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第一章
5.ブリュンヒルデ王女
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ブランシュはどこか鬱々とした気持ちのまま日々を過ごしていた。
初夜から一ヶ月が経っており、ヴィルフリートは三日に一度夫婦の寝室を訪れる。そのままブランシュを組み敷いて夜の営みを開始するのだが、その行為は義務的なものであり愛情を微塵も感じない。まるで子を産むためのからくり人形のように扱われているように思えて、ブランシュには苦痛だったのだ。
「ブラ……いえ、妃殿下。気晴らしに少し庭園を散歩でもしませんか?」
リリアーナが何度かそう提案してくれたが、他の侍女たちが「妃殿下がそう簡単に外に出てはなりません」と止める。ブランシュに仕えてくれる侍女はリリアーナ以外に四人いるのだが、彼女らとリリアーナの間にも壁があった。
「妃殿下、失礼いたします。王女様がおいでです」
まるでブランシュの内心を具現化したようなどんよりと曇った天気のある日。侍女の一人――名をベネデッタという――がそう報告してきた。
「王女様が?」
思いもよらない訪問者の名に、椅子に座って本を読んでいたブランシュは驚いて立ち上がった。
「妃殿下。妃殿下のほうが王女様より位は上にございます。敬称をつけてはなりません」
別の侍女――カルラという――そう厳しくたしなめてきた。
初夜翌日の朝食の出来事により、ブランシュにあまりサンティエール王国の事情が伝わっていないと察したダミアンとヘンリエッタは王家でのルールを折に触れ説明してくれている。だが二人とも国王と王妃としての公務があるためある程度は侍女たちに任せているのだ。ベネデッタ、カルラ、そして残りの二人――クララとエバという――は、ブランシュの振る舞いに目を光らせ間違っている点があれば指摘してくる。けれどそれはまだ若き王太子妃を想ってというよりもただ命令を遂行しているだけだ。それを言動の端々に感じて、ブランシュにはそれも苦痛だったのだ。
とはいえ、王太子妃となった以上王家のルールは守らねばならない。カルラの指摘に頷いて言い直した。
「ブリュンヒルデ……が、なぜ?」
「私には分かりかねます。お通ししてよろしいでしょうか」
「え、ええ」
ブランシュが頷くと、侍女たちはすぐさま動き出した。ベネデッタがテーブルを移動させ、カルラがお茶を淹れ、クララが焼き菓子を皿に持ってテーブルに置き、エバがブリュンヒルデ王女を招き入れるべく扉のほうへ向かう。各々がするべき職務があらかじめ決まっているのだろう。仕事が早いのは素晴らしいことだが、相変わらず一線を引いたその動作がブランシュには切ない。
「突然の訪問をお許しください、妃殿下。王女様がどうしても妃殿下とお話したいと仰せで」
ブリュンヒルデとともに入ってきた彼女の侍女がそう言って深々と一礼する。ブリュンヒルデは優雅な所作でテーブルにつき、ブランシュも急いで席についた。
「ゲルダ。義姉上様と二人でゆっくり話したいの。人払いを」
「かしこまりました」
ブリュンヒルデにそう命じられ、侍女――ゲルダという名なのだろう――はぴしっと一礼しすぐさま部屋を出て行く。ベネデッタたちもそれに続き、クララに「あなたも来なさい」と言われたリリアーナも慌てた様子で四人に続いた。
「急に来てしまってごめんなさい、義姉上様」
それまで気品ある表情を保っていたブリュンヒルデは、ふわりと花が咲いたような柔らかな笑みを浮かべてそう言った。困惑していたブランシュもすぐに笑みを作り、「いいえ、構いません。一度ゆっくりお話してみたかったの」と返した。
それは事実だ。義理の姉フローラがしてくれたように、ブランシュは義理の妹と親しく交流したかった。けれどブリュンヒルデも王女としての学問に追われているようで、なかなか時間を作ることができなかった。
「お兄様はあんな風に愛想がない方だから、義姉上様が邪険にされているのではないかと思っていたの。家族と離れて嫁いできたのに、あんな方が相手で驚かれたでしょう?」
まだ10歳とは思えないような物言いに驚きつつ、ブランシュは曖昧に苦笑を返す。
「殿下のお人柄は予め存じ上げていたから……」
「エーデンベルクにまで広まっているのね。でもそうでしょう、サンティエールの民は噂好きだし、ああいう王太子の話は喜んで広めるでしょうね」
どこか皮肉めいた口調でブリュンヒルデはそう言った。
「ブリュンヒルデは殿下のことが嫌いなの?」
