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関八州王
初子 新九郎、 歴史の渦を吹き飛ばせ!
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里見勢を追い払い佐倉城の建設はピッチを上げる
外堀、土嚢、空堀などが貼り巡り、多くの食糧庫を抱え、足軽屋敷も併設する。佐倉付近を北条直轄にして、小田原より駆け付けた兵2000と相模の国の農家の次男坊など新天地を求める移住者、近隣農家の纏めなどを行う。
佐倉は3年間の納税免除を敷き、兵2000の兵糧は小田原より運ばれる。
小田、佐竹連合軍は里見の敗北を知り常盤に戻り、下野の宇都宮もそのまま居城を出ることはなかった。
里見義堯は隠居し息子の里見義弘に代を譲った、それだけではなく里見に従っていた上総の真里谷武田家が里見家から離れ北条家に従属を表明。他豪族や国衆も里見から離れていった。
それほどに佐倉の戦いの印象は強く、北条家の強さを浮き彫りにする。
代を譲られた里見義弘も自信を人質として小田原に出向き客将となる。
里見家は元服したばかりの義弘の弟である義頼が継ぐ事になる。
そして北条に従属する代わりに義頼の正室に北条家の姫を要望した。
そして里見の姫も氏政の側室に添えるように嘆願、そうすることで小田原の将となる義弘の安泰を図る為である。
--------------
氏政が小田原に戻ってからも同様なことで大忙しである。
歴史上だと義頼の正室は氏政の娘、鶴姫がなるが・・・まだ生まれていない。それに・・・氏政もこれから生まれるであろう娘をやるつもりはなかった・・氏康の娘で氏政の異母妹である菊姫が義頼の正室となり、安房岡本城を北条の城とすることを条件とした。
そして安房岡本城には北条水軍の将 梶原景宗が城主として入る 安房衆を組み1500騎持ちとなるが、里見水軍を併合し北条水軍をより大きくする事となる。
新たに北条領となる下総の佐倉 安房岡本などの体制を決めそして
小田原預かりとなる里見義弘の処遇・・そして豊姫をだれに嫁がせるかで再び小田原評定が始まった
「下総・上総・安房を制することになった氏政見事である」
「はい」
「そこでだ・・・里見義弘殿・・相模の国、特に小田原周辺は空いている土地がない・・・だが里見家の物という事で小田原衆に組み込むか・・それとも・・・」
氏康は氏政をみる
「相模沼田は石高も上がっておるな氏政」
「はい・・確かに・・・」
「ならば里見義弘は氏政の下につける良いな!」
「はあ・・・」
少し前まで大名の跡取りだった男だ・・面倒な物が舞い込む・・
「して豊姫だが・・わしの息子で元服を済ませているのは、氏政、氏照、氏邦であるが・・氏邦はまだ幼い・・のう用土」
「は・・氏邦様はまだ9歳・・元服を済ませているとはいえそれは頭数をそろえる為でござる」
「ふむ・・それに上州の方を氏邦に任すことになる・・となると正室は上州の者になる」
「では氏照ですか・・確かに14歳の氏照、正室を迎えても」
「いや行かん!氏照は西武蔵を任せる・・八王子に城を築かせ、そこを任せることになる」
「となると?」
「お主しかあるまい、氏政・・豊姫はお転婆と聞くぞ・・・お前に打ってつけであろう」
「はぁ・・・」
里見豊姫・・・伏姫の再来とまで言われたとかいないとか・・・伏姫は初代里見家の姫であの「里見八犬伝」のもモデルか・・この小田原まで噂は広まっている・・・・
だが歴史オタクでもあった前々世界の俺の記憶にはない、この世界に戻ったことで、大分この世界の記憶がよみがえったが豊姫など知らない・・・小田原にまで噂が来るようなら歴史に残ってもいいのだろうが・・・まあ歴史は大きく変わっているからなあ・・・
さてあの3人になんて言うか・・・
----
相模沼田に戻る
もういつ生まれてもおかしくない梅と紅・・それぞれ甲斐から江戸から産婆が派遣されている。
娘を思う親心って奴だろう
