推しの妹になりました

ましゅ。

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「これからどうなっちゃうのよッ‼︎‼︎‼︎‼︎」
「あ?なずな?」
するとそこに幼馴染の晴翔がタイミングよく現れた。
「はるちゃん泣」
「その呼び方やめろって」
なずなはちょうどいいと思い
「晴翔、今時間ある?あるよね。てか家行っていい?行くね^^」
「えっ?はぁ?!なんだよ?!!?」
と半ば強引に晴翔を捕まえ、家に押しかけた
「おい、どうした?急に」
「とんでもねぇことになったのよ」
晴翔に推しが兄になったこと、そして家から逃げ出してきたことを話した。
「ふ~ん、お前にとってはいいことじゃね?」
「だめだよ良い訳なくない??何時でも生命の危機と隣り合わせの生活だよ?」
「そんな簡単に死なねーっての笑」
「オタク舐めんな」
「それじゃ、どーすんの?家に居れねぇじゃん。もしかして野宿、、、、、、可哀想にな」
「んなわけないじゃん、平日は学校あるし早く行ってギリギリまで帰んなけりゃ良いの。そもそも天音くんが家に居ないデショ。」
「休日も?」
「お仕事忙しいことを願う」
晴翔の家で過ごそうかな~なんて思ったりしたが流石に迷惑かとおもって提案するのはやめた。
「お前逃げ出してきたって言ってたけど、今家に居ないんじゃねーの?」
「あ、そういえば買い物行くって言ってたわ。」
「なら家帰れや」
「えー、いいじゃ~ん晴翔暇でしょ?」
「暇じゃねーわ💢」
晴翔とは赤ちゃんの時から一緒にいる。私のお母さんと晴翔のお母さんが高校時代からの親友なのだ。
「あ!」
「なんだよ」
気がつくと夕方の4時を回っていた。
「夕飯の買い物もして来るって出てきたんだった」
「1人で大丈夫か?」
「一緒に行ってくれんの?」
「行ってやらんこともない」
「アイス奢りとか無しね」
「は?じゃあ行かね~し」
とか言いながらも結局ついてきてくれた。
「うわぁ、マジでありがとう。思ったより荷物多かったから助かった!」
「おう、じゃあまたな」
「んーまたね!」
ふぅ、と深呼吸をして玄関のドアノブに手をかけるそれと同時に扉が開いて、
「あ、なずちゃんおかえり!お義母さん!なずちゃん帰ってきましたよ~!」
「ピャッ。ただいまれす、!、、、」
推しがお出迎え、、?!?!?!
何これ有料コンテンツぢゃん!!!!
「なずちゃんありがとね~、荷物多かったのに大変だったでしょう?ほら、中入っておいで~」
「んぇ、あ、お母さん!」
お母さんすごく安心する、、!!なるべく推しとは目を合わせないように触らないように、、
「なずちゃん、僕が持つよ」
「いや、大丈夫ですよこれくらい!私が持ちますてか持たせてください」
急に距離が近づくので本当に焦った。もし触ったりでもしたら、推しへのセクハラで大炎上、大火事だ恐ろしや~^^;
なずなは荷物を持ちそそくさとキッチンへ向かった
「あらあら、どうしたのかしら~」
「僕嫌われてるのかな?(._.`)」
「そんなわけないじゃな~い、きっと恥ずかしいのよぉ」
「それならいいんですけど」
アッッッッブネェェェェ~~~、、、、!
買ってきたものを冷蔵庫へと移し、学校の課題が~なんて言い訳をして自室へと向かった。
そこで事件勃発
「なーずーちゃん^^」
「ヒョエ」
リビングに推しがいないと思ったら私の部屋の前にスタンバっていたのだ。
「ど、ど、どーしました?^^;;;」
「なずちゃん、僕のこと嫌い、、???」
「はっ?????」
嫌いなわけがないですが???????
だって私の部屋はあなたのグッズだらけだし???
あなたの好きな食べ物、嫌いな食べ物も把握してますし???最近のブームも知ってますし????苦手なことだって、弱点だって知ってますし????
「あ、、弱点(ボソッ)」
「ん??」
「あっ!そこにでっかい虫がッッッ!!!!!!!」
「エ゛ッッッッッッ」
推しが扉の前をずれたその瞬間、いまっ!と部屋に駆け込みドアを閉めた。
推しには申し訳ないけど、私には耐えられん、てか推しの前で推しについて語るなんて出来るわけないじゃん!!!!!!!
「えー?!なずちゃん!!!もぉ、、」
パタパタと立ち去る音を確認して一安心
「あぁ、とんでもねぇ推しだ、、、、。」
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