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異世界転移編
異世界の最後
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今は前ほど退屈には感じていない。
それでも、エリカは特別だった。早まる気持ちを押さえてメールを送る。
「メールを見た、直ぐに向かうからゲートを送ってくれないか?」
家までの足取りが徐々に速度を増していく。
時折メールの更新ボタンを押すと、エリカのメールが届く。あの時の様に添付ファイルが添えられているのが分かる。
家に着くと直ぐ様メールを開く。今回は以前とは違い準備は満タン、俺の携帯には友達のアドレスも入っている。
ファイルがダウンロードされるのを確認すると、直ぐ様中に飛び込む。いつもの目眩が起きるとまた"クロニクル"の世界に着いた。
テントの中、ランプの明かりがぼんやりと光り薄暗く中を照らしている。
「エリカ?」
「ここにいる」
暗い角の方から、エリカの声が聞こえた。
「エリカ、すまない……」
「何の事かはわからないが、構わない」
久しぶりに会うエリカは美しく、迷いが無い様に見える眼差しが魅力的に感じる。だが、どこか違和感を感じる。
「すまない。私はメールを貰ってから考えていたのだが、やはり其方を受け入れる事は出来ない」
俺はエリカの言葉に耳を疑う。
「……なんでだよ……」
「私は修平の事が好きなのだと思う」
「だったらなんで……」
好きだから受け入れられない? 俺はエリカの言っている意味が理解が出来ない。
「同じ様な世界で、同じ様な旅を其方はしてきたのだと思う……だか、今の私には其方はコピーの様にしか見れない。其方は今の私で構わないのか?」
エリカはそう言うと、少し寂しそうな表情を見せる。今までそんな様子を見た記憶はない、エリカはいつだって強く、俺を導いてくれていた。
「其方に問おう。マザーを壊して帰路に着いた時共に過ごした私の事をどう思っていたのだ?」
「それは……」
「なぁ、答えてくれ……其方は同じ見た目であれば、私で無くても良かったのか?」
エリカの目に涙が浮かぶ。
「俺だって……」
「何故私の大切な人達はこうも自分勝手なのだ……」
俺は慰めようと、エリカの肩に手を触れようとすると手を払われた。
「そっか……わかったよ」
「すまない」
エリカの言った事は俺の中でどこかで引っかかっている部分でもあった。
「ところでアドリは?」
「アドリは、ランツェルと一緒に居ると思う」
「あいつら結構仲良くなってんだな、ちょっと顔を見てくるわ」
テントを出ようとすると、エリカは俺の前に立つ。
「もう、このまま帰ってくれないか?」
「なんでだよ?」
「この世界は其方には関係ない世界だ」
「ちょっと待てよ、気持ちは分かるが今の俺はあの後どんな風に過ごしているかを見たいんだよ」
「ダメだ……」
「別に、何もしやしないって」
少し強引に出ようとすると、エリカは俺の腕を掴む。
「なんでだよ……見るくらい別に……」
頑なに止めるエリカに少し腹が立つ。
だが、ある事に気付いた。
あれ? なんでこんなに暗いんだ?
この世界とタイム感は同じはずなのだが?
俺はエリカを振り払うとテントの外に出る。
「なんだよこれ?」
外の世界は暗く、空には亀裂が入っている。
「エリカ、一体なにがあったんだよ?」
「……」
「みんなは? どこに行ったんだ?」
「これは、マザーが壊れて世界が記録出来ていないのだ」
「マザーが……それって、俺のせいで……」
「もう私にはどうすれば良いのかわからない」
エリカはこれを隠す為にあんな事を言っていたのか? だったら何で俺に……。
「すまない、だからもう帰ってくれないか?」
もしかしたら、俺ならどうにか出来ると期待したのか? それとも……。
エリカは、ニッコリ笑うと、
「最後に、修平に会えてよかった」
もしかして、会う為だけに?