豊姫の事はすんなり理解してもらった・・・この国のしきたりなら仕方ない、これからも氏政が強くなれば大名家の娘が側室になる事も多くなるし、有能な家臣の娘などを側室に迎え結びつきを強くするのはこの世界では普通である。
今や伊豆、相模、武蔵、上野、下野、下総、上総、安房と支配地域をもつ北条家の跡取りならもっと増えるだろう、とそれぞれの家から教わっているらしい。
関八州のうち残るは常盤のみとなるが、広大な常盤を守るのは佐竹家と織田家、下野の宇都宮家と関東にもまだあ敵はある・・まだまだ油断は出来まい。
そしてそれは小田原だけではない、織田信長は美濃を制圧し、伊勢に侵攻、近江も反織田になっている、この世界では近江と尾張は婚姻関係を結んでいない、当然だろう、そして戦局は一進一退の様だがよくはないらしい。
それにしては侵攻が遅いのは織田の戦いは酷い有様で、戦う物は皆殺しであり、支配された地域は魑魅魍魎が溢れ、降る国衆などは存在しないからだとか・・
そしてそれは東側にも被害が出ている、今川家は遠江の半分を三河勢である松平家によって落とされている。
だが朗報として全敗ではない・・三河の死人兵は数が増えていないそうだ・・つまり死人兵を作れるのは織田信長だけという事になる。
そして嫌な知らせは織田軍は戦うたびに死人兵が増えていく・・戦をすれば死人が増え・・死人兵になるという事である・・・かなり恐ろしい事である。
そして生きている人間も宗教的に洗脳されていて、死して直、信長様の役に立つなら肉体を差し出すことが至上の喜びである、つまり織田兵は二度死ぬのである。
西側諸国にとっては戦わなければなぶり殺しになり、戦えば更に織田軍が強くなるのだ。
いずれ俺たちは必ず戦うことになる、その為にも東に織田信長に対抗できる強国を作らなくてはいけない。
それもなるべくに早く、だから敵対していた里見家も既に味方である、共に織田信長と戦う味方なのである。
そして19歳となった11月 梅が男の子を生んだ。
次いで12月紅が女の子を産む
俺にとっては前世界前々世界通じて初の子である。 男子の名は新九郎 女の子の名前は 蓮
そう男子は俺の名を引き継いでいる。父である氏康の指図だ。
歴史では北条氏政の嫡子である北条新九郎は元服までしていない。つまりは大人になっていない。
つまりこの子は早くに死ぬ可能性がある。 しかしそれはこの世界ではない。
この世界には梅がいる。
そして紅の子は前々世界では存在しない、そもそも遠山の娘は舎人家に輿入れし、未亡人となり大道寺家と再婚している。 舎人とは今の日暮里周辺を治める国人で江戸衆の一員を担っている。
そして子には梅の金髪も紅の赤髪も受け継いでいない、面影はあるのだがこの辺りは梅の金髪、紅の赤髪は遺伝子とは関係ない物であるのだろう、ただ顔立ちは梅の子であり紅の子である。
前世界でもそうだったが、俺は茶髪の父と赤髪の母の今年生まれながら黒髪黒目である前々世界の特徴を持って生まれた、前世界では子を残していないので絶対ではないが、異世界からの転生者は前世界の顔立ちで生まれるようだ。異世界に言ったら美男子に生まれ変わるという事はないらしい。
そして能力は異世界で育った状態に近くなる。梅や紅、碧をみるにそれは間違いない・・何より俺の身体能力が人間離れしている。
生れた頃のスキルは体力35だった・・これが普通の赤子と思っていたが、他の赤子を見るに体力は1から始まっている。生まれた状態で普通の人間の35倍の身体能力を持っていた事になる。
そして生まれた新九郎の体力は46で、俺が生まれた時より高い。女の子である連は50もある。
これは母体である梅と紅の身体能力も遺伝しているのだろう。
このことからも新九郎が早くに亡くなるという事は考えにくい。そう思いたい。
俺の我儘でもあるが新九郎と蓮は沼田のお屋敷で母と共に育てることとなる。もうすでに戦国のしきたり等はくそくらえ名部分もある、梅も紅も碧もお歯黒は塗っていない。 それに習い家臣団の室もお歯黒を辞めた。
