33 / 41
第三十三話
しおりを挟む
「土魔法〈神魔巨像〉!」
ゼータを中心に大きな魔法陣が展開された。
膨れ上がるゼータの巨体が館の壁や床を破壊し、その瓦礫を呑み込んで更に大きくなっていく。
『切り札をいきなり切ってきたか! 奴からは、強い信念を感じる……。この戦いに全てを賭す覚悟があるようだ。こうしたニンゲンは強いぞ……マルクよ。油断するな』
ネロがゼータをそう評する。
「信念だとか、正義だとか、難しいことはわからないけれど……僕はあの子には、絶対に負けないと思う」
僕はそう口にしながら、刀を抜いた。
ゼータの顔が怒りで大きく歪む。
「我を愚弄するか!」
ゼータの巨大な腕が僕へと迫ってくる。
以前よりも遥かに速い。
僕は触手を纏った腕で刀を振るった。
ゼータの巨大な腕に切断面が走る。
床を砕き、下の階層へと落下していった。
「黒武者の刀……〈月蝕〉か。偉そうにしておったが、奴も敗れるとはな! だが、そのお陰で我に復讐の機会が舞い込んできたのだから、好都合よ!」
周囲の瓦礫が集まり、あっという間にゼータの腕が再生する。
ばかりか、次々に館を崩壊させていき、どんどんと腕の数を増やしていく。
土塊の巨人はその姿を変容させ、三面六腕の異形を象った。
「なんだ、あの姿……こんなこともできたのか」
「この姿であれば死角はない! 前のように手足を削いで持ち上げることも叶わぬぞ!」
ゼータが吠える。
『……状況が悪いな。奴はいくらでも館の残骸で身体を補給できる。それに何より……契約精霊由来の再生能力も、以前と桁違いである。恐らく奴は、生命維持に必要なマナさえ、この戦いのために投じておる。逃げて時間を稼げばマナ不足で死ぬだろうが……引き換えに辺り一帯が更地になるであろうな。都市の中央である今、取りたい作戦ではない』
「そっか……じゃあ、早めに終わらせてあげないとね」
僕の言葉に、ゼータが目を見開く。
「この期に及んで、よくぞそのような言葉がほざけたものだ!」
ゼータの巨大な多腕が飛んでくる。
僕はネロの触手を用いて飛び回って移動し、辛うじて攻撃を躱していく。
避けきれなかった土塊の腕を、僕は身体を捻りながら刀を振るい、どうにか斬り飛ばした。
床に着地したとき、僕の横にネロが降り立った。
『その刀であれば、あのデカブツでも斬れるだろうが……。参ったな、まるで近づける隙がない。激昂しておるというのに正確な攻撃だ。ニンゲンの信念のなせる業か』
「どうしてあの子が侵略戦争なんかに命を懸けているのか、僕には理解できないよ」
「この世界を在るべき、正しき形に導くための聖戦である! 強者が栄え、弱者が滅びる! それは生ある者がいずれ死するが如く、絶対の真理! だが、今の王国は、秩序という建前の許に、卑劣な弱者が群れ、強者を虐げている! 世界を絶対的な力が支配する……自然な形へと戻す! それが我ら〈真理の番人〉の使命!」
ゼータが土の多腕を放ってくる。
僕はそれをどうにか凌ぎながら、彼女の言葉を聞いていた。
「そうか……だから君は、そんなおっかない外見の土塊にずっと隠れていたんだね」
「なんだと……?」
「強くなければ自分の主張を守れないから……せいいっぱい、自分の描いた、強い自分を主張していたんだ。黒武者は力に呑まれたと自称していたけれど……君はまるで、力に縋っているみたいだ」
「ほざけ! 貴様に何がわかる!」
一層苛烈にゼータの多腕が飛んでくる。
『奴の守りが、やや崩れた! 勝負を決めに来たようだ!』
ネロの叫び声と共に、僕は前に出た。
壁や床、天井を触手で弾き、一気にゼータへと接近していく。
触手で身体を守り、やや強引にゼータの多腕を往なした。
「ぐう……何故、何故、攻撃が当たらん!」
「……悪いけど、これで終わりだよ」
ゼータの巨体と接触し、僕は刀の一閃を放った。
大きな土の身体に斬撃が走り、館の一部を呑み込みながら全身が崩れていく。
その残骸の中に、ゼータの本体である少女が、血塗れで倒れていた。
僕の背後にネロが立つ。
