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悲劇

「やだぁ。ほんとに？うらやましー」
高校２年生jk真っ盛りな優希。
優希は部活の帰り部活の仲間とファミレスで遊んでいた。
話に夢中になってしまい20時を過ぎていた。
21時には帰っこい。と言われていたので優希は帰ることにした。
みんなとバイバイをして学校の最寄りの駅から電車に乗って所沢駅で降りてそこから歩いて家に帰った。
家に着くと玄関の鍵が空いていた。
「いつもしまっているのにあれ？」
と、思いながら気にせず中に入った。

「ただいまー」
リビングに入るとそこはいつもの暖かい家族ではなく惨く酷い血まみれの家族だった。

ボトッ…
バックが落ちた。
え？
なんだ？
なにが起こってるの？
あれ？
リビングの壁紙の色ってこんなに赤かったっけ？
ただいまおばあちゃん。おじいちゃん。
お父さん今日は帰ってくるの早いね。
お母さん今日の夜ご飯少しでいいや。
優也(弟)テスト期間でしょ？勉強しないでいいの？



「いやぁぁぁぁ！！！！！！！！！！！！！！」


優希はその場で叫んで座り込んだ。

「…お…ね…ぇ…ちゃん…？」
優也が叫び声を聞いて答えた。
優希が急いで血まみれの優也の傍に駆け寄って話かけた。
「優也？優也！！」
「お…ねぇ…ちゃん…。…い…たぃ…よぉ…。」
優也の目は空いてはいるがどこを見ているのかわからなかった。苦しそぉに弱々しかった。
「今。今！助けを呼んだあげる！大丈夫だからね！
今おねぇちゃんが助けて上げるから！！」


それからの記憶はほとんどない。
無我夢中で助けを読んだ。

「大丈夫ですか？優也さん聞こえますか？」
優也はそのまま集中治療室に入って行った。

あれから何時間たっただろう。
私はずっと集中治療室の前の廊下で椅子ではなく地べたに体育座りをしながらうずくまっていた。

ウィーンと、ドアが開いた。
そして、病院の先生が出てきて優希に話しかけた。

「なんとか命は助かりました。ですが…意識が戻るかは優也くんの頑張りしだいです。最悪の場合戻らないと言うことも覚悟してください。」