そうすると北条家家臣団は多くの子供が生まれた・・やはり女性はお歯黒がない方が美しい・・その主観は戦国男子も同じである。 難点は既に人妻であるのに美しいので他の男共が色めきだってしまうぐらいだ。
上の世代の婦人方には不評であったが・・羨ましいのであろう・・・中にはお歯黒を落とす為に炭で歯磨きをしているようだ。
完全にお歯黒が落ちるのは難しいが・・次第に北条文化圏ではお歯黒文化は衰退していく。
そして大名の子であっても実の母が育てるのも異例である。子を多く残さないといけない大名家の嫁にとっては子育ては負担である。しかし子を育てる楽しさという者は味わうべきである。なにより前世界の考えが強いこの3人にはそれは受け入れがたい物だろう。
ただ乳母は当てが割れる、梅や紅も乳を与えるが、乳の出が悪いときは乳母の出番である。新九郎の乳母はトキという武家の娘で、蓮の乳母はマサという。共に紺碧衆の女兵士だったが、氏政特戦隊の兵と夫婦になっている。
紅の乳を飲む蓮・・梅の乳を飲む新九郎
小田原はもう冬だが相模沼田は雪がほとんど降らない土地で肌寒いが絹の衣に包まれて赤子達は元気に母親の乳を吸っている。
「あら・・新九郎・・・少しお熱がありますね・・・直しちゃいましょう・・・おーよしよし」
梅には治癒能力が在る、魔力はないが治癒力を持つ。前世界でもあったチャクラでこの世界では気功力のようなものだろう。だがその威力はすさまじい、チャクラは魔法によって患部を治すのではなく、患者の治癒力を高める術である、その為魔力を消費しないのでこの世界でも使用できる治癒術と言える。
「氏政・・・私も子供が欲しい・・・・でもお腹もすいた・・・」
碧も幸せそうに子を抱く二人を見て思うところがあるのだろう・・叔父である綱成も早く孫を見せてくれと頼まれているがこればかりは天に任せよう
「氏様様」
「ホタルか?」
「はい、小田原に安房からの船が到着いたしました・・氏康様より氏政様を連れてくるように風魔衆に伝が来ています」
「わかった・・・」
いよいよ来たか・・新たな家臣 里見義弘に新たな妻、里見豊姫が・・・
外堀、土嚢、空堀などが貼り巡り、多くの食糧庫を抱え、足軽屋敷も併設する。佐倉付近を北条直轄にして、小田原より駆け付けた兵2000と相模の国の農家の次男坊など新天地を求める移住者、近隣農家の纏めなどを行う。
佐倉は3年間の納税免除を敷き、兵2000の兵糧は小田原より運ばれる。
小田、佐竹連合軍は里見の敗北を知り常盤に戻り、下野の宇都宮もそのまま居城を出ることはなかった。
里見義堯は隠居し息子の里見義弘に代を譲った、それだけではなく里見に従っていた上総の真里谷武田家が里見家から離れ北条家に従属を表明。他豪族や国衆も里見から離れていった。
それほどに佐倉の戦いの印象は強く、北条家の強さを浮き彫りにする。
代を譲られた里見義弘も自信を人質として小田原に出向き客将となる。
里見家は元服したばかりの義弘の弟である義頼が継ぐ事になる。
そして北条に従属する代わりに義頼の正室に北条家の姫を要望した。
そして里見の姫も氏政の側室に添えるように嘆願、そうすることで小田原の将となる義弘の安泰を図る為である。
--------------
氏政が小田原に戻ってからも同様なことで大忙しである。
歴史上だと義頼の正室は氏政の娘、鶴姫がなるが・・・まだ生まれていない。それに・・・氏政もこれから生まれるであろう娘をやるつもりはなかった・・氏康の娘で氏政の異母妹である菊姫が義頼の正室となり、安房岡本城を北条の城とすることを条件とした。
そして安房岡本城には北条水軍の将 梶原景宗が城主として入る 安房衆を組み1500騎持ちとなるが、里見水軍を併合し北条水軍をより大きくする事となる。
新たに北条領となる下総の佐倉 安房岡本などの体制を決めそして
小田原預かりとなる里見義弘の処遇・・そして豊姫をだれに嫁がせるかで再び小田原評定が始まった