『よくやったぞ、マルク! ……だが、少々危うかったぞ。マナ消耗が激しい今の奴は、どこかで攻勢に出ざるを得ない……。挑発してそこを引き出して叩くのはよかったが、それでも強引に接近し過ぎである』
「長引いたら館が完全に崩れちゃいそうだったし……それに、あの子の命にも関わるだろうって話だったから」
『やはりマルクは少々甘すぎるきらいがあるな』
ネロが呆れたふうに息を吐いた。
「貴様に、何が、わかる……。世間知らずの、ガキが。弱者に祭り上げられ、英雄気取りか?」
ゼータが呻き声を上げる。
「さぞ生温い地で生まれ育ったか。しかし、貴様もいずれ知るだろう。この王国では、力を持つ者は二分される……。兵器として利用されるか……危険分子として迫害されるか、その二つに一つ……。我の理解者は……居場所は、ヨハン様だけだった……」
「……僕も村では一人ぼっちだった。悪魔の子だって呼ばれて……神様への生贄として生かされていたんだ」
「だったら、何故……! 何故我らの邪魔をする!」
ゼータが怒りを顔に浮かべ、僕を睨む。
どうしてこの子に負けないと思ったのか、今わかった。
ゼータは僕と少しだけ似ていた。
ただ、彼女は色んなものを諦めて……世界を敵と味方に二分して捉えていた。
その理由が僕にはよくわかる。
きっと、そうやって他人に期待することを諦めてしまった方が、楽だったからだ。
そうして他者から逃げて、自分の殻に籠ってしまった彼女に、僕は負けたくなかったんだ。
「小さい頃……寂しくてよく、家の近くを通った子に声を掛けてたんだ。いつも無視されていたけどね。でも……昼に無言で通り過ぎて行った子が、夜遅くに僕の家に来たことがあった。『見張りの人がいたら親に密告されるから、いつも無視してごめん』って……お菓子をくれた。些細なことだったけど……それが僕は、凄く嬉しかった」
「…………」
「君の居場所が〈真理の番人〉にしかなかったんじゃない。きっと、君がそれ以外を見なかったんだよ。僕は君には、絶対に負けたくないと思った。だって『強くなければ居場所がない』なんて考え……あまりにも寂しすぎるよ」
「我……は……」
ゼータは何か言い返そうと口を動かしたようだったが、それ以上言葉は出なかった。
気を失ったらしく、ゆっくりと目を閉じ、動かなくなった。
言葉を発するだけの力が残っていなかったのか……それとも、返す言葉がなかったのかはわからない。
ゼータを中心に大きな魔法陣が展開された。
膨れ上がるゼータの巨体が館の壁や床を破壊し、その瓦礫を呑み込んで更に大きくなっていく。
『切り札をいきなり切ってきたか! 奴からは、強い信念を感じる……。この戦いに全てを賭す覚悟があるようだ。こうしたニンゲンは強いぞ……マルクよ。油断するな』
ネロがゼータをそう評する。
「信念だとか、正義だとか、難しいことはわからないけれど……僕はあの子には、絶対に負けないと思う」
僕はそう口にしながら、刀を抜いた。
ゼータの顔が怒りで大きく歪む。
「我を愚弄するか!」
ゼータの巨大な腕が僕へと迫ってくる。
以前よりも遥かに速い。
僕は触手を纏った腕で刀を振るった。
ゼータの巨大な腕に切断面が走る。
床を砕き、下の階層へと落下していった。
「黒武者の刀……〈月蝕〉か。偉そうにしておったが、奴も敗れるとはな! だが、そのお陰で我に復讐の機会が舞い込んできたのだから、好都合よ!」
周囲の瓦礫が集まり、あっという間にゼータの腕が再生する。
ばかりか、次々に館を崩壊させていき、どんどんと腕の数を増やしていく。
土塊の巨人はその姿を変容させ、三面六腕の異形を象った。
「なんだ、あの姿……こんなこともできたのか」
「この姿であれば死角はない! 前のように手足を削いで持ち上げることも叶わぬぞ!」
ゼータが吠える。
『……状況が悪いな。奴はいくらでも館の残骸で身体を補給できる。それに何より……契約精霊由来の再生能力も、以前と桁違いである。恐らく奴は、生命維持に必要なマナさえ、この戦いのために投じておる。逃げて時間を稼げばマナ不足で死ぬだろうが……引き換えに辺り一帯が更地になるであろうな。都市の中央である今、取りたい作戦ではない』
