異世界でもぐもぐしよ?

飲杉田楽

文字の大きさ
17 / 26

17.宿命

しおりを挟む


『僕はなにもできないのか、、
あんな女の子1人救えずになにが、できるんだよ
これから先僕らが元の世界に戻るまで今みたいなことが続くのかな』
『山神、今の私たちじゃなにもできないわよ
聞いたでしょう?ヒューマン族ってのがタチが悪いクソ野郎だってこともそして私たちはそれと瓜二つ。
なにより、あの子が言ってたけれどモグモグの名前がまた出てきていたわ
おそらくこの世界でモグモグは最強なのよ。 王よ。
つまりはラスボスってことかもね、もしこれがゲームの世界だとしたら私たちはそのボスを倒さなくてはならないわけだし、
まだトリップしてきただけ、ましよね』
御子の分析と考察の前になにも言えない山神をただひたすらに苦しそうな顔をしながら俯いていた
そんな時だった突如暗闇から一筋の光が現れ月よりも明るい光が2人を照らした
その光は空からのものであり
太陽よりもまばゆいものだったが
段々のその光に目が慣れてくるとそんなにまばゆく感じることはなくなっていた
その光包まれながらなにやら無精髭を生やした男が2人を覗くようにして雲の隙間から顔を出した
それはまるで 神と形容するにふさわしい登場の仕方であったが
見た目がその辺に歩いていそうな中年ジジイのため2人の頭は少しばかり混乱しており
先に思わぬ言葉が出てしまった
そらは神らしきおっさんが
口を開いたと同時期に出た
『我が名は神。お前らには1つ宿命がある』
『いや、きもい。  』
神がその一言を言ったそのコンマ0.2秒ほど後に2人は同じことをいった。
きもい。  
それが2人の感想と初対面のおっさんへの印象だった。
『え?いまなんていった?俺神なんですけど?え?なに?は?』
神は低い声のまま冷たい目になっていく。
しかし、ここで謝るということを山神という男は知らない
『いや、すいません気持ち悪いです。まず空から見てこないでください僕より2つ上くらいのお姉さんから見下ろされながら笑われるのは本望に近いですけれどあなたような、、男…つーかヒゲ野郎に見てほしくありませんしいちいち喋る度に唾が飛んでくるこのリアリティはいらないですよ。
てかそもそも宿命とかどーでもいいから早く元の世界に返せよ
おまえあれか? 神の中でも下っ端の部類だろ?
神様がどんなもんかしんねーけど
そもそも何で僕ら2人が宿命背負わなくちゃならねーんだよ?
やだよ? 
早く返しておっさん』

『あのね! いいか?山神くん?
いいか、あのな、俺は神様な
おまえより上なの わかる?
あのね、ちょっと言葉汚いし
僕っていう一人称にしてはすんげえ合ってない言葉を使用するし、
キャラ崩壊もいいとこだから
やめようか! あと、御子さん!
あなたも止めてあげて。
この子の暴走を止めてあげて
もういいよ、いっその事 一人称、
俺にしてもいいから
ちゃんとキャラ定めて!
扱いに困るから!』
神は長々のツッコミをいれる
そんな神をあしらうかのような目で見据える御子。
そんな神の顔を汚そうに見上げる山神。
神はツッコミを止めて本題に入ることにした。
『あの、、もういいよ。
言うから この世界から元の世界へ戻る方法は1つ。
モッグモグモグを倒すこと
それだけ! じゃあね』

『え?ちょっとまてよ!おい!
神!どーゆーことだよ?』
神は山神の問いかけを無視して
嫌そうな顔をしながら雲の中へ帰っていった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

どうぞ、おかまいなく

こだま。
恋愛
婚約者が他の女性と付き合っていたのを目撃してしまった。 婚約者が好きだった主人公の話。

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

今更……助けてくれと……言われても……

#Daki-Makura
ファンタジー
出奔した息子から手紙が届いた…… 今更……助けてくれと……言われても……

【完結】モブ令嬢のわたしが、なぜか公爵閣下に目をつけられています

きゅちゃん
ファンタジー
男爵家の三女エリーゼは、前世の記憶を持つ元社畜OL。社交界デビューの夜、壁際でひとりジュースを飲んでいたところを、王国随一の権力者・ヴァルナ公爵カイルにスカウトされる。魔法省の研究員として採用されたエリーゼは、三年間誰も気づかなかった計算の誤りを着任三日で発見。着々と存在感を示していく。一方、公爵の婚約候補と噂されるクロード侯爵令嬢セラフィーヌは、エリーゼを目障りに思い妨害を仕掛けてくるが...

処理中です...