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第五章 ドルトムットの闇
5-35 開発報告
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ナミディアからもたらされる報告書は結構な数になっていた。
ドルトムットに視察に行っていたため、目を通せていないものが多い。
レヴィンは、古い方から報告書や資料に目を通していく。
開墾の状況は上々のようで、順調に耕作地が増えていっているようだ。
ナミディアは海の面しているので、耕作地はかなり内地の方に区割りしてある。
あまり海の方に近いと塩害を起こしかねないからだ。
しかし海から離れると今度は魔の森が近くなってしまうため、警護を厚くする必要があった。レヴィンがドルトムットへ行っている間にも第二、第三の開拓団が派遣されているため、人員は増え続けている。お金はかさむが、警護に回せる人数も増やせるという事なので今のところ問題はないようだ。
海の方でも進展が見られるようだ。
漁師の次男、三男などが小型の船を建造し、漁を開始したらしい。
漁のための網を持参していた者も多く、毎日漁に出ては、魚を獲っているようだ。お陰で、開拓者の食卓には海の幸がのぼり、食生活が豊かになっていると言う。更に、素潜りで貝類を獲る者もいるようで、獲れる魚や貝のイラストが報告書に添付されていた。貝のイラストには、牡蠣に酷似したものがあり、レヴィンの食欲と事業欲が大いに刺激された。養殖なんかをやってみるのもいいかも知れない。
報告書を順を追って読んでいくと同じ様な報告が続くようになってくる。
レヴィンは、それだけ開発が順調に進んでいるのだと思う事にする。
そして、レヴィンは、ナミディア襲撃の報告書を見つける。
豚人を中心とした魔物の集団に襲われたとの事だ。
襲撃してきた魔物の名前が記録されており、魔物の種類が多岐に渡っており、いかに大規模なものだったかが伝わってくる。
その魔物の多さから、豚人の中に魔物使いがいたのでは?と言う推測が書かれていた。魔物の中にも職業を持つ種族がいる事をレヴィンは知っている。
魔物使いがいてもおかしくはないとレヴィンは考えていた。
襲撃自体は、高蜥蜴人、中鬼族、人間が力を合わせて迎え撃ち、何とか撃退したと書かれている。
その報告にレヴィンは満足していた。
色々な種族の共生がレヴィンの理想とするところだ。
怪我人は出たが、死亡した者はいなかったと言う点もレヴィンの機嫌がいい理由の一つであった。
その後もゆっくりと報告書に目を通していくと、レヴィンが楽しみにしているものの一つが出てきた。
それは、地下迷宮の件についての報告書だ。
書いたのはオスカルで、日々の進捗状況が克明に記載されていた。
今のところ、地下十階まで拡張し、一階は通路と小部屋、大部屋を組み合わせた階層にしたそうである。壁はレンガを積み上げた感じにして、床は豪華なカーペットを敷き詰めたかのような感じだと言う。プレートの操作一つで簡単に変更する事ができるので、一体どんな原理なのか気になっていると書き綴ってある。レヴィンはおそらく壁紙を張り替えるような感覚で変更可能なのだろうなと想像を膨らませる。創れる魔物の種類も順調に増えているらしい。それに罠を設置してみたとも書いてある。しかし、罠は動作確認しようにも人間で試す訳にもいかず困っているそうだ。創った魔物で作動させようとしたが、それでは罠が作動しないようである。まだまだ手さぐりでの迷宮創造なのであった。
疲れてきたのでリリナに番茶を入れてもらい、飲みながら資料に目を通す。
次は、宗教勢力の問題が持ち上がっていると言う報告書が見つかった。
レヴィンは、マグナ教の勢力が増長するのを避けるため、神殿クラスの建物ではなく教会程度の規模に抑えようとしていた。
それに伴い、マグナ教の所有する土地もかなり削っていたのであるが、それに不満を持った者達が土地を不法に占拠しているらしい。
レヴィンは、まるで日本の戦後だなと思いつつ、そんな無法は許されないと、騎士候補達に毅然とした態度で臨むように指示の手紙を書く。
再び農業関連の報告書が出てきたので読んでみる。
現在、ナミディアでは地中に魔石で魔法陣を描いて作物を育てる、魔石型魔法陣農法を試しているが、早くも成果が出てきているらしい。
通常の肥料を使った農法より、生育がいいとの報告であった。最初に使用した魔石は低レベルのものなので、これからランクの高い魔石でも試行してみる必要がありそうだ。
費用対効果が高ければ実用化と言う事になるだろう。
長い間、書類と格闘していたレヴィンは、持っていた報告書を置くと、大きく伸びをした。
気づいたら、もうかなりの時間が経っていた。
