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No.8 ふじのやま
File:24 初勝利
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俺は棍棒を構え、サチコの方へ走りだした。間合いに入る三歩手前、俺は大きく棍棒を振り上げた。サチコはそれを好機と見るや否や、右の拳を俺の顔面目掛けて突き出した。
コイツの攻撃は予備動作も構えも比較的大きく、軌道も攻撃を繰り出すタイミングも分かり易い。だが避けられねぇ。理由は単純。速過ぎる。拳を繰り出す前に避けようとすれば、当たる方向に拳を突き出して来る。拳を繰り出した後に避けようとすれば、勢いが付いているせいで軌道修正はして来ねぇが、その速度で確実に当てて来る。
だが問題は無ぇ。避けられねぇなら、当たる事を前提に置いて動けば良い。俺は頭を僅かに動かし、サチコの拳を頭蓋骨の丸まった部分で流しながら受ける。痛ぇモンは痛ぇが、正面で受けるよりも遥かにマシだ。
俺はそのままの勢いで棍棒を振り下ろすが、サチコが左腕で受けようとしたのが目に入った。俺は咄嗟に棍棒の先端を液体に戻し、サチコの防御をすり抜けさせる。そして腕の内側まで振り抜いた所で、液体を刃物に形成し直し、サチコの左肩へ走らせる。
当たる軌道だった。防御できる体の部位はこれ以上無く、確実に当たる筈だった。しかし、刃がサチコの左肩へ触れた瞬間、俺が握っていた棍棒は元々進んで居た方向と全く逆の方向へ弾き飛ばされた。防がれた。
俺は体勢を大きく崩す前に棍棒を手放し、サチコが繰り出した左の拳を、加速する前に右腕の鎧で受ける。そして左腕の鎧をジャマダハルへ変形させ、サチコの腹へ向かって走らせる。奴はそれを右手で流し、俺に背中を向けさせる。サチコはがら空きになった俺の左脇腹を力強く殴る。
しかしこれもまた、問題無ぇ。俺は脇腹に血液の鎧を作り出していた。強度は低く、十分な防御とは言えない。だがそれでも、ノーガードで受けるよりもかなりマシになってる。動ける。俺は右腕のよりを変形させ、もう一度攻撃しようとする。
だがそれが完成する一瞬前、俺の左脇腹に、それこそ殴られたような鈍い衝撃が走った。全く警戒していなかったせいで、俺は反応が遅れ、サチコの追撃を許した。俺の体は大きく蹴り飛ばされ、地面に転がった。
「クッソ……厄介過ぎるだろ術式……」
どういう術式だ?空中での直線的な移動、当たった瞬間に弾かれた棍棒、間違い無く止まっていた拳から放たれた衝撃……物を弾く術式とか?これならそれぞれの現象が説明できる。
だが一方で、説明できねぇ事もある。もしも奴の術式が、自分の体、また、それに触れている物体を弾く物とするなら、俺の攻撃全てに対して術式を使わねぇ理由が、手の内を明かさない為以外には無ぇ。体に多大な負荷が掛かる訳でも、魔力や体力の消耗が激しい訳でもねぇのに、使わねぇってのは、どうも不自然に思えて仕方無ぇ。何かの制限でもあるのか?回数か、弾く力の総量か。だとするなら、どの程度の事ならできるのか。
何も分からねぇ。とくれば、術式を使わせ続ける以外に無ぇ。俺は追撃しようとするサチコの拳を避け、そのまま空中へ跳んだ。滞空していれば、奴は俺を叩く為に術式を使う筈。そうなれば……
と考えていると、違和感に気が付いた。地上にサチコが居ねぇ。何処に消えた?俺の視界の外。そして最も合理的なのは……上だ。
