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『妖怪・豆腐小娘』<人間♂・妖怪♀>
しおりを挟む「そこのお兄さん、豆腐は要りませんか?」
呼び掛けに男は立ち止まり、自分の事かと辺りを見回すと、傘を被り両手で盆を持った娘が、男を見つめているのが視界に飛び込んで来た。
男がジッと見つめ返すと、ニコッと笑い掛けた娘はタッタッタッと男に駆け寄り、豆腐の入った盆を前に差し出した。
「お兄さん、豆腐は如何ですか?」
「え、いやぁ…。別に食いたい気分じゃねえからな…。」
「そう言わず~。お一つ如何ですか?」
「そ、そんなに引っ付くなよ…。」
娘は片手で器用に盆を持ち、男に抱き着く形で豆腐を勧める。
周りの目を気にしながらも、男は腕に当たる娘の柔らかな胸に気が行き、そっとその部分へ目を向けた。
そんな男の視界に映ったのは、少しはだけた衣服の隙間から覗く娘の白い肌と程よく膨らんだ胸元だった。
いけないと思いつつも男は目を逸らす事が出来ず、その内に唾を飲み込むと、娘にある提案を持ち掛けた。
「…そんなに、食って欲しいのかい?」
「っ、是非!」
「だったら、俺の家へ来な。その方が、直ぐに食えるだろ?」
「有難う御座います!!」
男の提案に娘は深々と頭を下げ、顔を上げると、満面の笑みを浮かべた。
言われるまま娘が男の家へ行くと、男は突然娘の持っていた盆を取り上げて、娘に向かって豆腐を投げ付けた。
あまりに突然の出来事に娘が固まっていると、娘の腕を掴んだ男はその勢いのまま娘を押し倒し、衣服に手を掛けて脱がし始めた。
これには娘も抵抗したが、直ぐに男の手によって遮られてしまった。
「いやっ…、何、で…。」
「俺は豆腐を食うだけだ。お前も食わせたがっていただろ?」
「私は、豆腐じゃありません…。やぁ…。」
「こんなに身体中を豆腐まみれにして、今更何を。」
「それは…、お兄さんが、…あっ!」
投げ付けた豆腐を身体中に塗りたくり、味わう様にそれを舐め取って行く男を、娘は恥ずかしさや気持ち悪さから押し退け様と必死に藻掻いた。
けれど、抵抗も虚しく男の手は娘の下半身へと伸びて行き、娘の大切な部分をも弄び始めた。
下半身にまで豆腐を塗り、更に娘のナカにまで詰め込んで行く。
娘の愛液と豆腐を指で掻き混ぜ、混ざり具合を確かめると、我慢の限界だとでも言う様に、男は忙しなく自身のモノを取り出した。
しかし、モノに違和感を感じた男がふっと視線を落とすと、男のモノは緑の様な黒の様な灰色の様なフサフサとした毛の様な物で覆われていて、男は何事かと焦り始めた。
「な、これは…。」
「…ふふふ、カビよ。私の豆腐を食べた人間には、カビが生えるの。それでもう、何も出来ないでしょう?」
「………。」
軽く上体を起こした娘は、どこか男を嘲るかの様に笑い、カビの生えたモノをチラッと見てホッとした。
(身体は汚れたけど、これ以上の事をされなくて良かった…。)
胸を撫で下ろした娘が、自分の衣服を取ろうと手を伸ばしたその時、小さく何か呟いた男は再び娘を押し倒すと、何の前触れも無く自身のモノを娘のナカへと差し込んだ。
「いっ…やぁぁぁぁ~っ!!」
「…こんなんで、止める訳無いだろ!」
「やっ、嫌だ…、いやっ…。」
激しく自らのナカへ出入りを繰り返す男に、何度も娘は止めてくれと懇願したが、男が止める事は無く、結局男が満足するまで娘はナカに出され続けたのだった。
「やぁ…、気持ち悪い…。」
「豆腐と俺とお前の体液でドロドロだな。」
「しかも、カビまで…。」
「なら、次は洗い流すか。俺のも洗わなきゃいけないしな。」
「いやぁぁぁ…。」
終わり
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