【R18】冷酷公爵に愛されない妻は子どもが欲しい!

mokumoku

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4☆

「でもどうしましょう……」
挨拶回りを終えたフェアリスはお手洗いに逃げ込むと、手を洗いながら鏡の中の自分を見つめた。
しかし自分は何も教えてくれるわけもなく……特にいい案も浮かばないまま、フェアリスはお手洗いから出る。

「はぁ……」

フェアリスがため息をつきながら会場に入ると、一人の男性が「お一人ですか?」と話しかけてきたので、フェアリスはコクリと頷く。
確かに今は一人ぼっちだ。
少し心細さを感じたその時、男性がフェアリスにグラスを差し出してきた。「僕も一人でして……よかったら一杯付き合っていただけませんか?」と


「とても美味しいですね」
フェアリスは初めてのアルコールに少し熱くなった頰を冷やすように手を当てる。グラスに入った水色のお酒は、甘くてとても飲みやすい。

(でもグイグイいってはいけないのよね……)

フェアリスは自分に助言されたことを思い出していた。
――――飲みやすいお酒は酔いやすいです。この前それで令嬢が泥酔してらして――――

「口に合いましたか?よかった」
男性はそういうとフェアリスに飲み進めるように促す。
「……お名前をお伺いしても?」
「そんなそんな、無礼講ではありませんか」男性は飄々とそう言ったけれど……

フェアリスは「私が公爵夫人だったとしてもですか?」と彼の目を真っ直ぐに見た。
男性は少し瞳を揺らし「え?……そ、それは少しまずいですね」とヘラヘラ笑いながら「あ、すみません。連れが」と誤魔化してその場からいなくなった。

(…………怖かった……)

フェアリスはホッと肩の力を抜く。
酔わせて不埒を働く男性もいるから注意しなさい、と自分に言われていた。フェアリスは少しふらつく頭を冷まそうとバルコニーに行くことにした。
(一口しか飲んでいないのに……やっぱり飲みやすいお酒は酔いやすいみたい……)

フラフラと人波を掻き分けていると、腕を引かれたので驚いて顔を上げた。
先ほどの男性なら……場合によっては逃げなければいけない。
しかしフェアリスの予想に反し、そこには心底嫌なものを見るような目で自分を見るバルギアスがいた。
フェアリスはさりげなく腕を振り払い「あ、すみません……少し酔ってしまったみたいで」と彼に告げる。
するとバルギアスはため息をついた後、フェアリスを休憩室へと連れて行った。




「……アルコールに弱いなら控えるべきだ」
腕を組んでそっぽを向くバルギアスにそう言われ、フェアリスは申し訳なくなって俯いた。

まさか自分がこんなにアルコールに弱いとは……
自分を恥じていると、バルギアスがドアノブに手を掛けた。フェアリスはなんだかこれが……彼と二人きりになる最後のチャンスに感じられた。

出ていかれては困る。

アルコールにフワフワした頭が『今しかない』とフェアリスを搔き立てた。

「あの、ま、待ってください」
咄嗟に彼を引き止める言葉が口から飛び出してしまった。
「…………」バルギアスはうっとうしそうに顔を歪めてフェアリスを見た。
フェアリスは自分の浅はかさを少し後悔したけれど……もう交渉は始まってしまったのだ。

「あ、あの……ご相談が」
「……なんですか?」バルギアスは、はあ……とため息をつく。

「私、子どもが欲しくて……あの、抱いていただけませんか?対価として、えっと……旦那様が望むことをなんでもいたします!離縁でも、お掃除でも、何か……えっと旦那様の得になることを!」
「…………」
「旦那様も世継ぎは必要ですよね?どうかこの一度だけ耐えていただけないでしょうか?」
フェアリスは顔の前で手を組むとバルギアスに懇願する。今、この交渉が失敗に終わったら……もうチャンスはないだろう。

「…………」
「お願いします。私……自分の子どもを持つのが夢だったんです!どうか先っぽだけでも!」
フェアリスはその場で土下座を繰り出した。

「…………わかった」
しばらくの沈黙の後、バルギアスはうんざりした様子でそう答える。フェアリスは「ありがとうございます!ありがとうございます!」とベッドに額を擦り付けた。
フェアリスはバルギアスの気が変わらないうちに、とスカートに手を入れると下着を脱いだ。
先ほどまで彼女の秘部を包んでいた小さな布が……パサリと床に落ちる。

――――チャンスはいつあるかわかりませんから!――――

そう言って自分に渡された香油を陰部にたっぷり塗ると、フェアリスは振り返りバルギアスのズボンに手をかける。
(男性は準備が必要なようだから……)
彼がその気になれなければ、この行為はどう足掻いても失敗だ。しかしフェアリスの心配に反して、そこから飛び出してきたのは準備万端ボッキボキの男性器だった。

フェアリスが初めて見る男性器に目を丸くしていると「いや……こ、これは……」とバルギアスが何やら言い出したので、気を削がれては困る!とフェアリスは慌てる。
「男性っていつもこうですよね」
フェアリスは知ったかぶりをして、平静を装うとベッドに仰向けになる。
「あの……旦那様のタイミングでよろしくお願いします」

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