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我、新世界ニ降臨ス
~プロローグ~とある神の死
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「フゥ、もうそろそろ俺も終わりか。」
その場には1人の“神”が立っていた。何か高いビルがある訳でもなく。誰か人が歩いている訳では無い。
例えるなら限りなく広がる砂漠のような場所に彼は立っていた。言ってしまえば、限りなく続く砂漠の世界に一人佇んでいる、と言っても過言では無い。そして、彼は“神”だが、神ではない。
この世で何かした訳でも無い。ただ彼は荒れ果てた世界を自分の足が動かなくなるまで旅しただけである。しかし、彼の通った後の大地には、水が流れ、人々が集まり、文明が再発展して行った。彼からしては歩いて旅をしていたつもりだが、いつの間にか神と崇められる存在になっていたのだ。
だが、彼はもう動けない。唯一の移動の手段だった杖も無くなり、彼はただ立つことしか出来ない。
そして、彼はこの地を果ての地と決め、自らの死を引き換えにこの地を繁栄させることにした。
「もうそろそろかな」
彼は意識を集中させ、考えることを止めた。彼は掠れていく意識の中、すくすくと育っていく。これで、これでいいのだ、少しずつ無くなっていく意識の中、最後の言葉を発した。
「我、新世界の神となり、新世界へ転生す」
そう放ち、彼は崩れ落ちた。そして、彼の亡骸は砂かどうかも分からない物質に変わり、稀にしか吹かない風により、散っていった。
その場には1人の“神”が立っていた。何か高いビルがある訳でもなく。誰か人が歩いている訳では無い。
例えるなら限りなく広がる砂漠のような場所に彼は立っていた。言ってしまえば、限りなく続く砂漠の世界に一人佇んでいる、と言っても過言では無い。そして、彼は“神”だが、神ではない。
この世で何かした訳でも無い。ただ彼は荒れ果てた世界を自分の足が動かなくなるまで旅しただけである。しかし、彼の通った後の大地には、水が流れ、人々が集まり、文明が再発展して行った。彼からしては歩いて旅をしていたつもりだが、いつの間にか神と崇められる存在になっていたのだ。
だが、彼はもう動けない。唯一の移動の手段だった杖も無くなり、彼はただ立つことしか出来ない。
そして、彼はこの地を果ての地と決め、自らの死を引き換えにこの地を繁栄させることにした。
「もうそろそろかな」
彼は意識を集中させ、考えることを止めた。彼は掠れていく意識の中、すくすくと育っていく。これで、これでいいのだ、少しずつ無くなっていく意識の中、最後の言葉を発した。
「我、新世界の神となり、新世界へ転生す」
そう放ち、彼は崩れ落ちた。そして、彼の亡骸は砂かどうかも分からない物質に変わり、稀にしか吹かない風により、散っていった。
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