男なのにサキュバスとして生まれてきてしまったぼくの恥辱な運命

橋元 宏平

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第8話 親友 🔞

 ぼくには、みなみくんという幼馴染の親友がいる。
 小中は同じ学校で、家も近いから毎日遊んでいた。
 僕と南くんは共依存の関係で、お互いベッタリだった。
 高校へ進学するにあたって「このままじゃダメだ!」って、思った。
「南くん離れしよう」と決意し、思い切って別の高校へ進学した。

 サキュバスの本能が覚醒かくせいしてから、「やっぱり別の高校で良かった」と思っている。
 だって唯一無二の親友に、サキュバスだなんて知られたくない。
 絶対引かれて、絶交されるに決まっている。
 それだけは、嫌だ。
 ましてや、南くんを襲うなんて絶対にしたくない。
 南くんとは、ずっと親友でいたい。
 僕の気持ちなんて知らない南くんは、たまに会うと昔と変わらない距離感で接してくる。

「あ、北くん。今、暇? これから遊ばない?」

 その距離感が嬉しい反面はんめん内心ないしん冷や冷やしている。
 親友の関係を壊したくない僕は、サキュバスであることを懸命に隠し続けている。
 南くんと遊ぶ時には、必ず塩ちゃんからたっぷり精液をもらった後にしている。
 精液に飢えてさえいなければ、僕は普通の人間と変わりない。
 飢えている時に会ったら、南くんを襲いかねないからね。

 🦇

 受験シーズンとなって、塩ちゃんとなかなか遊べなくなった。
 セックスフレンドの関係は続いてるけど、回数は格段に減った。
「受験勉強の息抜き」と言い訳して、週一で誘って精液をもらっている。
 精液をもらえないと、動けなくなっちゃうから。

 体は変わらず塩ちゃんを喜んで受け入れて、むさぼっている。
 四つん這いになった僕の腰を掴み、塩ちゃんが後ろから腰を突き挿れている。
 塩ちゃんの精液で、腹がパンパンに膨れ上がっていく。
 突き挿れられる度に、中出しされた塩ちゃんの精液が僕の後孔からあふれ出る。

「あぁんっ! もぉ、むりぃ! おなかいっぱい……っ、あふれてるぅ……っ!」
「あふれた分、注ぎ足してあげる。ほらっ、ここ好きだろっ?」
「やらぁっ! しおちゃぁん……っ! そこらめぇ……っ!」

 前立腺をゴリゴリ突かれて、僕は快感で背を反らせてヨガリ狂った。
 3年近くも僕を抱き続けている塩ちゃんは、僕の好いところを知り尽くしている。
 首と耳と背中を舐められると、背中と腰がゾクゾクする。
 乳首をクリクリこねられたり爪を立てられると、後孔がヒクヒクする。
 後孔は精液を垂らしながら、塩ちゃんのモノを美味しそうにしゃぶっている。

 大好きな前立腺をこすり上げられると、気持ち好すぎて自分から腰を振る。
 最奥までガツガツ突き上げられると、甲高い嬌声が止まらない。
 チンコはビクビク震えて精液をまき散らし、僕の胸と腹を真っ白に汚している。
 快感攻めにされて、何度目とも知れない絶頂に達する。

「あっあっあっぁあ~っ! そんなされちゃ、ぼくっ、またイッちゃう……っ!」
「北ちゃん、すげぇ気持ち好さそう! ホント、淫乱で可愛すぎる……っ!」 
 
 たっぷり中出しされる精液は美味しいし、めっちゃ気持ち好い。
 でも、身体は満たされているのに、心が満たされない。
「足りない」と、心が叫んでいる。
 でも、何が足りないのか、分からない。
 最近、ずっとこんな気持ちが続いている。
 
 セックスが終わると、塩ちゃんが口を開いた。

「北ちゃん」
「ん?」
「卒業したらさ、こんなこと出来なくなるね」
「あ、そっかぁ」

 名残惜しそうに、僕の頭を塩ちゃんが優しい手つきで撫でる。
 高校を卒業したら、今までみたいに週一でセックスなんて出来なくなる。
 そしたら、誰から精液をもらえば良いんだ?
 その時、頭に浮かんだのは南だった。

 南くんだったら、どう抱いてくれるのかな。
 南くんとのセックスは、気持ち好いのかな。
 南くんの精液は、美味しいのかな。

 いやっ、だから! 南くんは絶対ないってっ!

 🦇

 それからというもの、寝ても覚めても南くんのことばかり考えてしまう。
 今頃、何してんのかな。
 ちゃんと、受験勉強やってるかな。
 一緒に、ゲームがしたい。
 あの笑顔が見たい。
 笑い声が聞きたい。
 とにかく、会いたい。

 でも、僕も南くんも受験生で遊んでるヒマなんてない。
 高校生活も、残りわずかとなった。
 最近の僕は机にかじりついて、必死に受験勉強をしている。
 だけど僕の理性とは裏腹に、南のことで頭がいっぱいで勉強に身が入らない。

 なんか、無性むしょうに腹が立ってきた。
 こうなったら南くん家に押し掛けて、一発殴らないと気が済まない。
 アイツが苦手な数学の分厚い参考書を、武器として持ってってやる。

 もしかしたら、一緒に勉強することになるかもしれない。
 一応、勉強道具も持って行こう。
 南くんの部屋で、ふたりっきりの世界で勉強出来たらいいな。
 勉強しながらふたりで遊んじゃって、勉強にならないかも。

 出掛ける準備をしながら、自然と顔が笑みを浮かべていた。
 ムカついていたはずなのに、いつの間にか南くんと会えることが楽しみになってる。
 いやだって、南くんは親友だし?
 親友と遊ぶのが嬉しいのは、別に普通だよね?
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