「そっか……じゃあ、早めに終わらせてあげないとね」
僕の言葉に、ゼータが目を見開く。
「この期に及んで、よくぞそのような言葉がほざけたものだ!」
ゼータの巨大な多腕が飛んでくる。
僕はネロの触手を用いて飛び回って移動し、辛うじて攻撃を躱していく。
避けきれなかった土塊の腕を、僕は身体を捻りながら刀を振るい、どうにか斬り飛ばした。
床に着地したとき、僕の横にネロが降り立った。
『その刀であれば、あのデカブツでも斬れるだろうが……。参ったな、まるで近づける隙がない。激昂しておるというのに正確な攻撃だ。ニンゲンの信念のなせる業か』
「どうしてあの子が侵略戦争なんかに命を懸けているのか、僕には理解できないよ」
「この世界を在るべき、正しき形に導くための聖戦である! 強者が栄え、弱者が滅びる! それは生ある者がいずれ死するが如く、絶対の真理! だが、今の王国は、秩序という建前の許に、卑劣な弱者が群れ、強者を虐げている! 世界を絶対的な力が支配する……自然な形へと戻す! それが我ら〈真理の番人〉の使命!」
ゼータが土の多腕を放ってくる。
僕はそれをどうにか凌ぎながら、彼女の言葉を聞いていた。
「そうか……だから君は、そんなおっかない外見の土塊にずっと隠れていたんだね」
「なんだと……?」
「強くなければ自分の主張を守れないから……せいいっぱい、自分の描いた、強い自分を主張していたんだ。黒武者は力に呑まれたと自称していたけれど……君はまるで、力に縋っているみたいだ」
「ほざけ! 貴様に何がわかる!」
一層苛烈にゼータの多腕が飛んでくる。
『奴の守りが、やや崩れた! 勝負を決めに来たようだ!』
ネロの叫び声と共に、僕は前に出た。
壁や床、天井を触手で弾き、一気にゼータへと接近していく。
触手で身体を守り、やや強引にゼータの多腕を往なした。
「ぐう……何故、何故、攻撃が当たらん!」
「……悪いけど、これで終わりだよ」
ゼータの巨体と接触し、僕は刀の一閃を放った。
大きな土の身体に斬撃が走り、館の一部を呑み込みながら全身が崩れていく。
その残骸の中に、ゼータの本体である少女が、血塗れで倒れていた。
僕の背後にネロが立つ。
『よくやったぞ、マルク! ……だが、少々危うかったぞ。マナ消耗が激しい今の奴は、どこかで攻勢に出ざるを得ない……。挑発してそこを引き出して叩くのはよかったが、それでも強引に接近し過ぎである』
「長引いたら館が完全に崩れちゃいそうだったし……それに、あの子の命にも関わるだろうって話だったから」
『やはりマルクは少々甘すぎるきらいがあるな』
ネロが呆れたふうに息を吐いた。
「貴様に、何が、わかる……。世間知らずの、ガキが。弱者に祭り上げられ、英雄気取りか?」
ゼータが呻き声を上げる。
「さぞ生温い地で生まれ育ったか。しかし、貴様もいずれ知るだろう。この王国では、力を持つ者は二分される……。兵器として利用されるか……危険分子として迫害されるか、その二つに一つ……。我の理解者は……居場所は、ヨハン様だけだった……」
「……僕も村では一人ぼっちだった。悪魔の子だって呼ばれて……神様への生贄として生かされていたんだ」
「だったら、何故……! 何故我らの邪魔をする!」
ゼータが怒りを顔に浮かべ、僕を睨む。
どうしてこの子に負けないと思ったのか、今わかった。
ゼータは僕と少しだけ似ていた。
ただ、彼女は色んなものを諦めて……世界を敵と味方に二分して捉えていた。
その理由が僕にはよくわかる。
きっと、そうやって他人に期待することを諦めてしまった方が、楽だったからだ。
そうして他者から逃げて、自分の殻に籠ってしまった彼女に、僕は負けたくなかったんだ。
「小さい頃……寂しくてよく、家の近くを通った子に声を掛けてたんだ。いつも無視されていたけどね。でも……昼に無言で通り過ぎて行った子が、夜遅くに僕の家に来たことがあった。『見張りの人がいたら親に密告されるから、いつも無視してごめん』って……お菓子をくれた。些細なことだったけど……それが僕は、凄く嬉しかった」
「…………」
