた魚の汁を舐めながら、もう一本の魚を手に取る。
皆、無言で食事をし、至福の時であった。
ただ、真ん中の炎を見つめながら、一心不乱に魚を食べていた。
ふと、俺はカバーニの事を頭によぎるがすぐ頭の片隅へと追いやった。
そして、食事が終わる。
それから、火花爆発《ハナビ》をして、遊んだ。
夜空に打ち上げられる火の光。
漆黒の空に赤や緑や青の色鮮やかな花びらが爆発する。
菊のように黄の大輪を咲かせ、何十回も爆発して、下へ流れ落ち、下から上へ直線に昇っていき、薔薇のような赤い花を咲かす。
またぐるぐる回って上空へ飛んでいく、音の激しい火花。
皆、笑顔で楽しそうだ。
マシュも座りながら、楽しそうに打ち上げる火花を見つめている。
リオラは火花を無造作に動かして、あちらこちらとせわしなく動き回る。
アイリスは普段はおとなしいが、いつもより笑い声が多い。
見事な物だ。
火花爆発《ハナビ》は火花爆発鍛治士《ハナビカジシ》が作った物だから品質は一級品だ。
それから、皆疲れたのか砂辺に仰向けになった。
満天の星空が視界に入る。
漆黒の空に点々と散りばめられた、星々。
ひょっとしたら星から何か信号を送っているじゃないかと思い、ずっと星を見つめる。
あれ?
何か手を振ってないか?
宇宙人?
顔と手が見えたような。
ははは。
見える訳ないか。
馬鹿だなぁ俺は。
しかしこんなに綺麗だとは思わなかった。
突然、流れ落ちる星の軌跡。
瞼《まぶた》がゆっくりと閉じる。
眠い。
波打つ音が眠気を誘う。
隣りでは寝息を立てる少女。
こんな所で寝ちゃ……。
そんな俺も寝ってしまった……。
気温はだいぶ下がり、海風が余計に身体を冷やす。
そしてメラメラと燃える炎の辺りでは寒さを凌ぐようにリオラとアイリスが待っていた。
防寒着を纏い縮こまった可愛い少女の二人。
その横には寝床となる簡素なテントが三つ揃っていた。
俺達はようやく二人の元へ。
地面に大量の魚や赤蟹を置く。
「遅くなってごめんな」
「あっ! アル君! マシュ!」
「収穫はありましたか?」
「大量だ……採集クエストも余裕クリアだな」
「さっそく調理するわ」
マシュは目の下に隈ができて、紫瞳がかなり暗い。
鮫《サメ》の襲撃でかなり疲労しているようだ。
「顔色悪いぞ大丈夫か?」
「平気よ」
マシュは一瞬立ち眩みし、頭を抑える。
やはり、深刻な青白い顔。
「マシュは座っとけ」
「でも……」
アイリスは、「休んでください……私達で調理しますから!」と丸太に座るように促す。
リオラも火に木材をくべながら、「マシュ明日もあるんだよっ……休める時は休んだほうがいいよっ」
「ごめんなさいね」
マシュは静かに丸太に座った。
そして、リオラ、アイリス、俺での魚介調理が始まった。
リオラは鍋に水と赤蟹を入れ、火でぐつぐつと煮込み、味付けと称して蜂蜜やら生クリームをアイテムボックスから取り出し、鍋に入れようとする。
俺はすかさず、リオラの手首を掴み止めに入る。
「何してんだリオラ!」
「おいしくなるかなと思って!!」
「お菓子作ってるんじゃないぞ!」
「そっか!」
「こういう時は塩だけで良い」
後は魚は串刺しにして、火で丸焼きにする。
このようにして簡単な調理を終えたのであった。
そして、食事の時間を迎えた。
火の周りを丸太で囲い、そこにそれぞれ座っていく。
魚の表面は適度な焦げ付き始め、魚の旨味そうな匂いがし始める。
魚の柔らかそうな腹にガブリとかぶりつく、白身のぷりっとした食感、骨はなく喉奥へとろけるように吸い込まれていく。
べっとり手に付いた魚の汁を舐めながら、もう一本の魚を手に取る。
皆、無言で食事をし、至福の時であった。
ただ、真ん中の炎を見つめながら、一心不乱に魚を食べていた。
ふと、俺はカバーニの事を頭によぎるがすぐ頭の片隅へと追いやった。
そして、食事が終わる。
それから、火花爆発《ハナビ》をして、遊んだ。
夜空に打ち上げられる火の光。
漆黒の空に赤や緑や青の色鮮やかな花びらが爆発する。
菊のように黄の大輪を咲かせ、何十回も爆発して、下へ流れ落ち、下から上へ直線に昇っていき、薔薇のような赤い花を咲かす。
またぐるぐる回って上空へ飛んでいく、音の激しい火花。
皆、笑顔で楽しそうだ。
マシュも座りながら、楽しそうに打ち上げる火花を見つめている。
リオラは火花を無造作に動かして、あちらこちらとせわしなく動き回る。
アイリスは普段はおとなしいが、いつもより笑い声が多い。
見事な物だ。
火花爆発《ハナビ》は火花爆発鍛治士《ハナビカジシ》が作った物だから品質は一級品だ。
それから、皆疲れたのか砂辺に仰向けになった。
満天の星空が視界に入る。
漆黒の空に点々と散りばめられた、星々。
ひょっとしたら星から何か信号を送っているじゃないかと思い、ずっと星を見つめる。
あれ?
何か手を振ってないか?
宇宙人?
顔と手が見えたような。
ははは。
見える訳ないか。
馬鹿だなぁ俺は。
しかしこんなに綺麗だとは思わなかった。
突然、流れ落ちる星の軌跡。
瞼《まぶた》がゆっくりと閉じる。
眠い。
波打つ音が眠気を誘う。
隣りでは寝息を立てる少女。
こんな所で寝ちゃ……。
そんな俺も寝ってしまった……。
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