その答えに辿り着いた俺が上を向くのと、サチコが振り上げた右足を斧のよう振り下すのは、恐らく同時の事だっただろう。俺は両腕を交差させる事でそれを防ごうとしたが、奴の踵は両腕を、鎧ごと砕き、俺の体を地面に叩き落とした。その直後、サチコは俺の腹の上に、半ば蹴るように着地した。
俺は地面に散らばっていた血液を利用し、無数の剣を作り出し、サチコへ向けた。奴の重心が僅かにずれると同時に、俺は体を捻じる事でサチコの足場を崩した。サチコは体勢を崩しながらも全ての剣を砕いたが、俺への攻撃は無かった。
俺は更に武器を作り出そうとするが、次の武器が出来上がる直前、サチコは俺の足を払い、俺を地面に叩き付け、心臓の真上に拳を当てた。俺は全身を蝙蝠の群れに変え逃げようとするが、その前に、サチコは先程と同じように、俺の心臓の真上から、断続的な衝撃を与え続ける。
鎧が砕け、肋骨が折れていないが故の反発力すら消えて行く。俺のひしゃげた胸部の形が直ぐに戻らなくなるのを見届けると、サチコは俺の胸部から拳を退け、地面に横たわっている俺の姿を見下ろす。
「……これ以上、何かしようとしても無駄ですわ」
「……あ……」
『何故』と言おうとするが、声が上手く出せない。この状態じゃ当たり前か。心臓と肺は潰れ、両腕は砕かれ、血液の武器も対処される。確かに、八方塞がりだ。まぁそれは、これらの状況が現実であればの話だ。
俺の目線はずっと、サチコ本人ではなく、奴の背後の空間に向いている。奴はその事実に気付き、後ろを振り向いた。否。振り向いてしまった。
サチコの背後には、既に砕かれている筈の俺の両腕があった。
「なっ……!」
俺の両腕はサチコの顔面に血の杭を押し当て、その勢いで地面に倒れさせた。
「この程度……!」
「パイルバンカーって知ってるよな?この杭なら、同じ要領でお前の頭を潰せる」
サチコはこちらを睨みながら、「何故?」と問い掛けた。その問いが何に対しての物なのか、疲れ切った今の俺の頭じゃ理解できなかった。取り敢えず、全部説明してみるか。
「両手両足、胸の鎧はさっきの状況を作り出し、お前の意識を俺本体だけに集中させる為に、血液で作り出した偽物だ。本物は気付かれないよう、少しずつ蝙蝠に変えて飛ばしてた。魔術を使った攻撃と俺本人の動きは、先読みされてるみてぇに全部避けられてたから、これだけは魔術を使わず、吸血鬼の特性だけで済ませた。結果お前は、俺の心臓と肺みてぇな臓器を潰し、両腕を砕いたと錯覚した。後は、不意打ちで終わる」
正直賭けだった。もしコイツがもっと早くに術式をフル活用していたら、或いは心臓ではなく、頭部を狙われたら……考えたくもねぇ。
十秒程度経っただろうか。サチコは観念したように両腕を頭の上へ向けて伸ばし、目を閉じた。
「……降参ですわ」
幸子とジョセフとの手合わせが終わった後、私は協会の会長室で、川崎修二とお茶を飲んでいた。微妙に安いお茶を啜りながらお茶菓子を食べていると、休日のような気安さと心地良さを感じられる。
「平和だねぇ……」
「平和かねぇ……」
「なんで疑問形なのかな?」
「では畏れながら地上最強。後ろをご覧ください」
「うん。もう少し目を逸らしていても良いかな?」
「ダメだ」
う~ん憂鬱だ。しかしいつまでも無視できる物じゃない。これは特に、直視するべき時までの猶予が短そうだ。私が覚悟を決めて、と言うか観念して振り向くと、そこには不機嫌そうな、神宮司幸子の姿があった。
「お疲れ様」
「説明していただけるのでしょうねお姉様?私にわざと負けるように言った理由を」
「……『時が来た』じゃ、ダメかな?」
「説明は期待していませんので、それで大丈夫ですわ」
「なら良かった」