「ヒルデと呼んで。……嫌いではないけど、私が小さい頃からああいう方だから。少し苦手なの」
「……殿下は昔からあんな感じなのね」
「ええ。お兄様が笑ったのを見たことがないわ」
実の妹でさえ笑顔を見たことがないのか。目を瞠るブランシュに、ブリュンヒルデは寂しそうに笑う。
「エーデンベルクは王族の仲がすごく良好だと聞いたことがあるけれど……この国はそうじゃないの。……私、お母様に抱かれた記憶がほとんどないのよ」
「え……」
信じられなかった。母親に抱かれた記憶がないなんて、そんなことあるのだろうか。
ブランシュは幼い頃から母・ミッシェルに何度も抱っこされた。父であるレオナルドにもだ。それだけではない、第一王子である兄ルークを筆頭とする上の兄姉たちにもだ。そうして家族の情を育んでいた。それがサンティエールの王家にはないというのか。
「王子も王女も、生まれてすぐに乳母がほとんど育てるようになるのよ。国王と王妃は国民すべての親となる……優先すべきは国の民であり、血を分けた子供は二の次ということみたい」
寂しそうな表情を浮かべるブリュンヒルデ。話を聞く限り、幼い頃から彼女は両親と過ごす時間も少なくずっと乳母に育てられてきたのだろう。そしてそれと同時に気づく。この王宮にいる侍女や侍従は、あくまでも義務的に王族に接している。ということはおそらく乳母も同じようにあくまでも職務の一環として育ててきたのだろう。そしてブリュンヒルデは幼い頃から、無条件の愛情を与えられずに育ってきたのだろう。王位継承権のない彼女ですらそうなのだから、王位継承者として厳しく育てられたであろうヴィルフリートはもっと――彼がなぜあそこまで愛想がないのか、ブランシュには分かった気がした。
「ヒルデ……もしよかったら、これからもこうして一緒にお話ししましょう」
ブランシュはそう口にしていた。「えっ」とブリュンヒルデが目を瞠る。
「私も話し相手がいなくて心細いのよ。義父上様や義母上様はお優しいけれど、やっぱり年の近い話し相手がほしいの。ヒルデがもし許してくれるなら、一緒にこうしてお茶をしたりしてもいいかしら?」
その言葉に、見開かれたブリュンヒルデの目が揺れた。そして潤む。
「……嬉しい。ありがとう、義姉上様」
本当に嬉しいのだろう。ブランシュが今まで見たこともない笑顔で、ブリュンヒルデは言った。
初夜から一ヶ月が経っており、ヴィルフリートは三日に一度夫婦の寝室を訪れる。そのままブランシュを組み敷いて夜の営みを開始するのだが、その行為は義務的なものであり愛情を微塵も感じない。まるで子を産むためのからくり人形のように扱われているように思えて、ブランシュには苦痛だったのだ。
「ブラ……いえ、妃殿下。気晴らしに少し庭園を散歩でもしませんか?」
リリアーナが何度かそう提案してくれたが、他の侍女たちが「妃殿下がそう簡単に外に出てはなりません」と止める。ブランシュに仕えてくれる侍女はリリアーナ以外に四人いるのだが、彼女らとリリアーナの間にも壁があった。
「妃殿下、失礼いたします。王女様がおいでです」
まるでブランシュの内心を具現化したようなどんよりと曇った天気のある日。侍女の一人――名をベネデッタという――がそう報告してきた。
「王女様が?」
思いもよらない訪問者の名に、椅子に座って本を読んでいたブランシュは驚いて立ち上がった。
「妃殿下。妃殿下のほうが王女様より位は上にございます。敬称をつけてはなりません」
別の侍女――カルラという――そう厳しくたしなめてきた。
初夜翌日の朝食の出来事により、ブランシュにあまりサンティエール王国の事情が伝わっていないと察したダミアンとヘンリエッタは王家でのルールを折に触れ説明してくれている。だが二人とも国王と王妃としての公務があるためある程度は侍女たちに任せているのだ。ベネデッタ、カルラ、そして残りの二人――クララとエバという――は、ブランシュの振る舞いに目を光らせ間違っている点があれば指摘してくる。けれどそれはまだ若き王太子妃を想ってというよりもただ命令を遂行しているだけだ。それを言動の端々に感じて、ブランシュにはそれも苦痛だったのだ。
とはいえ、王太子妃となった以上王家のルールは守らねばならない。カルラの指摘に頷いて言い直した。
「ブリュンヒルデ……が、なぜ?」
「私には分かりかねます。お通ししてよろしいでしょうか」
「え、ええ」
