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2章ダンジョンへ向かおう
中層4
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「アルパッカ何故ここに来て黙る? そんなに見つめられても困るんだが」
白いアルパッカの額に血がある。
まさかこの傷を治せってか?
おいおい自分でやったんじゃねーか。
まあ仕方ないか。
「リオラ? 治癒魔法を頼むわ」
「うんっ!! いいよ!!」
リオラの緑の治癒魔法でアルパッカの額が治っていく。
よし。
傷はなったようだ。
しかし、ずっと眠そうな表情を崩さない。
他の茶色や黒のアルパッカもそうだ。
ただ俺達を見つめているだけ。
なんか怖い。
そして、白いアルパッカがムニャムニャとなんか言ってる。
ミユミユによると、ここに住む遊牧民《ゆうぼくみん》が仲間を攫っていったからすぐさま助けろだそうだ。
ずいぶん偉そうなだな。
少し遠目で見る白いテントが点在している。
アイリスが目をぱちくりさせる。
「あれじゃないですか?」
『遊牧民』
定住地を移動しながら牧畜を生業とする民族。
「本当に遊牧民が犯人なのか?」
「どうでしょうかね? 遊牧民は家畜は大切に扱う民族ですから、無用な殺生はしないと思いますけど」
そして、カバーニは一目散に白いテントへ向かう。
「行くで!! 救出や」
「カバーニ! あまり暴れるなよ!」
「当たり前や」
「本当に分かっているのかこいつは」
数分後、カバーニが顔面蒼白で戻って来た。
後ろには独自の民族衣装を纏い、槍を持った男や女が追いかけてくる。
尖った帽子に地味だが温かそうな衣服、何語か分からないがべちゃくちゃと叫んでいる。
一体何をしたんだカバーニ。
息を切らしながらカバーニは話す。
「いや……目が合ったらいきなり槍で襲いかかってきたんや」
「嘘をつけ」
すると、睨む遊牧民は槍を俺達に向ける。
そこへアルパッカがムニャムニャと遊牧民に言い放つ。
何やら敵でない事を察知したらしい。
槍を引き、一安心だ。
しかし、誰が敵なんだ。
整理しよう。
遊牧民がアルパッカの仲間を奪ったんだよな?
もう一度ミユミユに聞いてもらおう。
ムニャムニャ。
何でも遊牧民の中に悪い奴がいて、そいつらが仲間を奪ったんだ。
汚い無精髭男らと巨大な怪物に乗っていた。
ん?
なんかさっき見た。
おそらく先程アコラを狩猟していた盗賊だろう。
敵はこいつか、どこにいるんだ。
突然、白いテントの方から叫び声が聞こえる。
一斉に遊牧民の人達は戻っていき、俺達も追随する。
そして、白いテント付近には先程の盗賊達が女や子供らを連れさろうとしていた。
盗賊らの手には銃を持ち、険しい表情で脅す。
「おい? お前ら? 今月分のお金や食料はどうした? 払えないなら売り飛ばすか殺すしかないな?」
怯える遊牧民達は槍をバタバタと落とし、崩れ落ち、悲しみの泣き声を発した。
この盗賊ら酷いな。
暴力で遊牧民達から金や食料を奪っていたのか。
許せない。
盗賊と目が合い、盗賊は次第に顔色が怒りの表情へ変わる。
「お前ら……あの時の……ぐはははそうかそうか……ならお前らもまとめて売りさばいてやる」
俺は睨む。
「売りさばく?」
「ああ……お前らはある所で働いてもらう……いいな?」
盗賊らが俺の方の地面に銃をバンッバンッと発砲する。
俺達は何とか足元を後退し回避。
「ずいぶん手荒いな」
すると、カバーニが怒鳴り声を上げ、突撃する。
馬鹿。むやみやたらに突っ込むな!!
「舐めてんじゃねーぞ!! おらぁ?」
「うるさいガキだな? 痛い目に遭いたいようだな?」
盗賊は銃口をカバーニに向ける。
俺は咄嗟《とっさ》に動き出すが、背後でカチャと音がした。どうやら他の盗賊が俺の頭部に銃口を向けていた。
リオラ、マシュにもだ。
慌ててポケットに顔を出したミユミユを引っ込める。
まずいな。
突然ブンブンブンブンと大きな音がし、上空には子守熊《アコラ》の大群がいた。
翼の生えた灰色の小さな熊、灰色が埋め尽くす。
可愛いらしい顔だが怒りのオーラが伝わってくる。
一目散に盗賊らに襲いかかり、丸い拳を振る。
あまり大群に驚愕の色を隠せない。
拳は何十発と盗賊らの顔に直撃。まさにアコラの逆襲だ。
怯える盗賊ら。
「やめろ!! なんだこれは!!!!」
「やべぇよ!!」
「逃げろぉぉぉ!!!!」
盗賊らは悲鳴を上げながら、全力疾走で逃げて行き、さらに、アルパッカの群れが追いかける。
更に白い眠そうな顔のアルパッカが猛スピードで追いかける。
盗賊らは絶望の表情をする。
「なんだこいつらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
白いアルパッカの額に血がある。
まさかこの傷を治せってか?
