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2章ダンジョンへ向かおう
王戦5
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「隙がある」
上へ吹き飛ばされた白グリフォンにノブナガは猛スピードで袈裟斬りを加える。
「ぐわっ!!」
空中から地面に落下していく負傷した白グリフォン。
余裕の笑みを洩らすノブナガ。
椅子に座ったイザベラは欠伸を漏らし、青いキツネ目で見上げる。
「あまりいじめるなよ? ノブナガよ」
観客席では皆呆気に取られていた。
生身でこれだけやれるのかと。
俺も驚愕していた。
生身ならば、デオデオやアーサーに匹敵するレベルだぞ。
なぜこいつは執事なんだ。
すると、地面から猛スピードで上昇する傷だらけの白金のグリフォンズ団長がいた。
接近する。
ノブナカは眼鏡を弄り、「まだ生きてたんですね」と呟く。
「風山!!!!」
無数の棍棒で突き刺す。
突く。
突く。
突く。
突く。
緑の魔力の先端が鋭利な攻撃となり炸裂、だが、どれも黒刀で簡単に弾かれる。
硬い緑のダイヤモンドのように煌めく刀身。
そして、巨大な山の精霊が出現する。
顔などはない、ただの山だ。
山から穴が開き、ノブナガを飲み込む。
ノブナガは余裕の笑みで、左手から炎を放出させる。
「大火球投《ファイヤーボーリング》!!!!」
炎を纏った左手を高速で自由自在に動かし、火の球体を作り上げ、それは山の精霊並の大きさまで作り上げた。
この数秒間で。一瞬で。
そして、前へピンを当てるように投げ、山の精霊と大火炎球は激突する。
次第に緑の山は炎へ変わり、山の精霊は一瞬で消えた。
グリフォンズ団長は目を見開き、固まる。
刹那。
背後に炎を手にしたノブナガはいた。
ノブナガは左手でグリフォンズ団長の心臓を貫く、炎の手が刺した。
「ぐぐっ……おのれぇ」
「ふふん……あなたの負けです」
グリフォンズは口に血を吐き出し、胸には大きな穴を開けて落下していく。
審判員は勝者アマゾネス陣営と名を上げた。
皆、驚愕して固まったままだった。
これほど強いとは。
恐るべしワロタギルドと。
準決勝。
俺達の相手は黒執事男と扇子で仰ぎながら椅子に座ったお姫様。
こいつらは余裕の表情を崩さない。
シャルマンは笑みを浮かべる。
「正直言って僕達が有利でしょう。敵は一人、しかも魔戦を具現化していない。ロペスがいれば……確実だったが」
「確かにな」
俺は頷く。
ロペスはエドワード伯爵陣営との初戦で怪我をし、病院で治療を受け、命には別状は無いとの事。
すると、ノブナガが眼鏡をカチャカチャと弄《いじ》る。
利発そうな顔立ちで不気味に笑う。
「どうでしょうか。しかしその黒髪の少年は誰でしょうか? 新入りですかな? 相当強い力を感じますが。いや、見覚えが……」
「強力な助っ人だよ」
シャルマンは心にもないてきとーな返答をする。
審判員は「スタート!!!!」と叫ぶ。
俺達は巨大サイズの魔戦に具現化し、先制攻撃をするのはランスロット・パラディン。
「ロペスがいない分、僕が頑張らなくてはね……」
ランスロット・パラディンは敵の頭上へ跳び、黄金に輝く大剣で振り下ろし、眩い光条が放たれる。
ノブナカは一歩引いて、右手に黒刀で攻撃を弾こうとする。
激突。
真ん中で大剣と黒刀の激しい打ち合い、繰り返される。
大剣と黒刀の応酬。
「ガッ!! ガンッ!!!! ガッ!!!!!!! ガン! ガン!」
「さすが……シャルマンギルドの団長様だ」
「褒める程僕は大して力は見せてないよ? 敗北してから言ってくれたまえ!!」
「ふふっ」
ノブナガは跳躍する。
ランスロット・パラディンは頭部を上に向ける。
白金の豪奢な装甲は態勢を保ち、右足を引き、大剣を掲げる。
「王光玉《おうのこうぎょく》!!!!」
大剣の先に発生する光の玉、神々しく君臨する巨大な球体。
凄まじいエネルギー音が轟き、天の雲行きは怪しくなり、雷鳴と稲妻が走る。
次の瞬間、大剣から放たれた。
空中で跳躍しているノブナガに向かって襲いかかる。
球体はまさに光の如し速さ、激しい風圧と共に光の巨大な球体が迫る。