ブランシュが頷くと、侍女たちはすぐさま動き出した。ベネデッタがテーブルを移動させ、カルラがお茶を淹れ、クララが焼き菓子を皿に持ってテーブルに置き、エバがブリュンヒルデ王女を招き入れるべく扉のほうへ向かう。各々がするべき職務があらかじめ決まっているのだろう。仕事が早いのは素晴らしいことだが、相変わらず一線を引いたその動作がブランシュには切ない。
「突然の訪問をお許しください、妃殿下。王女様がどうしても妃殿下とお話したいと仰せで」
ブリュンヒルデとともに入ってきた彼女の侍女がそう言って深々と一礼する。ブリュンヒルデは優雅な所作でテーブルにつき、ブランシュも急いで席についた。
「ゲルダ。義姉上様と二人でゆっくり話したいの。人払いを」
「かしこまりました」
ブリュンヒルデにそう命じられ、侍女――ゲルダという名なのだろう――はぴしっと一礼しすぐさま部屋を出て行く。ベネデッタたちもそれに続き、クララに「あなたも来なさい」と言われたリリアーナも慌てた様子で四人に続いた。
「急に来てしまってごめんなさい、義姉上様」
それまで気品ある表情を保っていたブリュンヒルデは、ふわりと花が咲いたような柔らかな笑みを浮かべてそう言った。困惑していたブランシュもすぐに笑みを作り、「いいえ、構いません。一度ゆっくりお話してみたかったの」と返した。
それは事実だ。義理の姉フローラがしてくれたように、ブランシュは義理の妹と親しく交流したかった。けれどブリュンヒルデも王女としての学問に追われているようで、なかなか時間を作ることができなかった。
「お兄様はあんな風に愛想がない方だから、義姉上様が邪険にされているのではないかと思っていたの。家族と離れて嫁いできたのに、あんな方が相手で驚かれたでしょう?」
まだ10歳とは思えないような物言いに驚きつつ、ブランシュは曖昧に苦笑を返す。
「殿下のお人柄は予め存じ上げていたから……」
「エーデンベルクにまで広まっているのね。でもそうでしょう、サンティエールの民は噂好きだし、ああいう王太子の話は喜んで広めるでしょうね」
どこか皮肉めいた口調でブリュンヒルデはそう言った。
「ブリュンヒルデは殿下のことが嫌いなの?」
「ヒルデと呼んで。……嫌いではないけど、私が小さい頃からああいう方だから。少し苦手なの」
「……殿下は昔からあんな感じなのね」
「ええ。お兄様が笑ったのを見たことがないわ」
実の妹でさえ笑顔を見たことがないのか。目を瞠るブランシュに、ブリュンヒルデは寂しそうに笑う。
「エーデンベルクは王族の仲がすごく良好だと聞いたことがあるけれど……この国はそうじゃないの。……私、お母様に抱かれた記憶がほとんどないのよ」
「え……」
信じられなかった。母親に抱かれた記憶がないなんて、そんなことあるのだろうか。
ブランシュは幼い頃から母・ミッシェルに何度も抱っこされた。父であるレオナルドにもだ。それだけではない、第一王子である兄ルークを筆頭とする上の兄姉たちにもだ。そうして家族の情を育んでいた。それがサンティエールの王家にはないというのか。
「王子も王女も、生まれてすぐに乳母がほとんど育てるようになるのよ。国王と王妃は国民すべての親となる……優先すべきは国の民であり、血を分けた子供は二の次ということみたい」
寂しそうな表情を浮かべるブリュンヒルデ。話を聞く限り、幼い頃から彼女は両親と過ごす時間も少なくずっと乳母に育てられてきたのだろう。そしてそれと同時に気づく。この王宮にいる侍女や侍従は、あくまでも義務的に王族に接している。ということはおそらく乳母も同じようにあくまでも職務の一環として育ててきたのだろう。そしてブリュンヒルデは幼い頃から、無条件の愛情を与えられずに育ってきたのだろう。王位継承権のない彼女ですらそうなのだから、王位継承者として厳しく育てられたであろうヴィルフリートはもっと――彼がなぜあそこまで愛想がないのか、ブランシュには分かった気がした。
「ヒルデ……もしよかったら、これからもこうして一緒にお話ししましょう」
ブランシュはそう口にしていた。「えっ」とブリュンヒルデが目を瞠る。
「私も話し相手がいなくて心細いのよ。義父上様や義母上様はお優しいけれど、やっぱり年の近い話し相手がほしいの。ヒルデがもし許してくれるなら、一緒にこうしてお茶をしたりしてもいいかしら?」
その言葉に、見開かれたブリュンヒルデの目が揺れた。そして潤む。
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本当に嬉しいのだろう。ブランシュが今まで見たこともない笑顔で、ブリュンヒルデは言った。
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