「なぁ、エリカ……一緒に来ないか?」
「私はこの世界と共にありたいのだ」
「こっちの世界に、この世界の本体があるんだよな? 1万年前に作られたゲームだって、ドライア様がそんな事言ってたと思うんだけど……」
「そうなんだな……だが、どうするつもりだ?」
「こっちの世界で、それを治す!」
「そんな事ができるのか?」
「分からない。でも、エリカとなら出来る気がするんだ」
「……」
「もう一度、俺と出会ってくれないかな? メル友じゃなくて今度はリア友として……」
「わかった」
そして俺たちは、手を繋いでゲートを潜った。
それでも、エリカは特別だった。早まる気持ちを押さえてメールを送る。
「メールを見た、直ぐに向かうからゲートを送ってくれないか?」
家までの足取りが徐々に速度を増していく。
時折メールの更新ボタンを押すと、エリカのメールが届く。あの時の様に添付ファイルが添えられているのが分かる。
家に着くと直ぐ様メールを開く。今回は以前とは違い準備は満タン、俺の携帯には友達のアドレスも入っている。
ファイルがダウンロードされるのを確認すると、直ぐ様中に飛び込む。いつもの目眩が起きるとまた"クロニクル"の世界に着いた。
テントの中、ランプの明かりがぼんやりと光り薄暗く中を照らしている。
「エリカ?」
「ここにいる」
暗い角の方から、エリカの声が聞こえた。
「エリカ、すまない……」
「何の事かはわからないが、構わない」
久しぶりに会うエリカは美しく、迷いが無い様に見える眼差しが魅力的に感じる。だが、どこか違和感を感じる。
「すまない。私はメールを貰ってから考えていたのだが、やはり其方を受け入れる事は出来ない」
俺はエリカの言葉に耳を疑う。
「……なんでだよ……」
「私は修平の事が好きなのだと思う」
「だったらなんで……」
好きだから受け入れられない? 俺はエリカの言っている意味が理解が出来ない。
「同じ様な世界で、同じ様な旅を其方はしてきたのだと思う……だか、今の私には其方はコピーの様にしか見れない。其方は今の私で構わないのか?」
エリカはそう言うと、少し寂しそうな表情を見せる。今までそんな様子を見た記憶はない、エリカはいつだって強く、俺を導いてくれていた。
「其方に問おう。マザーを壊して帰路に着いた時共に過ごした私の事をどう思っていたのだ?」
「それは……」
「なぁ、答えてくれ……其方は同じ見た目であれば、私で無くても良かったのか?」
エリカの目に涙が浮かぶ。
「俺だって……」
「何故私の大切な人達はこうも自分勝手なのだ……」
俺は慰めようと、エリカの肩に手を触れようとすると手を払われた。
「そっか……わかったよ」
「すまない」
エリカの言った事は俺の中でどこかで引っかかっている部分でもあった。
「ところでアドリは?」
「アドリは、ランツェルと一緒に居ると思う」
「あいつら結構仲良くなってんだな、ちょっと顔を見てくるわ」
テントを出ようとすると、エリカは俺の前に立つ。
「もう、このまま帰ってくれないか?」
「なんでだよ?」
「この世界は其方には関係ない世界だ」
「ちょっと待てよ、気持ちは分かるが今の俺はあの後どんな風に過ごしているかを見たいんだよ」
「ダメだ……」
「別に、何もしやしないって」
少し強引に出ようとすると、エリカは俺の腕を掴む。
「なんでだよ……見るくらい別に……」
頑なに止めるエリカに少し腹が立つ。
だが、ある事に気付いた。
あれ? なんでこんなに暗いんだ?
この世界とタイム感は同じはずなのだが?
俺はエリカを振り払うとテントの外に出る。
「なんだよこれ?」
外の世界は暗く、空には亀裂が入っている。
「エリカ、一体なにがあったんだよ?」
「……」
「みんなは? どこに行ったんだ?」
「これは、マザーが壊れて世界が記録出来ていないのだ」
「マザーが……それって、俺のせいで……」
「もう私にはどうすれば良いのかわからない」
エリカはこれを隠す為にあんな事を言っていたのか? だったら何で俺に……。
「すまない、だからもう帰ってくれないか?」
もしかしたら、俺ならどうにか出来ると期待したのか? それとも……。
エリカは、ニッコリ笑うと、
「最後に、修平に会えてよかった」
もしかして、会う為だけに?
「なぁ、エリカ……一緒に来ないか?」
「私はこの世界と共にありたいのだ」
「こっちの世界に、この世界の本体があるんだよな? 1万年前に作られたゲームだって、ドライア様がそんな事言ってたと思うんだけど……」
「そうなんだな……だが、どうするつもりだ?」
「こっちの世界で、それを治す!」
「そんな事ができるのか?」
「分からない。でも、エリカとなら出来る気がするんだ」
「……」
「もう一度、俺と出会ってくれないかな? メル友じゃなくて今度はリア友として……」
「わかった」
そして俺たちは、手を繋いでゲートを潜った。
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メッセージをありがとうございます!
いい奴を変態にしたい願望です(笑)