「君の居場所が〈真理の番人〉にしかなかったんじゃない。きっと、君がそれ以外を見なかったんだよ。僕は君には、絶対に負けたくないと思った。だって『強くなければ居場所がない』なんて考え……あまりにも寂しすぎるよ」
「我……は……」
ゼータは何か言い返そうと口を動かしたようだったが、それ以上言葉は出なかった。
気を失ったらしく、ゆっくりと目を閉じ、動かなくなった。
言葉を発するだけの力が残っていなかったのか……それとも、返す言葉がなかったのかはわからない。
0
あなたにおすすめの小説
氷の精霊と忘れられた王国 〜追放された青年、消えた約束を探して〜
fuwamofu
ファンタジー
かつて「英雄」と讃えられた青年アレンは、仲間の裏切りによって王国を追放された。
雪原の果てで出会ったのは、心を閉ざした氷の精霊・リィナ。
絶望の底で交わした契約が、やがて滅びかけた王国の運命を変えていく――。
氷と炎、愛と憎しみ、真実と嘘が交錯する異世界再生ファンタジー。
彼はなぜ忘れられ、なぜ再び立ち上がるのか。
世界の記憶が凍りつく時、ひとつの約束だけが、彼らを導く。
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う
yukataka
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。
これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。
無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……
タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。
地味令嬢を見下した元婚約者へ──あなたの国、今日滅びますわよ
タマ マコト
ファンタジー
王都の片隅にある古びた礼拝堂で、静かに祈りと針仕事を続ける地味な令嬢イザベラ・レーン。
灰色の瞳、色褪せたドレス、目立たない声――誰もが彼女を“無害な聖女気取り”と笑った。
だが彼女の指先は、ただ布を縫っていたのではない。祈りの糸に、前世の記憶と古代詠唱を縫い込んでいた。
ある夜、王都の大広間で開かれた舞踏会。
婚約者アルトゥールは、人々の前で冷たく告げる――「君には何の価値もない」。
嘲笑の中で、イザベラはただ微笑んでいた。
その瞳の奥で、何かが静かに目覚めたことを、誰も気づかないまま。
翌朝、追放の命が下る。
砂埃舞う道を進みながら、彼女は古びた巻物の一節を指でなぞる。
――“真実を映す者、偽りを滅ぼす”
彼女は祈る。けれど、その祈りはもう神へのものではなかった。
地味令嬢と呼ばれた女が、国そのものに裁きを下す最初の一歩を踏み出す。
ボンクラ王子の側近を任されました
里見知美
ファンタジー
「任されてくれるな?」
王宮にある宰相の執務室で、俺は頭を下げたまま脂汗を流していた。
人の良い弟である現国王を煽てあげ国の頂点へと導き出し、王国騎士団も魔術師団も視線一つで操ると噂の恐ろしい影の実力者。
そんな人に呼び出され開口一番、シンファエル殿下の側近になれと言われた。
義妹が婚約破棄を叩きつけた相手である。
王子16歳、俺26歳。側近てのは、年の近い家格のしっかりしたヤツがなるんじゃねえの?
封印されていたおじさん、500年後の世界で無双する
鶴井こう
ファンタジー
「魔王を押さえつけている今のうちに、俺ごとやれ!」と自ら犠牲になり、自分ごと魔王を封印した英雄ゼノン・ウェンライト。
突然目が覚めたと思ったら五百年後の世界だった。
しかもそこには弱体化して少女になっていた魔王もいた。
魔王を監視しつつ、とりあえず生活の金を稼ごうと、冒険者協会の門を叩くゼノン。
英雄ゼノンこと冒険者トントンは、おじさんだと馬鹿にされても気にせず、時代が変わってもその強さで無双し伝説を次々と作っていく。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる