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1章魔獣になりましょう
悪魔鬼と対決
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谷底は氷と雪が埋め尽くし、一面氷上の世界となる。
その氷上にアタマカラは降り立ち、ポツポツと白い雪を掴み、空を上げた。
勝利したという喜びはない。
あまりにも大事な者を失ったのだから。
悲しげな表情で、前を凝視すると、血の鬼が一歩一歩、蠢く闇を迸らせながら、近づいてきた。
その歪な魔獣に自然は危険を察知し、猛烈な吹雪で、右側の森林一帯に落下させようとする。
ところが、無数の骨の剣がその吹雪を逆方向へ押し返し、頂上へと流れが変わってしまう。
アタマカラも目を見張り、身構える。
恐れはあるが、逃げ出す程ではない。
やはり、先程も鬼団の三鬼との戦闘で、いくらかの強敵に対する耐性はついたのかもしれない。
正体が露わになる。
それほど大きな魔獣ではないが、酷く曲がった角、異様な血の色をした皮膚は化け物だと言わざる負えない。
飛び出た赤い両眼がこちらを見渡し、醜悪に嗤った同時に無数の骨の剣が伸びてきて、アタマカラの顔面に襲ってくる。
強烈な大寒波でその攻撃を封じようとするが、斬撃が作り出した、竜巻で一蹴し、攻撃は続行される。
アタマカラは煙になって移動しようとする。
ところが、悪魔鬼は首を傾げ、舌を出し、嗤う。
「悪魔鬼の分裂」
刹那、アタマカラの逃げた先には悪魔鬼が今まさに骨剣を斬りかかろうかと待ち構えていた。
はっとしたアタマカラは何とか、煙に何とか後退するが、またしても、後ろにいた悪魔鬼の斜めの斬撃を背中に受け、崩れ落ちた。
「ぁぁぁぁぁぁぁ!!」
アタマカラは激しい息切れ、先程の戦闘で大量に魔力を消費したため、体力も限界にきていた。
この目の前にいる悪魔鬼と戦うのは厳し過ぎる。
その苦しそうな表情に、周囲にいる悪魔鬼らは侮蔑の表情で、嗤う。
「キキキキ……よくも我々鬼団を潰してくれたな……そう簡単に貴様を楽に死なせると思うな……キキ」
アタマカラはこの悪魔鬼が鬼団のボスだということを確信する。
同時に、玄奘の憎き敵を思い出す。
掠れそうな声で、尋ねる。
「お前が殺獸鬼か?」
「久しい名だな……そう昔俺様はそう呼ばれていた」
「そうか……俺はお前を倒しにきた」
アタマカラは立ち上がり、悪魔鬼にそう告げた。
次の瞬間、囲む悪魔鬼は無数の骨剣をアタマカラの全身擦れすれに向けた。
緊迫した状況が続くにも関わらず、アタマカラは勇姿は保つ。
悪魔鬼は舌を出し、挑発を繰り返す。
「貴様俺様を倒せ気でいるのか? 見た所レベルは0、かたや俺様レベル700……雲泥の差だ。まあ良い……ここで、貴様は死ぬんだからなぁぁぁぁぁぁぁ!!」
その氷上にアタマカラは降り立ち、ポツポツと白い雪を掴み、空を上げた。
勝利したという喜びはない。
あまりにも大事な者を失ったのだから。
悲しげな表情で、前を凝視すると、血の鬼が一歩一歩、蠢く闇を迸らせながら、近づいてきた。
その歪な魔獣に自然は危険を察知し、猛烈な吹雪で、右側の森林一帯に落下させようとする。
ところが、無数の骨の剣がその吹雪を逆方向へ押し返し、頂上へと流れが変わってしまう。
アタマカラも目を見張り、身構える。
恐れはあるが、逃げ出す程ではない。
やはり、先程も鬼団の三鬼との戦闘で、いくらかの強敵に対する耐性はついたのかもしれない。
正体が露わになる。
それほど大きな魔獣ではないが、酷く曲がった角、異様な血の色をした皮膚は化け物だと言わざる負えない。
飛び出た赤い両眼がこちらを見渡し、醜悪に嗤った同時に無数の骨の剣が伸びてきて、アタマカラの顔面に襲ってくる。
強烈な大寒波でその攻撃を封じようとするが、斬撃が作り出した、竜巻で一蹴し、攻撃は続行される。
アタマカラは煙になって移動しようとする。
ところが、悪魔鬼は首を傾げ、舌を出し、嗤う。
「悪魔鬼の分裂」
刹那、アタマカラの逃げた先には悪魔鬼が今まさに骨剣を斬りかかろうかと待ち構えていた。
はっとしたアタマカラは何とか、煙に何とか後退するが、またしても、後ろにいた悪魔鬼の斜めの斬撃を背中に受け、崩れ落ちた。
「ぁぁぁぁぁぁぁ!!」
アタマカラは激しい息切れ、先程の戦闘で大量に魔力を消費したため、体力も限界にきていた。
この目の前にいる悪魔鬼と戦うのは厳し過ぎる。
その苦しそうな表情に、周囲にいる悪魔鬼らは侮蔑の表情で、嗤う。
「キキキキ……よくも我々鬼団を潰してくれたな……そう簡単に貴様を楽に死なせると思うな……キキ」
アタマカラはこの悪魔鬼が鬼団のボスだということを確信する。
同時に、玄奘の憎き敵を思い出す。
掠れそうな声で、尋ねる。
「お前が殺獸鬼か?」
「久しい名だな……そう昔俺様はそう呼ばれていた」
「そうか……俺はお前を倒しにきた」
アタマカラは立ち上がり、悪魔鬼にそう告げた。
次の瞬間、囲む悪魔鬼は無数の骨剣をアタマカラの全身擦れすれに向けた。
緊迫した状況が続くにも関わらず、アタマカラは勇姿は保つ。
悪魔鬼は舌を出し、挑発を繰り返す。
「貴様俺様を倒せ気でいるのか? 見た所レベルは0、かたや俺様レベル700……雲泥の差だ。まあ良い……ここで、貴様は死ぬんだからなぁぁぁぁぁぁぁ!!」
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