「下総・上総・安房を制することになった氏政見事である」
「はい」
「そこでだ・・・里見義弘殿・・相模の国、特に小田原周辺は空いている土地がない・・・だが里見家の物という事で小田原衆に組み込むか・・それとも・・・」
氏康は氏政をみる
「相模沼田は石高も上がっておるな氏政」
「はい・・確かに・・・」
「ならば里見義弘は氏政の下につける良いな!」
「はあ・・・」
少し前まで大名の跡取りだった男だ・・面倒な物が舞い込む・・
「して豊姫だが・・わしの息子で元服を済ませているのは、氏政、氏照、氏邦であるが・・氏邦はまだ幼い・・のう用土」
「は・・氏邦様はまだ9歳・・元服を済ませているとはいえそれは頭数をそろえる為でござる」
「ふむ・・それに上州の方を氏邦に任すことになる・・となると正室は上州の者になる」
「では氏照ですか・・確かに14歳の氏照、正室を迎えても」
「いや行かん!氏照は西武蔵を任せる・・八王子に城を築かせ、そこを任せることになる」
「となると?」
「お主しかあるまい、氏政・・豊姫はお転婆と聞くぞ・・・お前に打ってつけであろう」
「はぁ・・・」
里見豊姫・・・伏姫の再来とまで言われたとかいないとか・・・伏姫は初代里見家の姫であの「里見八犬伝」のもモデルか・・この小田原まで噂は広まっている・・・・
だが歴史オタクでもあった前々世界の俺の記憶にはない、この世界に戻ったことで、大分この世界の記憶がよみがえったが豊姫など知らない・・・小田原にまで噂が来るようなら歴史に残ってもいいのだろうが・・・まあ歴史は大きく変わっているからなあ・・・
さてあの3人になんて言うか・・・
----
相模沼田に戻る
もういつ生まれてもおかしくない梅と紅・・それぞれ甲斐から江戸から産婆が派遣されている。
娘を思う親心って奴だろう
豊姫の事はすんなり理解してもらった・・・この国のしきたりなら仕方ない、これからも氏政が強くなれば大名家の娘が側室になる事も多くなるし、有能な家臣の娘などを側室に迎え結びつきを強くするのはこの世界では普通である。
今や伊豆、相模、武蔵、上野、下野、下総、上総、安房と支配地域をもつ北条家の跡取りならもっと増えるだろう、とそれぞれの家から教わっているらしい。
関八州のうち残るは常盤のみとなるが、広大な常盤を守るのは佐竹家と織田家、下野の宇都宮家と関東にもまだあ敵はある・・まだまだ油断は出来まい。
そしてそれは小田原だけではない、織田信長は美濃を制圧し、伊勢に侵攻、近江も反織田になっている、この世界では近江と尾張は婚姻関係を結んでいない、当然だろう、そして戦局は一進一退の様だがよくはないらしい。
それにしては侵攻が遅いのは織田の戦いは酷い有様で、戦う物は皆殺しであり、支配された地域は魑魅魍魎が溢れ、降る国衆などは存在しないからだとか・・
そしてそれは東側にも被害が出ている、今川家は遠江の半分を三河勢である松平家によって落とされている。
だが朗報として全敗ではない・・三河の死人兵は数が増えていないそうだ・・つまり死人兵を作れるのは織田信長だけという事になる。
そして嫌な知らせは織田軍は戦うたびに死人兵が増えていく・・戦をすれば死人が増え・・死人兵になるという事である・・・かなり恐ろしい事である。
そして生きている人間も宗教的に洗脳されていて、死して直、信長様の役に立つなら肉体を差し出すことが至上の喜びである、つまり織田兵は二度死ぬのである。
西側諸国にとっては戦わなければなぶり殺しになり、戦えば更に織田軍が強くなるのだ。
いずれ俺たちは必ず戦うことになる、その為にも東に織田信長に対抗できる強国を作らなくてはいけない。
それもなるべくに早く、だから敵対していた里見家も既に味方である、共に織田信長と戦う味方なのである。
そして19歳となった11月 梅が男の子を生んだ。
次いで12月紅が女の子を産む
俺にとっては前世界前々世界通じて初の子である。 男子の名は新九郎 女の子の名前は 蓮
そう男子は俺の名を引き継いでいる。父である氏康の指図だ。
歴史では北条氏政の嫡子である北条新九郎は元服までしていない。つまりは大人になっていない。
つまりこの子は早くに死ぬ可能性がある。 しかしそれはこの世界ではない。
この世界には梅がいる。
そして紅の子は前々世界では存在しない、そもそも遠山の娘は舎人家に輿入れし、未亡人となり大道寺家と再婚している。 舎人とは今の日暮里周辺を治める国人で江戸衆の一員を担っている。
そして子には梅の金髪も紅の赤髪も受け継いでいない、面影はあるのだがこの辺りは梅の金髪、紅の赤髪は遺伝子とは関係ない物であるのだろう、ただ顔立ちは梅の子であり紅の子である。
前世界でもそうだったが、俺は茶髪の父と赤髪の母の今年生まれながら黒髪黒目である前々世界の特徴を持って生まれた、前世界では子を残していないので絶対ではないが、異世界からの転生者は前世界の顔立ちで生まれるようだ。異世界に言ったら美男子に生まれ変わるという事はないらしい。
そして能力は異世界で育った状態に近くなる。梅や紅、碧をみるにそれは間違いない・・何より俺の身体能力が人間離れしている。
生れた頃のスキルは体力35だった・・これが普通の赤子と思っていたが、他の赤子を見るに体力は1から始まっている。生まれた状態で普通の人間の35倍の身体能力を持っていた事になる。
そして生まれた新九郎の体力は46で、俺が生まれた時より高い。女の子である連は50もある。
これは母体である梅と紅の身体能力も遺伝しているのだろう。
このことからも新九郎が早くに亡くなるという事は考えにくい。そう思いたい。
俺の我儘でもあるが新九郎と蓮は沼田のお屋敷で母と共に育てることとなる。もうすでに戦国のしきたり等はくそくらえ名部分もある、梅も紅も碧もお歯黒は塗っていない。 それに習い家臣団の室もお歯黒を辞めた。
そうすると北条家家臣団は多くの子供が生まれた・・やはり女性はお歯黒がない方が美しい・・その主観は戦国男子も同じである。 難点は既に人妻であるのに美しいので他の男共が色めきだってしまうぐらいだ。
上の世代の婦人方には不評であったが・・羨ましいのであろう・・・中にはお歯黒を落とす為に炭で歯磨きをしているようだ。
完全にお歯黒が落ちるのは難しいが・・次第に北条文化圏ではお歯黒文化は衰退していく。
そして大名の子であっても実の母が育てるのも異例である。子を多く残さないといけない大名家の嫁にとっては子育ては負担である。しかし子を育てる楽しさという者は味わうべきである。なにより前世界の考えが強いこの3人にはそれは受け入れがたい物だろう。
ただ乳母は当てが割れる、梅や紅も乳を与えるが、乳の出が悪いときは乳母の出番である。新九郎の乳母はトキという武家の娘で、蓮の乳母はマサという。共に紺碧衆の女兵士だったが、氏政特戦隊の兵と夫婦になっている。
紅の乳を飲む蓮・・梅の乳を飲む新九郎
小田原はもう冬だが相模沼田は雪がほとんど降らない土地で肌寒いが絹の衣に包まれて赤子達は元気に母親の乳を吸っている。
「あら・・新九郎・・・少しお熱がありますね・・・直しちゃいましょう・・・おーよしよし」
梅には治癒能力が在る、魔力はないが治癒力を持つ。前世界でもあったチャクラでこの世界では気功力のようなものだろう。だがその威力はすさまじい、チャクラは魔法によって患部を治すのではなく、患者の治癒力を高める術である、その為魔力を消費しないのでこの世界でも使用できる治癒術と言える。
「氏政・・・私も子供が欲しい・・・・でもお腹もすいた・・・」
碧も幸せそうに子を抱く二人を見て思うところがあるのだろう・・叔父である綱成も早く孫を見せてくれと頼まれているがこればかりは天に任せよう
「氏様様」
「ホタルか?」
「はい、小田原に安房からの船が到着いたしました・・氏康様より氏政様を連れてくるように風魔衆に伝が来ています」
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