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翔side ③
しおりを挟む「僕、聞きたいことある!」
マサが一番乗りに質問をする。
「別にいいわよ。マサは何が聞きたいの?」
「……2人の本名は⁉︎」
俺は教えてくれないだろと思いサキとメグの2人を見つめた。
「「ひ・み・つ♪」」
やっぱりな……。2人の情報はシークレットだからな……。
「えぇ……ちなみに僕はモデルの”マサ”こと新庄 正樹で、こいつはモデルの”ショウ”こと成宮 翔だよ」
なんで俺のこともバラしてんだよ……。言う必要ないだろ。俺はマサに不満げな顔を向けた。
「知ってるわよ? 貴方達2人は有名だもの」
「あちゃー、やっぱり?」
「えぇ、ついでに言うと日本三大財閥の成宮と新庄でしょ?」
「あれ? そこまでバレてるのかぁ」
意外にもサキは色々なことを知っているらしい……。少しは俺たちに興味を持ってくれてたのかな? 俺はサキたちのことがもっと知りたくなり質問をする。
「じゃあ次は俺から質問しても良い?」
「どうぞ、聞きたいことは何かな? 答えられるものだったら答えてあげる」
「2人の高校は?」
2人は顔を見合わせ、悩んでいるようだった。高校もダメなのか……?
「うーん、言わなきゃダメ?」
「ちょっと、言いたくないよね? 私達は謎に包まれている存在だしねぇ?」
俺は無理に聞くことでもないと思い、無理なら言わなくていいと言った。そう言ったらヒントはくれるらしく、サキの言葉を待った……。
「じゃあヒントは親の学校に通ってるわ」
「いやサキ、それヒントになってなくない?
せめてもうちょっと簡単なのにしようよ」
親の学校って……サキは親がすごいのか? 私立ってことだよな……。俺が思いつくのは俺らが通ってるところぐらいだけど……。
しかも金持ち学校って余計俺らのところじゃね?
「なにそれ。知ってる金持ち学校って言ったら俺らの通ってる桜ヶ丘ぐらいだよな?」
「そうだな。でも、見たことないよ?」
「だよな」
「さぁて、私達はどこに通っているでしょうか? 見つけれるなら見つけてもいいわよ」
サキたちには、はぐらかされてしまったけど、やっぱり桜ヶ丘なのか? でもあそこの理事長って咲城財閥の夫人だよな? 跡取りの息子と娘が1人ずついたはずだけど……。
娘だけ会ったことないんだよなぁ、咲城夫婦と息子はパーティーにたまにきているから見たことはあるけど、凄い美形一家だったのは覚えてる。娘も整っているのだろうか‥…?
「……他に、何か聞きたいことはある?」
「じゃあ、いつから2人は仲良いの? やっぱりモデルを始めた時から?」
マサはまだ気になったことがあったのか質問していた。俺は少し考えたいから聞いているのに徹する。
「…………2人は今までに恋人いたことある!?」
っておい、マサ何聞いてんだよ⁉︎ それは心の準備ができてないって‼︎
「私は、ないよ」
「私もいない……けど、好きな人はいる」
「「えっ?」」
……ホッ、よかった。ってなんで俺が慌てるんだよ! というかマサ、メグのこと好きって言ってなかったっけ? 大丈夫か、あいつ。
「どうゆうこと! メグ、私聞いてない⁉︎」
「だって言ってないもん」
「ひどいよ! 親友だと思ってたのに‼︎」
「だって、サキは恋してないから恋バナできないじゃん!」
「……ごもっともです」
どうやらサキも知らなかったみたい……。隣のマサは大丈夫だろうかと見たら大丈夫ではなかったようだ。
「おい、マサ! しっかりしろ!」
「……大丈夫?」
「あぁ、多分?」
「…………マジかぁ」
どうやら戻ってきたみたいだ。これは相当落ち込んでいるだろうな。まさかメグに好きな人がいたとは……。
「まぁね、同じ学校の人なんだけど、私が困っている時に助けてくれたことがきっかけなんだぁ。でも相手は忘れていると思う……」
同じ学校のやつなのか……。ふーん、でもサキは知らなさそうだったから普段から接点はないんだろうなぁ……。
「……どんまい」
あ、マサがサキに慰められてる。……いいな。
「……そういえば、2人はどうなの?」
今度はメグが質問をしてきた。俺は、サキが気になるけど……まだ好きではないはず……これは、憧れの感情だ……。
「俺は、気になる人がいるけど……憧れの感情の方が強いな」
「へぇ、……良いね。マサは?」
「……僕も、気になる人がいる」
「へぇ、……学校の子?」
今度はマサの番になったようでメグに色々と聞かれている。多分メグのことを言ってるんだろうな。
「同い年の子ではある……」
「……へぇ、そうなんだぁ」
……マサが答えていくごとにメグの顔がを曇っていっている気がする? どうしてだ? まさか、な……。
「皆さーん‼︎ そろそろ始まりまーす。集まってくださーい」
出番が来たみたいだ……。
「ちょうどよかったな」
「そうだな、俺らも行くか」
俺達は控え室を出て、撮影現場に向かったーー
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