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【真朱】の初めて R18
しおりを挟む忠臣が「お主と繋がりたい一心であった」と熱っぽく語った。
(これから、誰にも紅さまにも触れられた事のない体を暴かれる。こんな事なら待つんじゃなかった。いつか、なんて訪れないのはわかっていたことなのに)
真朱はこの任務を軽はずみに引き受けた事を心底悔やんだ。
真朱の胸にある薄紅色の尖りを、忠臣が念入りに貪っていた。
むしゃぶりつきながら長い時間をかけて乳房を可愛がられ、擦れて熱を持った二つの尖りは紅色へと代わっていた。その頃には真朱の頬も紅色へと変化していた。唾液で濡れた紅色が妖しく光る。
(紅さまから抱いてくれるのを待つんじゃなかった。悔しいのに、紅さまじゃないのに体が)真朱が、涙を一筋流した。
「今まではおなご達を触ったことがないゆえ不勉強であったが、余も色々と学んだのじゃ」
喜々とした声色の忠臣が、真朱の体を堪能するように丁寧に愛し始め、硬く閉じた蕾も、驚くほど長い時間をかけて解し、挿入した。
「ようやくお主と一つになれた」
忠臣の言葉は少し震えていた。ゆっくりと繋がっている所を揺さ振りながら、忠臣の視線は真朱を捕らえていた。気弱さのない、強い真っ直ぐな目で真朱を見つめていた。
「ああ、どれだけこの時を待ったことだろう」
深く繋がった瞬間に、感無量の如く忠臣が呟いた。
「もう待てぬ。本格的に動くぞ」
驚くほどの甘さを含んだ声色に、真朱が戸惑の表情を浮かべた。
ゆっくりと忠臣が動き始めた。時折角度を変えながら、何かを探っているようだった。
「んん、ああっ」
「ようやく見つけたぞ。これでやっとお主を気持ちよくしてやれる」
忠臣が狙いをすませて同じところを突き始めた。
「や、やだ、いや」
今まで抵抗らしい抵抗をしなかった真朱が身じろぎ始めた。
「余を拒むことは許さぬ」
忠臣に体勢を変えられ、今度は後ろから一気に貫かれた。そのまま力任せに突き上げられた真朱が「ん、やぁっ」と背を仰け反らせた。
「余を拒むな。拒んだら仕置きじゃからの」
忠臣が真朱のシミ一つ無いうなじに噛み付いた。
「やだ、止めて。痛い、やだやだ。あっ、そこ触らないで。そこだけは嫌」
「これ程まで硬くして、蜜まで滲ませて嫌とはのお。
そうか、お主の聖地はここか、ここがお主の最も守りたい所か。
ならば、余はここを奪うまで」
真朱の下肢に回された忠臣の手のひらに、真朱の不本意な熱が握られた。
「嫌、嫌、そこだけは触らないで。ああ、ああ」
忠臣の無骨な手が真朱の熱を更に引き出すように擦り上げる。
「余を拒むでないと何度も言わせるでない。
言葉で言ってもわからぬなら、その身に覚えるさせるまで。
何度でも仕置きをするまでのこと」
忠臣が再び、うなじに噛みついた。
「やだ、ああ。ああ、やだぁ」
(いや、いや、出ちゃう。紅さまっ。助けて紅っ)
真朱が何度も紅の名を心の中で叫んだが、物理的に責められた体はもう、真朱の意思を聞く事は無かった。
忠臣に再びうなじに噛み付かれたまま、真朱が極めるまでそれは続いた。
「ん、ああーーっ」
とうとう真朱が、忠臣の手に快楽の証を放ち、そのまま気を失った。
忠臣も真朱に噛み付いたまま、より奥深くに種付けでもするように腰を密着させて体をブルリと震わせた。
それは、さながら獣の雄が交尾の際に雌を服従させる行為に似ていた。
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