13 / 20
猫は捨てないでね!※神様より
しおりを挟む
意外にも電話線とLANが配備されていることに驚く。
「電話は知っていたけど、LANケーブルまであるのかよ……」
「それは、以前の神様が着けたものですにゃ」
「え? 先代の神様はネットをしていたのか?」
「それは言えないですにゃ……」
「言えないってなんで?」
「自分のやり方を見つけてほしいという先代の神様の意向ですにゃ」
「そういうのがあるんだな……」
パソコンを開き早速アカウントを作る。アカウント名は……猫神さまっと……。あとは、プロフィール画像を付けて……。カメラが無いことに気付くと、適当に白猫の写真をネットから拾ってきた。
だけど……一体何を配信すればいいのだろうか? 最近ネットに触れていなかったせいか何もいい案がでず、ネットサーフィンをし始めてしまう。
パンッ
パンッ
「え? 誰か来ていたのかよ」
普段なら境内に入れば気付くはずなのだが、ネットに夢中になっていたせいか、参拝者の気配に気づかなかった。
えっと、それで……今回のお願いは……。
"この子の飼い主が見つかりますように……"
飼い主? まさか……。俺は慌てて拝殿前に向かう。すると、小学生くらいの女の子が小さな猫を抱えているのが見えた。
やっぱりそうなのか。予想はしていたのだが、彼女は捨て猫を拾ってきていたようだった。一応様子を見ておこうか。俺は神の力でここまで連れてきた経緯を簡単に見る。
そうか、家で反対され、どうしようもなくなってお願いを……ちょっと待て、俺の能力って猫と喋れるんだよなそれなら普通にこの神社に入れればいいじゃないか!
俺が姿を見せようとすると、巫女姿のミイコが袖を引っ張っるのが分かる。
「ミイコ、どうしたんだよ?」
「今、姿を見せようとしましたよね?」
「そうだよ? あの子の願いを叶えるためなんだけど」
「叶える……すみません。わたしはあの子猫をここで飼おうとしているのではないかと思いまして」
ミイコの不安そうな表情が、ここで預かることができないと言っている様に見える。
「だめなのか? ここは猫神神社だぞ?」
「やっぱり……ここに住める猫は限られているのです、というより本来覚醒した猫又以外はその子にとっても負担になってしまいます」
「負担? 普通に境内で過ごせばいいじゃないか?」
「わたしたち猫又は成猫で、それもある程度生きてきた者でない限りは強制力が働いてしまいます……」
「強制力ってなんだよ?」
「神様も知っているでしょう? あなたの代わりに猫が働いている事を」
「ああ……」
「猫は性質上圧倒的な力のある猫には逆らえません。同等もしくは少し上位であれば問題ありませんが、それ以外は性別が違わない限りは従うように出来ているのです」
それを聞いて俺は、昔テレビで見た自然の掟のようなものを思い出す。ボスネコがいて、群れを従える。それが猫の世界での掟みたいなものだ。
「メス猫だとしたら……ミイコがトップになるのか?」
「メスならそうですね……ですがその両方を従えることが出来る存在がいるのです」
「それって……もしかして、俺?」
「はい……」
思い返してみれば、あのサブローさえ、神様と知ったとたんに態度を変えた。ある程度フランクになっているのは、俺がそれを望まないからだろう。そんな猫界のトップみたいなのが3人もいる様なこの神社は、新入社員が役員三人と住むみたいなものなのか?
「それは、しんどいな……」
「何となく理解して頂けましたか?」
「ああ、でも飼い主を探すのであれば問題ないのだろう?」
「それはもちろん問題ありません、"願い事"なので神の力も使えます!」
「そっか、それならやっぱりあの子と話してくるよ」
俺は、姿を現し女の子の方に向かった。彼女の抱えていた猫は血統のよさそうな深いグレーのオッドアイの猫だった。
「ねぇ?」
「はい……」
声をかけると、女の子は驚いたような表情を見せる。なぜか、少しおびえている様にも見えるのはきのせいなのだろうか?
