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35話 一難去ってまた
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「誓言の言葉が婚姻の誓いみたいでしたね。サフィ様と結ばれたみたいで幸せになれました」
3人への譲渡が終わってホッとしていたら、リクがおかしなことを言い出した。
「気づきましたか。俺は生涯をサリス様に捧げるつもりだったので、そのつもりで言葉を考えたのです。感謝してくれてもいいですよ」
カランもおかしいな。
「お前ら、頭大丈夫か?」
「何言ってるんですか。俺がサフィ様のことを好きなこと知ってるでしょう」
そりぁ、これだけ懐かれたら好かれてるのはわかるけどな。
むしろこれで『実は敵でした~』なんて言われたら、俺の女性不信が人間不信にレベルアップしちまうだろ。
「俺だってリクに負けないくらいサリス様のことを想ってますからね」
「いや、だからそれ、かなり濃い主従愛みたいなもんだからな」
正直ちょっとできる感強くて、こっちが引目に思うレベルっていうか。こっちが教えてるつもりだったのが全てお膳立てされてたっていう、めちゃくちゃハイレベルな部下だもんな、お前ら。
俺にはもったいない的なのあるのよ、2人とも。
「違いますよ。俺の好き、わかってなかったんですね。……サフィ様、愛しています。実はキスとかめちゃくちゃしたいと思ってます」
ん?
「お前最低だな。俺はサリス様から求められるまで待てます。幼少の頃からサリス様のお世話をしてきたし……そう考えると信用度がお前とは段違いですねえ。一歩リードか」
ん?ん?
「そんなことはない!信頼度は俺の方が上だ!」
ん?
何を争ってるんだ?
「お前ら俺のこと男だってわかってるよな?」
「もちろんですよ」
いや、わかってないだろ。
「あー、ちょっと落ち着こうか。ほら、一緒に風呂でも入ろうぜ」
「一緒に!?」
「おう、早く入ってこいよー」
さすがに風呂に入って俺の裸見れば男だって気づいて、そんなふざけた気持ちも萎えるだろ。
ぱぱっと服を脱ぎ捨てて風呂に入ると、髪を洗い始めた。
備え付けのシャンプーが高級そうなフローラル系で癒される。自分の金じゃねえと思うと贅沢使いしちまうよなー。
あ、でも中身なくなったら自分で用意するのか?
だとしても今日くらいいっか。
ふふふーん。
「サリス様、髪を洗いますよ」
もこもこに包まれて周りは見えないけど、カラン達がやってきたらしい。
「おーう。よろしく」
自分で洗えるけど、家にいる時はカランが洗ってくれていたのが普通の俺だ。
それに人の手で洗われるの気持ちいい。
お湯で泡を流されて周りが見えるようになると、2人がかりで洗われてる俺と、自分で黙々と洗ってるクリスがいた。
あ、これはアカンやつかもしれん。
「あ、俺も自分でできるから」
「これは俺たちの大事な仕事です」
そ、そうか?
甘えて大丈夫か?
「じゃあクリスのもやってやれよ?」
これじゃあ、俺がクリスを、蔑ろにしてるみたいじゃん。
って、それヤバいやつだから!!
悪役兄ちゃんになるやつ!!
「いや僕はいいよ。自分のことは自分でやらないといけないし、そもそも僕、意識は日本人だしね」
「ニホンジン?」
え、それ言っちゃうの?
こんなにあっさりカミングアウトしちまうの?
「あー、兄さんに日本人なんて言ってもわかんないよね。まあ兄さんは今まで人に傅かれて生活してたんだし、自分で自分のことやるの、ちょっとずつ慣れればいいんじゃない?」
「いや、俺も、自分でできる……」
と口にしたところで、悲しそうな2人が目に入った。
捨てるの?って言ってた時の顔になってるうぅぅ。
正解てどっちだ?!
「けど、今日はお願いしよーかなー……はは」
「はい!サフィ様」
「すぐにお支度しますね」
2人ともすぐ上機嫌になった。
「次はお背中流しますね、はぁ、ツルツル」
「はぁはぁ、俺も、やれます♡」
ってカラン……乳首擦るの長すぎじゃね?
リクの顔も、おかしくね?
「んっ」
くすぐったいし、2人の鼻息荒い。
……まさか、まさかだよな?
本気でお前らホモじゃないよな?
「サフィ様、足開いてください♡」
「い、いや、そこは自分でっ、あっ!」
だからなんで力入んないのかな?!
俺、いま本気で嫌だって思ってるぞ?
「あ、サフィ様の、被ってて可愛いですね♡」
「へ?」
ちろりと俺のサフィ君を見ると、うん、確りと恥ずかしがり屋さんモードだわ。
ていうかこの身体になってからまだ1度もそういう意味で触ったことないしな。
だってな、そういうこと想像しようとすると、嫁さんのあの最後の様子が脳裏に浮かぶっていうか。
そもそもリクと一緒に寝てるせいでそういう機会も訪れないというか。
まだ12歳だしな。
そのうち右手が恋人になる予定だ(泣)。
「ご自分で成されないのですか?精通はしてますよね?」
「ふへ?」
今度は後ろからカランまでサフィ君に触れた。
「あれ?まだしてませんか?」
「え、兄さんまだなの?」
て、クリスお前もうしてんの?
俺より1コ下じゃん。11歳じゃん。
確かにこっちのヤツって体格いいヤツ多いから、クリスは15って言われても違和感ないけどな。
でもそれって主人公補正だと思ってたぞ?
俺、普通に中1くらいの体格だぞ?
「普通10歳頃にはきますから、ちょっと遅いですね。確認しましょう♡」
は?10歳て早くね?
て、待て。
確認ってなんだ。
わーっ、お前らバカなのかよ!
リクの手が泡の滑りを使って俺を擦り上げる。
当然気持ちいいわけで、少しずつ硬度を増すソレがある一点を過ぎたところで痛みに変わった。
それがわかったのだろう。
「サフィ様、少し我慢してください」
「まずは泡を流しましょう」
「て、待て待て待て待て!自分でやれるから!!」
「自分でやれるとは?」
「自分で剥けるから、もう触んな」
これな、マジで痛いやつだろ?
お湯でふやかして少しずつ、すこーしずつやんないと死ねるくらい痛いやつだからな!
「サフィ様、先程ご自分が精通してるかわからなかったのに、なぜこの状態の対処の仕方を知ってるのです?」
そりゃあ俺が結婚を経験したことのある記憶持ちだからだよ、なんて言えるか!
「誰がサリス様の前で、猥談なんかしたのでしょうか」
おかしいな。
カランは笑顔なのに、背中からどす黒いものが出てる気がするんだけど。
「誰です?サリス様にそのようなことを教えたのは」
2回もおんなじこと言うか?
あ、目が、目で殺されそうな気がする。
リクが足の間に身体を入れてるせいで、足は開かれて固定されている。
しかも後ろから抱きつく形になっているカランにサフィ君が人質に取られている。
これ、なんか言わないと解放されないやつじゃね?
「喜山っていう人だったかなー……?」
まあ、この世界にはいないんだけど。
「ほー、で、そのキヤマなる人物はどちらに?」
「っていうか別にそんなのいいだろ!お前らもう離せって!」
キヤマは俺だよ!なんて言えるか、バーカ!
なんとか逃れようと身体を捩ると、カランのサフィ君を掴む力が強まった。
「痛っっ!」
「ダメですよ」
会話中ゆるゆると扱かれ続けて、人質にとられているサフィ君はちゃんと立派なままだ。
って!おい!
いっっっってええぇぇぇ!!!
「おまっ、おまっ!」
バカじゃねーの?!
なんの前触れもなく、力づくでカランがサフィ君をコンニチハさせやがった。
あまりの痛さにポロポロと涙は止まらない。
サフィ君の元気も無くなっちまったぞ。
「サフィ様、いつもみんなを手当てするみたいにご自分でやれますか?」
いつもみたいに?
痛ーいの痛ーいの飛んでけーてやつ?
あの子供騙しの?
それでもやらないよりマシっていうか。
マジ痛すぎて、俺は言われるままにサフィ君に手を伸ばした。
痛いの痛いの飛んでいけー!
ってそんなんで痛くなくなるわけあるかーい!
……って、あ、あれ?痛くない。
「痛み、おさまりましたか?」
「う、うん」
くすんと鼻を啜ると、激痛がおさまったことに力を抜いた。
よかったよー!!
マジで死ぬかと思ったんだかんな!ばかカラン!
「それはよかったですね」
リクがにこりと笑ったから、俺も思わず笑顔になったけど、次の瞬間驚きに変わった。
リクがサフィ君を口に……って、そ、それ、フェラっつーか……普通、男の舐めるの無理じゃね?
「あうっ、や、やめ!」
カランに動きを止められ、リクにはしゃぶられ、この身体はそういうの慣れてないから!
出したら気持ちいいの、俺、知ってるから。
身体が期待して、もう、限界っ!
「あっ、は、リクぅ、離し、て」
聞いてねえし!
そんな美味しそうに舐め回す必要ある?
ってか、出る!
「で、る、からぁ。あ、はな、してぇ」
「だひてくらはい」
咥えたまま喋るなって!
……マジで知らねーぞ。限界だぞっ、あほリク!
「あ、あ、んんん!!」
初めては思ったより疲れた。
「はぁっ、はっ」
気持ち良すぎて、死んだかと思った。
「なんか、面白くないな」
荒い息を整えていると、クリスが何か呟いた。
「な、何?」
カランに凭れたまま、薄目でクリスを見やる。
「一応途中で止める方が辛いかなと思って止めなかったわけだけど。カラン、リク、主人に対してのその行い、覚悟はできてるんだろうな」
「え……クリス?」
「兄さんは黙ってて」
普段よりも低い声で、いつもより硬い声が風呂場に響く。
俺、クリスが怒ってるの初めて見たんだけど。
「兄さん、先に外に出て」
「え?」
「早く。それとも兄さん、尻に突っ込まれたいとか思ってた?」
俺は首が取れそうなくらい首を振って慌てて飛び出した。
どうしよう。
クリスの剣幕に思わず出てきちゃったけど、2人とも大丈夫かな。
めちゃくちゃ怒ってたもんな、クリス。
ってか、あいつら勃ってた。
めっちゃ勃ってた。
マジで俺で興奮するんだ。
どうしよう……どうしたらいい?
何がって、嫌じゃなかったことだよ。
嫌悪感なかったってどういうことだし。
き、気持ちよかったし。
俺、ホモじゃねえはずだよな?
けど、女は怖いていうか、もう信用できないんだ。そういう意味では。
だから、もう恋愛ごとには縁がないままなんだって、それでいいって思ってたのに。
なのにアイツらの気持ちが嬉しいって、どういうことだよ。
なんでアイツらなら裏切らないって思えるんだよ。
俺、そういう気持ちではアイツらのこと考えたことがねえんだけど…………アイツらからの好意は、すっげえ嬉しいって思っちまった。
「ああああ、もう!なんだよ、これぇ」
でも、でもな。
あいつらのアレ。
アレはダメだろ。
だって、俺の知ってる日本人のサイズじゃなかったぞ?
3人への譲渡が終わってホッとしていたら、リクがおかしなことを言い出した。
「気づきましたか。俺は生涯をサリス様に捧げるつもりだったので、そのつもりで言葉を考えたのです。感謝してくれてもいいですよ」
カランもおかしいな。
「お前ら、頭大丈夫か?」
「何言ってるんですか。俺がサフィ様のことを好きなこと知ってるでしょう」
そりぁ、これだけ懐かれたら好かれてるのはわかるけどな。
むしろこれで『実は敵でした~』なんて言われたら、俺の女性不信が人間不信にレベルアップしちまうだろ。
「俺だってリクに負けないくらいサリス様のことを想ってますからね」
「いや、だからそれ、かなり濃い主従愛みたいなもんだからな」
正直ちょっとできる感強くて、こっちが引目に思うレベルっていうか。こっちが教えてるつもりだったのが全てお膳立てされてたっていう、めちゃくちゃハイレベルな部下だもんな、お前ら。
俺にはもったいない的なのあるのよ、2人とも。
「違いますよ。俺の好き、わかってなかったんですね。……サフィ様、愛しています。実はキスとかめちゃくちゃしたいと思ってます」
ん?
「お前最低だな。俺はサリス様から求められるまで待てます。幼少の頃からサリス様のお世話をしてきたし……そう考えると信用度がお前とは段違いですねえ。一歩リードか」
ん?ん?
「そんなことはない!信頼度は俺の方が上だ!」
ん?
何を争ってるんだ?
「お前ら俺のこと男だってわかってるよな?」
「もちろんですよ」
いや、わかってないだろ。
「あー、ちょっと落ち着こうか。ほら、一緒に風呂でも入ろうぜ」
「一緒に!?」
「おう、早く入ってこいよー」
さすがに風呂に入って俺の裸見れば男だって気づいて、そんなふざけた気持ちも萎えるだろ。
ぱぱっと服を脱ぎ捨てて風呂に入ると、髪を洗い始めた。
備え付けのシャンプーが高級そうなフローラル系で癒される。自分の金じゃねえと思うと贅沢使いしちまうよなー。
あ、でも中身なくなったら自分で用意するのか?
だとしても今日くらいいっか。
ふふふーん。
「サリス様、髪を洗いますよ」
もこもこに包まれて周りは見えないけど、カラン達がやってきたらしい。
「おーう。よろしく」
自分で洗えるけど、家にいる時はカランが洗ってくれていたのが普通の俺だ。
それに人の手で洗われるの気持ちいい。
お湯で泡を流されて周りが見えるようになると、2人がかりで洗われてる俺と、自分で黙々と洗ってるクリスがいた。
あ、これはアカンやつかもしれん。
「あ、俺も自分でできるから」
「これは俺たちの大事な仕事です」
そ、そうか?
甘えて大丈夫か?
「じゃあクリスのもやってやれよ?」
これじゃあ、俺がクリスを、蔑ろにしてるみたいじゃん。
って、それヤバいやつだから!!
悪役兄ちゃんになるやつ!!
「いや僕はいいよ。自分のことは自分でやらないといけないし、そもそも僕、意識は日本人だしね」
「ニホンジン?」
え、それ言っちゃうの?
こんなにあっさりカミングアウトしちまうの?
「あー、兄さんに日本人なんて言ってもわかんないよね。まあ兄さんは今まで人に傅かれて生活してたんだし、自分で自分のことやるの、ちょっとずつ慣れればいいんじゃない?」
「いや、俺も、自分でできる……」
と口にしたところで、悲しそうな2人が目に入った。
捨てるの?って言ってた時の顔になってるうぅぅ。
正解てどっちだ?!
「けど、今日はお願いしよーかなー……はは」
「はい!サフィ様」
「すぐにお支度しますね」
2人ともすぐ上機嫌になった。
「次はお背中流しますね、はぁ、ツルツル」
「はぁはぁ、俺も、やれます♡」
ってカラン……乳首擦るの長すぎじゃね?
リクの顔も、おかしくね?
「んっ」
くすぐったいし、2人の鼻息荒い。
……まさか、まさかだよな?
本気でお前らホモじゃないよな?
「サフィ様、足開いてください♡」
「い、いや、そこは自分でっ、あっ!」
だからなんで力入んないのかな?!
俺、いま本気で嫌だって思ってるぞ?
「あ、サフィ様の、被ってて可愛いですね♡」
「へ?」
ちろりと俺のサフィ君を見ると、うん、確りと恥ずかしがり屋さんモードだわ。
ていうかこの身体になってからまだ1度もそういう意味で触ったことないしな。
だってな、そういうこと想像しようとすると、嫁さんのあの最後の様子が脳裏に浮かぶっていうか。
そもそもリクと一緒に寝てるせいでそういう機会も訪れないというか。
まだ12歳だしな。
そのうち右手が恋人になる予定だ(泣)。
「ご自分で成されないのですか?精通はしてますよね?」
「ふへ?」
今度は後ろからカランまでサフィ君に触れた。
「あれ?まだしてませんか?」
「え、兄さんまだなの?」
て、クリスお前もうしてんの?
俺より1コ下じゃん。11歳じゃん。
確かにこっちのヤツって体格いいヤツ多いから、クリスは15って言われても違和感ないけどな。
でもそれって主人公補正だと思ってたぞ?
俺、普通に中1くらいの体格だぞ?
「普通10歳頃にはきますから、ちょっと遅いですね。確認しましょう♡」
は?10歳て早くね?
て、待て。
確認ってなんだ。
わーっ、お前らバカなのかよ!
リクの手が泡の滑りを使って俺を擦り上げる。
当然気持ちいいわけで、少しずつ硬度を増すソレがある一点を過ぎたところで痛みに変わった。
それがわかったのだろう。
「サフィ様、少し我慢してください」
「まずは泡を流しましょう」
「て、待て待て待て待て!自分でやれるから!!」
「自分でやれるとは?」
「自分で剥けるから、もう触んな」
これな、マジで痛いやつだろ?
お湯でふやかして少しずつ、すこーしずつやんないと死ねるくらい痛いやつだからな!
「サフィ様、先程ご自分が精通してるかわからなかったのに、なぜこの状態の対処の仕方を知ってるのです?」
そりゃあ俺が結婚を経験したことのある記憶持ちだからだよ、なんて言えるか!
「誰がサリス様の前で、猥談なんかしたのでしょうか」
おかしいな。
カランは笑顔なのに、背中からどす黒いものが出てる気がするんだけど。
「誰です?サリス様にそのようなことを教えたのは」
2回もおんなじこと言うか?
あ、目が、目で殺されそうな気がする。
リクが足の間に身体を入れてるせいで、足は開かれて固定されている。
しかも後ろから抱きつく形になっているカランにサフィ君が人質に取られている。
これ、なんか言わないと解放されないやつじゃね?
「喜山っていう人だったかなー……?」
まあ、この世界にはいないんだけど。
「ほー、で、そのキヤマなる人物はどちらに?」
「っていうか別にそんなのいいだろ!お前らもう離せって!」
キヤマは俺だよ!なんて言えるか、バーカ!
なんとか逃れようと身体を捩ると、カランのサフィ君を掴む力が強まった。
「痛っっ!」
「ダメですよ」
会話中ゆるゆると扱かれ続けて、人質にとられているサフィ君はちゃんと立派なままだ。
って!おい!
いっっっってええぇぇぇ!!!
「おまっ、おまっ!」
バカじゃねーの?!
なんの前触れもなく、力づくでカランがサフィ君をコンニチハさせやがった。
あまりの痛さにポロポロと涙は止まらない。
サフィ君の元気も無くなっちまったぞ。
「サフィ様、いつもみんなを手当てするみたいにご自分でやれますか?」
いつもみたいに?
痛ーいの痛ーいの飛んでけーてやつ?
あの子供騙しの?
それでもやらないよりマシっていうか。
マジ痛すぎて、俺は言われるままにサフィ君に手を伸ばした。
痛いの痛いの飛んでいけー!
ってそんなんで痛くなくなるわけあるかーい!
……って、あ、あれ?痛くない。
「痛み、おさまりましたか?」
「う、うん」
くすんと鼻を啜ると、激痛がおさまったことに力を抜いた。
よかったよー!!
マジで死ぬかと思ったんだかんな!ばかカラン!
「それはよかったですね」
リクがにこりと笑ったから、俺も思わず笑顔になったけど、次の瞬間驚きに変わった。
リクがサフィ君を口に……って、そ、それ、フェラっつーか……普通、男の舐めるの無理じゃね?
「あうっ、や、やめ!」
カランに動きを止められ、リクにはしゃぶられ、この身体はそういうの慣れてないから!
出したら気持ちいいの、俺、知ってるから。
身体が期待して、もう、限界っ!
「あっ、は、リクぅ、離し、て」
聞いてねえし!
そんな美味しそうに舐め回す必要ある?
ってか、出る!
「で、る、からぁ。あ、はな、してぇ」
「だひてくらはい」
咥えたまま喋るなって!
……マジで知らねーぞ。限界だぞっ、あほリク!
「あ、あ、んんん!!」
初めては思ったより疲れた。
「はぁっ、はっ」
気持ち良すぎて、死んだかと思った。
「なんか、面白くないな」
荒い息を整えていると、クリスが何か呟いた。
「な、何?」
カランに凭れたまま、薄目でクリスを見やる。
「一応途中で止める方が辛いかなと思って止めなかったわけだけど。カラン、リク、主人に対してのその行い、覚悟はできてるんだろうな」
「え……クリス?」
「兄さんは黙ってて」
普段よりも低い声で、いつもより硬い声が風呂場に響く。
俺、クリスが怒ってるの初めて見たんだけど。
「兄さん、先に外に出て」
「え?」
「早く。それとも兄さん、尻に突っ込まれたいとか思ってた?」
俺は首が取れそうなくらい首を振って慌てて飛び出した。
どうしよう。
クリスの剣幕に思わず出てきちゃったけど、2人とも大丈夫かな。
めちゃくちゃ怒ってたもんな、クリス。
ってか、あいつら勃ってた。
めっちゃ勃ってた。
マジで俺で興奮するんだ。
どうしよう……どうしたらいい?
何がって、嫌じゃなかったことだよ。
嫌悪感なかったってどういうことだし。
き、気持ちよかったし。
俺、ホモじゃねえはずだよな?
けど、女は怖いていうか、もう信用できないんだ。そういう意味では。
だから、もう恋愛ごとには縁がないままなんだって、それでいいって思ってたのに。
なのにアイツらの気持ちが嬉しいって、どういうことだよ。
なんでアイツらなら裏切らないって思えるんだよ。
俺、そういう気持ちではアイツらのこと考えたことがねえんだけど…………アイツらからの好意は、すっげえ嬉しいって思っちまった。
「ああああ、もう!なんだよ、これぇ」
でも、でもな。
あいつらのアレ。
アレはダメだろ。
だって、俺の知ってる日本人のサイズじゃなかったぞ?
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