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1章
5話-純粋-
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小学6年生。
そんなに心配することも無いかもしれないけど
もし道に迷っているとしたら、、、とても不安だと思う。
戻ってくるかもしれないと言っても、、待ってることがもどかしかった。
まことくん、、、。
お兄ちゃんの代わりに舞台に出てるっていう気持ちが
あの気迫のあるダンスをさせるんだろうな、、、。
「杏ちゃん。」
まことくんが、ひょっこり現れた。
「まことくん!ちょっと!どこ行ってたの!?」
「いや、、ちょっと。」
「よかったぁ、、、!心配したんだよ!」
「ごめん。」
「探しにいった2人に電話しなきゃ!よかった!」
「待って!」
まことくんが私の腕を掴んだ。
「え、、?」
「電話しないで。」
「え、、、?何で?」
「ちょっと話したい。」
「話?」
「杏ちゃん、なかちゃんのこと好き?」
「え!?そんな、、出会ったばっかりだからわからないよ、、、」
「今日のお祭り、なかちゃん、杏ちゃんだけ誘おうとしてたよ。」
「へ?」
「僕が声かけなかったら、2人で行くつもりだったと思う。」
「まさか、、。」
「僕、なかちゃんとは結構長く一緒だからわかる。」
まさか、、中田くんが、、。
というか、まことくんがこんなことを言い出すなんて。
なかちゃんまんと呼んでいたのに、いきなりなかちゃんって呼んだことにもびっくりした。
「杏ちゃん、なかちゃんはいい男だよ。」
「え?」
「それだけ、杏ちゃんに伝えたかった。
だからはぐれたふりして、杏ちゃんと話せる機会伺ってた。
、、僕、今日なかちゃんの、邪魔したんだ。
なかちゃん、杏ちゃんと2人で行きたそうな顔してたのに邪魔した。
なかちゃんと遊びたかったんだ。。。
だから、せめてもの罪滅ぼしがしたくて、、、。
なかちゃんは本当にいい奴なんだ!最高の男だ!
それを伝えたかったんだ。」
なんて、、、純粋。
そんなことで、目に涙を浮かべるまことくんが愛おしく思えて、守ってあげたいと思って、、
気がついたら抱きしてめいた。
「え?え?あ、、杏ちゃん?」
「まことくん、、、。
まことくんは、中田くんが大好きなんだね。
大丈夫だよ。
そんなこと気にしなくても。
本当に優しいんだね。まことくんは。」
「杏ちゃん、、。」
「あ、、!ご、、ごめん!」
ハッとして抱きしめていた手を離した。
私は、なんてことを。
は、、、恥ずかしい。
「2人に電話、、するね!」
「うん、、!」
その後2人が帰って来た。
まことくんは、道に迷って怖かったと子供っぽい嘘泣きを見せた。
中田くんもまみもしょうがないなぁと慰めた。
まことくんとの時間、、、。
とても不思議な夜だった。
そんなに心配することも無いかもしれないけど
もし道に迷っているとしたら、、、とても不安だと思う。
戻ってくるかもしれないと言っても、、待ってることがもどかしかった。
まことくん、、、。
お兄ちゃんの代わりに舞台に出てるっていう気持ちが
あの気迫のあるダンスをさせるんだろうな、、、。
「杏ちゃん。」
まことくんが、ひょっこり現れた。
「まことくん!ちょっと!どこ行ってたの!?」
「いや、、ちょっと。」
「よかったぁ、、、!心配したんだよ!」
「ごめん。」
「探しにいった2人に電話しなきゃ!よかった!」
「待って!」
まことくんが私の腕を掴んだ。
「え、、?」
「電話しないで。」
「え、、、?何で?」
「ちょっと話したい。」
「話?」
「杏ちゃん、なかちゃんのこと好き?」
「え!?そんな、、出会ったばっかりだからわからないよ、、、」
「今日のお祭り、なかちゃん、杏ちゃんだけ誘おうとしてたよ。」
「へ?」
「僕が声かけなかったら、2人で行くつもりだったと思う。」
「まさか、、。」
「僕、なかちゃんとは結構長く一緒だからわかる。」
まさか、、中田くんが、、。
というか、まことくんがこんなことを言い出すなんて。
なかちゃんまんと呼んでいたのに、いきなりなかちゃんって呼んだことにもびっくりした。
「杏ちゃん、なかちゃんはいい男だよ。」
「え?」
「それだけ、杏ちゃんに伝えたかった。
だからはぐれたふりして、杏ちゃんと話せる機会伺ってた。
、、僕、今日なかちゃんの、邪魔したんだ。
なかちゃん、杏ちゃんと2人で行きたそうな顔してたのに邪魔した。
なかちゃんと遊びたかったんだ。。。
だから、せめてもの罪滅ぼしがしたくて、、、。
なかちゃんは本当にいい奴なんだ!最高の男だ!
それを伝えたかったんだ。」
なんて、、、純粋。
そんなことで、目に涙を浮かべるまことくんが愛おしく思えて、守ってあげたいと思って、、
気がついたら抱きしてめいた。
「え?え?あ、、杏ちゃん?」
「まことくん、、、。
まことくんは、中田くんが大好きなんだね。
大丈夫だよ。
そんなこと気にしなくても。
本当に優しいんだね。まことくんは。」
「杏ちゃん、、。」
「あ、、!ご、、ごめん!」
ハッとして抱きしめていた手を離した。
私は、なんてことを。
は、、、恥ずかしい。
「2人に電話、、するね!」
「うん、、!」
その後2人が帰って来た。
まことくんは、道に迷って怖かったと子供っぽい嘘泣きを見せた。
中田くんもまみもしょうがないなぁと慰めた。
まことくんとの時間、、、。
とても不思議な夜だった。
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