レヴィンは、今日はこれ位にしておくかと、書類を整理して、リリナに番茶のおかわりを頼むのであった。
ドルトムットに視察に行っていたため、目を通せていないものが多い。
レヴィンは、古い方から報告書や資料に目を通していく。
開墾の状況は上々のようで、順調に耕作地が増えていっているようだ。
ナミディアは海の面しているので、耕作地はかなり内地の方に区割りしてある。
あまり海の方に近いと塩害を起こしかねないからだ。
しかし海から離れると今度は魔の森が近くなってしまうため、警護を厚くする必要があった。レヴィンがドルトムットへ行っている間にも第二、第三の開拓団が派遣されているため、人員は増え続けている。お金はかさむが、警護に回せる人数も増やせるという事なので今のところ問題はないようだ。
海の方でも進展が見られるようだ。
漁師の次男、三男などが小型の船を建造し、漁を開始したらしい。
漁のための網を持参していた者も多く、毎日漁に出ては、魚を獲っているようだ。お陰で、開拓者の食卓には海の幸がのぼり、食生活が豊かになっていると言う。更に、素潜りで貝類を獲る者もいるようで、獲れる魚や貝のイラストが報告書に添付されていた。貝のイラストには、牡蠣に酷似したものがあり、レヴィンの食欲と事業欲が大いに刺激された。養殖なんかをやってみるのもいいかも知れない。
報告書を順を追って読んでいくと同じ様な報告が続くようになってくる。
レヴィンは、それだけ開発が順調に進んでいるのだと思う事にする。
そして、レヴィンは、ナミディア襲撃の報告書を見つける。
豚人を中心とした魔物の集団に襲われたとの事だ。
襲撃してきた魔物の名前が記録されており、魔物の種類が多岐に渡っており、いかに大規模なものだったかが伝わってくる。
その魔物の多さから、豚人の中に魔物使いがいたのでは?と言う推測が書かれていた。魔物の中にも職業を持つ種族がいる事をレヴィンは知っている。
魔物使いがいてもおかしくはないとレヴィンは考えていた。
襲撃自体は、高蜥蜴人、中鬼族、人間が力を合わせて迎え撃ち、何とか撃退したと書かれている。
その報告にレヴィンは満足していた。
色々な種族の共生がレヴィンの理想とするところだ。
怪我人は出たが、死亡した者はいなかったと言う点もレヴィンの機嫌がいい理由の一つであった。
その後もゆっくりと報告書に目を通していくと、レヴィンが楽しみにしているものの一つが出てきた。
それは、地下迷宮の件についての報告書だ。
書いたのはオスカルで、日々の進捗状況が克明に記載されていた。
今のところ、地下十階まで拡張し、一階は通路と小部屋、大部屋を組み合わせた階層にしたそうである。壁はレンガを積み上げた感じにして、床は豪華なカーペットを敷き詰めたかのような感じだと言う。プレートの操作一つで簡単に変更する事ができるので、一体どんな原理なのか気になっていると書き綴ってある。レヴィンはおそらく壁紙を張り替えるような感覚で変更可能なのだろうなと想像を膨らませる。創れる魔物の種類も順調に増えているらしい。それに罠を設置してみたとも書いてある。しかし、罠は動作確認しようにも人間で試す訳にもいかず困っているそうだ。創った魔物で作動させようとしたが、それでは罠が作動しないようである。まだまだ手さぐりでの迷宮創造なのであった。
疲れてきたのでリリナに番茶を入れてもらい、飲みながら資料に目を通す。
次は、宗教勢力の問題が持ち上がっていると言う報告書が見つかった。
レヴィンは、マグナ教の勢力が増長するのを避けるため、神殿クラスの建物ではなく教会程度の規模に抑えようとしていた。
それに伴い、マグナ教の所有する土地もかなり削っていたのであるが、それに不満を持った者達が土地を不法に占拠しているらしい。
レヴィンは、まるで日本の戦後だなと思いつつ、そんな無法は許されないと、騎士候補達に毅然とした態度で臨むように指示の手紙を書く。
再び農業関連の報告書が出てきたので読んでみる。
現在、ナミディアでは地中に魔石で魔法陣を描いて作物を育てる、魔石型魔法陣農法を試しているが、早くも成果が出てきているらしい。
通常の肥料を使った農法より、生育がいいとの報告であった。最初に使用した魔石は低レベルのものなので、これからランクの高い魔石でも試行してみる必要がありそうだ。
費用対効果が高ければ実用化と言う事になるだろう。
長い間、書類と格闘していたレヴィンは、持っていた報告書を置くと、大きく伸びをした。
気づいたら、もうかなりの時間が経っていた。
レヴィンは、今日はこれ位にしておくかと、書類を整理して、リリナに番茶のおかわりを頼むのであった。
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