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9.黒尖耳
しおりを挟む『あのう、、 なにかありましたか?』
仕事が1つ減ったかと思った矢先の御子に声がかかる
山神の声が聞こえていたのだろう
女村人が 何かと思い御子へ声をかけてきたのだ。
日本語がこの村でも口頭では通じるということを確認した御子は笑顔でその村人にファーストコンタクトを取った
『あのう、 実は私たちお金などがなくて困っていて、 えーと食べ物もなくて、、ただ働こうとは考えてはいるのですが、、
宿のようなところってありませんかね?』
御子は実感した 。
変態で仕方がない山神がいつもペラペラと話し始めるものだから忘れていたが 人に交渉するということはうまく話を持っていかないといけないということだ
嘘をつくな と 山神を否定してはいたが
はたして真面目に自分たちの処遇を話したとて それに受け答えしてくれる人は何人いるのだろうか、、
こんな子供を相手にしてくれるのだろうか
やはり、嘘の1つや2つつかなければ生きていけないのかもしれない、、
自分は口下手なのだと、、実感した
女村人は困ったような顔した
とはいってもなにやらフードのようなものと大きなマントのようなもので体の顔を隠しているため
少ししか顔は見えず表情がわかりにくいわけだが、
村人は 頭を掻きながら
咳払いをした
『ようするにタダで泊まれればいいのね? そして食事付き』
『はい、 そそ、そうです』
『まあ、稼ぎどころもあるけれど、、 うーん大変よ?』
『か、構いません!頑張りますから!』
御子の熱意に応じてくれたのかはいざ知らず、
女村人は不敵な笑みを浮かべて御子に腕を組み そそくさと歩き始めた
『え?あの、、その、、?実はあそこに倒れてる男も、、』
御子が指差して倒れこむ山神をさすが女村人は ニヤリと口角を上げてぼそりぼそりと御子が左の耳元に囁いた
『なぁ~に 邪教徒様たちも喜ぶことよ… 女だけで充分だわ…』
その女のフードがめくり上がり
顔が露わになる
顔の半分は火傷のような跡があり
目は白く濁っている。
もう半分の顔は美しい顔をしておりまつ毛が長い
白く透き通った髪の毛と尖った耳、褐色がかった 肌
それは異世界モノのゲームやアニメではよく見る 有名な種族だった。
御子はその姿を見てその女の顔を見て震えた。
『ダークエルフ…、、』
その声が聞こえたのか、女村人が
口を開く
ぐいぐいと御子の腕を引っ張りながら人混みの中を歩きながら
高笑いをする女村人が
御子の方を向いてこう告げた
『そうよ 私はダークエルフ族の
末裔で トイナカイ邪教信仰教の
団員の1人 、ネヴル フラシュタ。
あなた、 若いクセに体がえろそうだし、、 すこしばかり教えてあげるわよ おしごとの…大人の…
世間の、、厳しさってヤツをさぁぁああ! ヒューマン族の雌ブタァァァア あはははは』
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