「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!」
上へ吹き飛ばされた白グリフォンにノブナガは猛スピードで袈裟斬りを加える。
「ぐわっ!!」
空中から地面に落下していく負傷した白グリフォン。
余裕の笑みを洩らすノブナガ。
椅子に座ったイザベラは欠伸を漏らし、青いキツネ目で見上げる。
「あまりいじめるなよ? ノブナガよ」
観客席では皆呆気に取られていた。
生身でこれだけやれるのかと。
俺も驚愕していた。
生身ならば、デオデオやアーサーに匹敵するレベルだぞ。
なぜこいつは執事なんだ。
すると、地面から猛スピードで上昇する傷だらけの白金のグリフォンズ団長がいた。
接近する。
ノブナカは眼鏡を弄り、「まだ生きてたんですね」と呟く。
「風山!!!!」
無数の棍棒で突き刺す。
突く。
突く。
突く。
突く。
緑の魔力の先端が鋭利な攻撃となり炸裂、だが、どれも黒刀で簡単に弾かれる。
硬い緑のダイヤモンドのように煌めく刀身。
そして、巨大な山の精霊が出現する。
顔などはない、ただの山だ。
山から穴が開き、ノブナガを飲み込む。
ノブナガは余裕の笑みで、左手から炎を放出させる。
「大火球投《ファイヤーボーリング》!!!!」
炎を纏った左手を高速で自由自在に動かし、火の球体を作り上げ、それは山の精霊並の大きさまで作り上げた。
この数秒間で。一瞬で。
そして、前へピンを当てるように投げ、山の精霊と大火炎球は激突する。
次第に緑の山は炎へ変わり、山の精霊は一瞬で消えた。
グリフォンズ団長は目を見開き、固まる。
刹那。
背後に炎を手にしたノブナガはいた。
ノブナガは左手でグリフォンズ団長の心臓を貫く、炎の手が刺した。
「ぐぐっ……おのれぇ」
「ふふん……あなたの負けです」
グリフォンズは口に血を吐き出し、胸には大きな穴を開けて落下していく。
審判員は勝者アマゾネス陣営と名を上げた。
皆、驚愕して固まったままだった。
これほど強いとは。
恐るべしワロタギルドと。
準決勝。
俺達の相手は黒執事男と扇子で仰ぎながら椅子に座ったお姫様。
こいつらは余裕の表情を崩さない。
シャルマンは笑みを浮かべる。
「正直言って僕達が有利でしょう。敵は一人、しかも魔戦を具現化していない。ロペスがいれば……確実だったが」
「確かにな」
俺は頷く。
ロペスはエドワード伯爵陣営との初戦で怪我をし、病院で治療を受け、命には別状は無いとの事。
すると、ノブナガが眼鏡をカチャカチャと弄《いじ》る。
利発そうな顔立ちで不気味に笑う。
「どうでしょうか。しかしその黒髪の少年は誰でしょうか? 新入りですかな? 相当強い力を感じますが。いや、見覚えが……」
「強力な助っ人だよ」
シャルマンは心にもないてきとーな返答をする。
審判員は「スタート!!!!」と叫ぶ。
俺達は巨大サイズの魔戦に具現化し、先制攻撃をするのはランスロット・パラディン。
「ロペスがいない分、僕が頑張らなくてはね……」
ランスロット・パラディンは敵の頭上へ跳び、黄金に輝く大剣で振り下ろし、眩い光条が放たれる。
ノブナカは一歩引いて、右手に黒刀で攻撃を弾こうとする。
激突。
真ん中で大剣と黒刀の激しい打ち合い、繰り返される。
大剣と黒刀の応酬。
「ガッ!! ガンッ!!!! ガッ!!!!!!! ガン! ガン!」
「さすが……シャルマンギルドの団長様だ」
「褒める程僕は大して力は見せてないよ? 敗北してから言ってくれたまえ!!」
「ふふっ」
ノブナガは跳躍する。
ランスロット・パラディンは頭部を上に向ける。
白金の豪奢な装甲は態勢を保ち、右足を引き、大剣を掲げる。
「王光玉《おうのこうぎょく》!!!!」
大剣の先に発生する光の玉、神々しく君臨する巨大な球体。
凄まじいエネルギー音が轟き、天の雲行きは怪しくなり、雷鳴と稲妻が走る。
次の瞬間、大剣から放たれた。
空中で跳躍しているノブナガに向かって襲いかかる。
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「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!」
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