「由美ちゃん大丈夫にゃ、この方は神様にゃ」
「ちょっと、バラすなよ!」
「あ、はい申し訳ありませんにゃ……」
「そんなに畏まらなくてもいいんだけど……」
そうか、そういえば猫と話せるのはあいつらだけじゃないんだな……。そう考えていると由美ちゃんと呼ばれる女の子が口を開く。
「あ、あの……独り言ですか?」
「え、あ……」
忘れていた、子猫は必死に伝えようとしているが猫と話せるのは俺だけだ。
「わたし、逃げた方がいいですよね……?」
「あー、ちがう、変質者とかじゃないから警察とかは呼ばないで! その、猫! ネコ!」
余計におびえる由美ちゃんは、抱えた猫をみて少し落ち着いた表情を見せる。
「もしかして、飼ってくれるんですか?」
彼女はそういうと、少し明るい表情になる。それと同時に子猫は明らかに固まっている様に見えた。
「自分が飼うわけじゃないのだけど、飼いたい人を紹介できるかもしれないんだ……」
そういうと、子猫はほっと安堵の様子を見せ、力が抜けた。
「神の力を使ってくれるのですかにゃ?」
ちょっとお前は黙ってろと子猫を睨むと、もう一度固まる。それと同時に由美ちゃんが返事をしてくれた。
「本当ですか? あ、でも……」
「何か気になる事でもあるの?」
「新しい飼い主さんを教えてほしいです……この子にまた……」
彼女は葛藤しているのかもしれない。会いに行きたいけど、飼ってほしい。それ以外にもこのあたりの人ならまた会いに来ることが出来るとも考えているのかもしれない。
「わかったよ、決まったらまた神社に来てよ?」
「そしたら、教えてくれるんですか?」
「うん、一緒に会いに行こうか!」
そういうと、彼女の表情が曇る。え、なんで? 俺なにか間違えたことを言っているか?
「わたしも一緒にいきますよ? だから心配しないで?」
すると、後ろからミイコがそう声を掛ける。すると由美ちゃんの表情は明るくなり、元気に返事をした。子猫を受け取り、彼女が帰るのを確認すると早速神の力を使い一番大切に育ててくれそうな人を探した。
だが出てきたのは……。
「これ、リサイクルショップのおじさんじゃねーか!」
「あー、あの人寂しがりやですからね……」
こうして、俺はまたおじさんの所に行くことになった。
「電話は知っていたけど、LANケーブルまであるのかよ……」
「それは、以前の神様が着けたものですにゃ」
「え? 先代の神様はネットをしていたのか?」
「それは言えないですにゃ……」
「言えないってなんで?」
「自分のやり方を見つけてほしいという先代の神様の意向ですにゃ」
「そういうのがあるんだな……」
パソコンを開き早速アカウントを作る。アカウント名は……猫神さまっと……。あとは、プロフィール画像を付けて……。カメラが無いことに気付くと、適当に白猫の写真をネットから拾ってきた。
だけど……一体何を配信すればいいのだろうか? 最近ネットに触れていなかったせいか何もいい案がでず、ネットサーフィンをし始めてしまう。
パンッ
パンッ
「え? 誰か来ていたのかよ」
普段なら境内に入れば気付くはずなのだが、ネットに夢中になっていたせいか、参拝者の気配に気づかなかった。
えっと、それで……今回のお願いは……。
"この子の飼い主が見つかりますように……"
飼い主? まさか……。俺は慌てて拝殿前に向かう。すると、小学生くらいの女の子が小さな猫を抱えているのが見えた。
やっぱりそうなのか。予想はしていたのだが、彼女は捨て猫を拾ってきていたようだった。一応様子を見ておこうか。俺は神の力でここまで連れてきた経緯を簡単に見る。
そうか、家で反対され、どうしようもなくなってお願いを……ちょっと待て、俺の能力って猫と喋れるんだよなそれなら普通にこの神社に入れればいいじゃないか!
