異世界でもぐもぐしよ?

飲杉田楽

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18.ハロウベジタリアン①

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山神と御子が自称神と名乗る中年のオヤジから突然宣告された宿命を背負ってから2日が経った
2人は元の世界で行った警察沙汰になるようなことを繰り返していた。
もちろん、人殺しなどはしてはいない。だが、窃盗や強奪、暴力は
日に日に多くなっていった。
それが多くなるにつれ金やアイテムが手に入るようになった
それは強きものが得られるというこの世界ならではの風習に近いもので決して御子と山神の2人が自らしているものではない。
自動的に手に入るのである。
2日前、神と名乗ったオヤジは去り際にこう言った
『あと、おまえらにひとつだけマスターから伝言していいことになってるから教えてやる
ここはゲームの世界だ。
おまえらがどう足掻いてもクリアしなければこの世界から出られない。
とりあえず教えたからな?
モッグモグモグを倒せば戻れると、教えたからな?
ふふ。あばよ!クソがきども!』
と。
山神は絶望していた。
ゲームと知り一時期は喜んでいたが今は絶望していた。
長く苦しいステージがたくさん待っているという事実、そしてなにより、宿命からわかる通り
自分たちが自分たちの力でこの世界のラスボスを倒さなくてはならないと地道な冒険作業の始まり、
レベルアップをするための経験値の収集。
何かもが面倒になってきた。
ゲーム世界では死んでもおそらくはコンティニューする。
つまりは永遠と地獄を味わい続けなくてはならないということである。
山神は途方にくれすぎてすでに意識朦朧としていた。
そんな山神のあとを押しながら
御子は冷静に計画を練っていた。
この世界で仕事をみつけること。
ゲームと知りますます生活する必要があると御子は考えていた。
そして、もし勇者のような職業があるとすれば、なにより
自分たちのような能力者が他にいるとして、仲間に加えれば相当有利に物事が進める。
そう考えていた。
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