取り敢えず、彼らにはある程度の『格』を身に着けてもらった。後は、彼らの運と、ここに至るまでの道程に頼るしか無いか。
「済まなかったね。今度埋め合わせはするから」
「……今『なんでも』と……?」
「言ってないね」
この後、私が彼女の着せ替え人形となったのは、また別のお話。
コイツの攻撃は予備動作も構えも比較的大きく、軌道も攻撃を繰り出すタイミングも分かり易い。だが避けられねぇ。理由は単純。速過ぎる。拳を繰り出す前に避けようとすれば、当たる方向に拳を突き出して来る。拳を繰り出した後に避けようとすれば、勢いが付いているせいで軌道修正はして来ねぇが、その速度で確実に当てて来る。
だが問題は無ぇ。避けられねぇなら、当たる事を前提に置いて動けば良い。俺は頭を僅かに動かし、サチコの拳を頭蓋骨の丸まった部分で流しながら受ける。痛ぇモンは痛ぇが、正面で受けるよりも遥かにマシだ。
俺はそのままの勢いで棍棒を振り下ろすが、サチコが左腕で受けようとしたのが目に入った。俺は咄嗟に棍棒の先端を液体に戻し、サチコの防御をすり抜けさせる。そして腕の内側まで振り抜いた所で、液体を刃物に形成し直し、サチコの左肩へ走らせる。
当たる軌道だった。防御できる体の部位はこれ以上無く、確実に当たる筈だった。しかし、刃がサチコの左肩へ触れた瞬間、俺が握っていた棍棒は元々進んで居た方向と全く逆の方向へ弾き飛ばされた。防がれた。
俺は体勢を大きく崩す前に棍棒を手放し、サチコが繰り出した左の拳を、加速する前に右腕の鎧で受ける。そして左腕の鎧をジャマダハルへ変形させ、サチコの腹へ向かって走らせる。奴はそれを右手で流し、俺に背中を向けさせる。サチコはがら空きになった俺の左脇腹を力強く殴る。
しかしこれもまた、問題無ぇ。俺は脇腹に血液の鎧を作り出していた。強度は低く、十分な防御とは言えない。だがそれでも、ノーガードで受けるよりもかなりマシになってる。動ける。俺は右腕のよりを変形させ、もう一度攻撃しようとする。
だがそれが完成する一瞬前、俺の左脇腹に、それこそ殴られたような鈍い衝撃が走った。全く警戒していなかったせいで、俺は反応が遅れ、サチコの追撃を許した。俺の体は大きく蹴り飛ばされ、地面に転がった。
「クッソ……厄介過ぎるだろ術式……」
どういう術式だ?空中での直線的な移動、当たった瞬間に弾かれた棍棒、間違い無く止まっていた拳から放たれた衝撃……物を弾く術式とか?これならそれぞれの現象が説明できる。
だが一方で、説明できねぇ事もある。もしも奴の術式が、自分の体、また、それに触れている物体を弾く物とするなら、俺の攻撃全てに対して術式を使わねぇ理由が、手の内を明かさない為以外には無ぇ。体に多大な負荷が掛かる訳でも、魔力や体力の消耗が激しい訳でもねぇのに、使わねぇってのは、どうも不自然に思えて仕方無ぇ。何かの制限でもあるのか?回数か、弾く力の総量か。だとするなら、どの程度の事ならできるのか。
何も分からねぇ。とくれば、術式を使わせ続ける以外に無ぇ。俺は追撃しようとするサチコの拳を避け、そのまま空中へ跳んだ。滞空していれば、奴は俺を叩く為に術式を使う筈。そうなれば……
と考えていると、違和感に気が付いた。地上にサチコが居ねぇ。何処に消えた?俺の視界の外。そして最も合理的なのは……上だ。
その答えに辿り着いた俺が上を向くのと、サチコが振り上げた右足を斧のよう振り下すのは、恐らく同時の事だっただろう。俺は両腕を交差させる事でそれを防ごうとしたが、奴の踵は両腕を、鎧ごと砕き、俺の体を地面に叩き落とした。その直後、サチコは俺の腹の上に、半ば蹴るように着地した。