俺が姿を見せようとすると、巫女姿のミイコが袖を引っ張っるのが分かる。
「ミイコ、どうしたんだよ?」
「今、姿を見せようとしましたよね?」
「そうだよ? あの子の願いを叶えるためなんだけど」
「叶える……すみません。わたしはあの子猫をここで飼おうとしているのではないかと思いまして」
ミイコの不安そうな表情が、ここで預かることができないと言っている様に見える。
「だめなのか? ここは猫神神社だぞ?」
「やっぱり……ここに住める猫は限られているのです、というより本来覚醒した猫又以外はその子にとっても負担になってしまいます」
「負担? 普通に境内で過ごせばいいじゃないか?」
「わたしたち猫又は成猫で、それもある程度生きてきた者でない限りは強制力が働いてしまいます……」
「強制力ってなんだよ?」
「神様も知っているでしょう? あなたの代わりに猫が働いている事を」
「ああ……」
「猫は性質上圧倒的な力のある猫には逆らえません。同等もしくは少し上位であれば問題ありませんが、それ以外は性別が違わない限りは従うように出来ているのです」
それを聞いて俺は、昔テレビで見た自然の掟のようなものを思い出す。ボスネコがいて、群れを従える。それが猫の世界での掟みたいなものだ。
「メス猫だとしたら……ミイコがトップになるのか?」
「メスならそうですね……ですがその両方を従えることが出来る存在がいるのです」
「それって……もしかして、俺?」
「はい……」
思い返してみれば、あのサブローさえ、神様と知ったとたんに態度を変えた。ある程度フランクになっているのは、俺がそれを望まないからだろう。そんな猫界のトップみたいなのが3人もいる様なこの神社は、新入社員が役員三人と住むみたいなものなのか?
「それは、しんどいな……」
「何となく理解して頂けましたか?」
「ああ、でも飼い主を探すのであれば問題ないのだろう?」
「それはもちろん問題ありません、"願い事"なので神の力も使えます!」
「そっか、それならやっぱりあの子と話してくるよ」
俺は、姿を現し女の子の方に向かった。彼女の抱えていた猫は血統のよさそうな深いグレーのオッドアイの猫だった。
「ねぇ?」
「はい……」
声をかけると、女の子は驚いたような表情を見せる。なぜか、少しおびえている様にも見えるのはきのせいなのだろうか?
「由美ちゃん大丈夫にゃ、この方は神様にゃ」
「ちょっと、バラすなよ!」
「あ、はい申し訳ありませんにゃ……」
「そんなに畏まらなくてもいいんだけど……」
そうか、そういえば猫と話せるのはあいつらだけじゃないんだな……。そう考えていると由美ちゃんと呼ばれる女の子が口を開く。
「あ、あの……独り言ですか?」
「え、あ……」
忘れていた、子猫は必死に伝えようとしているが猫と話せるのは俺だけだ。
「わたし、逃げた方がいいですよね……?」
「あー、ちがう、変質者とかじゃないから警察とかは呼ばないで! その、猫! ネコ!」
余計におびえる由美ちゃんは、抱えた猫をみて少し落ち着いた表情を見せる。
「もしかして、飼ってくれるんですか?」
彼女はそういうと、少し明るい表情になる。それと同時に子猫は明らかに固まっている様に見えた。
「自分が飼うわけじゃないのだけど、飼いたい人を紹介できるかもしれないんだ……」
そういうと、子猫はほっと安堵の様子を見せ、力が抜けた。
「神の力を使ってくれるのですかにゃ?」
ちょっとお前は黙ってろと子猫を睨むと、もう一度固まる。それと同時に由美ちゃんが返事をしてくれた。
「本当ですか? あ、でも……」
「何か気になる事でもあるの?」
「新しい飼い主さんを教えてほしいです……この子にまた……」
彼女は葛藤しているのかもしれない。会いに行きたいけど、飼ってほしい。それ以外にもこのあたりの人ならまた会いに来ることが出来るとも考えているのかもしれない。
「わかったよ、決まったらまた神社に来てよ?」
「そしたら、教えてくれるんですか?」
「うん、一緒に会いに行こうか!」
そういうと、彼女の表情が曇る。え、なんで? 俺なにか間違えたことを言っているか?
「わたしも一緒にいきますよ? だから心配しないで?」
すると、後ろからミイコがそう声を掛ける。すると由美ちゃんの表情は明るくなり、元気に返事をした。子猫を受け取り、彼女が帰るのを確認すると早速神の力を使い一番大切に育ててくれそうな人を探した。
だが出てきたのは……。
「これ、リサイクルショップのおじさんじゃねーか!」
「あー、あの人寂しがりやですからね……」
こうして、俺はまたおじさんの所に行くことになった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる