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49話 後始末
カランとシフォンに支えられて起き上がると、ベルフォンスは剣に貫かれて事切れていた。
ダリアンとリクがその身体から剣を引き抜くのと、クリスの浄化の炎が激しく上がるのが同時だった。
黒が焼き尽くされると空から雨が降り始め、その上空、大きな青い龍が現れた。
青い炎の上に現れた青い龍は、元から一対であったかのように人々には見えた。
まるで大きな青い神が、クリスの浄化を援護しているように見えたのだ。
洗脳から解かれた人々は呆然とそれを見上げ、そこに言葉はなかった。
この長い苦しみが、今日で終わったことだけはわかる。
そして、怨嗟の大元が既にこの世にいないことも。
じわりじわりと喜びが湧いてきて、どこからか起きた歓声は次第に大きく響いた。
そして雨の降り続ける中、人々は帰っていった。
残るは、王族の面々と、重い空気。
「ベルフォンスは、父に成り代わりたかったのだな」
薄々気づいていたそんな言葉を皮切りに、王は妃と向かいあった。
祖父を同じくする父と彼。
ほんの少し違いで、この国に君臨していたのは彼の方だったのかもしれないのだから。
遠過ぎれば見ることすらない夢も、手の届くところにいてしまえば、それを掴み取りたいと、掴み取れると錯覚してしまうものだ。
「我はあの頃の其方を愛していたよ。父と母のように、其方を大切に慈しむ未来を、共に歩めると信じていた。それがたとえ、ベルフォンスの掌の上であっても」
一度も立ち上がることもなく、妃はハラハラと泣いた。
「……父に、言われたのです。弱い私では、夫の手綱を握れぬような私では、すぐに飽きられて棄てられると。陛下の愛を信じられなかった、私が愚かでした」
それはとても小さな声だったけれど、何故か皆の耳に届いた。
「一妃の命を奪い国を混乱させた罪は重い。二妃の全ての権利を剥奪し、生涯幽閉の身とする」
「……はい」
ほんの僅か、王と妃の視線は絡んだ。
「ダリアミルの処遇については、ベルフォンスをその手にかけたことを評価して、王族から籍を抜くに留め、我が弟ハシナウスへ養子に出すこととする」
ダリアンは王の言葉を受け、姿勢を正した。
ハシナウスはベルフォンスからダリアミルを遠ざけ、正しい王族としての務めを教育した王弟であり、国を守る騎士団の長である。
ハシナウスの元、ダリアミルはきっと国を守るにふさわしい騎士となるだろうと誰もが思った。
「シルベールについては、母の罪を償うため、修道院にてその生涯を全うせよ。国の安寧を祈りなさい」
その宣言を聞いた妃の手は大きく震えていた。
自身の子の行末までも、左右する業だと今更ながらに知ったのだ。
「さすれば、民の恨みもこれ以上には膨らむまい」
眉を下げて娘を見る王とは違い、シルベールは背筋をのばして凛と立っていた。
覚悟の決まった顔だった。
シルベールを惜しむ侍女達のすすり泣きに、彼女の人柄も知れた。
そしてクリスが……眩しそうにそんな彼女を見ていた。
俺はそっと天を仰いだ。
俺が話をきちんと知っていたら、変えられただろうか。
クリスに自分のことを打ち明けていたら、今とは違う結末を迎えていたかもしれない。
「さて、ミニマムの、兄弟よ」
「へ?はい!」
「はい」
「サリスフィーナよ。其方はルイベル川の浄化のみならず、アマデウル川の浄化にも尽力してくれた。今回のこの騒ぎの鎮圧も、其方の力が大きかっただろう。故に、其方に褒美を与えねばならぬ。其方の望みを申し出よ」
前にもこんなこと、あったな。
俺はちらりとリクを見て、それからクリスを見た。
俺の、望み。
と。
俺の、罪。
「私の、私の我が儘を叶えてくださるのなら、シルベール様をください。私の可愛い弟に、可愛い嫁を見つけてやるのが兄の務めだと思ってきました」
そこで、息を大きく吸った。
頑張れ、俺。
「兄さん?」
「サリスフィーナ様?」
2人の運命を、運命のままに。
この世界がストーリーから大きく外れることがないのなら、きっと大丈夫だ。
「国の安寧を、クリスが浄化する横で、シルベール様が共に祈ってくださるのであれば、一番苦しんだビアイラの民が喜びます」
そう、仕向けよう。
俺にはそのための知恵がある。
一度成人した経験のある、俺になら出来ること。
「国を混乱に貶めた母の血を引く者が、そのような処遇で民から許されるだろうか」
「もちろんです。むしろ私は、シルベール様に王族の血を引きながら平民に身を落とせ、と失礼なことを申し上げているのです。それはシルベール様が母君の罪を償う、ということの一つにはなりませんか」
「ううむ。だが、サリスフィーナよ。それでは其方には褒美にならぬだろう」
王は一度、チラリとリクを見た。
王様は、知っていたのかもな。
「クリスよ」
「はい」
「兄はこのように申しておるが、其方は何を望む」
「兄の提案をのんでいただけるのであれば、この上なく幸せでございます」
珍しく緊張で声の震えるクリス。
「シルベール、其方もそれで良いか」
「え、あ、はいっ!」
シルベールの声も震えていた。
2人のことは、なんとかなりそうだ。
それが運命なら、すんなりいくだろう。
それに比べて。
この暴動で死んだはずのリクと、もっと早くに消されていたはずの俺。
本来ならば、出会うことすらなかった2人。
俺らのことは、どうにも、ならない。
ただの平民の俺と、罪もない正しい王族のリクとでは、重なるものもない。
リクが望むのでなければ、何も、やりようが、ないんだ。
俺を望んでくれる、リクは、もういないんだな。
王がその場を離れ、順に皆移動を始める。
それを、最後まで、見ていた。
シフォンとクゥが俺を慰めようと、身体を擦り付けた。
俺達も、帰らなければ、ならない。
クゥが伸び上がって俺の頬を舐めるのと、カランが俺の目を拭うのが一緒だった。
だって、最後まで、リクと…………視線すら重ならなかったんだ。
ーーーーーーーーーー
鬱展開はここまでです
ダリアンとリクがその身体から剣を引き抜くのと、クリスの浄化の炎が激しく上がるのが同時だった。
黒が焼き尽くされると空から雨が降り始め、その上空、大きな青い龍が現れた。
青い炎の上に現れた青い龍は、元から一対であったかのように人々には見えた。
まるで大きな青い神が、クリスの浄化を援護しているように見えたのだ。
洗脳から解かれた人々は呆然とそれを見上げ、そこに言葉はなかった。
この長い苦しみが、今日で終わったことだけはわかる。
そして、怨嗟の大元が既にこの世にいないことも。
じわりじわりと喜びが湧いてきて、どこからか起きた歓声は次第に大きく響いた。
そして雨の降り続ける中、人々は帰っていった。
残るは、王族の面々と、重い空気。
「ベルフォンスは、父に成り代わりたかったのだな」
薄々気づいていたそんな言葉を皮切りに、王は妃と向かいあった。
祖父を同じくする父と彼。
ほんの少し違いで、この国に君臨していたのは彼の方だったのかもしれないのだから。
遠過ぎれば見ることすらない夢も、手の届くところにいてしまえば、それを掴み取りたいと、掴み取れると錯覚してしまうものだ。
「我はあの頃の其方を愛していたよ。父と母のように、其方を大切に慈しむ未来を、共に歩めると信じていた。それがたとえ、ベルフォンスの掌の上であっても」
一度も立ち上がることもなく、妃はハラハラと泣いた。
「……父に、言われたのです。弱い私では、夫の手綱を握れぬような私では、すぐに飽きられて棄てられると。陛下の愛を信じられなかった、私が愚かでした」
それはとても小さな声だったけれど、何故か皆の耳に届いた。
「一妃の命を奪い国を混乱させた罪は重い。二妃の全ての権利を剥奪し、生涯幽閉の身とする」
「……はい」
ほんの僅か、王と妃の視線は絡んだ。
「ダリアミルの処遇については、ベルフォンスをその手にかけたことを評価して、王族から籍を抜くに留め、我が弟ハシナウスへ養子に出すこととする」
ダリアンは王の言葉を受け、姿勢を正した。
ハシナウスはベルフォンスからダリアミルを遠ざけ、正しい王族としての務めを教育した王弟であり、国を守る騎士団の長である。
ハシナウスの元、ダリアミルはきっと国を守るにふさわしい騎士となるだろうと誰もが思った。
「シルベールについては、母の罪を償うため、修道院にてその生涯を全うせよ。国の安寧を祈りなさい」
その宣言を聞いた妃の手は大きく震えていた。
自身の子の行末までも、左右する業だと今更ながらに知ったのだ。
「さすれば、民の恨みもこれ以上には膨らむまい」
眉を下げて娘を見る王とは違い、シルベールは背筋をのばして凛と立っていた。
覚悟の決まった顔だった。
シルベールを惜しむ侍女達のすすり泣きに、彼女の人柄も知れた。
そしてクリスが……眩しそうにそんな彼女を見ていた。
俺はそっと天を仰いだ。
俺が話をきちんと知っていたら、変えられただろうか。
クリスに自分のことを打ち明けていたら、今とは違う結末を迎えていたかもしれない。
「さて、ミニマムの、兄弟よ」
「へ?はい!」
「はい」
「サリスフィーナよ。其方はルイベル川の浄化のみならず、アマデウル川の浄化にも尽力してくれた。今回のこの騒ぎの鎮圧も、其方の力が大きかっただろう。故に、其方に褒美を与えねばならぬ。其方の望みを申し出よ」
前にもこんなこと、あったな。
俺はちらりとリクを見て、それからクリスを見た。
俺の、望み。
と。
俺の、罪。
「私の、私の我が儘を叶えてくださるのなら、シルベール様をください。私の可愛い弟に、可愛い嫁を見つけてやるのが兄の務めだと思ってきました」
そこで、息を大きく吸った。
頑張れ、俺。
「兄さん?」
「サリスフィーナ様?」
2人の運命を、運命のままに。
この世界がストーリーから大きく外れることがないのなら、きっと大丈夫だ。
「国の安寧を、クリスが浄化する横で、シルベール様が共に祈ってくださるのであれば、一番苦しんだビアイラの民が喜びます」
そう、仕向けよう。
俺にはそのための知恵がある。
一度成人した経験のある、俺になら出来ること。
「国を混乱に貶めた母の血を引く者が、そのような処遇で民から許されるだろうか」
「もちろんです。むしろ私は、シルベール様に王族の血を引きながら平民に身を落とせ、と失礼なことを申し上げているのです。それはシルベール様が母君の罪を償う、ということの一つにはなりませんか」
「ううむ。だが、サリスフィーナよ。それでは其方には褒美にならぬだろう」
王は一度、チラリとリクを見た。
王様は、知っていたのかもな。
「クリスよ」
「はい」
「兄はこのように申しておるが、其方は何を望む」
「兄の提案をのんでいただけるのであれば、この上なく幸せでございます」
珍しく緊張で声の震えるクリス。
「シルベール、其方もそれで良いか」
「え、あ、はいっ!」
シルベールの声も震えていた。
2人のことは、なんとかなりそうだ。
それが運命なら、すんなりいくだろう。
それに比べて。
この暴動で死んだはずのリクと、もっと早くに消されていたはずの俺。
本来ならば、出会うことすらなかった2人。
俺らのことは、どうにも、ならない。
ただの平民の俺と、罪もない正しい王族のリクとでは、重なるものもない。
リクが望むのでなければ、何も、やりようが、ないんだ。
俺を望んでくれる、リクは、もういないんだな。
王がその場を離れ、順に皆移動を始める。
それを、最後まで、見ていた。
シフォンとクゥが俺を慰めようと、身体を擦り付けた。
俺達も、帰らなければ、ならない。
クゥが伸び上がって俺の頬を舐めるのと、カランが俺の目を拭うのが一緒だった。
だって、最後まで、リクと…………視線すら重ならなかったんだ。
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鬱展開はここまでです
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