俺は地面に散らばっていた血液を利用し、無数の剣を作り出し、サチコへ向けた。奴の重心が僅かにずれると同時に、俺は体を捻じる事でサチコの足場を崩した。サチコは体勢を崩しながらも全ての剣を砕いたが、俺への攻撃は無かった。
俺は更に武器を作り出そうとするが、次の武器が出来上がる直前、サチコは俺の足を払い、俺を地面に叩き付け、心臓の真上に拳を当てた。俺は全身を蝙蝠の群れに変え逃げようとするが、その前に、サチコは先程と同じように、俺の心臓の真上から、断続的な衝撃を与え続ける。
鎧が砕け、肋骨が折れていないが故の反発力すら消えて行く。俺のひしゃげた胸部の形が直ぐに戻らなくなるのを見届けると、サチコは俺の胸部から拳を退け、地面に横たわっている俺の姿を見下ろす。
「……これ以上、何かしようとしても無駄ですわ」
「……あ……」
『何故』と言おうとするが、声が上手く出せない。この状態じゃ当たり前か。心臓と肺は潰れ、両腕は砕かれ、血液の武器も対処される。確かに、八方塞がりだ。まぁそれは、これらの状況が現実であればの話だ。
俺の目線はずっと、サチコ本人ではなく、奴の背後の空間に向いている。奴はその事実に気付き、後ろを振り向いた。否。振り向いてしまった。
サチコの背後には、既に砕かれている筈の俺の両腕があった。
「なっ……!」
俺の両腕はサチコの顔面に血の杭を押し当て、その勢いで地面に倒れさせた。
「この程度……!」
「パイルバンカーって知ってるよな?この杭なら、同じ要領でお前の頭を潰せる」
サチコはこちらを睨みながら、「何故?」と問い掛けた。その問いが何に対しての物なのか、疲れ切った今の俺の頭じゃ理解できなかった。取り敢えず、全部説明してみるか。
「両手両足、胸の鎧はさっきの状況を作り出し、お前の意識を俺本体だけに集中させる為に、血液で作り出した偽物だ。本物は気付かれないよう、少しずつ蝙蝠に変えて飛ばしてた。魔術を使った攻撃と俺本人の動きは、先読みされてるみてぇに全部避けられてたから、これだけは魔術を使わず、吸血鬼の特性だけで済ませた。結果お前は、俺の心臓と肺みてぇな臓器を潰し、両腕を砕いたと錯覚した。後は、不意打ちで終わる」
正直賭けだった。もしコイツがもっと早くに術式をフル活用していたら、或いは心臓ではなく、頭部を狙われたら……考えたくもねぇ。
十秒程度経っただろうか。サチコは観念したように両腕を頭の上へ向けて伸ばし、目を閉じた。
「……降参ですわ」
幸子とジョセフとの手合わせが終わった後、私は協会の会長室で、川崎修二とお茶を飲んでいた。微妙に安いお茶を啜りながらお茶菓子を食べていると、休日のような気安さと心地良さを感じられる。
「平和だねぇ……」
「平和かねぇ……」
「なんで疑問形なのかな?」
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「ダメだ」
う~ん憂鬱だ。しかしいつまでも無視できる物じゃない。これは特に、直視するべき時までの猶予が短そうだ。私が覚悟を決めて、と言うか観念して振り向くと、そこには不機嫌そうな、神宮司幸子の姿があった。
「お疲れ様」
「説明していただけるのでしょうねお姉様?私にわざと負けるように言った理由を」
「……『時が来た』じゃ、ダメかな?」
「説明は期待していませんので、それで大丈夫ですわ」
「なら良かった」
取り敢えず、彼らにはある程度の『格』を身に着けてもらった。後は、彼らの運と、ここに至るまでの道程に頼るしか無いか。
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