おいおい自分でやったんじゃねーか。
まあ仕方ないか。
「リオラ? 治癒魔法を頼むわ」
「うんっ!! いいよ!!」
リオラの緑の治癒魔法でアルパッカの額が治っていく。
よし。
傷はなったようだ。
しかし、ずっと眠そうな表情を崩さない。
他の茶色や黒のアルパッカもそうだ。
ただ俺達を見つめているだけ。
なんか怖い。
そして、白いアルパッカがムニャムニャとなんか言ってる。
ミユミユによると、ここに住む遊牧民《ゆうぼくみん》が仲間を攫っていったからすぐさま助けろだそうだ。
ずいぶん偉そうなだな。
少し遠目で見る白いテントが点在している。
アイリスが目をぱちくりさせる。
「あれじゃないですか?」
『遊牧民』
定住地を移動しながら牧畜を生業とする民族。
「本当に遊牧民が犯人なのか?」
「どうでしょうかね? 遊牧民は家畜は大切に扱う民族ですから、無用な殺生はしないと思いますけど」
そして、カバーニは一目散に白いテントへ向かう。
「行くで!! 救出や」
「カバーニ! あまり暴れるなよ!」
「当たり前や」
「本当に分かっているのかこいつは」
数分後、カバーニが顔面蒼白で戻って来た。
後ろには独自の民族衣装を纏い、槍を持った男や女が追いかけてくる。
尖った帽子に地味だが温かそうな衣服、何語か分からないがべちゃくちゃと叫んでいる。
一体何をしたんだカバーニ。
息を切らしながらカバーニは話す。
「いや……目が合ったらいきなり槍で襲いかかってきたんや」
「嘘をつけ」
すると、睨む遊牧民は槍を俺達に向ける。
そこへアルパッカがムニャムニャと遊牧民に言い放つ。
何やら敵でない事を察知したらしい。
槍を引き、一安心だ。
しかし、誰が敵なんだ。
整理しよう。
遊牧民がアルパッカの仲間を奪ったんだよな?
もう一度ミユミユに聞いてもらおう。
ムニャムニャ。
何でも遊牧民の中に悪い奴がいて、そいつらが仲間を奪ったんだ。
汚い無精髭男らと巨大な怪物に乗っていた。
ん?
なんかさっき見た。
おそらく先程アコラを狩猟していた盗賊だろう。
敵はこいつか、どこにいるんだ。
突然、白いテントの方から叫び声が聞こえる。
一斉に遊牧民の人達は戻っていき、俺達も追随する。
そして、白いテント付近には先程の盗賊達が女や子供らを連れさろうとしていた。
盗賊らの手には銃を持ち、険しい表情で脅す。
「おい? お前ら? 今月分のお金や食料はどうした? 払えないなら売り飛ばすか殺すしかないな?」
怯える遊牧民達は槍をバタバタと落とし、崩れ落ち、悲しみの泣き声を発した。
この盗賊ら酷いな。
暴力で遊牧民達から金や食料を奪っていたのか。
許せない。
盗賊と目が合い、盗賊は次第に顔色が怒りの表情へ変わる。
「お前ら……あの時の……ぐはははそうかそうか……ならお前らもまとめて売りさばいてやる」
俺は睨む。
「売りさばく?」
「ああ……お前らはある所で働いてもらう……いいな?」
盗賊らが俺の方の地面に銃をバンッバンッと発砲する。
俺達は何とか足元を後退し回避。
「ずいぶん手荒いな」
すると、カバーニが怒鳴り声を上げ、突撃する。
馬鹿。むやみやたらに突っ込むな!!
「舐めてんじゃねーぞ!! おらぁ?」
「うるさいガキだな? 痛い目に遭いたいようだな?」
盗賊は銃口をカバーニに向ける。
俺は咄嗟《とっさ》に動き出すが、背後でカチャと音がした。どうやら他の盗賊が俺の頭部に銃口を向けていた。
リオラ、マシュにもだ。
慌ててポケットに顔を出したミユミユを引っ込める。
まずいな。
突然ブンブンブンブンと大きな音がし、上空には子守熊《アコラ》の大群がいた。
翼の生えた灰色の小さな熊、灰色が埋め尽くす。
可愛いらしい顔だが怒りのオーラが伝わってくる。
一目散に盗賊らに襲いかかり、丸い拳を振る。
あまり大群に驚愕の色を隠せない。
拳は何十発と盗賊らの顔に直撃。まさにアコラの逆襲だ。
怯える盗賊ら。
「やめろ!! なんだこれは!!!!」
「やべぇよ!!」
「逃げろぉぉぉ!!!!」
盗賊らは悲鳴を上げながら、全力疾走で逃げて行き、さらに、アルパッカの群れが追いかける。
更に白い眠そうな顔のアルパッカが猛スピードで追いかける。
盗賊らは絶望の表情をする。
「なんだこいつらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
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